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    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

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    らいか⛩

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    n番煎じな気がしないでもないK暁です
    うっすらとしたK暁です

    #K暁

    ー父がいたらあんな感じなのか…いや、僕が持つこの気持ちはそんな簡単なものじゃない…ー

    暁人は唯一の家族の麻里を失い両親に別れの挨拶をして鳥居を潜りKKとも二度と逢うことが無い別れを済ませた。
    失うことが多い夜だった。KKが体から消えたと同時に暁人が扱えたエーテルは見る影もない、勿論霊視もできないグラップルもできないそもそもマレビトを視る事もできなくなったのだ。
    あの夜が夢だったのではないかと錯覚を覚えるぐらい日常は普通に進む。進む、進む。
    唯一手元に残った彼の物は写真が入ったパスケース。これも時期手放す時が来るのだろう。
    全てが終わって人々が戻った後エドにKKの事を聞いた。
    KKのアジトには何もなかったからだ。彼の事が分かるものがなにもかも。分からないだらけなのにKKは伝言と言う名の遺言を暁人に託したのかと苦笑いを浮かべるしかなかった暁人の前にエドが現れたのは僥倖だったのかもしれない。
    KKが体の中にいた時にできた事が今はできないから手伝えないと伝えたら残念そうにしていたが何かあったら連絡してくれと連絡先を交換した。
    その後はもう目が回るぐらい大変だった。
    KKの家族を探してKKの遺言を伝えパスケースを渡そうとしたが要らないと断られ彼の写った写真をついでに渡されまた一つ彼の物が増えたなと嬉しくなったりして…。
    でも彼はもういない。暁人の心を痛めるには充分な事実だった。
    暁人の弱く柔い部分を見せまたKKの弱いところを見れたあの夜、きっと彼に恋をしたんだろうと暁人は思う。
    最後の最後まで軽口を言い合ったあの時が懐かしく、そして悲しくなる。

    「たまにKKがいるんじゃないかって見てしまうんだ。また、マレビトに向かって暴れてるんじゃないかって…」

    1人言い訳を零すもそれを聞く者は誰もいない。それは暁人が路地裏にいるからだ。
    たまにKKを探してしまう。もう彼はいないのに。
    じっと路地裏の奥を見ていると何故かその奥は靄がかかり傘を差した…
    そう、傘を差した黒いスーツを着た何かが暁人を見ていた。

    「っ!」

    忘れていない。忘れるわけない。それはあの夜散々出会ったマレビトだからだ。
    マレビトを認識した瞬間暁人の体からエーテルが流れる感じがした。

    そしてどこからか「こちらの世界へようこそお暁人くん」といない筈の彼の声が聞こえた気がした。
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    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
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    32honeymoon

    CAN’T MAKEたまには肉体アリif世界のけけあきちゃんたち。
    ・Kも暁もお互いべた惚れです。あまあま砂糖吐きちゅうい。
    ・常にKおじ視点です。台詞回しに違和感があったらごめんなさい。
    ・特に本編のネタバレはありません。あまいちゃパラレルワールドの2人だと思っていただければ。
    ・えちえちシーンはまた別途。というわけでとても短いです。えち期待してたひと、明日までお預けね。
    『どこまでもふかく、きみと一緒に』「なあ、明日は外食でもしようぜ?たまにはいいだろ」
    ふと思い立ってかわいい恋人をデートに誘ってみたというのに、返ってきたのはつれない答えだった。
    「ごめん、夜コンビニのバイト入れちゃってさ。人足りないって言うから、引き受けちゃったんだよね」
    「はあ?前もンな事言って無かったか」
    「うん。まあ、この時間その分時給もいいしね。明後日は3限からだから、遅くなってもなんとかなるかなって」

    …全く。お人好しも大概にしろよ。折角の誘い断りやがって。
    何となく面白くなくて、オレはふと、こんなことを聞いてみた。

    「なあ。暁人クーン。オレとバイトと、どっちが大事なんだよぉー」
    「…は?」

    突然の言葉に、文字通り目をまん丸くして、皿洗いを終えたばかりでエプロンを外す手が止まる。
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