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    らいか⛩

    @raikasandesuyo

    25↑腐のもの大好き
    今はK暁の二次創作ばかりの書いてますが新人(?)……。
    2022年に書き始めたばかりなので至らない所が沢山ありますがご了承下さい…。

    リアクションや応援絵文字ありがとうございます。いつも励みにさせて頂いております

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    POIPOI 24

    らいか⛩

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    ハロウィンですので!
    鬼×天使のK暁です

    終わりが無理やり感あるですが…許してください…

    #K暁

    「あんた旅の人かい?」

    深々とフードを被りいかにも旅人ですという身なりの人が商店で果物を見ているのを店番をしていた老婆が声を掛けてきた。

    「あ、はい。そうです」
    「それなら今日はどこかに泊まった方がいい。このまま村を出ていくと危険な鬼に喰われちまうよ」

    声を掛けられた人、声からして男が肯定すると老婆は慌てて宿泊を勧めた。それに首を傾げ「どうしてですか?」と聞くと老婆は昔話をするかのように声を紡ぐ。

    「大昔に森の奥にある使われてない邸に鬼が住み着いてからというもの、皆恐怖に震え討伐隊まで呼ぶ始末さ。だけど討伐隊は帰って来ず夜になると必ず家に帰る決まりになったのさ」
    「鬼が…人を食べたんですか…?」
    「そう聞いたよ。」

    念を押すかのように「絶対明日の朝出なさい」と言い果物を売ると旅人を見送った。
    旅人は宿に泊まるフリをして村を出ると老婆が言っていた森の奥を進んでいく。
    暫く歩くと大きな邸が見えてきた。

    「ここか…やっと、やっと会える…」

    男はゆっくりと邸に近づくと草を掻き分ける音が聞こえピタリと歩みを止める。

    「誰だ」
    「…っ!」

    その草を掻き分け現れた人物は男が会いたがっていた人物でその人物の見た目は40代ぐらいの見た目に髭を生やし目に光のない男だが人間にはない角を生やしていた。

    「会えた…」
    「あ?…誰だかしらねぇがここは鬼が出るって聞いてるはずだが?」

    声を掛けられた男はフードを深く被ってるせいで顔が見えないため鬼は首を傾げるが見た目からして知らず警戒を示す。

    「僕だよ、覚えてない…?」
    「…?…っ!お前…!」

    男はフードを外すと顔を顕にした。それを見た鬼はその人物を思い出したのか目を見開き駆け寄る。

    「暁人か…!」
    「うん…うん!やっと会えた…!」

    暁人と呼ばれる男は駆け寄って来た鬼に抱き着いて温もりを感じる。それに鬼はそっと抱き締め返すも暁人がなぜここにいるのか疑問に思いそっと離れ声を掛けた。

    「それよりなんでこんなとこにいるんだ?お前天界の人間だろ」
    「それなんだけど…やっぱりあの時人間に傷付けられた羽根は元に戻らなくて天界に帰れなくなっちゃったんだ…」

    遡ること大昔、そう、鬼がここに住み着く前の話だ。
    鬼は見た目から人間に疎遠にされるか実験台にするため捕まえようとした人間に追われる日々を送っていた時人外を売り捌く闇市の人間が連れていた子供を見つけた。
    鬼には遠い昔に人間との子供を授かっていたが周りの人間によって虐げられ殺された記憶がありその連れられている子供を見て何故か放っておけず助けた。
    それが暁人だ。暁人には両親と妹がいたが暁人が捕まる前に殺されたらしい。抵抗された為痛みで支配しようとしたが失敗し暁人のみ捕まえざる得なかった。暁人も暁人で片翼は付け根から千切れ今にも落ちそうなほど重症で意識も朦朧としていた。連れていた、ではなく引き摺られていたというのを理解したのは鬼が人間を全て殺した後だった。
    それからは知り合いの人外に暁人を任せ去ったのだ。
    だが去る前に暁人から「もし羽根が治らなかったらお嫁にしてください」と可愛いお願いをされ了承した。翼は治るだろうとこの約束も忘れるだろうと思ったからだ。
    暁人は傷付いてない翼から羽根を一片取ると鬼に渡す。
    それが暁人との出会いだ。

    「ねぇ、鬼さん、約束覚えてる?」
    「あぁ、勿論だ。名乗るの忘れてたが俺はKKだ。もう離せないがそれでも後悔しねぇんだな?」
    「KK…KK…そっか、やっと呼べる…後悔なんてしない。寧ろ嬉しいよ」

    種族の違いでこれから大変な思いをするかもしれないがきっと笑い合って生きていけるだろう、そう確信する2人は再び再会の抱擁を交わしたのだった。
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    らいか⛩

    DONE25日はK暁デーのお題「犬or猫」です

    素敵なお題ありがとうございました!
    とても楽しかったです
    「お、いたいた、俺の話聞いてくれるか?」

    煙草を吸いながら隣に来た中年男は自分に目もくれず話し始めた。
    聞いてくれるか?と言っているが実際返事を聞く前に語り始めているのを見ると聞かないという選択肢はないようで男をジッと見つめる。

    「俺の恋人兼相棒がそこにいるんだが、あいつはやたらと犬や猫に好かれやがる。あの日も…おっと、あの日って言ってもわからんだろうが、簡単に言えば命懸けの共同作業をしたんだよ。で、あの日もあいつは犬を見たらドッグフードを与え猫を見たら撫でたり声をかけたりと俺が引くぐらいさ。つまり恋人さまは根が優しくてなぁ…そこにマレビトも妖怪も寄っちまう程で俺ぁ心配でたまんねぇ。今もマレビトに怯えて逃げてた犬やら猫がマレビトを祓ったお陰なのか戻って来て恋人さまを奪いやがる。正直面白くねぇな。あいつの良さと言えば聞こえはいいが、俺だって…あ、いや、なんでもねぇ。……話を戻すが、俺は犬や猫に好かれねぇ質でな、こっちには来やがらねぇ。俺にとっちゃ良いことだがな。おい、今苦手なんだろとか思っただろ?苦手じゃねぇよ、あいつらが俺を苦手なんだ。そんなに好きなら自分家で飼えばいいだろって言ってみたがたまに触るから良いんだとよ。本当に人並みの好きなのか?まぁ、そこはいい。別に議論するつもりもねぇしな。っと、俺は餌なんて持ってねぇよあっちいけ」
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    32honeymoon

    CAN’T MAKEたまには肉体アリif世界のけけあきちゃんたち。
    ・Kも暁もお互いべた惚れです。あまあま砂糖吐きちゅうい。
    ・常にKおじ視点です。台詞回しに違和感があったらごめんなさい。
    ・特に本編のネタバレはありません。あまいちゃパラレルワールドの2人だと思っていただければ。
    ・えちえちシーンはまた別途。というわけでとても短いです。えち期待してたひと、明日までお預けね。
    『どこまでもふかく、きみと一緒に』「なあ、明日は外食でもしようぜ?たまにはいいだろ」
    ふと思い立ってかわいい恋人をデートに誘ってみたというのに、返ってきたのはつれない答えだった。
    「ごめん、夜コンビニのバイト入れちゃってさ。人足りないって言うから、引き受けちゃったんだよね」
    「はあ?前もンな事言って無かったか」
    「うん。まあ、この時間その分時給もいいしね。明後日は3限からだから、遅くなってもなんとかなるかなって」

    …全く。お人好しも大概にしろよ。折角の誘い断りやがって。
    何となく面白くなくて、オレはふと、こんなことを聞いてみた。

    「なあ。暁人クーン。オレとバイトと、どっちが大事なんだよぉー」
    「…は?」

    突然の言葉に、文字通り目をまん丸くして、皿洗いを終えたばかりでエプロンを外す手が止まる。
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