石乙散文 掌で触れれば柔らかくてでもしっかりとした弾力もある。その谷間に顔を押し付けながら、その感触を味わっていた。
「…………おい」
そんな乙骨の頭上から、そんな低い声が聞こえて、でも顔を押し付けたまま視線を向ければ、眉を寄せて、不機嫌と言うよりは戸惑ってる表情が見えた。
「オマエ……何やってんだよ…」
ベッドの上に横たわり、首だけあげてこちらを見ている。ちなみに乙骨はそんな彼の上に乗っかって、彼の胸筋もとい雄っぱいの感触を手と顔で味わっていた。
「…石流さんの、おっぱいを味わってます…?」
だからそのままそう言えば、「おっぱいってなぁ~~」と呆れたように言った。
「そこはむしろ筋肉だろ?」
「そうですけど……胸だからおっぱいじゃないですか」
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