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    おもち

    5/5頃にアカウント削除します。ぷらいべったーはそのまま置いておきますので読み返したいと思ってくださる方がいればそちらをブクマなどしておいてください。すみません。→https://privatter.net/u/mckpog

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    おもち

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    PsyBorg。喧嘩をするフリしてただいちゃついてるだけになっちゃった。

    #PsyBorg

    「浮奇」と大好きな声が俺の名前を呼んだけれど、振り向くことなくほっぺを膨らませてスマホをいじり続けた。もう一度、今度は「うきき……」と抱きしめたくなる声で、彼が気に入って使う可愛らしい愛称が耳に届く。俺は唇を噛み、目に力を入れて後ろを振り返った。
    「俺、いま怒ってるから」
    「わかってる。でも、……いや、悪い、一人にしたほうがいいか? 顔を見たくないようならどこかに行ってくる」
    「……」
    「……買い物に行ってくるよ。夕食のデザート用に、なにか甘いものを買ってくる」
    「ばか」
    部屋を出て行こうとする彼に向けて、抱きしめていたクッションを投げる。驚いた顔をしながらそれをキャッチするからもっとムカついてもう一つのクッションも投げれば、彼はそれを顔で受け止めた。わざとそうしたんだって分かって、彼を睨みつける視界がわずかに滲む。
    「浮奇、近づいてもいいか? 隣に座っても?」
    肯定も否定もせず睨み続ければ、彼は床に落ちたクッションを拾って軽く叩いたあと、慎重な動きで俺の方へ足を踏み出した。そのままゆっくりソファーの横を回り、俺の視線を受け止めたまま腰を下ろす。
    「どうしようもない男でごめんな? いつも浮奇を怒らせてばかりだ」
    「……許してあげない」
    「ああ、簡単に許さなくていい。浮奇の気が済むまで謝らせてくれ」
    「……、ばか、あほ、へんたい」
    「その通りだ。すまない」
    「……本当に悪いと思ってるの」
    「思ってるよ。ごめん、俺が悪かった、全部俺のせいだ」
    真剣な顔で謝るふーふーちゃんを見ていたら、イライラしていた気持ちが少しずつ減っていくのを感じた。膨らませていたほっぺから空気を抜き、唇を尖らせて拗ねた表情を作る。俺のことをじっと見ているふーふーちゃんならきっとその変化にも気がついたはずけれど、彼はまだ謝罪の言葉を唱え続けていた。俺が許すって言うまでいくらでも謝るつもりなんだろう。真面目というか、馬鹿正直というか……。
    本当のところもうほとんど怒りは残っていなくて、それより目の前にいるのに彼に触れてもらえないことにヤキモキし始めてしまった。いつもはこの距離感にいたら彼の手が俺の頬を優しく撫でて、ぎゅうっとハグして、甘くキスをしてくれるのに、謝罪中の彼は膝の上で握り拳を作っていて俺に触れる気配もない。
    「……ふーふーちゃん」
    「ああ」
    「許してほしい?」
    「もちろんだ」
    「……じゃあ、交換条件」
    「なんでも言ってくれ」
    「……とびきり甘いキスをちょうだい」
    「……、……もしかしてもう全然怒ってないか?」
    「怒ってるもん」
    「ふ……。わかった、他には? 今の俺は浮奇の奴隷だ。好きなことを言っていいぞ」
    「んー……今日の夜は、俺の好きなセックスをさせて?」
    「……具体的には」
    「奴隷にわざわざ教えてあげる必要ないよね?」
    「オーゥ……もちろん、すべて、浮奇の好きなように」
    「へへ。あとは、夕食のデザート、一緒に買いに行きたい。手繋いで行こ?」
    「……オーケー」
    「ん、じゃあ、まずはキスとハグ、ふーふーちゃんのとびきり甘いやつしてくれたら許してあげる!」
    「……おまえには敵わないな」
    目尻を下げて優しく笑ったふーふーちゃんは、ようやく俺に手を伸ばし、いつもの数倍甘い瞳で俺を見つめて頬を撫でた。顔が近づいてもその瞳から目を逸らせずに、視線を絡めたまま唇を重ねる。濡れたリップ音に頬が熱くなり、俺は目を細めて舌を伸ばした。喧嘩の後のキスの甘さが好きだなんて言ったら、今度はふーふーちゃんが怒っちゃうかな?
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    Meredith_D

    REHABILI*不是BE,放心服用。
    *OOC歸我,一切勿上升主播

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      你曾坐在火車上,看著朝背後呼嘯而去的窗外景色,思考過也許自己其實沒有移動,而是這世界在遠離你嗎?
      Sonny常有各種天馬行空的疑惑,大多像網站的彈跳式廣告,出現的時候吸引你的注意力一秒,拋出問題、關掉廣告,答案或後續如何也不重要。
      但是當自己如溺水般被無止盡的問題所包圍時,他不知道是現實還夢境囚禁了他的思想與身軀。
    Sonnyban - 清醒夢  VSF這段時間加入了許多新隊員,作為隊長、同時也是隊內最出色的執行者,他在出任務、帶新人和文書工作之中分身乏術。
      好幾次在忙碌的一天後,他累得只能甩掉沾上血跡的外套跟護甲,坐在總部辦公室角落的椅子上,抬腳勾過旁邊的椅子,用盡全身最後的力氣把雙腳交疊在上,厚重的靴子敲擊椅面發出沉重的聲響,而他毫不在意,瞬間沉入睡眠。
      這麼疲累的狀況,按理不應該作夢。
      但是這半年多來,他持續地做著一場幾乎不中斷的清醒夢,到了最近甚至無法辨別自己身處現實還是夢境。


      他夢見自己在某次任務中意外穿越時空,到了一個和現實極為相似、卻屬於歷史的時代,而他加入了新的團體,認識了許多人。
      和他差不多時間加入的幾個人也跟他一樣透過穿越時空到了這個地方,其中就包括了Alban。
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