悟空もチチも酒は飲めて、それなりに杯を重ねることができる。
どちらも二日酔いも経験してのこれまでだが、一番美味かった酒は何かと問われると曖昧に笑って答えを濁す。
ビールは苦いが喉越しを楽しめるようになっていた。チチとしてはコップ一杯でいいかなと思い、悟空としてはその次に彼女が飲むことが多い果実酒は少し甘い。
後は今の生計を立てているのが農業ということもあってか、様々な作物から作られた酒を小瓶で楽しむようになっている。
酒を美味いと感じられるようになっていた。
でもアルコールを含んだ後の口付けの酩酊間に勝るものは未だない。