eastdragon_DB @eastdragon_DB我、ナゾノイキモノぞ! ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 109
eastdragon_DB☆quiet followTRAINING【第12試合】『ベンチ〜bench〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi 「お義父さんってお義母さんのこと、本当に大好きよね」「? いきなりどうしたの、ビーデルさん」「ごめんなさい、特になにかあったとかじゃあないんだけど、なんていうのかな、しみじみ分かっちゃって。お二人の子供である悟飯くんにはそんなの当たり前じゃないかってなるかもだけどね」「いや、息子だからこそ気付けていないところって多分あるんじゃないかな。ちなみに…ビーデルさんが思ったのってどういうの?」「えっとね。ほら、今日みんなでお出かけしてて、ちょっと喉が渇いたからって今このお店飲み物買おうとしてるでしょ」「悟天のやつはジュースもアイスもってなってて悩んでるのに付き合ってる僕たちだよね」「そう。で、お義母さんはちょっと疲れたからってあそこのベンチで座って待ってるってなったでしょ。それに、お義父さんが一緒に座って待ってるっておっしゃったときに思ったの」「父さんが母さんのことを好きだなって?」「うん。だって、ちょっと怒られそうだけど、お義父さんこそ悟天くんと一緒に何食べよう、何を飲もうって悩みそうなものじゃない」「確かに。飲み物は適当でいいっていうのは父さんっぽいけど、『疲れたから座ってる』ってのは…まぁ父さんっぽくないね。だって、父さんなんだし」「ね。あの二人掛けのベンチに、お義母さんと一緒に座りたかったのよ。そう思ったらつい、口にでちゃった」「ありがと、ビーデルさん」「 ? 」「ビーデルさんのおかげで、父さんと母さんのこと、なんだかもっと分かることができた気がする」「嫌じゃない?」「まさか。ビーデルさんのおかげで、父さんのことも母さんのことも、悟天のことも、それから、ビーデルさんのことももっと大好きになれる気がするよ」 手にしたプラスチック容器の中で、炭酸がはじける休日の午後のこと。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow eastdragon_DBDOODLE57ワンドロライ 第141試合 収穫祭〜Harvest Festival#悟チチ版ワンドロワンライ #天下一悟チチ武道会 #悟チチ #Gochichi #Gochichi60minOneDrawWriteChallenge 秋は実りの季節である。 農業を今の生業としている孫家も忙しい時期となるが、市場に卸せない作物で一層食卓が華やかになるのもこの季節だ。 そしてその中でも。 「今日はお祭りだべよ」 パオズ山自体の恵みを籠に入れて家に戻ってきたチチの言葉に、悟空は破顔して、家族との連絡ツールとして覚えたスマートフォンでのメッセージのやり取りで長男と次男に連絡し、学校に行っているふたりは本日は早く帰る内容を送ってきた。 子供らの帰宅するだろう時間に合わせて、チチが調理を始める。 自分達で育てた秋野菜とパオズ山のキノコの天ぷらが本日のメニューだ。大食漢な家族なので、大量に揚げることになるので賑やかな音がなかなかやまない天ぷら鍋にわくわくする。 942 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第140試合 彼岸花〜Spider lily~#悟チチ版ワンドロワンライ #天下一悟チチ武道会 #悟チチ #Gochichi #Gochichi60minOneDrawWriteChallenge チチは時折、不思議な夢を見る。 いつからかと思い返しておそらくだが二度目の夫との死別の後で、その夢は夢らしく目覚めと共に忘れていたが、ふとあの夢の中に出てくる男が、最近夫が新たに得た力である「スーパーサイヤ人ゴッド」の姿に告示していることに気が付いた。 「赤い髪と眼をした悟空さが夜の彼岸花畑にいてな、おらに彼岸花渡して笑ってくれるんだべ。それで「お嫁においで」っていうもんだから、もうお嫁だべ? っていったらちょっと困った笑い方して……、なんか、不思議な悟空さだったべなぁ……」 夫婦として睦んだあと、夫の腕の中で夜の空を見ていると思い出したというチチの言葉に、悟空は表面上には出さないものの、内心鮫の皮で神経を撫でられるような感覚を覚えた。 548 eastdragon_DBDOODLE57ワンドロライ 第139試合『お酒〜Liquor~』#悟チチ版ワンドロワンライ #天下一悟チチ武道会 #悟チチ #Gochichi #Gochichi60minOneDrawWriteChallenge 悟空もチチも酒は飲めて、それなりに杯を重ねることができる。 どちらも二日酔いも経験してのこれまでだが、一番美味かった酒は何かと問われると曖昧に笑って答えを濁す。 ビールは苦いが喉越しを楽しめるようになっていた。チチとしてはコップ一杯でいいかなと思い、悟空としてはその次に彼女が飲むことが多い果実酒は少し甘い。 後は今の生計を立てているのが農業ということもあってか、様々な作物から作られた酒を小瓶で楽しむようになっている。 酒を美味いと感じられるようになっていた。 でもアルコールを含んだ後の口付けの酩酊間に勝るものは未だない。 272 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第112試合『パンダ〜PANDA〜』#悟チチ版ワンドロワンライ #天下一悟チチ武道会 #悟チチ #Gochichi #Gochichi60minOneDrawWriteChallenge パンダは笹を食べ、あの白と黒の模様でとても愛らしい存在として動物園などで愛でられているが、パンダは漢字で「大熊猫」と書く。 「あと何気にあいつらの眼、しっかりでっけぇ動物のやつだぞ」 「まぁ確かによく考えたらあのまるっとめんこい目元って柄だもんな。だどもやっぱりかわいいだよ」 「いや…、でもな、チチ」 台所で夕食の支度をするチチの回りで何か悟空が邪魔していることを自覚しつつ、うまくはない説得を試みようとしている。そんな光景を孫家の次男である悟天は小首を傾げながら眺め、長男の悟飯は苦笑しながら、今日の家族での外出に弟が買ってもらったパンダのぬいぐるみを彼に手渡した。 「ねぇ、兄ちゃん。なんでお父さん、お母さんがパンダさんのことかわいいねって言っただけだよねぇ?」 524 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第111試合『桃〜Peach〜』#悟チチ版ワンドロワンライ #天下一悟チチ武道会 #悟チチ #Gochichi #Gochichi60minOneDrawWriteChallenge いい匂いがして、甘くて、見た目もかわいらしいというかきれいな果物が、桃だ。 まるんとしてちょっと力を入れれば潰してしまいそうで、悟空としては力加減に気を付けなければいけない。 リンゴと違ってかぶりといけないが、皮をめくって果肉をあらわにするにはちょっとばかり難しい。 自分で食べるには苦労するが、チチが皿に盛って出してくれる桃はとても食べやすくきれいなのでどうしているのかと次の機会に手元を覗いていると、鍋に湯を沸かしその中に桃をまるごとひとつ入れたので驚いた。 十秒程度湯にくぐらせた程度で桃は取り出され、あらかじめ入れられていた切れ目にチチが触れると、桃の皮はするすると気持ちいいくらいに剥けていき、つるんとした果肉が露わにされていく。 408 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第110試合『蝶〜Butterfly〜』#悟チチ版ワンドロワンライ #天下一悟チチ武道会 #悟チチ #Gochichi #Gochichi60minOneDrawWriteChallenge 農業をしていると、個人差はあれど虫の類には慣れていく。 パオズ山という人の手が入っているところが少ない場所にいるのもあり、その慣れについては多少強めだとチチは自負している。 「人っころよりでっかいのとかは苦手だけんどな。食われちまうかもだし」 いや、それは普通に誰もが怖いだろうと思われる。 フライパン山で牛魔王の娘として育ったチチはどちらかといえば「お嬢さま」だったが、強くなったと思う。悟空にしては珍しく昔を懐かしむような感じでそう話すと、子供をふたり産んだりなんやかんやあったから強くなったのだと胸を張っていた。 つい、その胸に手をぽふっと置くと、いい笑顔で下からのアッパーを食らった。いい拳である。 494 related works はっすんPROGRESS触‼ ラーララッララララーラー♪(SHOCK HEARTS) eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第67試合『ダンス〜Dance 〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi 何度か述べているように、チチの夫である孫悟空は、かのカプセルコーポレーションを束ねるブルマと友人であるため、彼女の誕生日や何かしらのパーティーには孫家に招待をかけてくれる。 チチとて牛魔王の娘なので、主催し招待する側の立場というものを分かっているので最初のころは恐縮しつつも参加し、遠慮なしにご馳走を食べる悟空にひやひやしていたが、ブルマのチチとはママ友であり孫家とは家族ぐるみの付き合いをしていきたいという言葉に心をほどかせてもらい今に至る。 ささやかながらお返しになればとチチは手料理やらジャムなどを作って時折彼女に贈るが、それを本当に嬉しそうに受け取ってくれるものありがたい。 そんなブルマのところで最近またパーティーがあったらしい。 1337 ひろりPAST何も変わらない 2 defence zeroDONE大昔の活動ジャンル絵を今描いたらどうなるか…とふと思いついて何十年ぶりにドラゴンボールの悟チチと、赤ずきんチャチャのセラどろを描いてみました。荒い落書きと思っていたのに結構ガッツリ描いてしまった!描かなくなってから久しすぎて難しいんじゃないかと思いましたが、なんとか描けました(汗)私の二次創作活動の始点が悟チチなので、今でもこれが基礎になっていると思います。チチが一番描きやすかった…。 3 ichiPAST心臓が喋ってる・・・・・・ ichiPAST愛妻の日の悟チチ 2 ひろりPAST未来トランクス編悟チチ妄想 6 はっすんSPOILER合同誌のラフ。悟チチの初〇〇〇話。脳内で妄想済みでしたが、いざ描き起こすと「なんだこの夫婦ラブラブじゃねえか‼✨」って感心します。これが自給自足か…正に『自画自賛のシナリオ』‼(笑) 4 ichiMOURNINGπ recommended works ひろりPAST未来トランクス編悟チチ妄想 6 eastdragon_DBTRAINING悟チチ版ワンドロワンライ『天下一悟チチ武道会』第10試合 お題『りんご 〜Apple〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi二度目のあの世の住人となって、困ったことというのは実は少ない。 もちろん息子の悟飯のこれからを父親として見ていきたい気持ちはあるが、それよりも地球という星のこれからの平穏を望むことにして甦りの方法を模索する仲間達をそれを制した。 この世が穏やかであれば、元来優しい性格の息子は必要以上に闘うことはなく学者になりたいという夢に向かって勉強をすることができる。 武道家として我が子の潜在能力に盲目になってしまった自分ができる、願いと、罪滅ぼしだと思っていた。 仲間達も皆、それぞれの時間を歩んでいける者達ばかりだ。ピッコロなんかは新しい地球の神となったデンデに付いてやるだろうし、多少厄介ごとがあってもなんとかできるだけの力がある。 未来からやってきたトランクスから聞かされた、悲痛の路からは外れたはずだ。 二度目の死でも幸い肉体は与えられた。だから、地球で生きる者達が天寿を全うしてこちらで会えるまでは存分に修行をして、己が望む武を高めていけばいい。 そう、思っていたのだが。「なぁ、界王様。もうちっとなんか食うモンねぇかな?」「お前まーだ食うつもりなんかい」「いや、結構 1586 eastdragon_DBTRAINING第18試合『手紙〜Letter〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi 掃除、洗濯、夕食の下ごしらえ、他のこまごました家事が終わると、チチのちょっとした自由時間となる。 自由時間といっても大概は針仕事や近隣(と、言っても孫家からかなりの距離はあるのだが)への用事事や畑の様子などを見にいくことも多いが、まれに本当にぽっかりとそれらもない自由時間がある。 そうなるとチチはお茶を淹れて雑誌を読んだりテレビを見たり、時々午睡をしたりとして過ごすが、気が向くとリビングのとある収納の引き出しを引く。「ああ、そろそろこの便箋もなくなってきてるだなぁ」 言いながら取り出したのは、淡い緑色で揃えられているレターセットだ。共に万年筆も出して、ダイニングテーブルに座る。 「さて、と」 便箋をめくり、チチは慣れた様子で万年筆にインクを補充すると、その切っ先を紙面へと滑らせ始めた。 出だしはいつも決まっていて、「悟空さへ」 である。 書くことは基本とりとめもなく。 自分がその日思っていること、伝えたいことをつらつらを書いていく。満足するまで書いたあとは便箋を折り封筒に入れて封をして、便箋をしまっている同じ引き出しに手紙をしまう。 この手紙は決し 1450 eastdragon_DBTRAINING第19試合『人形〜Doll〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi ビーデルの義母曰く、夫は自分を家族としての買いだしなどには付き合ってくれるが、時々ふたりで都会に買い物にでかけようというと渋るので女としての意識はもうあまりないのかもしれない、とお茶を一緒にした際に苦笑交じりでこぼしたことがあった。 確かにビーデルの夫の父親、孫悟空の思考や行動については多少、夫の母親であるチチに同情的になることもある。 しかしながら、ビーデルは義父である悟空を責める気持ちは皆無だ。 彼なりの、彼の妻への愛情を感じることを時折目の当たりにするからだ。 それは日常に紛れており、また、彼の妻であるチチ本人がいないところで見られることが多い。 例えば、昨日。 悟空の孫娘パンが、ビーデルの実父であるサタンに買ってもらったという人形を見せた時に零した言葉がある。 精巧な着せ替え人形で、幼い女児が好むかわいらしいドレスがいつくもあるそれを眺め、本物みてぇだなぁと感心していた彼が言ったのだ。「この服なんかチチに似合うだろうなぁ。こっちのやつとか、あんまチチは着ねぇ色だけど案外合うんじゃねぇかな」 きょとんとしてるパンの前で眉間に皺を寄せて考え込む義父 753 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第51試合『雪〜SNOW〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi パオズ山の冬は寒くて雪深い。 きんと冷える空気に冷たい水に難儀するが、何年もそこで暮らしていれば慣れてくるものだ。 「まぁ、慣れるだけで克服できるとかじゃあねぇけんど」 「チチは寒がりだけどオラよりは寒いの強いよな」 「悟空さは大概胴着でいるから寒ぃんだべよ。身体動かしてりゃあったかくなるから着込んだら邪魔になっちまうんだろうけんど」 暖房の効いた部屋であるが、悟空はチチ手製の半纏を着てテーブルについている。ぬくぬくとあたたかいとのことだが、窓の外に広がる雪景色を見ては身体を震わせているので、寒いのは本当に苦手なようだ。 「ほれ、悟空さ。いくら子供達がいねぇからって背中まるめてばっかでみっともねぇだよ。晩ご飯だし、しゃんとしてけれ」 2338 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第52試合『いちご〜Strawberry〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi 料理上手なチチは菓子類も作れる。子供達の誕生日には手作りのケーキを焼いてきた。 そんな彼女は月に一度、いちごのケーキを焼く。 真っ白なクリームにつやつやとした赤いいちごのそれはとてもおいしくて、悟天のお気に入りだ。 「ねぇおかあさん、今日っていちごのケーキの日?」 「いんや、それは来週のつもりだべよ。なしてだべ? 悟天ちゃん」 「だって、テレビで今日は『いちごの日ですよ』って言ってたから…」 リビングのソファでテレビを見ていた次男坊からの元気良い問いかけの理由を理解したチチはにっこりと笑う。なるほど、それならそう思ってしまうのも仕方ないかもしれない。 「おっかあがいちごのケーキを焼く日はその月の22日だべ。でもイチゴの日じゃあなくてだな、それはショートケーキの日だからなんだべ」 1219 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第53試合『料理〜Cooking〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi「真ん中にあったのがチチが作ったやつだな」 「……アタリ。おじいちゃん、本当におばあちゃんが作るものすぐ分かるよね。おにぎりなら手で握るだけだしわかんないんじゃないかなぁって思ったんだけど…」 炊いたお米を塩をまぶした手で握っただけの塩むすび。 悟空の孫娘、パンをはじめとした、悟飯、悟天、ビーデル、そしてチチが握ったものがひとつずつ皿に並べられそれぞれを悟空が食した。 どれがチチが握ったものかをあてるというパンからの出題だったが、悟空はすべての塩むすびを軽く平らげたあとにたやすく正解して見せた。 「おばあちゃんの料理は食べなれているから、味付けとかで分かるのかなって思ってたけど、ここまでとは思わなかったわよ」 612 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第58試合『愛と平和〜LOVE&Peace〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi 孫家は家族写真をよく取る方だ。チチの父親である牛魔王は昔からカメラを手に娘夫婦や孫達の写真を撮ってくれたし、チチ自身が持っているスマートフォンのカメラ機能で写真を撮ることも多い。 そしてチチは小さなアルバムを持っており、そこに写真を収めている。 「また一枚増えたんか?」 「んだ。ほら見てけれ、この小蕪、ハートみてぇだべ?」 チチが傾けたミニアルバムには野菜の写真がきれいに並んでいる。 それは孫家の畑で収穫された野菜達で、収穫時にちょっと珍しい形だと気付いたもの達だ。 市場に卸すにはある程度形が整ったものが好まれるのでそれらは孫家の食卓行きになるわけだが、折角なのでと調理前にチチが写真を撮り始めたのである。 1015 eastdragon_DBTRAINING57ワンドロライ 第65試合『オレンジ〜Orange〜』#悟チチ版ワンドロワンライ#天下一悟チチ武道会#Gochichi60minOneDrawWriteChallenge #悟チチ #Gochichi 夜。珍しいことにオレンジが丸々一個、冷蔵庫に残っていた。 それに気づいたチチが悟天と悟飯に声をかけたが、ふたりとももうすでに食後の歯磨きを済ませてしまったいたため、食べることを辞退した。寝る前だったというのも理由に入っただろう。 オレンジひとつ。残るはチチと風呂上りの悟空だけ。 悟空に食べるかと聞いてみるとチチも喰えよとはんぶんこが提案された。 とりあえずオレンジを半分に切って、チチは思案する。 「そうだ、悟空さ。お酒飲むだよ」 ふたつのグラスに蒸留酒を少し、そこにソーダ水を加え、チチは悟空に半分に切ったオレンジを手渡す。 悟空が受け取り、意図を察するより早くチチは己の分のオレンジをグラス傍で絞り、果汁をその中へと注いだ。 770