村人A☆quiet followDONE執事閣下で、初のR-18創作に手を出しました。がっっつりセッしてますが、多分そんなにエrくはない。初めてのR-18ということで生暖かい目で見てやってくださいませ。展開が急に始まるので注意。 Age verification Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow 村人ADONE書き殴ったXENOフェンヴァル。というより、フェン→ヴァルみたいな感じ。衝動のままに書き殴ったので、おかしい所あったらすみません。変わる想い、変わらない想い月明かりに照らされる窓辺、部屋の中で影が動いた。 袖を通した衣擦れは、何も音がない場所では響く。 「…今日はまた、随分と余裕が無かったようにございますね?」 「……」 「フフ。理由は分かっていますがね」 新たに出来た傷跡を軽く手当てし、ボタンをひとつずつ閉めていく。 少しでも表情が隠れるように、といつからか着けているチェーンの付いた眼鏡は、内ポケットにしまう。 ──主は、変わった。 暴君から儚君となり、誇りは野望へ。 全ての引き金は、あの女だった。 見ている限り、どちらにせよ、変わるのはあの女がきっかけだったように思う。 「閣下?どうされたので?」 「……か」 「はい?」 「…お前は、あの言い分が正しいと思うか。アルティナをああしたのは…間違いだったのか。俺が全て…間違っていたのか」 1505 村人ADONE本アル小説(マオの本心×アルマース)本アルのつもりで書いたら本アルマオになった(?)私がこのカプを推したい一心で書きました。期待値はマイナスに振り切ってからお読みください。ココロの奥にあるもの──何だか最近、マオがどこかよそよそしい気がする。 それが、アルマースが最近感じている違和感。 以前のように遠慮のない事を言ってくることもなければ、目も合わない。 「ねぇ、最近どうしたの?ボク、なんかした?」 「……何でもない。気にするな」 「ボクには何もないって思えないんだってば!」 「しつこい!何もないと言っているだろうが!!」 「……ッ!!」 ようやく合った目に睨まれ、またすぐさま逸らされる。 そこまで腹が立ったのか、向けられた顔は僅かに赤らんでいた。 「〜〜、もういいよ!マオのバカッ!!」 「誰かバカだ!マヌケが!!」 「マ、マヌケじゃないよ!!」 そんなつまらないケンカをしたのが、一刻程前のこと。 腹を立てていたアルマースは、何となく歩いてきた場所を見渡す。 3530 村人ADONE魔王アルマースとまだ魔王になれてないマオのお話し。魔王になったアルマースはどこか冷めてるといいなぁと思って書きました。魔王と魔王見習いつまらない。 空虚で孤独な玉座は、いつも空っぽのように空気を感じて、温度なんて感じないのに、少しばかり寒いように思う。 魔王。 そんな呼称で呼ばれるようになってから、どれ程経っただろう。 元々は人間の勇者見習いだったというのに、いつの間にか悪魔の、それも頂点の魔王となってしまったのは、いつからだったか。 (……もう、覚えてないや) 暇を持て余し、心に穴が空き、虚ろな目で座るアルマースは、ぼんやりとそんな事を考えていた。 かつての仲間たちは、自分が魔王になると途端に立場を変えた。 幸い、寝返ったり軍門に下るような者こそ居なかったものの、己を魔王として扱うようになったのだ。 想い人との結婚も夢のまた夢と成り果てた。 周りの悪魔たちも「魔王様」と崇める始末。そんな状態が気持ち悪くなり、嫌になり、周りのお世話をと意気込んでやって来る悪魔たちに「誰も来るな」と言って、魔王は本当に孤独になった。 2952 村人ADONE初のアルマオ小説。『キスしないと出られない部屋』にふたりを入れてみました。イチャイチャが書けない。くちびるから伝わる想いは「………ん…?」 意識が浮上し、目を開ける。 視界に真っ白な天井が見えて、アルマースは困惑した。 「白い、天井…?ここ、どこ?えっと、ボクは何をして……」 起き上がると、どうやら寝ていたのはベッドらしい。かなり上質なものと見える。 サラサラとした感触を楽しむように、サラリと一撫で。すると。 「──え、ええ!?マオ!?」 横にはマオが横たわっていた。 寝ているらしく、眉間に皺が寄っている。 「うわ、難しい顔して寝てる…って、なんでボクとマオが一緒のベッドで?…ダメだ、思い出せないや」 痛む頭を押さえ、首を軽く横に振った後、アルマースはゆっくりとベッドから降りた。 あるのはベッドのみで、壁や天井、ベッドに至るまで全てが真っ白で揃えられたその部屋は、気持ち悪い程に殺風景だ。 3060 村人ADONEフォロワーさんが言ってた喫煙話から膨らませた話。ちょっとだけ言ってた話から変わってるかも。⚠過去捏造(妄想)注意⚠死ネタ?注意以上が大丈夫な方はどうぞ!この日だけの約束を地獄のプリニー教育係という仕事は閑職で、万年人手など不足しっぱなしだ。 激務に追われる中、ヴァルバトーゼはふとカレンダーに目をやった。 「……もう、こんな時期か」 「…?閣下、どうされました?」 「いや、何でもない。気にするな」 「………」 呟いた言葉に、フェンリッヒが反応するが、ヴァルバトーゼはそう言って手元の書類に目を戻した。 なんとなく、特別な感情が込められていたのは己の気のせいか、とフェンリッヒも自分の仕事へ戻って行った。 そんな出来事があった数日後、フェンリッヒはいつも通りにヴァルバトーゼを起こすべく、部屋のドアをノックした。 「閣下、失礼致します」 ドアを開けると、いつも通りの光景──に、違和感がひとつ。 4789 村人ADONEハグの日小説。一時間クオリティ・読み直しなしです(言い訳)閣下は割と好奇心旺盛にあれこれ実践するタイプだと思ってる。共に記念日へ「フェンリッヒよ!俺とハグをしてみようではないか!」 唐突に、ヴァルバトーゼがキラキラとした目でそう言い放った。 確実に誰かに何かを吹き込まれた。 フェンリッヒは直感でそう感じる。 「…閣下、それは如何なる理由で?それと、誰から何を言われましたか?」 「む…?ハグというものには、絆を深める効果があるのではないのか?小娘も、今日はハグの日だとか言っていたぞ」 「わかりました、小娘の入れ知恵ですね。後で殺しておきますので、閣下は何もお気になさらず」 「…?何故殺す必要がある?別に今は必要なかろう…というか、仲間を殺す必要も無いだろう」 8月9日。語呂合わせでハグの日。また、人間の下らない遊びに主が巻き込まれ、その軌道修正を自分がしなければならない。 2131 recommended works last_of_QEDCAN’T MAKE皿の上の鰯、それは愛する主人のために。執事閣下🐺🦇御馳走とはなにか。御馳走の作り方【御馳走の作り方】 「また鰯かよ! ボクは魚は嫌いだって言ってるだろ!」 「お前らの分はついでだ。ヴァル様が『同じ釜の飯を食わせたい』と仰るから作ってやっているが……まさかそのご厚意を無下にする訳ではないだろうな?」 「いや美味しいのよ? 美味しいんだけどこう鰯続きで喜ぶのはアンタのご主人様ぐらい……って……うん?」 隣の席から此方を見やり、プリニー帽の少女は首を傾げた。此処は泣く子も黙る魔界のどん底、地獄。仲間たちとの賑やかな食卓に、にわかに静寂が訪れる。 「なんかヴァルっち……具合悪い?」 「……お口に合いませんでしたか?」 「なっ、なんのことだ。美味いぞイワシは。味付けも申し分ない」 そう言った割に、皿の上の鰯ソテーはほとんど減っていなかった。誤魔化すように一口、その身を口に運ぶ。バターの香ばしさは勿論のこと、香草が鼻を抜け、臭みは消えている。安価な魚は良い料理人により工夫され、風味豊かに調理されていた。 6212 last_of_QEDDONE地獄に堕ちるのも楽じゃない。ディスガイア4 ヴァルバトーゼとフェンリッヒ、二人はいかにして地獄へ堕ちたのか。地獄への堕ち方【地獄への堕ち方】 「い、」 うら若き乙女の叫びが響く一秒前。此処は魔界の果て。暗く澱みに満ちた場所、通称「地獄」。堕落した人間の魂がプリニーとして生まれ変わり、その罪を償うための地と悪魔(ひと)は忌避する。 「いやぁぁああ蜘蛛! ヴァルっちなんとかして!」 「虫ケラ一匹に何を騒いでいるのだ。蜘蛛は益虫だぞ。良く見てみろ、目が八つ。銃魔神族のようで可愛げがあるではないか」 「アンタの可愛いの基準どうなってんのよ!? 可愛いってサイズじゃなぁぁい!」 大騒ぎするプリニー帽の少女をよそに、壁をつたって逃げた蜘蛛はいつの間にかシャンデリアから糸を垂れ、愉快(たのし)そうにぶらんと宙で揺れていた。 ◆ 息を潜めるのは中層区、色素の薄い花々が鬱蒼と咲くとある霊園の土の下。まさか墓標の下に生者が、それも二人も詰まっているとは誰も思うまい。 10583 last_of_QEDBLANK診断メーカーよりお題『「いっそ消えてしまえばよかった」で始まり、「もう会えないかもしれないと思った」で終わる物語』エロなしネタバレなしギャグ100%(本当にごめんなさい)ディスガイアプレイヤー全員考えたことあると思います。それは、二度美味しい【それは、二度美味しい】 いっそ消えてしまえば良かったのだ。そうすればこんな葛藤も、くだらない自問自答も、その一切は必要がなかった。 周囲を入念に見渡し、人影がないのを確認すると、俺は改めて自身の手元を見た。回復アイテム「かんだガム」がそこにはあった。それもただのガムではない。「閣下のかんだガム」なのだ。 誰がどうして噛んだガムをもう一度噛もうなどと思いついたのか。消費アイテムが一度使っても消えないなんて、そんなことがあって良いものか。何者かが味わい尽くし、吐き出したガムを後でもう一度味わわされるなどと……想像するだけでゾッとする。とてもじゃないが正気ではない。そもそも何故噛んだ後のガムに微量ながらもHP回復効果があるのか。しかもレベルが低い内はガムよりも噛んだガムの方がむしろ良い塩梅であることも多々あるのが憎い。 670 last_of_QEDBLANK診断メーカーよりお題「『笑ってください』で始まり、『必要なのは勇気でした』で終わる物語」。アルティナちゃんが臆病を告白する話。臆病と悪魔【臆病と悪魔】 笑ってください、こんな私を。お赦しください、どうか。 悪魔の居城で祈っていると、まるで自分が幽閉されたか、あるいは堕天してしまったかのような錯覚に陥る。いいえ、身も心も、決してそのようなことは。けれど、何故なのでしょうか。此処は幾分、居心地の良い場所なのです。それ故に、必要以上にこの地に滞在してしまっているのも確かで。地獄が心地良いなんて、本当に可笑しな話。 フロン様、貴女が私に明かしてくださった、魔界で過ごした日々のこと。今も忘れられないのです。お話しされた時の、貴女の優しい表情。「アルティナちゃん。すぐに天界に戻る必要はありませんからね。貴女が為すべきことを、為してから戻って来るように。いいですね?」そう、笑顔で送り出してくれたその意味も、もう少しで分かるような気がするのです。 944 last_of_QEDDONER18 執事閣下🐺🦇いけないことだ。ずるいことだ。でも、悪魔なのだから、良いのだろうか。二次創作のド定番、媚薬ネタを書きました。R指定するほどではないですが、まだお縄につきたくないので念のため。悪いこと、いけないこと、その全部【悪いこと、いけないこと、その全部】 手を、離す。風を纏い宙を駆ける。剣を振りかぶり、弓使いを上空から穿てば刃がその存在を魂ごと切り裂いて、悪魔は何事もなかったかのよう時空ゲート上へと着地する。彼を持ち上げ、宙へと投げた狼男が「お見事です」と後方から恭しく頭を下げた。 「アイテム界は癖になっていかんな」 「少々深入りし過ぎたかもしれませんね」 魔界政腐の堕落を憂い、再教育を企む二人は既に魔界下層区、中層区を制圧し終えていた。支持者を得、仲間も増えたことで大所帯になった地獄だが、今アイテム界を行くのは吸血鬼と人狼の二人だけである。志を同じくする仲間たちと言えど所詮は悪魔。何処に行くにも仲良く一緒、などということはない。アイテム界は趣味の世界ではある。攻略については各々が打倒政腐の戦略に差し支えない範囲で行うことが暗黙の了解となっていた。 5624 last_of_QEDDONER18 執事閣下🐺🦇「うっかり相手の名前を間違えてお仕置きプレイされる主従ください🐺🦇」という有難いご命令に恐れ多くもお応えしました。謹んでお詫び申し上げます。後日談はこちら→ https://poipiku.com/1651141/5571351.html呼んで、俺の名を【呼んで、俺の名を】 抱き抱えた主人を起こさぬよう、寝床の棺へとそっと降ろしてやる。その身はやはり成人男性としては異常に軽く、精神的にこたえるものがある。 深夜の地獄はしんと暗く、冷たい。人間共の思い描く地獄そのものを思わせるほど熱気に溢れ、皮膚が爛れてしまうような日中の灼熱とは打って変わって、夜は凍えるような寒さが襲う。悪魔であれ、地獄の夜は心細い。此処は一人寝には寒過ぎる。 棺桶の中で寝息を立てるのは、我が主ヴァルバトーゼ様。俺が仕えるのは唯一、このお方だけ。それを心に決めた美しい満月の夜からつゆも変わらず、いつ何時も付き従った。 あれから、早四百年が経とうとしている。その間、語り切れぬほどの出来事が俺たちには降り注いだが、こうして何とか魔界の片隅で生きながらえている。生きてさえいれば、幾らでも挽回の余地はある。俺と主は、その時を既に見据えていた。堕落し切った政腐を乗っ取ってやろうというのだ。 2926 last_of_QEDDOODLE執事閣下🐺🦇【1225】クリスマス、悪魔が街にやってくる!クリスマスと畏れの話。全年齢です。1225【1225】 「クックック……浮かれているな」 人間界。イルミネーションが街中を煌びやかに彩り、年末特有の浮き足だった気配に満ちている。人々の様子は常以上に忙しない。ただその足取りは軽く、どこか希望に溢れている。 今日は12月25日。人間の言うところのクリスマス。日暮れ時ではあるが、街並みのそこかしこから光が溢れ、夜の気配を感じさせない。電飾の施された街路樹の中には一等目立つものがある。背の高いもみの木が今日という日のアイコンとして飾られており、天辺にはベツレヘムの星。そして木の元には黒いコートに身を包んだ男が一人佇んでいる。その足元を良く見れば、人々の映す影よりも昏い何かを纏っていたが、行き交う人々の誰一人、そのことには気付かない。 2353 last_of_QEDMOURNING1/3新月🌑執事閣下🐺🦇【マボロシコレクター(前編)】貴方が望んだIFを見せて。※後編に続きます。マボロシコレクター【マボロシコレクター】 足元のジオパネルは「一撃死」を示している。いかに強大な力があれど、ジオエフェクトは何者にも等しく、絶対だ。アイテム界では最悪「詰み」も有り得る、この地に宿る魔法の力。その力を味方につけた敵は一枚も二枚も上手だったのだろう。俺たちは然るべくしてパネル上に誘い込まれたのだと思い知る。 ハメられた。小賢しい。それでも、どうしようもなく腹立たしいのは──弓を構え、あろうことか主人へと矢の先を向けている、自分自身。 「閣下! お逃げください!」 まさに絶叫と言って良いだろう。喉が枯れるのも厭わずに、叫ぶ。それでも、視線の先にいるその人は微動たりともしない。 「お願いです! このままでは私は、貴方を」 4655 last_of_QEDCAN’T MAKE5/30新月🌑【偉大な悪魔のその終わり】人の終わりは悪魔の終わり。デ4地獄組と赤い月の話を書きました。粛々と為される輪廻の厳かさ。筆舌に尽くし難いあの光景(見てきたかのように言うな)をどうしても一度文字にしておきたかった。それから、偉大な悪魔とその終わりについてを。偉大な悪魔のその終わり【偉大な悪魔のその終わり】 死神が鎌を振りかざす。高く掲げられたそれは一切の迷いなく、振り落とされる。腐った牛の皮は鋭利な刃に引き裂かれ、破れ萎んだ風船のようになる。ペンギンさながらのガワだけが地上に取り遺され、裂け目からは魂がゆっくりと起き上がる。魂は朧げな光をたたえ、ゆらり、あの赤い月まで昇っていく。その光景は此処が地獄であることを勘案してなお、ある種の神々しさすら携えている。 誰も止める者はいない。止められる者はいない。何処からか、赤い月を歌う少女たちの囁くような声だけがこだまし続ける。 赤い月に導かれ次々に抜け殻になっていくプリニーたち。それをツインテールの少女は頬杖をつき、ぼんやりと見つめている。 3323