まみや @mamiyahinemosu 好きなように書いた短めの話を載せてます。現在は主にDQ6(ハッ主)、たまにLAL。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 68
ALL 6(ハッ主) LAL 2 3 4 5 11S まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ご飯食べてる続きもの、完結しました。なんとかハッピーエンドになったかな?超ネタバレご注意。未成年の方は読まないでね! 18523 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ご飯食べてるシリーズの話。ムドー戦前後。シリアスな感じになってしまった…超ネタバレご注意。未成年の方は読まないでね。 6079 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後、結婚して新婚になったふたり。ハッサンの仕事を手伝っている(ようないないような)主の話。家を建てる レイドックの国には、ひとりの有名な大工が住んでいる。 名をハッサンという。 サンマリーノの出身で、父親も大工。かつて、レイドックの王子であった勇者と共に旅をし、世界を救った後、家を継いで自身も大工となった。 そしてレイドックに新しい王が即位し、レイドックの城の建て替え工事を任されるにあたり、レイドックの城下町に自らの店を構えた。 父親も評判の大工だったが、見事に建て替えられたレイドック城を見て、父親を超えるほどの腕前だと評判となった上、なんとつい先日、レイドックの王と結婚し、王配となったため、興味本位の客まで増え、注文は引きも切らず、大工仕事の依頼は予約だけで数年待ち。 おまけに、店にはたまに、彼の伴侶であるレック王がたまに顔を出すらしいという噂が広まり、店が開いていると、冷やかしや野次馬の客がしょっちゅう出入りするようになってしまった。 4931 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。一つ前の話の続き。ふたりが恋人になる話。あんまり甘い感じではない。今回は宿屋でサンドイッチ食べてる。期間限定 オレが目を覚ました時、ハッサンはオレより先に目を覚ましていたらしく、呆然とした顔でオレを見下ろしていた。 ハッサンのものはまだオレの中にある。昨日気絶するように寝た時よりは少し大きくなっているような気がしたけど、厳密に比べたわけでもないので、気のせいかもしれない。 とりあえず、起きたので、おはよう、と声をかけると、おはよう、とハッサンも返事をしてくる。そしてハッサンは引き続き呆然とした顔のまま、恐る恐る、という風に口を開いた。 「……………レック、あの、これは、どういう」 どういう、と言われても、説明がしづらい。 酔ってぜんぶ夢だと勘違いしたハッサンが、オレの尻にちんこを挿れてきた、とでも言えばいいのか。 8453 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。初めての2人旅、だいぶ時間が経って、ミレーユとモブの悪者が出てくる。酒場にて。うっかり致しちゃうふたりの話。※未成年の方は閲覧しないでね! 10886 まみやDOODLEDQ6、ハッ主っぽくなってきた。初めての2人旅、だいぶ打ち解けて仲良くなってきたころ。これ、あげる「なあハッサン、あれ見て」 ボクの指差す方向を見て、ハッサンは少し顔をしかめた。 視線の先には、男女。カフェのオープンテラス席で、仲が良さそうに笑い合いながらケーキを食べている。 「レック、人を指差すんじゃありません」 「違う、人はどうでもいい…って言ったら語弊があるけど。ほら、見て、今」 女性の方が、男性に、自分のケーキをフォークに掬って、食べさせてやっていた。 よほどおいしいのか、男性はニコニコしながらケーキを頬張っていて、それを見た女性も嬉しそうだ。ふたりは今度は逆の動きをして、女性の方が嬉しそうに男性のケーキをもらっている。 「……見てるだけで胸焼けしそうっていうか、じろじろ見てたら失礼だぜ、こういうのは。向こうに気づかれても気まずいし…ほら、早く行こうぜ、レック」 3194 まみやDOODLEDQ6、ハッ主…にまだなりきれてない。初めての旅、ちょっと経ったころ、飯屋に入る。友達「おっ、パエリアがあるぜ、この店」 海の近くにある街の飯屋のメニューを見て、ハッサンが嬉しそうな顔をする。 「ぱえり、あ…?」 「やったぜ、アクアパッツァもある! よし、頼もう」 そう言うが早いか、ハッサンは店員さんを呼びつけて、パエリアと、アクアパッツァと、あと、貝の壺焼きとやらを頼んでしまった。 「あ……あくあ、ぱっつぉ…?」 「ツォじゃねえ、ツァだ。魚とか貝とかが色々入ってる、煮込み料理だよ。この街もそうだけど、オレの故郷のサンマリーノは海の近くだから、小さい頃からよく食べてたんだ。美味いぜ」 「へえ…」 なんか呪文みたいな名前だな、と呟くと、ハッサンは、そうかもな、と笑った。 「そういやお前、貝の食べ方、わかるのか? 前、骨つき鷄が出てきた時、戸惑ってたろ」 3498 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後少し経ってから。サンマリーノのハッサンの実家にて。バカ息子 ハッサンは嘘をつく時、目線をさまよわせる。 ……とは、かみさんの言だ。 オレにはハッサンのそんな細かい癖はよくわからない。ついこの前までずっと家を出ていたし、いまだにまともに会話するのが仕事の時くらいしかないからだ。 仕事の時に、ハッサンに嘘をつかれたことはない。オレが怒ると、文句を言い返されたり、悔しそうな顔をしたりしてくることはあっても、誤魔化してきたことは一度もない。 基本的に、真面目なんだろう。短気な所はあるが、それも、家を出る前よりかなりマシになった。前なら反射的に言い返してきただろう場面でも、ぐっと我慢して一度神妙な顔で考えてから口を開くようになった。それに、早く一人前になりてえから、と言って、ずいぶん熱心に大工仕事に取り組むようになった。 3045 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。EDの少し後、遠距離恋愛してるふたりの話。きらきらひかる 港の桟橋のあたりに人だかりができていた。 作業場に籠ってずっと細かい作業をやっていたら肩が凝ってしまい、気分転換でもするかと散歩をしていたら、その光景に出くわした。 こんな所で珍しい、何事かと興味本位で近づいてみれば、集まっているのは男より女の方が多そうだ。後ろの方からひょいと覗いてみれば、そこには。 「綺麗ね、この指輪」 「奥さん、お目が高い! そりゃあ有名な細工師の品でね。そいつが辺鄙な山奥の村に住んでる変わり者だから、なかなか手に入らなくって」 どうやら貴金属やアクセサリーを売っている露店のようだった。露店の主人は得意げにお客に話を披露している。 「大魔王がいなくなって平和になったからな。世界中に買い付けに行けて、こういう珍しい品も手に入る。いやあ、いい世の中になったもんだ」 2828 まみやDOODLEDQ6、ハッ主というほどでもない。主とハッサン、旅に出て初めて飯屋でごはんを食べる。テーブルマナー「はいよ、沢山食べてね、お兄さんたち。ごめんねえ、今日ちょっと混んでて、メインはもうちょっと時間がかかるから、先にこれ食べといておくれ。特別に大盛りにしといたから」 と、早口で言い、にこやかに笑って、飯屋のおかみさんが机の上に皿を置く。 ハッサンはおかみさんに、そりゃどうも、と言って、そして目の前の皿を見て嬉しそうに、「お、美味そうだな。ここの店、当たりだぜ」とこちらに笑いかけた。 確か、これは、骨つき鶏の唐揚げ、…だったと思う。飯屋に入って、ハッサンに「レック、お前、何食いたい?」と聞かれていざメニューを見ても、今まで城で食べていたものと違いすぎて想像がつかなかったので、結局全部注文をハッサンにおまかせしてしまった。 1451 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後数年後、レイドックの国王夫妻と、ハッ主の話。家族の風景「父上、母上。どうしても外せない用事があるので、王の仕事を、この日だけ代わってもらえないでしょうか」 レックが私たちにそう言ってきたのは、少し前のこと。 その日が、今日。レックは朝から急いだ様子で伴もつけずにどこかへ出かけていき、私と夫は随分久しぶりに玉座に座った。 夫は久しぶりの公務に張り切って、玉座に座って王に面会を求める人々の話を聞き、側の大臣に指示を出す。私も久しぶりに玉座に座って、微笑みながら人々の話を聞いて、たまに口を挟んだりして。そして王の間から人々の波が引いて、誰もいなくなった、その時。 レック王のお帰りです、と、妙に慌てた様子で兵士が報告にやってきた。あら、もう帰ってきたのかしら、お昼にもなっていないのに。思ってたより早いわね、と夫と話していると、レックが王の間に姿を現した。 3520 まみやDOODLEDQ6、ハッ主前提、ED後少ししてから。レイドックのモブ兵士が見たレックの話。ハッサンは直接は出てこない。恋文『久しぶり、元気にしてるか? 仕事はどう? 変な奴に絡まれたりしてない? お前、可愛いから心配だよ。気をつけてな。 俺はレイドックの兵士生活、だいぶ慣れてきたよ。最初は緊張したけど、先輩たちは皆いい人だし、城の人たちや、王さまや王妃さまも、いつも優しく接してくださって、毎日楽しくやってるよ。 そうだ、王子さまの話はもうしたっけ? たまにお話しするって言ったっけな? 最近、訓練所でちょくちょく稽古をつけてもらうんだけど、本当に強くて、フランコ兵士長でも敵わないくらいなんだ。さすが、世界を救った勇者さまだ。俺もいつか王子さまくらい強くなりたいな。 近いうちに休みがもらえそうだから、そうなったら定期船に乗ってそちらに行くよ。早く会いた』 3876 まみやDOODLEDQ6、ハッ主前提でED後の話。ハッサンは出てこないけど、ライフコッドでレックとターニアがハッサンについて喋る話。おにいちゃん レックにいちゃんは、いつも、お土産を手にいっぱい抱えてやってくる。 「ただいま、ターニア、元気?」 と言って、にこにこ笑い、私がいれたお茶を飲みながら、私のお話を聞いてくれたり、逆にレックにいちゃんが不思議なお話をしてくれたりする。 真実を映す鏡。空飛ぶベッド。操縦できるひょうたんみたいな島。鏡の中のお姫様。悪い魔術師。世界中のメダルを集める王様。遠い海の中に住む人魚。魔物にお尻を噛まれて、魔物になってしまった人。竜の像があるふしぎな洞くつ。世界の果てみたいな小さな島で開かれるドレッサーコンテスト。空の上に浮かぶお城。 レックにいちゃんのお話は、まるで絵本に出てくるおとぎ話のような、夢みたいなお話ばかり。本当のことだよ、ずっとそんな所を旅してきたんだ、と言うけれど、信じられない。いつも聞くたびに、本当かしらって思っちゃう。 2809 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED数年後くらい、恋人同士なふたり。また明日 オレに目通りを願いたい、と並んでいた人の列がようやくなくなった。朝から何人の話を聞いたんだか、もうさっぱり覚えていない。 今日のあとの予定は、と側の大臣に聞くと、少し後に会談および、晩餐で会食の予定だと言う。 「最近急に羽振りの良くなった富豪がおりまして、ぜひ王様と話したいことがある、と言うのです。どんな用件かはわかりませんが、気分良くお帰りいただくのが肝要かと」 と言われ、そのいかにも面倒そうな雰囲気にオレは顔を顰めた。どうせうちの商品を取引しないかとか、うちの娘を妃にしないかとか、そういうのだろう。あ〜、憂鬱すぎ! …もう、抜けるなら今しかない。 あいつに会いたい。今、きっと、2階の通路のあたりで作業をしているはずだ。 2279 まみやDOODLEDQ11S、アーウィンとエレノアの昔の話。ユグノア城で、アーウィンが姫様を魔物から守ったらしいという話と、姫様はおてんばだったという話をしてる人がいて、かわいいなと思って書いた。追いかけっこ「護衛なんかいらないわ。お父様直伝の、私の回し蹴りはなかなかの威力でね、魔物くらいいちころよ。だから一人にしてちょうだい。あなたは適当に仕事をしているふりをしていればいいから」 これは、確か私が18の時、護衛隊長に任命されたアーウィンに言った言葉。 アーウィンは、私の何人目の護衛隊長だったかしら。幼い頃ならともかく、ある程度の歳になったら、護衛なんかうざったいもの。私は、歴代の護衛隊長たちの隙をついて何度も城を抜け出したり隠れたりして、そのたび、護衛隊長は責任をとって交代した。 そんなことを繰り返すうち、とうとうお父様が、国の中で一番有能な兵士を私の護衛隊長に任命したという噂を耳にした。その翌日に私のもとへ来たのが、アーウィン。 2298 まみやDOODLEDQ5のとある登場人物、実はこうだった説をお見かけして、グッときたので書いてみた。君の名は「もうこれ以上仲間を増やせないんだ、わかってくれ」 眉をハの字の形にして、男が言う。その優しそうな目に惹かれて、倒された後、仲間にしてほしいと申し出た。一度断られたが、どうしても諦められず、あとをついていったら、男が立ち止まり、ため息をついてから言ったのが、その言葉だった。 「ねえ、こんなに言ってるんだから、仲間にしてあげましょうよ」 男の傍らで女が言う。美しい女だ。女を見ていると、なんだか不思議とあたたかい気持ちになってくる。ついていこうと思ったのは、男の目に惹かれたのもあるが、このやさしげな女の雰囲気もある。実際、自分以外にも同じような魔物がこの男と女のまわりに集まって、ふたりを守ろうと囲んでいるようだ。 1288 まみやDOODLEDQ4リメイクで追加されたED後の話。ソロとピサロの殺伐とした友情。一応設定としては、ソロはシンシアと、ピサロはロザリーと暮らしています。誰も知らない ソロさまはいつも、ふらっと遊びに来られる。 ピサロさまとは少し違うあやかしの笛の音が聞こえた時は、ソロさまが来られた合図。沢山のお土産を抱えて、「やあロザリー、元気?」と優しい笑顔でこちらに問いかけてこられるので、こちらも、「ええ、おかげさまで」と微笑み返す。 私がソロさまにお茶をお出しすると、ソロさまは手にいっぱい抱えていたお土産を並べて、「これはアリーナから、サントハイムで評判の焼き菓子。こっちはトルネコから、エンドールで流行りのネックレスだって。あとバトランドの戦士が皆持ってるお守りと、これなんだっけ……あ、これはマーニャがカジノで当てたっていう……えっ、バニースーツ!? あいつ、こんなもの……」と、なぜか頭を抱えつつ解説をしてくださる。 2098 まみやDOODLEDQ3クリア数年後の話。ほぼオリキャラしか出てこない。勇者の血 ぼくのおとうさんは、よわむしな木こりです。ちからがとってもつよいのに、まものをみるとすぐににげだす。メルキドのまちの人たちからは、メルキド一のちからもちなんだから、たたかったらきっと勇者さまみたいにつよいのに、といわれています。 おとうさんと勇者さま、はどちらがちからもちかな、とぼくがまちの人にきくと、さあねえ、勇者さまがいればくらべられるけど、勇者さまは、ゆくえふめいになっちゃったみたいだから、とみんなこまったようなかおをする。 勇者さまは、ぼくらがいるアレフガルドをすくった、ロト、という人らしいです。ぼくがうまれるまえのはなし。むかしはあさがこなくてずっとよるだったのよ、とおかあさんはよくいっています。 1582 まみやDOODLEDQ2クリア数年後、ムーンブルクの王女が国を復興して女王になる前夜の話。戴冠式前夜、ムーンブルクにて コツン、とひとつ、音がした。音がした方には、窓。 もう外はすっかり暗い。自然の明かりはほぼまん丸な月と数多の星だけではあるけれど、明日の戴冠式を控え、前夜祭が開催されているお城と町の灯りはいまだ絶えない。 式の挨拶の原稿から目を離し、ふう、と一息ついて、音がした窓の方へと歩く。お城の二階にある、自室の窓から下を覗けば、果たしてそこには。 「ローレ! サマル!」 たいまつを手にし、私に手を振るふたり。歳を重ねてあの頃よりも精悍になったふたりの姿は、あの頃と同じ、懐かしい旅装束で。こっちへ降りてこい、とでも言いたげな仕草と、悪戯めいた表情のふたりに、おもわず笑みが溢れる。 急いで衣裳箪笥を空けて、昔のローブを引っ張り出す。急いで着替えて、杖も持って! 準備を整え、私が窓枠に足をかけて飛び降りようとすると、ふたりは揃ってあんぐりと口を開けた。やがてふたりが慌てた様子で、手に持っていたたいまつを消し、地面に放り投げ、こちらに手を伸ばすのを見て、思いっきり飛び降りる。 1456 まみやDOODLEDQ2、サマルトリアの王子がハーゴンの呪いにかかって、世界樹の葉を持ってきた時の話。ずいぶん潔く諦めようとしていたので、そんな感じなのか、とびっくりして書いた。昔の話 子供の頃から、僕、病弱だったんですよ。熱を出して寝込むのはしょっちゅうで、大きな病気をして死にかけたこと、何度もあるし。だから体力がなくて、重い鎧は着られないし、剣の腕前なんか、巷で評判のローレシアの王子とは比ぶべくもなく、だからせめて魔法でも覚えようかと、こっそり練習したりして。 あと、運も悪いんです。覚えてますか? サマルトリアのお城にね、宝箱置いてあったでしょう? 金の鍵じゃないと開かない所にあって、池に囲まれてて、そうそう、ロトの鎧が入ってた。あそこに鍵がかかってたの、僕があの池にはまって溺れそうになっちゃったからなんですよ。二度とそんなことないようにって。そうそう、旅に出て、ローレと合流しようと思ったのに散々行き違いになったこともありましたね。しまいにはハーゴンの呪いにかかるなんて、もう…。笑っちゃいますよね。 598 12