まみや @mamiyahinemosu 好きなように書いた短めの話を載せてます。現在は主にDQ6(ハッ主)、たまにLAL。 ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 67
ALL 6(ハッ主) LAL 2 3 4 5 11S まみやDOODLEハと主が幼少期に実は会ったことがあったりしたらいいなあというほぼ幻覚。ネタバレしかない。ハッ主というかハ→←主くらいの感じ。おにいちゃん、ふたり 花がさいている、くさのしげみの中に、いい大きさの石がありました。 ハッサンはそれをとりだすと、じめんにおいて、足でえいっとけりました。 石は、かべの、ちょうどねらったところに当たって、こつんといっておちたので、ハッサンはガッツポーズをしました。 すると、「こらっ」というこえがきこえました。 見ると、こわいかおをした兵士がこちらにやってきます。 「なにをしている、ここはおしろの中だぞ」 そう言ってちかづいてくるへいしから、ハッサンは走ってにげましたが、すぐにおいつかれてしまいました。 「あぶないだろう、石をけりたいならよそでやれ。どこの子だ? かってにおしろに入っちゃいかん」 ハッサンは、はらをたてて言いました。 6697 まみやDOODLEハッ主、R18。ミニスカナースの続きもの。今度は上主がサキュバス衣装を着る話。ネタバレと♡喘ぎがある。もはや何を注意書きしたらええんかわからん。 13478 まみやDOODLEハッ主前提(本人たちは出てこない)、シェーラ王妃とレイドック城のメイド長の話。ネタバレ注意&かなり独自設定色が強い話です。メイド長は見た! シェーラ王妃様は、わたくしの事をいつも「ねえや」とお呼びになる。 それはシェーラ様がレイドック王に見初められ、若い身空でこのお城にお輿入れされたころから。 わたくしがシェーラ様の侍女に抜擢され、初めてお会いした時、シェーラ様はご自身と同じ年頃のわたくしに、 「ねえ、あなたのこと、ねえやとお呼びしてもいいかしら? 私、普通の家の出だから、レイドック王家のしきたりや、そういうことは何もわからなくて、正直、不安なんだけれど……でも、あなたみたいに年の近い方がそばにいてくださるのなら安心だわ」 と言って、わたくしに微笑まれた。 そう言われてふんわりと嬉しくなり、頷いたのがきっかけで、今に至るまでわたくしはシェーラ様にねえやと呼ばれている。もう、ねえやというような歳では、お互いにないのだけれど。 4579 まみやDOODLER18、ハッ主。ネタバレ&♡喘ぎ注意。初めてのふたり旅の時、ハがオ○ニーするのをうっかり主に見られる話。 12519 まみやDOODLER18、ハッ主。ED後の話。ネタバレ&♡喘ぎがあるのでご注意。不安な主がハのところへ駆け込む話。 5500 まみやDOODLEハッ主、本編前のネタバレ注意。ハと主がお互いのことを好きだと意識した瞬間、みたいなところを書きたかった。好きかもしれない ぽつ、と、顔が濡れた感触がした。 あれ、と思って上を見ると、また、ぽつ、ぽつ、と顔に水滴が落ちてくる。 「雨だな」 隣で、ハッサンが空を睨みつけるように見上げながらそう言った。 雨、と口の中で呟く。そのままぼんやりと曇った空を眺めていると、頭の上に何かがばさりとかぶせられ、ボクは驚いた。 目の前が真っ暗だ。慌てて、目の前を塞ぐ、自分にかけられた何かを手に取って見てみると、それは。 「……黒い布?」 何だろう、と思ってそれをしげしげと眺める。その後にふとハッサンを見て、あっ、と思わず声を上げた。 ハッサンはいつのまにか、いつもは肩に斜めがけしている荷物を手に持って、上半身には何も身に纏わない、裸の状態になっていて、……つまり、この黒い布は。 2052 まみやDOODLEハッ主、R18。ED後、けしのキラマの里の話の後、置いて行かれた主がハッサンにお仕置きプレイする話。※♡喘ぎと縛りプレイあり。何でも許せる人向け。 7737 まみやDOODLEハッ主の絵(年齢制限あるやつ)をまれに描いたら載せるところ 7 まみやDOODLEハッ主、R18。♡喘ぎとネタバレあり。夢を見る主の話。 2194 まみやDOODLEハッ主、R18。ミニスカナースの新人の方のハッ主の続きの話。サキュバスの衣装をうっかり着ちゃう主と振り回されるハの痴話喧嘩。※ネタバレと♡喘ぎあり。 7859 まみやDOODLER18、ハッ主。ED数年後、ハが仕事で忙しくて、仕方なく一人エッッ…をする主の話。※ネタバレと♡喘ぎあり。 3859 まみやDOODLEハッ主、R18。ED数年後、ハッサンがモテるようになって不安になる主の話。♡喘ぎとネタバレあり。 8249 まみやMOURNINGR18、ハッ主、没小説の一部の供養。♡喘ぎあり。対面座位で致してるだけです。 1881 まみやDOODLER18G、ハッ主。ミニスカナース(https://poipiku.com/3578885/8530835.html)の話の中に出てきた新人ナース、教わったテクを得意げに披露して嫉妬ッサンに返り討ちに遭うの巻。ネタバレ&♡喘ぎ&若干の無理矢理感とイラマがあるのでR18G指定とパス(BLといえばの3桁数字です)つけてます。 12470 まみやDOODLEハッ主、R18。ハ×主(上下の2人)の3P。主×2がミニスカナースの服を着てる。ネタバレ&♡喘ぎあり。もはや何を注意書きしたらええのかわからん。お好きな方はどうぞ。 7781 まみやDOODLEハッ主、R18。ED迎えて数年後の設定なのでネタバレ&♡喘ぎ等ご注意。主に弱みを握られたハが主にオイルマッサージをしろと強要される話(???)。 9061 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後、モブ視点のふたりの話。ミレーユさんも出てくる。ニセ王子 知らない人がいた。 森の中の、キノコがよく生えている、ぼくのとっておきの場所に。 ぼくや、父ちゃんや母ちゃん以外の人が、こんなところにいるだなんて思いもしなかったから、ぼくはびっくりした。 しかも、その人は、オレンジ色の服のすそを袋みたいにして、その中にたくさん、山ほど色んなキノコを入れていたから、ぼくは思わず叫んだ。 「キノコどろぼう!!」 するとその人は振り返り、驚いたように目をまん丸にしてぼくの顔を見た。 「ここはぼくが見つけた場所なの!!」 さらにそう言えば、その人はしばらくぽかんとしていたけど、おかしそうに、あっはっは、と笑い、ぼくの方に近づいてくる。思わず身構えると、その人はにっこり笑って「ごめんね」と言った。 6464 まみやDOODLER18、ハッ主。おどりこのふく(https://poipiku.com/3578885/8177815.html)の続き。ゲーム本編ネタバレ&受の女装&♡喘ぎがあるのでご注意。今回はバニースーツです。 8089 まみやDOODLEハッ主、全然大したことないけど剃毛のシモ寄りな話なのでR18で。でも剃ってない(???)。本編前のふたり、天然な主に振り回されるハ。旅を始めて結構最初の頃。ネタバレ注意。 3297 まみやDOODLEハッ主、R18。『エッチなしたぎ』(https://poipiku.com/3578885/8075888.html)の続きの話です。ゲーム本編ネタバレ&♡喘ぎ&受の女装があるのでご注意。 19803 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後少し後〜数年後設定、モブ視点から見たふたりの話。音「おい、ハッサン! 馬鹿野郎、そっちじゃねえ、壊れてんのはあっちの屋根だ!」 「へっ!? あれっ、こっちの方向だと思ったんだけどな」 教会の屋根の上から、威勢のいいやりとりが聞こえてくる。 声の主を見たいと思ったけれど、屋根の上は外からじゃ高すぎて見えない。諦めて、私は教会の中に入り、ベンチに座ってお祈りするふりをしながら、上の方に耳を傾け続ける。 賑やかな声はしばらくするとやみ、やがて、カンカンと何かを打ち付けるリズムのいい音が聞こえてきた。 釘を打ってるのかしら? それとも… 私が考えながらその音を聞いていると、ギイ、と音がして、教会の扉が開いた。 なんとなくそちらを見てみれば、男の人がひとり、教会に入ろうとしてくるところだった。 2382 まみやDeep Desireハッ主、R18。初めての2人旅、天然な主に振り回されるハの話。ゲーム本編の超絶ネタバレ+受の女装+♡喘ぎがありますのでご注意。 12412 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後の話。自分の部屋を作ったハの所に遊びに行く主の話。一人部屋 ハッサンが、いつになく嬉しそうな顔をしている。 「何かいいことでもあったの?」 そう聞くと、よくぞ聞いてくれた、とでも言わんばかりにハッサンは何度も頷く。 「へへ、実はよ、自分の部屋作ったんだ」 見にくるか、レック、と、これはもう、絶対見にきてほしいんだろうなと察しのつく満面の笑みで言われて、オレはおもわず笑ってしまった。 オレたちのデートはいつも、サンマリーノの桟橋で落ちあって、どこか別の場所に移動してからってのがお決まりだけど。 「うん、行く行く! でもそれなら手土産でも持ってこればよかったな。お邪魔するなんて思ってなかったから」 「ああ、そんなの気にすんなよ。長居するつもりはねえし、ちょっと見せてえだけだから」 2066 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。敵に操られハ×下主。♡喘ぎあり。合意なしの無理矢理感があるので、R18G指定&オチは薄暗いです。何でも許せる人向け。パスワードはBLといえば、の3桁の数字です。 7980 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。EDを迎えた後に主のことが好きだと気づいてしまったハの話。若干R18っぽい場面があるものの全く大したことないので年齢制限はつけませんが、お苦手な方はご注意ください。秘密 サンマリーノに遊びに来ると、レックはいつも桟橋に佇んで、海を眺めている。 そんなレックに駆け寄りながら、オレが「おーい、レック!」と声をかけると、レックはすぐにこちらを振り返る。そして、笑いながら、「よう、ハッサン!」とオレの名前を呼んでくる。 レックの笑顔を見たその瞬間、オレの脳裏に、昨日見た夢の光景が浮かんだ。 キスをした瞬間、恥ずかしそうに少し逸らされた赤い顔。いいか、と聞いたらこくりと頷いてくれたから、ベッドに押し倒した時に見下ろした、上気しながらも少し不安そうな顔。オレがどこかを触るたびに上がる、色っぽい喘ぎ声。 『あ、あ…っ! ハッ、サ……! ん…』 そこまで思い出してオレはぶんぶんとかぶりを振った。 8636 まみやDOODLEハッ主。淫魔が出てくる話の続き。淫紋と♡喘ぎとモブ(淫魔)が出てくる。もはや何を注意したらいいのかわからん内容ですが、未成年の方は読まないでね。 17768 まみやDOODLEDQ6、ハッ主、というか、ハ(×2)×主の3人。ゲーム内容のネタバレと♡喘ぎと3Pと私の性癖が相変わらずアレだけどわりとハートフルな話です(本当か???)。覚悟のある人だけ読んでください。※未成年の方は読まないでね! 7771 まみやDOODLEハッ主。淫魔に襲われそうになるハの話(未遂)(淫魔パロとかではない)(???)。淫魔 宿屋の部屋の扉を開けたら、先客がいた。 ベッドに座っていたそいつは、オレが部屋の扉を開けると驚いたようにこちらを振り向き、そして勢いよく立ち上がる。 「あ、やっと帰ってきた! 遅いぜ、ハッサン」 そいつはそう言うと、にっこりとこちらに笑いかけてきた。 青い髪の男だ。オレより歳は若そうに見える。屈託のない、人のよさそうな笑顔にうっかりつられて笑いそうになる、が。 いやちょっと待て、その、そもそも、この。 「だっ、誰だよ!? っていうか魔物だよな!?」 男の、頭から伸びた二本の角と、おそらくケツから生えている黒い悪魔のような尻尾が、目の前の男が人間ではないことを示している。 そもそも、目の前の魔物がもし人間だったとしても普通におかしい。オレは旅の武闘家だが、一人旅で連れはいないし、知り合いにもこんな奴はいない。 2926 まみやDOODLEハッ主、ED数年後設定。即位の前、遠距離恋愛をしているふたりのあれこれ。即位の前、サンマリーノにて 王族からの正式な手紙というのを初めて見た。 レイドックの兵士と文官らしき男がうちの家にわざわざやってきて、ハッサン殿へお渡しいたします、とオレに直接、うやうやしく差し出してきたその手紙の宛名には、ずいぶん立派な、いっそ大げさなほど仰々しい字で、確かにオレの名前が書かれている。 オレは物珍しさから、受け取ったその手紙を何度もひっくり返し、ためつすがめつ、まじまじと見てしまった。 差出人の名はレックだった。 レックから手紙をもらうのは初めてじゃない。旅の最中に恋人同士になって、そして、デスタムーアを倒して旅を終えてから今まで、なかなか思うようには会えない日々を過ごしながら、何度も手紙のやりとりをした。 4819 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ネタバレ(と触手)と睡眠姦と襲い受けと♡喘ぎと私の性癖のコンボが炸裂している話なので、萌えられる人はたぶん相当な猛者。※未成年の方は読まないでね! 6712 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後、デート中のふたり。寂しい レックが、ちら、と窓の外に目を向けた。 窓枠に切り取られた空は、夕焼け空の赤色に上から深い群青色をまぶしたような色をしている。 「レック、メシ食いに行くか? そろそろ」 そう言えば、レックはオレの胸元に顔を埋めたままかぶりを振る。レックの、いつもより少し汗で湿っているものの、相変わらず勢いのいい髪の先が肌に擦れてくすぐったかった。 「やだ、もうちょっと」 「……でも、時間、まずいんじゃねえのか」 オレがそう言うと、そうだよ、とレックは決まってぶすくれたような声を出す。こうなるとレックは案外強情だ。オレがため息をついて裸のレックを抱きしめると、レックは何も言わず、オレの体に腕を回してぎゅっと抱きついてきた。 2563 まみやDOODLEDQ6、ハッ主のSS詰め合わせ。色んなふたり。ハッ主SS『酒』 「オレ、お酒ってほとんど飲んだことないんだ」 レックと、ラーの鏡を探して旅をするようになって少し経つ。たまたま酒の話をしたら、そう言ったレックに、それならオレが教えてやるか、と意気揚々と酒場にやって来たのが、少し前。 「酒はさ、一度どれくらい飲めるのか試してみた方がいいぜ。自分の限界ってのをわかっとかねえと、いざ飲んだ時に度を越してぶっ倒れたら困るだろ」 そんなもんなの? と首を傾げながら隣に座ったレックに酒を注いでやれば、レックは顔色を変えず、ニコニコして、案外いける、と言いながら酒を飲み続ける。 こいつ、ひょっとしてザルなのか、オレより強えかも、と思っていると、レックは突然オレの腕に寄りかかった。ん、と思ってレックの顔を見ると、レックはオレの顔をうっとりとした表情で見つめ、オレの腕をぎゅうと抱きしめてくる。 3744 まみやDOODLEDQ6、ハッ主前提。ED数年後、元じいやと喋る主。孫視点。ハッサンは出てこない。大事なこと「じいや、オ…いや、ボク、好きな人がいるんだけどさ」 「ほほう、王子様ももう年頃ですなあ。じいめは嬉しゅうございますぞ」 王子様が世界を救う長い旅を終え、レイドックに帰ってこられてもう数年が経つ。昔、王子様のお世話をしていたことが何より自慢のおじいちゃんの元へ、王子様はたまにお話をしに顔を出してくださる。 たまたま私がおじいちゃんの家に来ていた時に王子様がやってきて、そんなお話をし始めたので、私はびっくりした。 強くて、精悍で、格好良くて、レイドックだけでなく、世界をも救った勇者である、レック王子様。レイドックで王子様に憧れない年頃の娘はおらず、ご結婚はいつなのか、もしされるならお相手は誰なのか、それは常に国中の皆の関心ごとだ。いつ王に即位されるのか、も併せて。 1651 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後しばらくしてから。遠距離恋愛してるふたりが盛り上がっちゃったやつ。※♡喘ぎがあります。お好きな方はどうぞ。 9595 まみやDOODLEハッ主の絵をまれに描いたら載せていくところ 29 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。前の話の続き。うっかりラッキースケベっぽい。 8275 まみやDOODLEDQ6、ハッ主(未満)。無自覚で好き合ってる感じのふたり。ぱふぱふ レックがぱふぱふを覚えたらしい。 ダーマ神殿で転職し、レックが遊び人になってしばらく経つ。他の職よりも速くマスターできるスーパースターになって、そして早く勇者になるのだ、というレックを止める仲間は誰もおらず、オレも、頑張れ、と声をかけたが、しかしたまに戦闘中に見せる奇行というかおふざけというかを見せられると、若干どころかかなり心配になるのも事実だ。 遊び人から別の職に転職したら、ちゃんと元に戻るんだろうな? さすがにこのままってことは……ないよな? そんな心配をしながら過ごしていたある日、レックが「ハッサン、オレ、ぱふぱふのスキルを覚えたぞ!」と笑顔でこちらに報告してきた。 ぱふぱふ。 を、レックが…? 1936 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。前の話の続き。サンマリーノに到着してすったもんだ。本 3「透明なのに、宿代取られるの納得いかない」 レックが財布の中身と宿屋の主人を交互に見ながら恨めしそうに呟くのに、おもわず笑う。 地面に開いた大穴から真っ逆さまに下に落ちてやってきた、レックいわく、幻の大地。ダーマ神殿とやらの跡地から少し離れたところにある、サンマリーノという港町についたオレたちは、とにもかくにもまず宿屋に向かった。 透明になったはずなのに、なぜか魔物には俺たちの存在がバレる。上の世界にいた時から戦い通しで、オレもレックもそろそろ体力が尽きそうだった。 「前に幻の大地に来た時さ、ここじゃない町で宿屋に入ったんだけど、なんと!タダで泊まれたんだ」 きっとここでもタダで泊まれるはず、と、いたずらっ子のような顔でうきうきと楽しそうに宿屋に向かったレックはしかし、宿屋の主人に話しかけると普通に金を取られてしまったようで、がっくりと肩を落とした。 3939 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。前の話の続き。本を探すハッサン。本 2 ない。 いつも背中に背負っている袋を探ってみるが、見当たらない。さらに念入りに、袋の中身を全部ひっくり返してみても、一向に、影も形もない。 ひょっとして、部屋のどこかに落としたか、とベッドの下やら、廊下やらをきょろきょろと探してみても、どこにもない。 参ったな、とひとりごち、オレはベッドにどすんと腰を下ろした。 袋に入れていた、オレの虎の子の、…有り体に言ってしまうと、エロ本。それが忽然と姿を消してしまった。 どこでなくした? 昨日の夜には確かにあったはずだ。ただ今朝以降は、……いや、昼過ぎに、袋から薬草を取り出した時に、袋の中でその存在を視界の端で確認した覚えがある。その後は、一度休憩した時に、袋を無造作に馬車の中に置いたような……? 2501 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ラーの鏡探索中、まだ付き合ってない(けどそのうち進展する)ふたり。本 どさ、と何かが床に落ちる音がした。 驚いて振り返ってみると、ハッサンがいつも背に担いでいる、オレンジ色の袋が床に落ちている。 あの袋、宿屋にチェックインして、ちょうどさっきハッサンが風呂へ行く前に、椅子に向かって適当に放り投げていた。ちゃんと乗り切っていなくて落ちたとか、きっとそんなところだろう。 拾っといてやるか、と思い、落ちている袋を手に取ったら、中から何かがぽろりと落ちた。 とりあえず袋を椅子の上に置いて、落ちたものを拾って、見てみると。 「……本、か?」 掌に収まりそうな、小さめの本だった。 一緒にレイドックの兵士になって、おまけに旅をするようになって少し経つが、ハッサンが本を読んでいる姿というのを、オレは見たことがない。手持ち無沙汰な時は、体を鍛えるために稽古をしたり、オレと話をしたり、意外と器用に木や草で何かを作ってみたり、そういうことをしている印象が強い。地図を見たりするのもそんなに得意じゃなさそうだから、そういうのももっぱらオレの役目だし。 1880 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。こんなこともあるかもしれないな〜という可能性を考えてみた。真夜中の逢瀬 そいつはいつも、真夜中にやってくる。 大概、オレと、仲間であり恋人でもあるレックが、ベッドの上で盛り上がりすぎた時。張り切ってしまったオレが、レックを抱き潰した末に、レックが気絶して眠ってしまって、オレがその後始末を終えたくらいのころ。 今日も、レックの身を清めて、寝間着に着替えさせて、使ってないベッドに寝かせて。そして、完全に寝入っているレックに、おやすみ、と声をかけて、自分のベッドに行こうと踵を返した、その時だった。 そいつが、やってきたのは。 「……ハッサン?」 寝ていたはずのレックに声をかけられて、オレは振り向く。レックはなんだか不思議そうな顔で、ぱちぱちと瞬きをしながら、オレの顔を眺めてくる。 2140 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ご飯食べてる続きもの、完結しました。なんとかハッピーエンドになったかな?超ネタバレご注意。未成年の方は読まないでね! 18523 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後、結婚して新婚になったふたり。ハッサンの仕事を手伝っている(ようないないような)主の話。家を建てる レイドックの国には、ひとりの有名な大工が住んでいる。 名をハッサンという。 サンマリーノの出身で、父親も大工。かつて、レイドックの王子であった勇者と共に旅をし、世界を救った後、家を継いで自身も大工となった。 そしてレイドックに新しい王が即位し、レイドックの城の建て替え工事を任されるにあたり、レイドックの城下町に自らの店を構えた。 父親も評判の大工だったが、見事に建て替えられたレイドック城を見て、父親を超えるほどの腕前だと評判となった上、なんとつい先日、レイドックの王と結婚し、王配となったため、興味本位の客まで増え、注文は引きも切らず、大工仕事の依頼は予約だけで数年待ち。 おまけに、店にはたまに、彼の伴侶であるレック王がたまに顔を出すらしいという噂が広まり、店が開いていると、冷やかしや野次馬の客がしょっちゅう出入りするようになってしまった。 4931 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。一つ前の話の続き。ふたりが恋人になる話。あんまり甘い感じではない。今回は宿屋でサンドイッチ食べてる。期間限定 オレが目を覚ました時、ハッサンはオレより先に目を覚ましていたらしく、呆然とした顔でオレを見下ろしていた。 ハッサンのものはまだオレの中にある。昨日気絶するように寝た時よりは少し大きくなっているような気がしたけど、厳密に比べたわけでもないので、気のせいかもしれない。 とりあえず、起きたので、おはよう、と声をかけると、おはよう、とハッサンも返事をしてくる。そしてハッサンは引き続き呆然とした顔のまま、恐る恐る、という風に口を開いた。 「……………レック、あの、これは、どういう」 どういう、と言われても、説明がしづらい。 酔ってぜんぶ夢だと勘違いしたハッサンが、オレの尻にちんこを挿れてきた、とでも言えばいいのか。 8453 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。初めての2人旅、だいぶ時間が経って、ミレーユとモブの悪者が出てくる。酒場にて。うっかり致しちゃうふたりの話。※未成年の方は閲覧しないでね! 10886 まみやDOODLEDQ6、ハッ主っぽくなってきた。初めての2人旅、だいぶ打ち解けて仲良くなってきたころ。これ、あげる「なあハッサン、あれ見て」 ボクの指差す方向を見て、ハッサンは少し顔をしかめた。 視線の先には、男女。カフェのオープンテラス席で、仲が良さそうに笑い合いながらケーキを食べている。 「レック、人を指差すんじゃありません」 「違う、人はどうでもいい…って言ったら語弊があるけど。ほら、見て、今」 女性の方が、男性に、自分のケーキをフォークに掬って、食べさせてやっていた。 よほどおいしいのか、男性はニコニコしながらケーキを頬張っていて、それを見た女性も嬉しそうだ。ふたりは今度は逆の動きをして、女性の方が嬉しそうに男性のケーキをもらっている。 「……見てるだけで胸焼けしそうっていうか、じろじろ見てたら失礼だぜ、こういうのは。向こうに気づかれても気まずいし…ほら、早く行こうぜ、レック」 3194 まみやDOODLEDQ6、ハッ主…にまだなりきれてない。初めての旅、ちょっと経ったころ、飯屋に入る。友達「おっ、パエリアがあるぜ、この店」 海の近くにある街の飯屋のメニューを見て、ハッサンが嬉しそうな顔をする。 「ぱえり、あ…?」 「やったぜ、アクアパッツァもある! よし、頼もう」 そう言うが早いか、ハッサンは店員さんを呼びつけて、パエリアと、アクアパッツァと、あと、貝の壺焼きとやらを頼んでしまった。 「あ……あくあ、ぱっつぉ…?」 「ツォじゃねえ、ツァだ。魚とか貝とかが色々入ってる、煮込み料理だよ。この街もそうだけど、オレの故郷のサンマリーノは海の近くだから、小さい頃からよく食べてたんだ。美味いぜ」 「へえ…」 なんか呪文みたいな名前だな、と呟くと、ハッサンは、そうかもな、と笑った。 「そういやお前、貝の食べ方、わかるのか? 前、骨つき鷄が出てきた時、戸惑ってたろ」 3498 まみやDOODLEDQ6、ハッ主。ED後少し経ってから。サンマリーノのハッサンの実家にて。バカ息子 ハッサンは嘘をつく時、目線をさまよわせる。 ……とは、かみさんの言だ。 オレにはハッサンのそんな細かい癖はよくわからない。ついこの前までずっと家を出ていたし、いまだにまともに会話するのが仕事の時くらいしかないからだ。 仕事の時に、ハッサンに嘘をつかれたことはない。オレが怒ると、文句を言い返されたり、悔しそうな顔をしたりしてくることはあっても、誤魔化してきたことは一度もない。 基本的に、真面目なんだろう。短気な所はあるが、それも、家を出る前よりかなりマシになった。前なら反射的に言い返してきただろう場面でも、ぐっと我慢して一度神妙な顔で考えてから口を開くようになった。それに、早く一人前になりてえから、と言って、ずいぶん熱心に大工仕事に取り組むようになった。 3045 12