mitotte_kazu @mitotte_kazu 自機ルガオスとエタバン相手のヴィエラとかよそよその話とかNPCよその話とか置いとく場所。リアクションとても嬉しいですありがとうございます ☆quiet follow Yell with Emoji POIPOI 105
ALL ディンエラ mitotte_kazuPAST食べ物作る🦍と🐇の話ロランベリージャム じゃーん、と誇らしげなヴィエラが差し出してきたのは、籠いっぱいのロランベリーだった。 「……美味そうだな」 「でしょ?」 彼女の細い指が艶々と輝くベリーを摘みあげ、ルガディンの口元に差し出してくる。 「頼まれごとしたら、お礼にってめちゃくちゃくれたんだぁ」 掌を示してもぐいぐいと口元目掛けて差し出されるので仕方なしに口を開いた。ベリー特有の酸味と甘味が広がり、思わず頬が緩む。 「……でもこれ痛みやすいから、すぐ食べないとダメなんだって」 「その前に食い切りたいな」 二人して籠からベリーを摘み食いしつつ、考え込んだ。 腐らせてしまうのは惜しいが二人で食べきるには量が多すぎる。だからといって知人に配るには痛む前に捕まえるのが困難な人もいる。 1909 mitotte_kazuMOURNINGほんのりセンシティブな🦍🐇※例の数字(3文字) 518 mitotte_kazuMOURNINGとても短い🦍🐇口付 ルガディンの口元をヴィエラの指先がなぞる。目を閉じてされるがままの彼から手を離した彼女がむぅ、と呟いて鞄の中を漁った。目を開いた彼が鞄から取り出されたポーチ内を探る彼女の指先を眺めていると、まだダメだよ、と彼女が悪戯っぽく笑う。小さく溜息を付いて肩を竦めた彼が目を閉じて少しすると、唇に柔らかな何かが触れた。唇をなぞる柔らかな感触の正体を予想しながら、彼女の動きが止まるのを待つ。 「……リップクリーム?」 動きを止め口元から離れたものの正体を告げて目を開く。当たり、とにんまり口角を上げた彼女がリップクリームの蓋を閉じていた。微かに漂う香りと口元の質感に違和感を覚えつつ、彼は数回頷く。荒れていたか、と独りごちた彼に割とね、と返した彼女がポーチを鞄に仕舞う。 445 mitotte_kazuPASTめちゃくちゃ短い🦍🐇※死ネタ別離 どこか適当な死に場所を見つけて人目を避けて死ねればいいとも思って始めた冒険だった。出会いと別れを繰り返して自分より先に死ぬもの、何かを遺して逝くもの、それらに託されたものが知らず知らずに増えていった。傷と皺の増えた彼の頬を彼女の指がそっと撫でる。適当なところで見切りを付けて貰いたかったが、思っていた以上に粘り強く永く彼女は付き合ってくれた。申し訳ないなと言うと今更と微笑まれる。良い旅だった?尋ねてきた彼女にお陰様でと返す。満足気に頷いた彼女の悔いはない?という問いに短く息を吐いた。残して逝くのが悔しい、と伝えるのは狡いと思うが最期の我儘だと許してほしい。 281 mitotte_kazuPASTとても短い🦍🐇牽制 アルカソーダラ族の依頼の報告をしていたルガディンのリンクシェルに通信が入る。報告を手早く済ませ、出てみると聞き慣れたヴィエラの声がした。用事を尋ねると特に、とこともなげに返される。 「リムロミって今から来れる?」 唐突に何だと思いながら了承すると、少しの間を置いて彼女が言う。 「今ちょっとそこでねぇ、ナンパされてるんだけど」 二人がかりでねぇ、と呑気に続けた彼女に溜息を吐く。心配そうに近付いてきたアルカソーダラ族に掌と笑顔を向け、大丈夫だと示した。 「エタバンリング見せて威嚇しようかと思ったけど、そういうので納得しなさそうな子達でさぁ……」 その外見や格好で1人で歩いていると致し方ないことだと思いながら、彼はちょっと待ってろ、と返す。 535 mitotte_kazuPASTとても短い🦍🐇行事「イベント盛り沢山だね」 ぺらぺらと手帳を捲りながらヴィエラが呟いた。何があったか、と考え込んだルガディンが季節にちなんだイベントや新たなアライアンスなどが頭をよぎり、確かにな、と短く同意する。 「新しいアライアンスの装備も欲しいし、エッグハントも気になるし、」 指折り挙げていく彼女に彼はだろうな、と苦笑する。時間が足りない、と呻く彼女に微かに口角を上げた彼が温かい紅茶を差し出す。 「ゆっくり楽しめばいい」 彼を見上げ、だね、と同意した彼女が一口紅茶を飲み、続ける。 「勿論ディンも一緒にね」 楽しみの中に自分が含まれていると思っていなかった彼が数回瞬きし、再度苦笑した。 「装備の横取りは極力控えようか」 318 mitotte_kazuPASTとても短い🦍🐇表情筋「あんまし笑わないよね」 ルガディンの顔にかかる前髪をかき上げたヴィエラが呟いた。まじまじと見つめてくる彼女に彼が溜息を吐く。 「常に笑顔のルガディンというのも不気味だろう」 そうかな、と彼女が手を伸ばして来た。くい、と彼の口角を上げしばらく眺めてから吹き出した彼女がごめん、と笑いながら謝る。別にいい、と目を閉じた彼の口角をしばらく彼女は楽しそうに上げ下げしていた。ぶに、と彼の頬を彼女のしなやかな指が挟むように押し潰す。 「……楽しいか?」 大人しくされるがままだった彼の質問に対し、頬の感触を楽しむようにむにむにと彼女は触り続けていた。 「わりとクセになる感触」 その間も止まらない手の動きからお世辞などではないとわかった彼がそうかと呟く。 360 mitotte_kazuPASTとても短い🦍🐇獲得「だからタンクもヒラもしてないって!!」 ボスを倒し開けた宝箱の中身、目当てのジョブ以外の装備品を宝箱に投げつけながらヴィエラが叫んだ。あーもう!と悔しそうに宝箱の中を再度覗き込み、もう一つ入っていたアクセサリを摘み上げる。 「レンジの胴装備だったか?」 溜息と共に戻された宝箱の中身をちゃっかり拝借しながらルガディンが目当ての品を尋ねるとそう、と彼女が肩を落とした。 「せめてリーパーの服ならまだ許せたのに…」 もう何度目だろうか。そろそろ館の主から出入り禁止が出されそうなぐらい周回を重ねたダンジョンを後にする。ちぇ〜、と残念そうに唇を尖らせた彼女がちらりと館を振り返った。もう一回行くか?と声をかけた彼にいい、と苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。 540 mitotte_kazuPASTとても短い🦍🐇背凭 ベッドに腰を下ろし、真剣にトームストーンに向き合うヴィエラの横顔を眺めていた。特にすることもしなければならないこともない、のんびりとした時間だった。床に腰掛けてアイテム整理をしていたルガディンがのそりと立ち上がる。一度彼を見て、彼女は再度液晶に視線を落とした。少しの間を置いて、スプリングが軋む音に合わせて後ろに倒れそうになる。うわ、と小さく声を漏らした彼女を、背後に居た彼が受け止めた。ありがとう、と反射的に返し姿勢を整えた彼女が彼に向き直り、首を傾げる。 「何?」 「しんどくないかと思って」 いや、と前置きして彼が答えた。しんどいとは、と更に首を傾げた彼女に彼があー、と呻いた。 「背もたれにでもなろうかと……」 433 mitotte_kazuPASTとても短い🦍🐇衣服 寒〜い!と不満気に声を上げたヴィエラの横で、ルガディンは襟元のマフラーを整えだろうな、と小さく呟いた。ミラージュプリズムとはいえ、この気温では些か露出が多すぎる格好の彼女が唇を尖らせる。 「だって可愛い格好したいじゃん」 そのまま頬を膨らました彼女に、でしょ?と、同意を求められた。自身にはそういった感情はあまりないが、まぁ彼女ほど魅力的であれば、と彼が頷くとでしょ!と頬を緩められた。そして小さくくしゃみをした彼女に自身のマフラーを外し、くるくると巻き付ける。ルガディンサイズのものなので、首だけでなく口や胸元まですっぽりと覆われた彼女がもぞもぞと襟元を触った。あったかい、と小さく呟いてからまた唇を曲げる。 343 123