ca_ma_ko
PROGRESSちとデカ弟は体が字とかぶってしまうので供養。官邸も下書きしてみたけど先が思いやられる。。脳内補完できないから同じ角度になっちゃった。(もちろんトレスはしていません…この下手さをみよ) 2桃本まゆこ
PROGRESS2/9ピョンまに新刊の進捗です。オメガバース 。カプ混在。松深、沢深、河深要素あります。サンプルはほぼ河田のターン。倫理観薄め、あんまり明るい話じゃないです。お好きな方だけご覧ください!
続◯△⬜︎「これあげます」
深津の手のひらに乗せられたのは白いアヒルのマスコットだった。目の前に立つ沢北はその小さな白い塊に視線を落としたまま、いつもよりずっとしおらしい顔で小さく笑っている。
「俺だと思ってください……っていうのもなんか変か」
だってこれ深津さんだし、と、まるで当然のように沢北は呟いた。沢北は明日、ここからいなくなる。期待と不安と、それらが綯い交ぜになった興奮と高揚に頬を赤らめ、光り輝く目をして未来を見ている。
「深津さんに似てるって思って買ったから、こいつは俺っていうか深津さんの分身みたいなもんかな?」
春に芽吹く若葉のような眩しさで、目の前の少年は晴れやかに笑っている。深津はまばゆいものを見るように目を眇めた。
9959深津の手のひらに乗せられたのは白いアヒルのマスコットだった。目の前に立つ沢北はその小さな白い塊に視線を落としたまま、いつもよりずっとしおらしい顔で小さく笑っている。
「俺だと思ってください……っていうのもなんか変か」
だってこれ深津さんだし、と、まるで当然のように沢北は呟いた。沢北は明日、ここからいなくなる。期待と不安と、それらが綯い交ぜになった興奮と高揚に頬を赤らめ、光り輝く目をして未来を見ている。
「深津さんに似てるって思って買ったから、こいつは俺っていうか深津さんの分身みたいなもんかな?」
春に芽吹く若葉のような眩しさで、目の前の少年は晴れやかに笑っている。深津はまばゆいものを見るように目を眇めた。