gogoichizi_KUA
PAST #KUA課題評価メインビジュアル B74点
理解力:A
表現力:B
造形力:B
がんばりましたマジ
良い点
ラフ全部全然違くていいね!
色がカラフル!表情がいいね!!
改善点
キャラのデッサンがちょっときになる 構図や奥行きを意識しよう!
色彩の明暗がほとんど同じでのっぺりした印象なので、キャラの周りを明るくしたり、目立たせたい部分をしっかり考えて明暗を分けよう!! 2
Betypowder_
PAST参謀×将校アンソロジー「3時のおやつにショートブレッド」に寄稿した小説です。偏愛「お前、疲れてるのか?」
いつも通り食事を用意しに来た参謀に将校が声をかける。
「何を急に?」
「質問に質問で返すな。」
「これは驚きましたね、捕まっている貴方が私に指図するなど……」
「くだらない。いいから応えろ。」
将校を後ろ手に縛っていた縄が解かれ、胸の前で手錠がかかる。ポケットの中の小銭を動かしたように鳴く鎖が、参謀の手の内まで伸びている。
将校の座る椅子の前、やけに仕立ての良いテーブルクロスのひかれたその上に、スープにパンと、焼いた肉の、筋のないところが並べられた。
紅茶のカップを音もなく置いた参謀がお言葉ですが、と口を開く。
「黒い油を取り逃した事を散々咎められ、果ては私に怪我を負わせた貴方の始末が決まるまで世話をさせられていて、疲れていないとでも?」
5630いつも通り食事を用意しに来た参謀に将校が声をかける。
「何を急に?」
「質問に質問で返すな。」
「これは驚きましたね、捕まっている貴方が私に指図するなど……」
「くだらない。いいから応えろ。」
将校を後ろ手に縛っていた縄が解かれ、胸の前で手錠がかかる。ポケットの中の小銭を動かしたように鳴く鎖が、参謀の手の内まで伸びている。
将校の座る椅子の前、やけに仕立ての良いテーブルクロスのひかれたその上に、スープにパンと、焼いた肉の、筋のないところが並べられた。
紅茶のカップを音もなく置いた参謀がお言葉ですが、と口を開く。
「黒い油を取り逃した事を散々咎められ、果ては私に怪我を負わせた貴方の始末が決まるまで世話をさせられていて、疲れていないとでも?」
薬膳りんごカルピス
PAST音楽科に転科したばかりの高咲が自分の才能に向き合う話『嵐珠ちゃんは許してくれない』ピアノの鍵盤を前にして、私はただ黙って座っていた。
譜面の上には、途中まで書きかけた音符がいくつか並んでいる。でも、どうしても次の一音が思いつかない。どれだけ手を動かしても、心に響くメロディにならない。
─────才能がないんじゃないか。
そんな考えが頭をよぎる。
もともと普通科にいた私が音楽科に転科したのは、みんなの夢を応援するうちに「音楽」というものに惹かれたからだった。
ピアノは昼休みに遊び半分で弾く程度だったけれど、本格的に学び始めたのは最近のこと。最初のうちは授業についていくのが精一杯で、それでも必死に食らいついてきた。
でも─────
「やっぱり、才能がある人には敵わないのかな……」
ポツリと呟いた言葉は、空気に溶けて消えていく。
1333譜面の上には、途中まで書きかけた音符がいくつか並んでいる。でも、どうしても次の一音が思いつかない。どれだけ手を動かしても、心に響くメロディにならない。
─────才能がないんじゃないか。
そんな考えが頭をよぎる。
もともと普通科にいた私が音楽科に転科したのは、みんなの夢を応援するうちに「音楽」というものに惹かれたからだった。
ピアノは昼休みに遊び半分で弾く程度だったけれど、本格的に学び始めたのは最近のこと。最初のうちは授業についていくのが精一杯で、それでも必死に食らいついてきた。
でも─────
「やっぱり、才能がある人には敵わないのかな……」
ポツリと呟いた言葉は、空気に溶けて消えていく。
小狐リラン
PAST仕事から帰ってきたその日、俺はガレージに見たことの無い黒い生き物を見つけた。ガレージにいた黒い生き物の話 かなり強い雨が降っていた日の夜のことだった。
土砂降りの雨の中、濡れながらも帰ってきたその日の俺は、駐車場である共有ガレージの隅に、見慣れないものを目にした。
大型犬くらいの大きさがある、全身が黒にかなり近い藍色をした生き物。丸まってゆっくりと身体を上下させているところから、恐らくは眠っているのだろうと判断できる。
全体的に顔立ちは猫のようである。目元から耳と思われる部分の体毛は赤く、舞踏会のマスクのようだ。口の上は鳥の嘴のようになっており、鼻も鳥の形状に近い不思議な顔をしている。腕には畳まれているような皮膜があり、なにやら翼のような雰囲気を漂わせていた。やたらと長い尻尾は、滑らかな体毛が揃っているが、先端の方になると、どこか刺々しい印象をうけた。
5872土砂降りの雨の中、濡れながらも帰ってきたその日の俺は、駐車場である共有ガレージの隅に、見慣れないものを目にした。
大型犬くらいの大きさがある、全身が黒にかなり近い藍色をした生き物。丸まってゆっくりと身体を上下させているところから、恐らくは眠っているのだろうと判断できる。
全体的に顔立ちは猫のようである。目元から耳と思われる部分の体毛は赤く、舞踏会のマスクのようだ。口の上は鳥の嘴のようになっており、鼻も鳥の形状に近い不思議な顔をしている。腕には畳まれているような皮膜があり、なにやら翼のような雰囲気を漂わせていた。やたらと長い尻尾は、滑らかな体毛が揃っているが、先端の方になると、どこか刺々しい印象をうけた。
はんじゅく/さち
PAST※10年以上前に描いたものですので矛盾や解釈違いがあると思いますので予めご了承ください。私もなぜ食満先輩の前髪をこう描いたのか今思うと不思議です。
20140112発行
【お手柔らかに!】五年生+食満
Web再録 16
ならあんこ
PAST舞踏ものまとめくすまも沼に嵌り、舞踏シーンを描きたくてXアカウントを取得したと言っても過言ではないくらい舞踏シーンがとても好きです。増えればこちらに足していってまとめにしておきたい所存 9
moommmoom2
PASTハンジさんが無医村を巡回する医者だったら、という二次小説です。リヴァイも出ます。モブも出ます。全年齢CP無しバディものです。微流血描写。
Xfolioで公開済み( https://xfolio.jp/portfolio/Momofrzn/works/3488393 )
医療行為の描写は正確ではありません。
伝言 道は乾いていた。
道と同じ色をした岩山も、その裾に小さく並んでいる家々も、同じように乾いている。
ざり、ざりと地面を踏む音までも、潤いの一滴も無さそうな極度乾燥だ。
こめかみから顎に流れ落ちた汗は、地面に滴るや、即座に、手品のように消え失せた。吸い込まれたのか蒸発したのかもよくわからない。
空を仰いで水筒の底のぬるい水を含む。
空は、底が抜けたような群青をしていた。
***
小さな砂煙を伴って近付いてくる荷車に知った顔を見とめて、ハンジは口元を緩めた。
「先生、迎えにきた。」
砂埃よけの頭巾の奥に人懐こい瞳を輝かせた青年が、荷車を止めながら声をかける。会うのは半年ぶりで、ロバを御す姿は少し大人びたように見えた。
5806道と同じ色をした岩山も、その裾に小さく並んでいる家々も、同じように乾いている。
ざり、ざりと地面を踏む音までも、潤いの一滴も無さそうな極度乾燥だ。
こめかみから顎に流れ落ちた汗は、地面に滴るや、即座に、手品のように消え失せた。吸い込まれたのか蒸発したのかもよくわからない。
空を仰いで水筒の底のぬるい水を含む。
空は、底が抜けたような群青をしていた。
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小さな砂煙を伴って近付いてくる荷車に知った顔を見とめて、ハンジは口元を緩めた。
「先生、迎えにきた。」
砂埃よけの頭巾の奥に人懐こい瞳を輝かせた青年が、荷車を止めながら声をかける。会うのは半年ぶりで、ロバを御す姿は少し大人びたように見えた。