Koi_BTB
MOURNING※繁體中文注意※🍸💿前後有意義,本篇靈感來自5/23 BTB R.E.P.O.的愛情藥水
ZeaFreo|Before He Knew 2⠀
星期五的夜晚是Live House最熱鬧的時刻。
也許是因為星期五代表著放縱過後也能心安理得地回家躺在床鋪,不用考慮離鬧鐘響起的時間只剩幾個小時,也不用去煩惱待辦事項還有哪些工作要處理,可以徹底把腦袋放空整整兩天,拜此所賜,Live House裡很多客人也已經是在清空腦袋的狀況下前來,使得員工們不得不多為此費心注意。
尤其是負責吧檯的調酒師,一名溫文儒雅且紳士有禮的高挑男性,關於音樂的知識富有涵養,以及能與各式客人談笑風生的優秀接待手段,總是吸引不少人滯留吧檯前方。
哪怕客人也許並不瞭解Live House的本質,也並不懂調酒師談論的音樂知識。
說他們是為了Zeal Ginjoka而來也不過分。
3190星期五的夜晚是Live House最熱鬧的時刻。
也許是因為星期五代表著放縱過後也能心安理得地回家躺在床鋪,不用考慮離鬧鐘響起的時間只剩幾個小時,也不用去煩惱待辦事項還有哪些工作要處理,可以徹底把腦袋放空整整兩天,拜此所賜,Live House裡很多客人也已經是在清空腦袋的狀況下前來,使得員工們不得不多為此費心注意。
尤其是負責吧檯的調酒師,一名溫文儒雅且紳士有禮的高挑男性,關於音樂的知識富有涵養,以及能與各式客人談笑風生的優秀接待手段,總是吸引不少人滯留吧檯前方。
哪怕客人也許並不瞭解Live House的本質,也並不懂調酒師談論的音樂知識。
說他們是為了Zeal Ginjoka而來也不過分。
ちまき
MOURNINGステバキ。学園パロ。第12話片思いスティーブ×無自覚バッキー
クリスマスネタ続き。
いつもと違うクリスマス冬休みに入る少し前、学校の中庭にはうっすらと雪が残り、吐く息は白く、空はどこまでも高かった。
寮の仲間たちはそれぞれ荷物をまとめ、久しぶりの帰省に向けて浮き足立っていた。
スティーブも例に漏れず、バッキーと一緒にブルックリンの実家に帰る予定だった。
ふたりが並んで歩くその足取りは軽く、どこか懐かしさを帯びていた。
駅のホームで電車を待ちながら、スティーブはふと、ポケットの中で手を握りしめる。
思い切って、何気ないように装って口を開いた。
「なあ、バッキー。クリスマスって、どう過ごすんだ?」
バッキーは少し考えて、視線を線路に落とした。
「特に何も。親戚の家に顔出すけど……まあ、いつも通りって感じ。別に楽しいもんでもないしな」
2771寮の仲間たちはそれぞれ荷物をまとめ、久しぶりの帰省に向けて浮き足立っていた。
スティーブも例に漏れず、バッキーと一緒にブルックリンの実家に帰る予定だった。
ふたりが並んで歩くその足取りは軽く、どこか懐かしさを帯びていた。
駅のホームで電車を待ちながら、スティーブはふと、ポケットの中で手を握りしめる。
思い切って、何気ないように装って口を開いた。
「なあ、バッキー。クリスマスって、どう過ごすんだ?」
バッキーは少し考えて、視線を線路に落とした。
「特に何も。親戚の家に顔出すけど……まあ、いつも通りって感じ。別に楽しいもんでもないしな」
ちまき
MOURNINGステバキ。学園パロ。11話片思いスティーブ×無自覚バッキー
付き合うまでの馴れ初め。
季節外れだけど、クリスマスネタ。
誰か宛のプレゼント。十二月。街が浮足立つようにきらめき始めた頃――。
ここ最近、バッキーは妙な違和感を覚えていた。
それはスティーブの態度が「冷たくなった」とか、そういう分かりやすいものではない。むしろ逆だった。
「バック、また手袋忘れた?」
授業終わり、ロッカー前で声をかけられたと思ったら、スティーブは新品の手袋を手にしていた。
「これ、予備にって買っといた。前に貸してくれたし、返すつもりで」
――そんなこと、あったっけ?
その日だけじゃない。
バッキーの好物のスナック菓子を購買部帰りに差し出したり、風邪をひかないようにとポケットティッシュを放り投げてきたり、カバンの中にこっそりカイロが入っていた日もあった。
(なんなんだ、最近のスティーブ……やけに気が利くっていうか)
778ここ最近、バッキーは妙な違和感を覚えていた。
それはスティーブの態度が「冷たくなった」とか、そういう分かりやすいものではない。むしろ逆だった。
「バック、また手袋忘れた?」
授業終わり、ロッカー前で声をかけられたと思ったら、スティーブは新品の手袋を手にしていた。
「これ、予備にって買っといた。前に貸してくれたし、返すつもりで」
――そんなこと、あったっけ?
その日だけじゃない。
バッキーの好物のスナック菓子を購買部帰りに差し出したり、風邪をひかないようにとポケットティッシュを放り投げてきたり、カバンの中にこっそりカイロが入っていた日もあった。
(なんなんだ、最近のスティーブ……やけに気が利くっていうか)
はずみ
MOURNING再掲+手直し。幼稚園時代、個性発現前の幼なじみがお絵描きをする話。
フィーリングです。
わたしのえ 真っ白い画用紙に、みっちりとたくさんの人が並ぶ。
だが、出久はまだまだ人を描き足して行くつもりらしい。脇目も振らず、せっせとクレヨンを走らせている。
勝己は心底ゲンナリした。クレヨンを強く握っているせいで包装紙がよれてしまい、出久の爪先には色取り取りの顔料がこびりついている。これではキラキラの『キレイにおかたづけできた』シールは貰えない。
諦めて、もう一度描かれた絵を見る。頭にお団子をつけているのは出久の母──おばさんで、隣にある電話の子機は、きっと海外出張中の父──おじさんだ。
勝己だってもうほとんど覚えていないけれど、父親なのだから、せめて人の姿で描いてやれと思った。
哀れなおじさんの隣には、ウニのような頭の子供が並ぶ。おそらく自分だ。ウニ頭の背後にはメガネをかけたシャツ姿の男と、少し毛足の長いウニ頭が、スカートを履いて並んでいた。順当にいけば、こちらは勝己の両親だろう。おばさんの方には、園の先生や同じ組の子供が並ぶ。その背後には、全てを守るように大きく描かれたオールマイト。彼も例の如く歯を輝かせている。
1727だが、出久はまだまだ人を描き足して行くつもりらしい。脇目も振らず、せっせとクレヨンを走らせている。
勝己は心底ゲンナリした。クレヨンを強く握っているせいで包装紙がよれてしまい、出久の爪先には色取り取りの顔料がこびりついている。これではキラキラの『キレイにおかたづけできた』シールは貰えない。
諦めて、もう一度描かれた絵を見る。頭にお団子をつけているのは出久の母──おばさんで、隣にある電話の子機は、きっと海外出張中の父──おじさんだ。
勝己だってもうほとんど覚えていないけれど、父親なのだから、せめて人の姿で描いてやれと思った。
哀れなおじさんの隣には、ウニのような頭の子供が並ぶ。おそらく自分だ。ウニ頭の背後にはメガネをかけたシャツ姿の男と、少し毛足の長いウニ頭が、スカートを履いて並んでいた。順当にいけば、こちらは勝己の両親だろう。おばさんの方には、園の先生や同じ組の子供が並ぶ。その背後には、全てを守るように大きく描かれたオールマイト。彼も例の如く歯を輝かせている。