くじょ
PROGRESS快新。MMORPGパロディ。過去に途中まで書いたものを大幅リメイク。
※まだ快斗は出てきません。
※元の作品とは所々で設定が異なります。
※今後、登場人物も変わります(予定)
※6月30日あわせで発行予定(予定は未定)
MMORPGパロ。進捗① くるくると回りながら光りを放つゲートから、ひとりの少年が姿を現した。
ゲートは、商店や宿屋など、プレイヤーがゲーム内で必要なものを買い揃えたりいわゆる生活を送るための場所――タウンの中心部から少し外れた小高い丘の上にひっそりと佇んでいる。このゲートはエネミーが出現するフィールドやダンジョン、もしくは現実世界(リアルワールド)からこの仮想現実(『サイバーワールド』)へのログイン時に使用するプレイヤーキャラクターの転送用のゲートとして利用されている。
姿を現した少年の名前は、工藤新一。
まるで詰め襟のようなデザインをした衣装は上下ともに黒を基調にしていて、首元を中心に要所々々に施された繊細で美しい金色の装飾が際立っている。さらに背中には、足首ほどまであるマントが重く垂れ下がっていて、風が吹くとゆっくりとなびく。
10903ゲートは、商店や宿屋など、プレイヤーがゲーム内で必要なものを買い揃えたりいわゆる生活を送るための場所――タウンの中心部から少し外れた小高い丘の上にひっそりと佇んでいる。このゲートはエネミーが出現するフィールドやダンジョン、もしくは現実世界(リアルワールド)からこの仮想現実(『サイバーワールド』)へのログイン時に使用するプレイヤーキャラクターの転送用のゲートとして利用されている。
姿を現した少年の名前は、工藤新一。
まるで詰め襟のようなデザインをした衣装は上下ともに黒を基調にしていて、首元を中心に要所々々に施された繊細で美しい金色の装飾が際立っている。さらに背中には、足首ほどまであるマントが重く垂れ下がっていて、風が吹くとゆっくりとなびく。
三倍酢
PROGRESS漫画の進捗、セリフも入れ始めました。こんな風に狭いコマで話すとき、しゃべるキャラの顔を描くことにしてます。
顔だけでキャラの区別がつくように表情もはっきり描かないといけないので、デフォルメ絵の練習になる気もしますね!
ygok_mari
PROGRESS世界で二人きりになってしまう飯トラの話。上下になるか、上中下になるかまだ未定です。エイジ764年へ【上】やっと、全てが終わった。
崩壊した街の中を満身創痍で佇む。見上げれば、空は皮肉なまでに清々しい夕暮れを映していた。紫の雲は生ぬるい風に流され、橙を飲み込んでいく。それは恐ろしいほどに美しくて、終局を実感させてくる。
念願が叶ったというのに、トランクスは目に涙を浮かべていた。胸の中がざわついて、何かに責められているような感覚が拭えず、押しつぶされそうで、喚きたくて、もがきたくて、苦しい。終わったはずなのに心はボロボロで、砕け散る寸前だった。
身体中を蝕む、鈍く重い痛みが弱い自分を増長させ、耐えきれずに膝から崩れ落ちる。
「やっと人造人間を倒したのに……もうこの世界には、ボクと悟飯さんしかいないんですね……あとは、自分たちが……朽ち果てるのを待つだけ……」
6625崩壊した街の中を満身創痍で佇む。見上げれば、空は皮肉なまでに清々しい夕暮れを映していた。紫の雲は生ぬるい風に流され、橙を飲み込んでいく。それは恐ろしいほどに美しくて、終局を実感させてくる。
念願が叶ったというのに、トランクスは目に涙を浮かべていた。胸の中がざわついて、何かに責められているような感覚が拭えず、押しつぶされそうで、喚きたくて、もがきたくて、苦しい。終わったはずなのに心はボロボロで、砕け散る寸前だった。
身体中を蝕む、鈍く重い痛みが弱い自分を増長させ、耐えきれずに膝から崩れ落ちる。
「やっと人造人間を倒したのに……もうこの世界には、ボクと悟飯さんしかいないんですね……あとは、自分たちが……朽ち果てるのを待つだけ……」