ジナちゃんは普通に、人並みに飲めるタイプだと思ってるんだけど、それはそれとして、お酒に酔っちゃうジナちゃんが見たい。

好みのお酒を見つけちゃったりすると、結構なハイペースで飲んだり、大勢で飲むと基本喋らないので、やっぱりペースよく飲んじゃう。
多分梅酒とか好きそう。
2〜3杯目くらいでちょっとお顔が赤くなる。
酔いが回ると、笑い上戸みたいになるけど、すぐにふにゃってなって眠るタイプ。

いつもSQちゃんに甘えるの苦手なんだけど、酔ってるときはちょっとだけ自分からも甘えられるようになる。
眠くなって、こてんとSQちゃんの肩に寄りかかっちゃうんだけど、ジナちゃんはぼんやりとして離れる素振りはない。

SQちゃんは、いつものジナちゃんが絶対ありえないシチュエーションに嬉しくなって、頭撫でてあげたり、お膝を貸して寝かしてあげる。

御手杵と篭手切江とおてぎね「ね〜おてぎねさん、どう思う？」
「……」
「御手杵さんってば、また朝寝惚けて抱きしめてきたんだよ」
「……」
「ご飯の時も口におべんとうつけて……」
　篭手切がどんなに話しかけても言葉は返ってこない。しかしそれは当然のことであった。相手は『ぬいぐるみ』なのだから。
　審神者から貰ったぬいぐるみ、それは篭手切の想い刀がモチーフになったものだった。綿の詰まったもちもちのぬいぐるみをつっつきながら、ただひたすらに今日あった出来事を喋り続ける。本物の御手杵は本丸の資材不足解消の為にずっと遠征に行ってるから、この『ひとりごと』が聞かれる心配はない。
「そういえばね、御手杵さんとお風呂で一緒になったら、絶対水の掛け合いになるから楽しいんだよ」