へし
小乃木
MOURNINGファイルを整理してたら去年のセルフわんどろへしへしが出てきたので供養がてら投稿します。現在とは設定などが少し変わっている上に何をしているのか書いた本人もわけわかめですがクスクスするへしへし可愛いよね!!!!
という気持ちで発車します。
よろしければご覧ください。
似たものへし 石見国の演錬場に、とても有名なへし切長谷部が二振りいた。
午後二時、午前の部のほとんどの演錬が終わり、人影も疎らになる頃、その二振りは現れる。
その刀は他に審神者も仲間も連れず、いつも二振りだけで来る。
演錬場は見学だけでも可能なため、刀剣男士だけで来る事は珍しい事ではない。ただ彼らは、毎週、毎曜日、同じ時間に現れて、組み合わせも時間も違う試合を見ては、ひそひそ、こそこそと笑い合う。
ひそひそ、こそこそ、くすくすくす――。
何かに気付いた一振りが、うっそりと笑ってもう一振りに耳打ちする。するともう一振りも同じように笑って耳打ちする。それが、彼らがこの場にいる間、何十回と繰り返される。
彼らは双子のように同じ顔、同じ表情、仕草で振る舞う。
1536午後二時、午前の部のほとんどの演錬が終わり、人影も疎らになる頃、その二振りは現れる。
その刀は他に審神者も仲間も連れず、いつも二振りだけで来る。
演錬場は見学だけでも可能なため、刀剣男士だけで来る事は珍しい事ではない。ただ彼らは、毎週、毎曜日、同じ時間に現れて、組み合わせも時間も違う試合を見ては、ひそひそ、こそこそと笑い合う。
ひそひそ、こそこそ、くすくすくす――。
何かに気付いた一振りが、うっそりと笑ってもう一振りに耳打ちする。するともう一振りも同じように笑って耳打ちする。それが、彼らがこの場にいる間、何十回と繰り返される。
彼らは双子のように同じ顔、同じ表情、仕草で振る舞う。
mona5770
DONE(燭へし)燭へしワンドロワンライ20220111テーマ「乾杯」
12月の営業部光忠×長谷部主任のつづきです。
君に幸せあれ「最初はさあ、長谷部のことなんて四角四面のわからずやなんだろうって思ったんだよね」
加州清光の言葉に長谷部はにやりと不遜な笑みを浮かべ、それで?とばかりにわずかに首を傾けた。
「だってさあマニュアルにはこう書いてあるがいいのか?本来はこうすべきじゃないのか?ことあるごとに言ってきて。ほんと新人の言う言葉じゃないよね。長谷部が言うこともわかるけどやってみないとわからないでしょう?って言えば、過去の実績を見るとうまくいくとは思えないってばっさりなんだもん」
同期入社で同じ営業部へ配属された加州と長谷部は付き合いも長く、二人で飲みに行くこともしばしばで気が合うのだとばかり思っていた光忠は少し驚いた。
入社当時、加州は何もかも見透かしたような長谷部のことを偉そうで面倒臭い男だと、長谷部のほうは人当たりがよく、仕事中も部署を超えていろんな人間から声をかけられる加州のことをへらへらした使えない男だと互いに煙たがっていたのだという。
2912加州清光の言葉に長谷部はにやりと不遜な笑みを浮かべ、それで?とばかりにわずかに首を傾けた。
「だってさあマニュアルにはこう書いてあるがいいのか?本来はこうすべきじゃないのか?ことあるごとに言ってきて。ほんと新人の言う言葉じゃないよね。長谷部が言うこともわかるけどやってみないとわからないでしょう?って言えば、過去の実績を見るとうまくいくとは思えないってばっさりなんだもん」
同期入社で同じ営業部へ配属された加州と長谷部は付き合いも長く、二人で飲みに行くこともしばしばで気が合うのだとばかり思っていた光忠は少し驚いた。
入社当時、加州は何もかも見透かしたような長谷部のことを偉そうで面倒臭い男だと、長谷部のほうは人当たりがよく、仕事中も部署を超えていろんな人間から声をかけられる加州のことをへらへらした使えない男だと互いに煙たがっていたのだという。
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DONE去年古典Bさん(@reo_na_mob)からいただいたタイトルを元に描いた燭へしです現パロストーカーネタ、まあまあ倫理観がありません
シーンがぶつ切れでいまいち話が繋がっていないので意味がわからないかもしれません… 24
yukarixxx000
DONE号福&へし燭。メインは号福のほうです。どちらのカプもすでにくっついてること前提。
号さんと福さんの回想を見てときめいた勢いで書きました。
福さんに優しい号さんに死ぬほどときめきます、というお話です。
※号→福は「光忠」呼びです
※福さんは焼失設定
(勢いで書いているので粗がいろいろあるかもしれませんが、お目こぼし頂けると幸いです)
唯一無二「日本号、明日の出陣の件だが――」
言いながら日本号の部屋の障子を開けて、そうして長谷部は言葉を失った。部屋には日本号以外に、福島光忠の姿もあったからだ。
もっとも、ただ福島がいたというだけなら、長谷部もたいして驚かなかった。日本号と福島は、この本丸に刀剣男子として顕現する以前からの知己だ。一時期、共に福島正則のもとにいた。その縁もあってか、福島は顕現当初から日本号に非常に友好的だった。日本号を「号ちゃん」と呼び、しょっちゅう絡んでいた。日本号も、口では「俺の後ばっかりついてくるなよ」と言って呆れた素振りを見せながらも、決して福島を邪険にはせず、何くれと面倒を見てやっていた。少なくとも長谷部の目に映る限りでは、二振りは良き友人同士だった。長谷部以外の男士たちや審神者も、同じような認識をしているのではないかと思う。
7729言いながら日本号の部屋の障子を開けて、そうして長谷部は言葉を失った。部屋には日本号以外に、福島光忠の姿もあったからだ。
もっとも、ただ福島がいたというだけなら、長谷部もたいして驚かなかった。日本号と福島は、この本丸に刀剣男子として顕現する以前からの知己だ。一時期、共に福島正則のもとにいた。その縁もあってか、福島は顕現当初から日本号に非常に友好的だった。日本号を「号ちゃん」と呼び、しょっちゅう絡んでいた。日本号も、口では「俺の後ばっかりついてくるなよ」と言って呆れた素振りを見せながらも、決して福島を邪険にはせず、何くれと面倒を見てやっていた。少なくとも長谷部の目に映る限りでは、二振りは良き友人同士だった。長谷部以外の男士たちや審神者も、同じような認識をしているのではないかと思う。
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Deep Desireあけましておめでとうございます🎍書き納め兼書き初め燭へしがこれで良いんですか?良くないです
ビキニとか色々注意 昨日の絵がひどかったので差し替えました
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DONE柑橘さん(@citru5x3 )のグッズ、SHアクスタガチャの三次創作ですダークファンタジーパロっぽいフランケンシュタイン×鬼の燭へし
というかフランケンシュタインの原作パロ…? 7
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MOURNINGとある本丸のへし切長谷部を書きました。CP要素はなく、オールキャラ的要素多めです。とはいってもへし切長谷部メインで、山姥切国広/乱藤四郎/宗三左文字の4振り中心に話が進みます。女審神者が登場して、少し話します。ご注意下さい。
本当は漫画描くつもりでしたが、無理でした…という事で供養。小説もどきでお恥ずかしいですが、宜しければ読んで下さい…
あわよくばマシュマロに感想お願いします!
とある本丸のへし切長谷部の話「何故、主にお会いできないのだ」
へし切長谷部は広間に入るなり不満を口にした。眉間に深い皺を寄せ、ドカりと音を立てて座り長谷部らしくない所作を見せる。広間にはおやつを楽しむもの、折り紙やカルタを楽しむもの、うたた寝するもの…と長閑な雰囲気から一変、独り言にも問い掛けにも取れる言葉に広間に居合わせた刀たちは、顔を見合わせた。
へし切長谷部は顕現してから一ヶ月経つが、未だにこの本丸の審神者と対面した事がなかったから当然の不満と言えるだろう。
「へし切、短刀たちを困らせるものじゃ無いですよ。いつか一期一振が顕現した暁には真っ先に斬られますよ。」
続いて広間へとやってきた宗三左文字が長谷部を諌めた。
座る長谷部を見下ろす宗三は、内番着を纏ってはいるが、たすき掛けをしておらず、女性と見間違うような出で立ちであった。
5150へし切長谷部は広間に入るなり不満を口にした。眉間に深い皺を寄せ、ドカりと音を立てて座り長谷部らしくない所作を見せる。広間にはおやつを楽しむもの、折り紙やカルタを楽しむもの、うたた寝するもの…と長閑な雰囲気から一変、独り言にも問い掛けにも取れる言葉に広間に居合わせた刀たちは、顔を見合わせた。
へし切長谷部は顕現してから一ヶ月経つが、未だにこの本丸の審神者と対面した事がなかったから当然の不満と言えるだろう。
「へし切、短刀たちを困らせるものじゃ無いですよ。いつか一期一振が顕現した暁には真っ先に斬られますよ。」
続いて広間へとやってきた宗三左文字が長谷部を諌めた。
座る長谷部を見下ろす宗三は、内番着を纏ってはいるが、たすき掛けをしておらず、女性と見間違うような出で立ちであった。
昊(あきら
MOURNING表紙を描かせていただいたのですが、最初のラフがあまりにもひどくてどこかに載せたかったのでココ(2枚目)へw(最初のこれでだいたいを察してくださる作者さまには感謝しかないというお話)ついでに今までの表紙2枚。あといろいろ案出したやつとかw(供養( ̄人 ̄) 8
mona5770
DONE(燭へし)燭へしワンドロワンライ1211テーマ「プレゼント」
夏ごろまで書いていた営業部光忠×長谷部主任のクリスマスです。
タイトル「煙る吐息は冬に溶け」はsurumeさん(@HomuCrazy)に
いただいたタイトルをお借りしました!
(燭へし)煙る吐息は冬に溶け(ワンドロワンライ)のろのろと動く電車に光忠は苛々と何度も時計に目を落とす。
待ち合わせの時間からもう10分過ぎた。
けれどいまだに電車は駅にたどり着く様子がない。
金曜のクリスマスイブ。
そんな日の夕方に取引先に呼び出されるなんて想像もしていなかった。
空気読めよ。それともクリスマス過激派か?
そんな気持ちを押し殺して「わかりました。お伺いしますね」と答えた自分すごい!きっとこのあといいことしか待ってないはずだと思ったのに!
金曜の夕方、絶対に渋滞しているのはわかっていた。
あーどうしようと思った光忠に、上司の代わりについてきてくれた先輩の加州清光が「予定あるんでしょ?直帰していいよ。車持って帰ってやるから」と言ってくれたときは神かと思った。
3090待ち合わせの時間からもう10分過ぎた。
けれどいまだに電車は駅にたどり着く様子がない。
金曜のクリスマスイブ。
そんな日の夕方に取引先に呼び出されるなんて想像もしていなかった。
空気読めよ。それともクリスマス過激派か?
そんな気持ちを押し殺して「わかりました。お伺いしますね」と答えた自分すごい!きっとこのあといいことしか待ってないはずだと思ったのに!
金曜の夕方、絶対に渋滞しているのはわかっていた。
あーどうしようと思った光忠に、上司の代わりについてきてくれた先輩の加州清光が「予定あるんでしょ?直帰していいよ。車持って帰ってやるから」と言ってくれたときは神かと思った。
いなばリチウム
DONE重傷進軍ボイスネタ主へし(特)その内極バージョンも書きたい
「これは何かの策ですか?」 重傷二振り、中傷一振り、自身も軽傷状態だったが、部隊を率いて身を隠すくらいの余裕はあった。重傷の大和守に肩を貸す加州も傷は浅いものの、傷そのものより疲労の方が深刻であるのが見て取れる。撤退だろうな、と半ば独り言のような呟きに皆力なく頷いた。しかし、目の前には『進軍せよ』という、部隊長にのみ可視化された電子メッセージが浮かんでいる。心臓が早鐘を打ってた。何かの間違いだ、と思う。
本丸にいる審神者との連絡もまた、部隊長のみに許されていた。決められた手順に従えば、ノイズ混じりに審神者の声が耳を震わせる。
「――はい、状況は見えてるよ」
平素と変わらない声だった。普段なら安心感のある落ち着いた低音が、この場にはそぐわない。
2806本丸にいる審神者との連絡もまた、部隊長のみに許されていた。決められた手順に従えば、ノイズ混じりに審神者の声が耳を震わせる。
「――はい、状況は見えてるよ」
平素と変わらない声だった。普段なら安心感のある落ち着いた低音が、この場にはそぐわない。