へし
POI9646582
DONEラヘショ⚠︎︎部分的捏造、この軍隊の仕事に夜警有り、階級ごとに違う塔の寮住み等
綺麗な星 はー、マジ仕事ダルすぎ、人間やめたら仕事辞めれたりとかしねーかな〜。人間やめてぇーー!
夜警を終え、自分の寮へと向かっていたラヘヤはそんなことを思いながらふと空を見上げた。周りは余計な灯などなく、夜は決まって星が見れるのだ。
「あ、星が降ってる すごいキレー」
無数の星が雨が降るように流れていた。
それはとても綺麗な星だった、何かいいことが起こるのかもしれないと思わせるような、そんな、綺麗な星だった。
「明日訓練の時に先輩に伝えよっと」
ラヘヤは想いを寄せている先輩、ショショウのことを思い浮かべながら帰る足を早めた。
夜遅くまで夜警をしてたラヘヤは疲れたからかまだ重い瞼を覚ますようにして顔を洗った。
「あ、変な寝癖ついてる!?最悪なんだけど!、、あれ?」
2592夜警を終え、自分の寮へと向かっていたラヘヤはそんなことを思いながらふと空を見上げた。周りは余計な灯などなく、夜は決まって星が見れるのだ。
「あ、星が降ってる すごいキレー」
無数の星が雨が降るように流れていた。
それはとても綺麗な星だった、何かいいことが起こるのかもしれないと思わせるような、そんな、綺麗な星だった。
「明日訓練の時に先輩に伝えよっと」
ラヘヤは想いを寄せている先輩、ショショウのことを思い浮かべながら帰る足を早めた。
夜遅くまで夜警をしてたラヘヤは疲れたからかまだ重い瞼を覚ますようにして顔を洗った。
「あ、変な寝癖ついてる!?最悪なんだけど!、、あれ?」
田@Chestnut-118
DONEまだまだはじまりたてのくりへし 初デート夕暮れの遊園地。人の波が目玉イベントの会場へ流れ始め、先程まで賑やかだった園内が少し落ち着いた頃。閑としたオレンジ色の園内をもう一周だけ回ってから帰ろうと並んで歩く二人。隣を歩く長谷部がピタリ、立ち止まった。どうした、と問いかける前に長谷部の口が開く。
「なぁ、手、繋ぐか?」
「は?」
「ははっ冗談だ」
…
笑いながら再び歩き始めた長谷部の肩を掴みくるりと反転させて向かい合う。そしてパチパチと瞬く藤色の前で互いの指を絡ませ強く握りしめた。
「なぁ、ちょっと恥ずかしくないか」
「別に、」
「そ、そうか、」
…
…
「なぁ、やっぱり恥ずかしいな」
「そうだな」
涼しい顔と裏腹に少し汗ばんだ手のひら。
遠くから響く歓声のなかオレンジ色がゆっくり群青色へ染まる園内。肩と肩が触れるか触れないかの距離。手を繋いで歩く二人なのでした。
370「なぁ、手、繋ぐか?」
「は?」
「ははっ冗談だ」
…
笑いながら再び歩き始めた長谷部の肩を掴みくるりと反転させて向かい合う。そしてパチパチと瞬く藤色の前で互いの指を絡ませ強く握りしめた。
「なぁ、ちょっと恥ずかしくないか」
「別に、」
「そ、そうか、」
…
…
「なぁ、やっぱり恥ずかしいな」
「そうだな」
涼しい顔と裏腹に少し汗ばんだ手のひら。
遠くから響く歓声のなかオレンジ色がゆっくり群青色へ染まる園内。肩と肩が触れるか触れないかの距離。手を繋いで歩く二人なのでした。
田@Chestnut-118
MAIKINGまだまだまだまだのくりへしシャンプーこの本丸のへし切長谷部と燭台切光忠は不仲ではない。ふたりで雑談に興じる姿をよく見かける。いやよく見かけていたのだが、最近の長谷部は厨を避け畑を避け、廊下で出会した際は残像のあとに声が届くくらいの速さですれ違っていた。そして今、光忠に渡すべき書簡を俺に託そうとしている。へし切長谷部が、だ。
喧嘩でもしているのだろうか、いや、そんな事はどうでもいい。なんだこの違和感。申し訳なさげに書簡を差し出す刀をじっとまじまじと見つめる。長谷部は居心地悪そうに青紫の瞳を左上に逸らし「…難しいようであれば、他を当たる」視線を逸らしたままで時間を取らせたすまない、と頭を下げ書簡を仕舞った。
「あんた、忙しいのか」
立ち上がりかけた長谷部の腕を掴み尋ねる。
901喧嘩でもしているのだろうか、いや、そんな事はどうでもいい。なんだこの違和感。申し訳なさげに書簡を差し出す刀をじっとまじまじと見つめる。長谷部は居心地悪そうに青紫の瞳を左上に逸らし「…難しいようであれば、他を当たる」視線を逸らしたままで時間を取らせたすまない、と頭を下げ書簡を仕舞った。
「あんた、忙しいのか」
立ち上がりかけた長谷部の腕を掴み尋ねる。
田@Chestnut-118
DONE叔父甥くりへし家飲みバイト先からかかってきた電話を切りリビングに戻ると丸い煤色がソファーとローテーブルの隙間で揺れていた。再び鳴り始めたスマホの着信音に一瞬だけ止まった煤色。大倶利伽羅は鳴り続けるスマホを乱暴に鞄に放り込み揺れる煤色の正体を暴きに行く。ソファーを背もたれに床に座る煤色、その正体の手にはさっきグラスを合わせた時に栓を抜いたものとは違う酒瓶。壁時計の針を確認すれば20分程も電話対応をしていたようだ
瓶口から滴る雫がグラスの底で小さな音を鳴らした。ため息をつき煤色の正体と同じように床にドカリと座る。長谷部は薄く濡れたグラスの底を見つめたままへらりと緩い笑みを浮かべた。
「新しい彼女かぁ」
新しいってなんだ。内心で舌打ちする。
1777瓶口から滴る雫がグラスの底で小さな音を鳴らした。ため息をつき煤色の正体と同じように床にドカリと座る。長谷部は薄く濡れたグラスの底を見つめたままへらりと緩い笑みを浮かべた。
「新しい彼女かぁ」
新しいってなんだ。内心で舌打ちする。
廉永@aiu8a6
MENU5/5(日)超閃華の刻 くりへしあわせ2 東7【K-02b】「恋わずらい」
(全年齢/A4/24p:本文20p/¥600)
サークル:鴛鴦茶堂(えんおうちゃどう)
CP:大倶利伽羅×へし切長谷部
恋に迷走する長谷部に大倶利伽羅が振り回されるお話です。
色々とギリギリで作成したのでやっつけ感がすごいです。
当日はよろしくお願いします! 6
田@Chestnut-118
DONE小さな密室くりへし花雨 桜の花びらが舞い散る公園の小道にビニール傘がふたつ。桜色がまばらになった公園は、朝から降りつづく雨のおかげもあり、久しぶりに二人きりになることができた。
不意にため息と小さな舌打ちが聞こえた。
しまった、久しぶりの逢瀬なのにひとりで喋り過ぎたか。
恐る恐る視線を横に流すと花びらを貼り付けたまま傘をたたむ大倶利伽羅の姿。
雨はまだやむ気配はない。
久しぶりの逢瀬なのに一人で面白くもない話を喋りすぎたか。浮かれ過ぎた。まだ終わりたくないのに、何か気の利いたことを、後悔と焦燥と渋滞する感情に言葉が詰まる。
公園の小道に桜と雨と長谷部と大倶利伽羅。
花を打つ雨音だけが響く。
俯き強く柄を握った手に大倶利伽羅の手が重なった。
640不意にため息と小さな舌打ちが聞こえた。
しまった、久しぶりの逢瀬なのにひとりで喋り過ぎたか。
恐る恐る視線を横に流すと花びらを貼り付けたまま傘をたたむ大倶利伽羅の姿。
雨はまだやむ気配はない。
久しぶりの逢瀬なのに一人で面白くもない話を喋りすぎたか。浮かれ過ぎた。まだ終わりたくないのに、何か気の利いたことを、後悔と焦燥と渋滞する感情に言葉が詰まる。
公園の小道に桜と雨と長谷部と大倶利伽羅。
花を打つ雨音だけが響く。
俯き強く柄を握った手に大倶利伽羅の手が重なった。
いなばリチウム
DONE社畜審神者と近侍の長谷部の主へし審神者視点のみ
社畜審神者と近侍の長谷部社畜審神者と近侍の長谷部
今日という今日はやめてやるぞと思ったんだよ。いや会社じゃなくて、人生のほうね。
現世と本丸をある程度自由に行き来するには現世で就労している必要があるのはもう仕方ないから受け入れたけど、それにしたってもうちょっとホワイトな会社を紹介してくれないもんかね。終電手前どころか終わってんだよな。仮眠室に泊まればいいって話じゃねえんだよ。カスみたいな提案してくる上司のせいで後輩を育てても潰されるし、だから俺の仕事は一生減らないし、「辞めても意外と残った人間が何とかするもんだ」つって同期も皆やめたな。逃げられる人間は簡単に言うよ。担当がころころ変わって客先に嫌味を言われるのはいつも俺だった。逃げたかった。けど、逃げられなかった。忙しすぎると逃げる元気もないんだよな。今日も施設から父親が暴れたって連絡と着信で履歴が埋まってる。朝も昼も夜も色んな人に謝って、月に一日二日とはいえ、本丸にいる時だけが俺の安寧だった。戦ってるのに、不謹慎だよな。
903今日という今日はやめてやるぞと思ったんだよ。いや会社じゃなくて、人生のほうね。
現世と本丸をある程度自由に行き来するには現世で就労している必要があるのはもう仕方ないから受け入れたけど、それにしたってもうちょっとホワイトな会社を紹介してくれないもんかね。終電手前どころか終わってんだよな。仮眠室に泊まればいいって話じゃねえんだよ。カスみたいな提案してくる上司のせいで後輩を育てても潰されるし、だから俺の仕事は一生減らないし、「辞めても意外と残った人間が何とかするもんだ」つって同期も皆やめたな。逃げられる人間は簡単に言うよ。担当がころころ変わって客先に嫌味を言われるのはいつも俺だった。逃げたかった。けど、逃げられなかった。忙しすぎると逃げる元気もないんだよな。今日も施設から父親が暴れたって連絡と着信で履歴が埋まってる。朝も昼も夜も色んな人に謝って、月に一日二日とはいえ、本丸にいる時だけが俺の安寧だった。戦ってるのに、不謹慎だよな。
山田キャベ2くん
DOODLEふくいけんの市/町/村擬人化です追記:美/浜/町について
愛/知/県にも同名の市が存在したため、そちらの方の情報を誤って記載しました。大変申し訳ございません。美/浜/町の有名なものは正しくは「さばのへしこ」「水晶浜海水浴場」「日向湖」でした。ご迷惑をお掛けし、申し訳ありません。 3
へしさに投げ小説アド
DONEへしさに【主が酔い潰れた後編】主視点(…………?)
なんか、長谷部がごちゃごちゃ話してると思う。
私、小言中に居眠りしちゃったのかな。
仕方なく重い瞼を抉じ開けて、
「長谷部?」
「ッ!主……」
長谷部の顔はビックリしていたものの。いつもと違っていて、
(えー、なんか長谷部…)
お腹痛そうだね?ちょっと泣きそう。
「長谷部」
手を伸ばして指先で頬に触れ、軽くつねってみた。
これ、
(やってやりたかったんだよなー…)
むかつくこと言われるたびに。
長谷部は顔をしかめたり、避けたりせず、つねる私の手に長谷部自身の手を重ねてきた。
「……主」
「ん…?」
長谷部は泣きそうなまま微笑すると、
「もっと触れてください」
「いいよー」
もう片方の手も上げて長谷部の両頬をつねつねしてから、長谷部の頭を両手で撫でた。
1392なんか、長谷部がごちゃごちゃ話してると思う。
私、小言中に居眠りしちゃったのかな。
仕方なく重い瞼を抉じ開けて、
「長谷部?」
「ッ!主……」
長谷部の顔はビックリしていたものの。いつもと違っていて、
(えー、なんか長谷部…)
お腹痛そうだね?ちょっと泣きそう。
「長谷部」
手を伸ばして指先で頬に触れ、軽くつねってみた。
これ、
(やってやりたかったんだよなー…)
むかつくこと言われるたびに。
長谷部は顔をしかめたり、避けたりせず、つねる私の手に長谷部自身の手を重ねてきた。
「……主」
「ん…?」
長谷部は泣きそうなまま微笑すると、
「もっと触れてください」
「いいよー」
もう片方の手も上げて長谷部の両頬をつねつねしてから、長谷部の頭を両手で撫でた。
へしさに投げ小説アド
DONEへしさに【主が酔い潰れた前編】長谷部視点「一期君は本当に王子様みたいだね一」
「そうかな?」
廊下から、主と一期の話し声がして、気持ちを逸らせる。
二人を見つけたところ。
「…ッ!主!貴様…」
──主は、一期に抱き抱えられていて、頭に血が昇る。
長谷部の激昂を、一期はすぐに察したようで、
「待て。無理矢理抱いたわけじゃない。眠たそうだったから連れてこようとしたら歩けなかったから」
「抱い…っ」
「言葉のあやで引っ掛からないでくれないか?」
「そんなに主に飲ませること自体が……」
「それはそうだな。私もそう思って連れ出したんだが」
一期が主を手渡さないので、斬ってやりたくなった。
「うーん、見つかって良くなかったな」
「何だと?」
「近侍の君を呼ぼうとしたら嫌がったから」
2347「そうかな?」
廊下から、主と一期の話し声がして、気持ちを逸らせる。
二人を見つけたところ。
「…ッ!主!貴様…」
──主は、一期に抱き抱えられていて、頭に血が昇る。
長谷部の激昂を、一期はすぐに察したようで、
「待て。無理矢理抱いたわけじゃない。眠たそうだったから連れてこようとしたら歩けなかったから」
「抱い…っ」
「言葉のあやで引っ掛からないでくれないか?」
「そんなに主に飲ませること自体が……」
「それはそうだな。私もそう思って連れ出したんだが」
一期が主を手渡さないので、斬ってやりたくなった。
「うーん、見つかって良くなかったな」
「何だと?」
「近侍の君を呼ぼうとしたら嫌がったから」
へしさに投げ小説アド
DONEご注意╱一応へしさに?でも皆が審神者スキー大体4000文字
へしさに【真名】「主」
「ちょっとー砂利につまずいちゃってぇ」
「嘘ですね」
「何で?」
本当はサボっていた。
短刀達と鬼ごっこしていたら鶴丸が混ざってきて、つい私も本気で鶴丸を追い掛け回してしまった。
歩く路を作る石畳が途切れ途切れの庭先まで追い掛けっこして、鶴丸はもちろん短刀たちも簡単に石を渡っていたから、私もジーンズだしイケるだろうと跳んだら。
見事に砂利に突っ込んで手と膝を擦り剥いた。特に砂利に付いた手には細かい砂利が食い込む始末で。
……可愛い顔を突っ込まなくて本当に良かった。
大人なのに情けないがちょっと泣いてしまったし、短刀達はギャン泣くし、鶴丸は大丈夫と言ったのに私を抱えあげて医務室へ。
その後、短刀達と鶴丸は庭で正座させられて、主に燭台と一期君にしこまた怒られていて可哀想だった…。
4417「ちょっとー砂利につまずいちゃってぇ」
「嘘ですね」
「何で?」
本当はサボっていた。
短刀達と鬼ごっこしていたら鶴丸が混ざってきて、つい私も本気で鶴丸を追い掛け回してしまった。
歩く路を作る石畳が途切れ途切れの庭先まで追い掛けっこして、鶴丸はもちろん短刀たちも簡単に石を渡っていたから、私もジーンズだしイケるだろうと跳んだら。
見事に砂利に突っ込んで手と膝を擦り剥いた。特に砂利に付いた手には細かい砂利が食い込む始末で。
……可愛い顔を突っ込まなくて本当に良かった。
大人なのに情けないがちょっと泣いてしまったし、短刀達はギャン泣くし、鶴丸は大丈夫と言ったのに私を抱えあげて医務室へ。
その後、短刀達と鶴丸は庭で正座させられて、主に燭台と一期君にしこまた怒られていて可哀想だった…。
Pou
INFO(24/2/12)211オルスタ24お疲れ様でしたー(イラストはイベント時の案内popに描いた絵で特に深い意味はないです)
ただいまイベント直前まで準備で大暴れした惨状を片付け、やっと頂いた差し入れのコーヒー片手に昨日の反省会をしてます。
サークル側完全初参加だったのですが、予想以上に差し入れを皆さん用意されてて驚きました。もしまた次に参加する事あったら気を付けたいですね。あともっとコミュ力欲しかったですね……。
お手紙まで頂いてありがとうございます。自分はすぐ自信がへし折れるので一生の宝物にします。
そして改めて気づかされましたが、騎士夢人気なんですね。騎士夢を本にするにあたって数年ぶりに読み直し、『自分なりに色々割とちゃんと話作ってたんだなぁ』と冷静に自己評価できて気が持ち直せたところだったので、更にお手紙で応援頂けて少し自信がついた気がします。
新作への反応もありがとうございました。
ああいう作品は『自分が見てみたいから』がまずの原動力で描かれてるのに、実のところ長編漫画は長ければ長いほど投稿したらしばらく読めなくなる呪いにかかるのですよね…。おかしな話だと思いますが、いいんだ…皆さんのリアクション含めて10年後の自分がそれ見て多分持ち直すから…。なんかタイムカプセルみたいだな…埋めてないけど。
今回勇気出してイベント参加表明をしてみましたが、楽しんでる方々の気持ちが少しわかりました。どうせやるなら徹底的に楽しめるように頑張ってしまうので、頻繁には参加できないでしょうが、またお会いする機会があればよろしくお願い致します。次はオリジナル作品でも何か出してみたいですな…。
GUILTYMARIA
DOODLEマジフトラ召喚時のボイスを受けて描いたラギ+監雰囲気らくがき漫画※弊創作男装監督生の姿アリ
※クラブ・ウェアの召喚時ボイス微ネタバレ
.
相手の自信とプライドを効率よくへし折る方法を特別後輩価格で教えてくれるラの図 2
myn_hsb
PROGRESSすれちがいへしさにドライorウェット「今宵、寝所にお伺いしたいのですが……宜しいでしょうか」
審神者がその日の職務を終え、執務室から夕餉の準備が済んだであろう大広間へと向かう前。互いを労いながら他愛の無い会話していた中で、彼女が部屋の障子戸に手を掛ける間にそっと耳打ちされた言葉である。
その文言を恭しく紡いだのは件の本丸に所属し、今の今まで近侍として審神者の補佐役に徹していたへし切長谷部だった。二回りほど己より背丈の低い審神者に配慮してやや身を屈めた所為で、普段よりも一層距離が近くなる。落ち着き払った低音ながらも秘めやかな声に静かに首を傾ければ、薄く青を帯びた紫色の眼差しがその感情を隠しもせずに熱烈に瞬いていた。
「えっ、と……な、何か相談事かな……?」
7490審神者がその日の職務を終え、執務室から夕餉の準備が済んだであろう大広間へと向かう前。互いを労いながら他愛の無い会話していた中で、彼女が部屋の障子戸に手を掛ける間にそっと耳打ちされた言葉である。
その文言を恭しく紡いだのは件の本丸に所属し、今の今まで近侍として審神者の補佐役に徹していたへし切長谷部だった。二回りほど己より背丈の低い審神者に配慮してやや身を屈めた所為で、普段よりも一層距離が近くなる。落ち着き払った低音ながらも秘めやかな声に静かに首を傾ければ、薄く青を帯びた紫色の眼差しがその感情を隠しもせずに熱烈に瞬いていた。
「えっ、と……な、何か相談事かな……?」
いなばリチウム
DONEなんとなくカンストと就任ネタだけどあんまり関係ないかも。審神者が飲み会に行った時の話。直接的な表現はないけど主へし前提。
黒歴史笑うないつか来た道「――ですよね、そう思いませんか、先輩!」
「んぁ、何、なんて?」
いい塩梅に酒が入り、部屋の暖かさもあってうとうとしていた俺は肩を強めに揺すぶられ、強制的に覚醒させられた。馴れ馴れしく俺の肩を掴んでいる青年は首まで赤く、呂律は若干あやしいものの目は据わっている。何この酔っ払い。誰か面倒見てやれよ。あたりを見回すものの、俺とその青年の周辺にだけ見えない壁がある感じにやや遠巻きにされている。いつからこうなっていたんだろう。そもそも誰だこいつ。同じテーブルについているといことは近いエリア管轄の審神者だろうけど。俺を先輩、と呼ぶが、見た目はそう変わらなそうな年に見える。
「だから、経験値とレベルの話ですって。あんなもんは、飾りっつうか、ただの数字に過ぎないんですよ。だってそうでしょう、ね、ね」
3149「んぁ、何、なんて?」
いい塩梅に酒が入り、部屋の暖かさもあってうとうとしていた俺は肩を強めに揺すぶられ、強制的に覚醒させられた。馴れ馴れしく俺の肩を掴んでいる青年は首まで赤く、呂律は若干あやしいものの目は据わっている。何この酔っ払い。誰か面倒見てやれよ。あたりを見回すものの、俺とその青年の周辺にだけ見えない壁がある感じにやや遠巻きにされている。いつからこうなっていたんだろう。そもそも誰だこいつ。同じテーブルについているといことは近いエリア管轄の審神者だろうけど。俺を先輩、と呼ぶが、見た目はそう変わらなそうな年に見える。
「だから、経験値とレベルの話ですって。あんなもんは、飾りっつうか、ただの数字に過ぎないんですよ。だってそうでしょう、ね、ね」