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    ゆえ

    pimmpimmuuu

    DONE2024.8.16-18
    渡米後沢深WEBオンリーの展示SSです!

    X(旧Twitter)沢深ワンドロライ様からお題をお借りしてます
    【電車】【ひきとめる言葉】

    大学生の沢深🇺🇸🇯🇵

    若さゆえ軽率にいろいろ口にしちゃう沢
    どっしり構えてるようで実は不器用な深

    青年から大人にむかう時期のふたりの小話です
    糖度低め、サラッと読めます

    ※セリフありモブくんたち♂がでてきますが無害です
    そらいろ「いかないで、って言ってほしいピョン?俺に」

    いややばい
    なんだこの凍り付いた空気
    鋭くオレを射抜く瞳からは光が失せて、表情からは何一つ感情が読み取れない。

    「寂しい、って言えばいいピョン?」

    「俺が」

    やばいやばいやばい
    心臓は早鐘を打ち、視線は泳ぎ、握りこんだ両手には爆速で手汗が滲む。

    分かるのはただ一つ
    深津さんの地雷をオレが盛大に踏み抜いたらしいことだけ。


    ここは深津さんが住むアパート
    アメリカから一時帰国したオレは週末土日の二泊の予定でお世話になっている。
    本当はあっちに戻るまでずっと一緒にいたかったけど、学生である以上、帰国したからにはきちんと親御さんに顔をみせにいけと譲らなかったのは深津さん。

    『奨学金がもらえても向こうでの生活費だって馬鹿にならんピョン。それを出してるのは誰だか考えたことあるか?学生で、バスケさせてもらってる分際で親不孝働くなんて百年早いピョン』
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    ゆめの

    DOODLE女王となり、そしてユエとも結婚し、アンジュはすべてがうまくいっているかのように思えた。
    そして妊娠のことも意識し始めた矢先、アンジュのもとにひとつの報告が入ってくる。
    そう、ユエのサクリアが急激に減っているという。

    ☆この話は「光の行く末」共通ルートの続きです。
    また、他に結末の異なるお話もございます
    光の行く末 ED②女王退官ルートED②~女王退官ルート

    「せっかく女王初の婚姻をしたのに、初めて産休を取る女王にはなれなかったな」

    ドレスに身を包みながらアンジュはそうぼやく。
    ユエと話し合い、そしてレイナが頷いた結論。それはアンジュは女王の座を退官し、ユエとともに普通の人間として生きるということであった。
    ユエのサクリアは急激に減ったとはいえ、完全に減るまでには多少の時間はあり、新任の光の守護聖に引き継ぎをしたり、ユエ自身が別れを告げる時間は残されていた。
    そのためアンジュとユエ、それぞれの送別会とこれまでの功績を称えるため、今日は舞会が開かれることになった。

    「いきなり慣習を全部変えるなんて無理とまではいかなくても、大変なことよ。恋愛を成就しておきながら女王になり、さらに結婚しただけでも立派な功績よ」。
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    ゆめの

    PAST女王となり、そしてユエとも結婚し、アンジュはすべてがうまくいっているかのように思えた。
    そして妊娠のことも意識し始めた矢先、アンジュのもとにひとつの報告が入ってくる。
    そう、ユエのサクリアが急激に減っているという。

    ☆この話には3つの結末があります。別のページに掲載していますので、お好きなルートをご選択ください。
    光の行く末(共通ルート)朝の光が眩しい……
    そう思いながらアンジュが目を開くと、そこにあったのは光よりも眩しいのではないかと思うユエの笑顔であった。

    「よ、おはよ」

    そう言いながら自分の額に、そして次はくちびるにキスを落としてくる。

    「うん、おはよう」

    ユエのキスが甘くて再び眠りに引きずり込まれそう。そんなことを思いながらアンジュは挨拶を返す。

    「もしかして、起きるの待ってた?」
    「ああ、寝ているお前もかわいいけど、やっぱりこうして目を開けて口を開いてくれるお前の方がかわいいからな」

    恋人、そして婚約期間を経た上で婚姻して早3ヶ月。
    恋人時代から互いの部屋で朝を迎えることがあったため、こうして朝を迎えるのも数えきれぬほどになったはずだが、朝、彼からこのような言葉が紡がれるのはいまだに変わらない。むしろ結婚したからこその余裕と安心感からなのだろうか。より素直に想いを口にしているような気がする。
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    msk11170808

    DONEワードパレット「ネコヤナギ」をお借りして書いた話のやっくん視点。
    ふと見てしまった黒尾くんの表情に驚いててれるやっくんの話。
    ゆえに、その後黒尾くんへの対応が甘くなったんだと思われる。そんな顔見せられたら、仕事頑張ってる恋人にアイスコーヒーくらい奢ってあげたくなるし、キスもハグもしたくなるってもんだよね〜。
    『愛おしい』ってやつだろ?からんとまあるいグラスの中で氷が音を立てる。冷たい飲み物の中で、緩やかに溶けていった氷がグラスの中でくるりと滑っているらしい。
    涼し気な音とは裏腹に日本の夏ってやつは日が落ちたこんな時間になってもじとりと暑いままだ。
    効きすぎた空調の中で身体を冷やしたくはなくて、夜だから平気だろうとテラス席を陣取ったけれど、日本の暑さを舐めていたかもとちょっと後悔し始めていた。
    てか、あいつが遅いのが悪くね? なんて思えてきて、出てくるまで待っていようと思っていたのに早々にスマホに手を伸ばした。
    『仕事何時に終わる?』
    すいすいと画面上に指を滑らせ、メッセージを送る。すぐ既読のついた割に、返答までは少しの間があった。
    まだ仕事中かぁと少しぬるくなったアイスティーをずずっと啜る。その音がやたら不満げで自分の気持ちの代弁みたいだと少し笑ってしまった。
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    oriron_kon

    MEMOツヴァイ世界線でこういうファウヒスあったらいいよねっていう走り書き。
    同期前の場所がドイツのヨーロッパ系もあって、ファウストはビールをグビグビ飲めてたらいいし、ヒースは苦いのが苦手だったら可愛いよねの欲も込めて。
    酒が飲めない体質なゆえ、昔に試しに飲んだことがある経験で書いてますので間違ってたらすみません…。
    ファウヒス『ビール』 男が持ってもズッシリとした重さを感じるであろう大きなビールジョッキを軽々と持ち上げたファウストは、水を飲んでるかのようなノリでグビグビと飲み始めた。
     瞬きしている間にもあっという間に空になりそうな勢いでどんどん量が減っていく様子をヒースクリフはポカンとした顔で眺めることしか出来なかった。
     数分も経たないうちにあっという間に空になったジョッキをテーブルに置いたファウストは、口の端についた泡をハンカチで拭いとる。
     そして澄ました目で相手を見つめる。その目つきはどこか優越感に浸っていた。
    「…子供舌のヒースクリフにはさぞ出来ないことでしょう」
    「……あぁ?」
     大きなジョッキに注がれたビールを一気に飲み干すことは出来ないだろう、と遠回しに挑発された気がしてカチンときた。
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