ウィーク
アルビレオ
PAST #ゴールデンウィークSNS展覧会2025明日は軫宿のお誕生日なので、過去のお誕生日絵をまとめてみました。(鉛筆のみのは省いてます)
黄色い服の井宿は結構こだわって描いたもの☺️あの衣装好きなんですよね。翼宿は厲閤山仲間に祝われててほしい!鬼宿はこの時初めて描いて難しかった記憶‥。昨年描いた水色髪の井宿は原画展で先生へのメッセージノートに貼り付けてきました。 10
めずも
DONE颯ルイウィーク投稿作品体温テーマです。
例の夢を見た。体調を崩すと決まって見る、幼い頃の夢。
もう颯太との蟠りは解けたはずなのに、あの夢から解放されることはなかった。
アイツも俺との約束が心残りだった、約束を思い出す意志はあった。それを確認できただけで未練は失せた筈だろ。
心では分かっていても、俺自身の脳はあの記憶を呼び覚ますことを止めてくれない。
不快に思いながらべたつく首元の汗を拭う。控えめな電子音の後に取り出した体温計は、38℃を示していた。
「…本当に一人で大丈夫なのかい?エージェントに連絡した方が」
「いらねー」
静流はデカめのフェスの音響バイトに呼ばれて不在、ランスはこれから探偵の仕事で出るらしく、俺を残して全員が出払うことになった。
ガキじゃあるまいし、威張れることじゃないが体調を崩すのは慣れてる。寧ろ静かで寝るのに都合がいい。
1775もう颯太との蟠りは解けたはずなのに、あの夢から解放されることはなかった。
アイツも俺との約束が心残りだった、約束を思い出す意志はあった。それを確認できただけで未練は失せた筈だろ。
心では分かっていても、俺自身の脳はあの記憶を呼び覚ますことを止めてくれない。
不快に思いながらべたつく首元の汗を拭う。控えめな電子音の後に取り出した体温計は、38℃を示していた。
「…本当に一人で大丈夫なのかい?エージェントに連絡した方が」
「いらねー」
静流はデカめのフェスの音響バイトに呼ばれて不在、ランスはこれから探偵の仕事で出るらしく、俺を残して全員が出払うことになった。
ガキじゃあるまいし、威張れることじゃないが体調を崩すのは慣れてる。寧ろ静かで寝るのに都合がいい。
アルビレオ
PAST #ゴールデンウィークSNS展覧会2025現代服の朱雀組。短パンは恥ずかしくて(あと難しくて)ハーフパンにした井宿🤭アロハシリーズは柄選びや描くのも楽しかったな。
アイス売り井宿はなぜか閲覧数が多くて謎だった‥😅ホント、なんで‥?
浴衣の井宿は一度色塗り失敗して1から描き直した思い出です。 9
アルビレオ
PAST #ゴールデンウィークSNS展覧会2025便乗します♪
約3年前Twitter始めた頃の古いの出しちゃいます。
絵がまだ慣れない感‥笑恥ずかしい‥最初はコピックでも画用紙に描いてたなぁ。(今は水彩のときのみ画用紙)
軫宿の衣装全然分からなくてイラスト集2を調べながら描いた記憶。
美朱のやつはマンガ形式を初めてかいたもの。さとみさんのゆし豆腐のツイートから浮かんだもの。 10
DOODLE2025/05/04
つかまえた
つかまっちゃった
原っぱでみんなと遊ぶ
普段と変わらないゴールデンウィーク
あっちの未来悟飯だったら、チチの仕事(農業)が忙しいゴールデンウィークで悟天ちゃんは暇で暇でってなっていたかも
つかまえた
つかまっちゃった
原っぱでみんなと遊ぶ
普段と変わらないゴールデンウィーク
あっちの未来悟飯だったら、チチの仕事(農業)が忙しいゴールデンウィークで悟天ちゃんは暇で暇でってなっていたかも
tadanoakuta
DOODLECoC「ParaDogs Converge」シナリオ:のぎこ様
KPC:蓋匣 乙女/さわちゃん
PC:蓋匣 運歩/かげきち
あなまる継続ウィーク2個目~!うーん結構昨日と打って変わってインモラルだったね~。でもそれは蓋匣夫妻っぽいという話もある。
tadanoakuta
DOODLECoC「はれまにエスコート」シナリオ:上野ぽち様
KPC:蓋匣 乙女/さわちゃん
PC:蓋匣 運歩/かげきち
あなまる継続ウィーク1個目!クリスマスイヴデートだった~かわいかったね~!
@ko_u_u1
DOODLE【名探偵コナン】長野組が警察の中で一番好きやっちゅー話や!!!
映画3回決めたのでまたゴールデンウィーク過ぎたら観に行くぞ😇👏
アニメで長野組初登場してから全部残してあって凄い歓喜✨✨
bois
DONEレイチュリワンウィーク最終回 お題「パートナー」と「ハッピーエンド」をお借りしました。中国の2周年動画での新衣装に挑戦してみました。
※動画では指輪をしていませんw これはお題「ハッピーエンド」のネタです。
しばらく踊ってると🦚がふざけて両手を離すので、倒れないように捕まえる🛀ですw
(X掲載時よりキラキラ度をマシマシ)
終わるのは寂しいですが、素敵な企画をありがとうございました!
CHIKO_OO_sun
CAN’T MAKE自分の癖(ヘキ)を煮詰めた両片想い趙イチです。趙イチワンドロワンライに参加したくて書いたのに、1時間なんて普通にムリでした!!
ほぼワンウィークライティングになってしまったので参加資格はないのかもしれない。
2025.04.26 趙イチワンライ お題「花」春日一番は、趙天佑に贈った花をよく覚えていた。パンジー、バラ、盆栽、百合。いずれも異人町のあちこちにあるプランターで育てたもので、誰かに贈ることを前提に花を世話していたわけではなかったが、趙にだけは、選ぶときに何かしらの理由が要るような気がしていた。渡す瞬間は努めて自然を装うのに、受け取ったときの趙の表情や笑い方が、気になって仕方がなかった。
最初に渡したのはパンジーだった。咲きはじめたばかりの小ぶりな花をいくつか束ね、新聞紙にくるんで持っていった。趙は花を覗き込んでから、「綺麗な花じゃないの」と笑って受け取った。
バラは、鮮やかな赤だった。花弁は柔らかく、茎には鋭い棘があった。育てるのに手がかかったぶん、咲いたときの印象は強く、誰かに渡すならこれだと思った。「喜んでくれるといいんだが」と言いながら差し出すと、趙は目を丸くしてから笑い、「こういうの、もらったの初めてかも」とつぶやいた。
6915最初に渡したのはパンジーだった。咲きはじめたばかりの小ぶりな花をいくつか束ね、新聞紙にくるんで持っていった。趙は花を覗き込んでから、「綺麗な花じゃないの」と笑って受け取った。
バラは、鮮やかな赤だった。花弁は柔らかく、茎には鋭い棘があった。育てるのに手がかかったぶん、咲いたときの印象は強く、誰かに渡すならこれだと思った。「喜んでくれるといいんだが」と言いながら差し出すと、趙は目を丸くしてから笑い、「こういうの、もらったの初めてかも」とつぶやいた。
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DOODLEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【パートナー、ハッピーエンド】
夢にまで見た終わりの話
「全然、なんか思っていたのと違うっていうか」
「……嫌なら言ってくれと再三伝えていたつもりだったんだが。いや……、ようやくそれを僕に言えるようになった、ということか? 君の信頼を得ることができたと喜ぶべきなのか、これは?」
「あはは、何一人でぶつくさ言っているんだい、君」
誰のせいだと。多少の苦言も含めてその頬をつついてやれば、くつくつと喉の奥で笑うような音が聞こえた。そしてまるで安心しきった顔でその手に頬を寄せてくる。そこには嫌悪や忌避感は見当たらなくて、柄にもなく息が漏れた。
つまり彼は、今は別に不快な訳ではないのだろう。ではあれはどういう意味だろうか。既に身体を重ねた回数は両手じゃ足りなくなっていて、というか足の指を足したって足りないだろう。レイシオとて凡人である。好意を寄せる相手に向ける欲だって人並みなのだ。そして彼もそれを拒まなかったし、望んでいるようにも見えて。いや、そういう思い込みこそがよくなかったのだろうか。レイシオが「したい」と言ったそれにただ、彼が否を返せなかっただけだとしたら。
3037「……嫌なら言ってくれと再三伝えていたつもりだったんだが。いや……、ようやくそれを僕に言えるようになった、ということか? 君の信頼を得ることができたと喜ぶべきなのか、これは?」
「あはは、何一人でぶつくさ言っているんだい、君」
誰のせいだと。多少の苦言も含めてその頬をつついてやれば、くつくつと喉の奥で笑うような音が聞こえた。そしてまるで安心しきった顔でその手に頬を寄せてくる。そこには嫌悪や忌避感は見当たらなくて、柄にもなく息が漏れた。
つまり彼は、今は別に不快な訳ではないのだろう。ではあれはどういう意味だろうか。既に身体を重ねた回数は両手じゃ足りなくなっていて、というか足の指を足したって足りないだろう。レイシオとて凡人である。好意を寄せる相手に向ける欲だって人並みなのだ。そして彼もそれを拒まなかったし、望んでいるようにも見えて。いや、そういう思い込みこそがよくなかったのだろうか。レイシオが「したい」と言ったそれにただ、彼が否を返せなかっただけだとしたら。
bois
DONEレイチュリワンウィーク#49 お題「さよならから始まる」をお借りしました。⚠流血表現あり、CP未成立。
長い両片想いを経て🛀の告白を🦚が受け入れなかった後のお話。ここからハッピーエンドになりますが、続きは6月に出す本に収録予定です。
時系列の設定的には、ピノコニーから数年経った感じで、2人の見た目が少し大人っぽくなってます。 6
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【幸せのかたち、さよならから始まる】
失ったものが降ってきた🦚の話
それは、遠い昔になくしてしまったものだった。日中は熱すぎるくらいなのに陽が落ちると途端に寒くなって、そんな中で口にする薄味のスープ。具材なんてほとんどない、いっそ湯を沸かしただけといってもいいくらいのものだ。けれどそれを飲みながら過ごす日々は決して地獄なんかじゃなかった。血のつながった家族がいて、二人でそれを飲みながら他愛もない話をする。明日がどうなっているかも分からないのに、それでも確かに満たされていた。
地獄というのならその後、そんなたった一人の家族を亡くした時から始まったものだろう。どうして生きているのかも分からない、どうして死ななかったのかも分からない。ただこの『幸運』のおかげで生きながらえていて、この『幸運』のせいでまだあのオーロラの下には行くことができなくて。でも『幸運』以外にも、一族全員の命がこの生の土台にあるのだ。だからそれを自ら手放すなんてあってはならない。そんなことをしたら、オーロラの元で再会するなんて夢のまた夢だから。そんなことばかりを考えて、死ねなくて、ずっと生き続けて。
2790地獄というのならその後、そんなたった一人の家族を亡くした時から始まったものだろう。どうして生きているのかも分からない、どうして死ななかったのかも分からない。ただこの『幸運』のおかげで生きながらえていて、この『幸運』のせいでまだあのオーロラの下には行くことができなくて。でも『幸運』以外にも、一族全員の命がこの生の土台にあるのだ。だからそれを自ら手放すなんてあってはならない。そんなことをしたら、オーロラの元で再会するなんて夢のまた夢だから。そんなことばかりを考えて、死ねなくて、ずっと生き続けて。
bois
DONEレイチュリワンウィーク#48 お題「夜ばかり」をお借りしました。CP成立済。ハピエン。
ただ、🦚の過去が出てくるので冒頭に⚠流血表現⚠があります。あと地母神コワイヨー。
大丈夫な方のみご覧ください。
※X掲載時のバージョンからラストのセリフを差し替えています。 9
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【夜ばかり】
夜を一緒に過ごす二人の話
電気を消してほしい、と強請ったのはアベンチュリンだった。夜の帳が下りた今、そのわずかな明かりでさえ消してほしいのだと。同じベッドに入った彼はその言葉を受けて少し逡巡したのちにパチン、とそれを消してくれた。何かとアベンチュリンに甘い人だ。だから断られるとはあまり、思わなかった。だから今ベッドの上で、同じ場所にいるはずなのに一人のような、そんな不思議な感覚を転がしていた。
夜はアベンチュリンの味方だった。今みたいに人の気配を消してくれるし、だから逃げてばかりだったあの頃によく助けてくれた。電気が消えて見えなくなればないことになる。六十という銅貨で買われた時も、こうやって消えてなくなるものなら六十タガンバだって多いくらいだと自分に言い聞かせた。
2525夜はアベンチュリンの味方だった。今みたいに人の気配を消してくれるし、だから逃げてばかりだったあの頃によく助けてくれた。電気が消えて見えなくなればないことになる。六十という銅貨で買われた時も、こうやって消えてなくなるものなら六十タガンバだって多いくらいだと自分に言い聞かせた。
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DONE「記念日には花束を③」花屋(実家が花屋の駆け出しダンサー)ddと役者ggの話
2025年ミラノのファッションウィークでggがチューリップの花束を持っていたところからできた話です。
2025.3.2 9
bois
DONEレイチュリワンウィーク#47 過去のお題より、#36「目覚め」をお借りしました。眠り姫は王子様のキスで…?🤔
チューしてるので一応ワンクッションw
設定的には付き合って3年目くらいでようやく🛀によるわからせが実り始め、幼少期にできなかった甘え期がきてる🦚です。
内蔵太
DONE春の百鬼どすけべウィーク最終日です朝っぱらからマッパ。さわやか後朝で締めたかった!! 尻描きたかった!!!
榎って服探して全裸で部屋歩き回ってそうだよね。自信がある
春です、お誕生日おめでとう私
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【賽は投げられた、カウントダウン】
🦚が投げた賽とその末路
ピアポイントまで戻る遠征艇の中でアベンチュリンは頭を抱えていた。いや、確かにそれの原因を作ったのは自分だけれど。だからある程度の報復というか、仕返しというか、そういうのがあるだろうと覚悟はしていたけれど。でもこれは、決してアベンチュリンの想定内には収まらない。
どうしよう。どこかに時間を巻き戻すような奇物はないだろうか。もしくは対象者の記憶を消す薬とか方法が落ちていないだろうか。後者ならメモキーパーに依頼すれば、どうにか。アベンチュリンなんていう石心の依頼を受けてくれるようなガーデンの使者がいるとは思えないけれど。
本当に、どうしてあんなことを言ってしまったのだろう。でも仕方がなかったのだ。だって今回の遠征はそれなりにリスクがあって、だからもし言わなかったらそれを後悔するんじゃないかと、思って。ピノコニーの時はまだそういう関係ではなかったから何も言わなかったけれど、今はそうじゃないからそれなりの礼儀があってしかるべきだろう。彼という人が心を明け渡してくれたのだから、アベンチュリンも同じものを差し出すくらいの気概はある。
2723どうしよう。どこかに時間を巻き戻すような奇物はないだろうか。もしくは対象者の記憶を消す薬とか方法が落ちていないだろうか。後者ならメモキーパーに依頼すれば、どうにか。アベンチュリンなんていう石心の依頼を受けてくれるようなガーデンの使者がいるとは思えないけれど。
本当に、どうしてあんなことを言ってしまったのだろう。でも仕方がなかったのだ。だって今回の遠征はそれなりにリスクがあって、だからもし言わなかったらそれを後悔するんじゃないかと、思って。ピノコニーの時はまだそういう関係ではなかったから何も言わなかったけれど、今はそうじゃないからそれなりの礼儀があってしかるべきだろう。彼という人が心を明け渡してくれたのだから、アベンチュリンも同じものを差し出すくらいの気概はある。
bois
DONEレイチュリワンウィーク#46 お題「オール・イン」お借りしました。絶対彼氏完凸させたい🦚VS お金がないので2凸で済ませたい💫
ちなみにうちの🦚は完凸なので、当然戦パの🛀も完凸じゃないと…って思ってる。たぶんw
bois
MOURNINGレイチュリワンウィーク#46の「オール・イン」漫画、実は最初に考えた落ちネタはこっちだったのですが、ちょっと考えないと意味がわかりにくいのとインパクトという点で没になりました。描き終わってたので、せっかくだしでここで供養wk0510_o0720
DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【駆け引き】
先手を打った🦚の話
「好きだよ」
前を歩いていたその人が立ち止まって、その赤色を見開いて振り返る。あ、見たことのない顔だ。初めて見る顔。少しだけ開いた口が彼の心情を物語っているようでちょっと面白い。
そんな彼の隣を、歩くスピードを落とさずにすり抜けた。何も気にしていないふり、なんとも思っていないふり。大丈夫、そういうのは得意なのだから。今までそうやって今まで生きてきて、だからこれからだって変わらない。
「……アベンチュリン、」
「なぁんて」
そして、視界から彼がいなくなったところで言ってやるのだ。魔法の言葉。それを言えば今までの言葉全てがただの戯れになってくれる夢みたいな言葉だ。後ろで息をのむ音が聞こえる。あぁ、きっと今もアベンチュリンが知らない顔をしているのだろう。だけど、それは見ちゃいけない。見る権利すらない。
2802前を歩いていたその人が立ち止まって、その赤色を見開いて振り返る。あ、見たことのない顔だ。初めて見る顔。少しだけ開いた口が彼の心情を物語っているようでちょっと面白い。
そんな彼の隣を、歩くスピードを落とさずにすり抜けた。何も気にしていないふり、なんとも思っていないふり。大丈夫、そういうのは得意なのだから。今までそうやって今まで生きてきて、だからこれからだって変わらない。
「……アベンチュリン、」
「なぁんて」
そして、視界から彼がいなくなったところで言ってやるのだ。魔法の言葉。それを言えば今までの言葉全てがただの戯れになってくれる夢みたいな言葉だ。後ろで息をのむ音が聞こえる。あぁ、きっと今もアベンチュリンが知らない顔をしているのだろう。だけど、それは見ちゃいけない。見る権利すらない。
bois
DONEレイチュリワンウィーク#45 「胸キュン」子供化グッズのショタとネコチャン描きたかったのでネタにぶっこみました。
このあと、拾った本を届けに来てくれた仲良しな幼馴染の🦚を相手にギクシャクしてる🛀を見てピーン!とくるママです。
※3枚目は、X掲載時の加筆前バージョン(差分) 3
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【胸キュン】
初デートでとある星に来た🧂🦚の話
癪だ。隣を歩く男を盗み見ながら口を尖らせてそんなことを思う。だってそうだろう。彼の人と成りを知っているからこそ、彼の行動の全てが癪なのだ。
二人並んで歩いているだけの今だってそうだ。隣の彼とは身長差があり、つまりは歩幅に差があり、そして体力にも差がある。なのにアベンチュリンが意識をせずともずっと隣合って歩いているのだ。普通に歩けば歩幅のせいで、彼の方が先に進んでしまうはずなのに。
それにさっきも。アベンチュリンがとある商店の前で歩調を緩めた時、当たり前のようにその背後に陣取った。そして人の流れから守るように引き寄せて、そしてさらに商店の前へと一歩誘導して。それの全てを当たり前のようにやっていた。
1690二人並んで歩いているだけの今だってそうだ。隣の彼とは身長差があり、つまりは歩幅に差があり、そして体力にも差がある。なのにアベンチュリンが意識をせずともずっと隣合って歩いているのだ。普通に歩けば歩幅のせいで、彼の方が先に進んでしまうはずなのに。
それにさっきも。アベンチュリンがとある商店の前で歩調を緩めた時、当たり前のようにその背後に陣取った。そして人の流れから守るように引き寄せて、そしてさらに商店の前へと一歩誘導して。それの全てを当たり前のようにやっていた。
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【毒を食らわば】
既に毒を飲み下している🧂の話
もう終わりにしたい、と言われた。それは美しいネオンを一対持った彼からの言葉で、その顔には美しい笑みがしっかりと浮かんでいる。
「……どちらを?」
「えぇ? 僕がカンパニーに指示されている方の関係を解消できると思うかい?」
つまり、もう片方だと。彼とは大きく分けてふたつの関係を結んでいた。ひとつは戦略的パートナーという、カンパニーが勝手にあてがったものだ。彼とレイシオが組むと利益が増える傾向にあるのだとか。その真偽は定かではないし調べるつもりもないけれど、書類上は一応そういうことになっている。
そしてもうひとつ、どこにも知らせていない関係がある。爛れた関係から始まってしまったそれは、レイシオの努力の甲斐があって今は『恋人』と称されるものにまで変化していた。お互いの家に行き来したり、出かけたり、言葉でその感情を伝えあったこともある。それを今、アベンチュリンは解消したいと。
2541「……どちらを?」
「えぇ? 僕がカンパニーに指示されている方の関係を解消できると思うかい?」
つまり、もう片方だと。彼とは大きく分けてふたつの関係を結んでいた。ひとつは戦略的パートナーという、カンパニーが勝手にあてがったものだ。彼とレイシオが組むと利益が増える傾向にあるのだとか。その真偽は定かではないし調べるつもりもないけれど、書類上は一応そういうことになっている。
そしてもうひとつ、どこにも知らせていない関係がある。爛れた関係から始まってしまったそれは、レイシオの努力の甲斐があって今は『恋人』と称されるものにまで変化していた。お互いの家に行き来したり、出かけたり、言葉でその感情を伝えあったこともある。それを今、アベンチュリンは解消したいと。
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【こぼれ話】
🧂が語る、取るに足らない話
ひとつの大きな仕事が終わった。カンパニーに不利益を被らせた大罪人の処刑、という大きな仕事だ。今はもう死刑なんてボタンひとつでできるようになっていて、だからレイシオがやったことといえばそれを押すことだけなのだけれど。でも、やっぱり精神的にきているのかもしれない。だって大罪人とはいえ、死刑囚とはいえ、元奴隷とはいえ。ずっと一緒に仕事をしてきた人だったから。
「にゃう?」
「……すまない、朝食の時間だな」
「にー!」
みっつの生命体に急かされて、持ったままだったそれを皿に移してやる。食事をするようになったのは彼の影響らしい。彼らの面倒を見ていた彼、その処刑された死刑囚の彼は、なんとも美味しそうに食事をしていたのだとか。最初は得体の知れない棒状の何かを口に突っ込んだり、パックの口から何かを吸い上げたりするだけのところしか見たことがなかったのに。でもそんな彼がいつからか大切そうに抱えられるくらいの包みを持って帰ってくるようになって、それを楽しそうに開いて、その中のものを口元を綻ばせながら食べて。だからどうしても気になってしまったのだと。ビーコンで翻訳された彼らの言葉は、如実にそれを伝えてくれた。
2347「にゃう?」
「……すまない、朝食の時間だな」
「にー!」
みっつの生命体に急かされて、持ったままだったそれを皿に移してやる。食事をするようになったのは彼の影響らしい。彼らの面倒を見ていた彼、その処刑された死刑囚の彼は、なんとも美味しそうに食事をしていたのだとか。最初は得体の知れない棒状の何かを口に突っ込んだり、パックの口から何かを吸い上げたりするだけのところしか見たことがなかったのに。でもそんな彼がいつからか大切そうに抱えられるくらいの包みを持って帰ってくるようになって、それを楽しそうに開いて、その中のものを口元を綻ばせながら食べて。だからどうしても気になってしまったのだと。ビーコンで翻訳された彼らの言葉は、如実にそれを伝えてくれた。
maita108
DONE人間へちゃんちゅが写真に写りました~いえ~!ハッピーエンドは似合わない PC 五十畑七星くんです
KPCにめちゃくちゃにされてたくてウィークポイントだらけの男になったんですけど、
ここから入れる保険ありますか?大丈夫ですか?
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【オフィスラブ】
出張前の🦚と見送りに来た🧂の話
※名前のないモブが出ます
ぬぅ、と出てきた細い腕に、すぐ近くの部屋に引きずり込まれた。ほんの少しだけ開いていた扉は何かを監視するためだったらしい。抵抗すべきかとチョークを手に取る。そして、その腕の正体に気が付いて手放した。
「……随分と雑なお誘いだな」
「素直にこっち来てくれたってことは、了承してくれたってことだと思ってるんだけど」
だって僕の力じゃ君を引っ張り込めないし。そう言った彼は首に腕を回して、背伸びをするようにして口付けてきた。ちゅ、とかわいらしい音を立てて離れていくそれを視線で追えば、薄い唇が弧を描く。
「これから遠征だろう。こんなことをしている暇はないと思うが?」
「そういう君はどうしてここにいるのかな。遠征に出る恋人を見送りに来てくれたんだって、ちょっと自惚れてたんだけど」
2598「……随分と雑なお誘いだな」
「素直にこっち来てくれたってことは、了承してくれたってことだと思ってるんだけど」
だって僕の力じゃ君を引っ張り込めないし。そう言った彼は首に腕を回して、背伸びをするようにして口付けてきた。ちゅ、とかわいらしい音を立てて離れていくそれを視線で追えば、薄い唇が弧を描く。
「これから遠征だろう。こんなことをしている暇はないと思うが?」
「そういう君はどうしてここにいるのかな。遠征に出る恋人を見送りに来てくれたんだって、ちょっと自惚れてたんだけど」
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DONEレイチュリ🧂🦚ワンウィーク【猫】
まるで🧂のような猫を一晩預かる🦚の話
その小さな彼を見た時、アベンチュリンは言葉もなくレイシオだ、と思った。いや、決してべリタス・レイシオ当人では無いのだけれど。でも青紫の毛並みといい、赤銅色の瞳といい、ジェイドの執務室のソファにふてぶてしく陣取る様といい。アベンチュリンが入出した姿を一瞥しつつも、何の言葉もなく彼女へと視線を戻す様も含めて。全てが、まるで彼のようだと。
「えぇと……僕が呼び出された理由を聞いても?」
レイシオのような小さな彼、見た目だけで言うなら猫と呼ばれるであろうその生命体は、猫という身でありながらため息をついたらしかった。ふす、と鼻息にも近いものが吐き出される音がする。器用だ、そういうところまで彼にそっくりである。
5949「えぇと……僕が呼び出された理由を聞いても?」
レイシオのような小さな彼、見た目だけで言うなら猫と呼ばれるであろうその生命体は、猫という身でありながらため息をついたらしかった。ふす、と鼻息にも近いものが吐き出される音がする。器用だ、そういうところまで彼にそっくりである。