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    シオン

    g1641018

    DONEシオンの誕生日キャンペーンでシオンがロイパラ以外のデッキ使うけど、そういえばネオネクやエンフェ使えば女装もしくは女体化イメライが期待できるってこと!?と思い立って書いたのがこれです
    魅惑の黒衣「少しは集中してくれないと困るんだけど」
    「わ、悪い」
    「まったく。エンジェルフェザーの対策がしたいって言ったのは君なんだからね」
    「わかってるよ………」

     そもそものことの発端は、クロノがゲスト出演を頼まれたドラエン支部のイベントだ。偶然、そのイベントにリンも呼ばれることになっており、クロノはリンとのファイトを行うことになっていた。

     折角だから、できる限りの対策はしたい。そう思って、クロノはシオンに練習相手を頼んだ。そこまではよかった。

     翌日、シオンはリンのデッキを再現したデッキを持参してクロノの家にやってきた。当然、メインとなるヴァンガードは黒衣の戦慄ガウリールだ。


     ところで、ガウリールといえば黒いワンピースが特徴のユニットである。ノースリーブなうえ、スカートの丈も短い。更には腕が黒い手袋で、足が同じく黒いニーハイで覆われているため意外と肌面積は少ないのだが、見えているのが肩と太股なせいか危なく見える。
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    miya_ko_329

    DONEED後。朝っぱらからいちゃついてるだけのアルフェンとシオン。
    TOAR/アルシオ 意識が浮上すると共に開けた視界は淡い緋に満たされていた。紗のようなその隙間から光がきらきらと踊っている。朝焼けにも似た色彩は、どこか現実離れしたうつくしさで、さてこれは夢の続きだろうかとうっかり瞼を閉じそうになったところで気付いた。
    この色は、シオンの――
    「……おはよ」
     寝起きの、乾いた喉から発せられた朝の挨拶は明瞭な発音とは言い難かった。柔らかな枕に横向きの頭を半ば沈ませながら、アルフェンは視線だけを向ける。水底の青はすぐに見つかった。
    「おはよう、アルフェン。起きてしまったのね」
     どことなく残念そうなシオンの顔が頭上にあった。その指先がアルフェンの額から頬へ、髪の生え際をなぞるように滑り落ちていく。長い髪がまるで帳のようにアルフェンの視界の端で流れ落ちている。夢ではなく、紛うことなき現実の、触れられるもの。触れたいと意識するより先に反射的に手が伸びた。指に絡ませて、癖の無い柔らかな髪の感触を楽しむ。彼女がその美しい髪を傷めないように気を遣っていることは知っていたので、しばしの手遊びの後、わずかな名残惜しさを覚えつつ解放した。
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    g1641018

    DONEクロノとシオンがTRPGシステム『マギカロギア』の魔法使いという設定のパロものです。クロノからシオンへの片想いです。





    補足

    書警:ブックウォッチ。魔法戦のエキスパートで攻撃性能がめちゃくちゃ高い。
    書工:アルチザン。魔導書のメンテナンスをしたり他の魔法使いのサポートが主な役割。
    猟鬼:サイクロプス。悪い魔法使い絶対殺す部署。
    瞳に込めるは何色「頼むよ、クロノ。君にしか頼めないんだ」

     いつもと同じような声で、なんでもないようにシオンはそう言った。



    (…………簡単に言ってくれるぜ)

     この綺麗な瞳をくり抜いて、義眼を嵌める。それを、自分に頼むのか。




     クロノは書工。大法典に所属する彼は魔法使いであり、シオンもそうだ。彼は書警、クロノよりも身分は上だ。

     大法典では「階梯」と「位階」が絶対だ。シオンの位階「書警」は1位、対してクロノの「書工」は3位。同じ階梯である以上、シオンの方が立場が上であり、その命令は絶対だ。

     本当は拒否権なんてない。しかし、シオンはあくまで頼みという形でクロノに話を持ち掛けてきた。

     
    (…………すげえ、嫌だけど)

     シオンの願いを無碍にもしたくない。迷いながらも、クロノは了承の返事を返した。少しだけ時間をくれとも。
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