Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    ハッピーエンド

    kk_69848

    DOODLE蔵種、腐
    いつも読んで頂いてありがとうございます。
    first kissシリーズ第3部(最終章)です。
    第3部は、全3話+エピローグという構成になっています(プロローグはないのにエピローグはある謎…)

    ※2〜3話は辛い内容です※
    ※1話は2〜3話の前振りとしてイチャイチャしてます※
    ※最後はハッピーエンドです※
    no title1(上)「よぉ修二。合コンしようや合コン」
     2限が終わって食堂へ向かう途中、悪友に声を掛けられた。こいつは高校の同級生。インカレやっとるからか、別の大学に進学したはずやのにしょっちゅう会う(この場合のインカレは、複数の大学にまたがるサークルの意)。
    「合コンなんて行かへんて。俺、彼氏おるし」
    「彼氏? 彼女やのうて?」
    「せやで。めっちゃイケメンの彼氏☆」
    「ほんまぁ? ほな写真見せてや」
    「ええで。これとかめっちゃイケメンやろ」
     俺はスマホで、最近撮った写真の中でも特に写りのいい写真を表示した。
    「うわっ、ごっついイケメンやん。俺こいつやったら抱けるわ」
    「やらへんて」
     写真のノスケは、見慣れた俺でも惚れ惚れしてまうぐらいの男前で──と同時に、俺の隣ではにかんどる姿はえらい可愛らしくて。こんな写真を見たら、誰だって胸がキュンとして惚れてまうかもしれへんな。まぁ誰にもやらへんし、ましてや抱かせる訳ないけど。俺かてまだ抱いたことあらへんのに。
    2318

    花月ゆき

    DONE赤安で復縁ネタです。全力でハッピーエンドです。

    「二人の人を同時に愛せるほど、僕は器用な性分じゃないので」
    黒の組織壊滅後。別組織の潜入捜査のため、標的の娘と交際することになり、あかいさんに別れを告げたふるやさん。
    三年後、あかいさんの目の前に現れたふるやさんは…

    ※なんでも許せる方向け
    完璧で不器用なあの子 ――[[rb:彼 > か]]の日。赤井は降谷と別離した。

     夕刻の時間。赤井は降谷に呼び出され、警察庁からそう遠くはない公園へと来ていた。
     人はまばらで、自分たちの足音だけがやけに大きく響いて聞こえた。天を仰げば、夕陽の光も届かぬほど、空には雲が重く積み重なっている。
     今にも雪が降りそうだと考えていると、視界に粉雪が散らつきはじめた。
     外の世界は、息が白くなり、手もかじかむほどの寒さだ。コートのポケットに手を入れたかったが、それ以上に、降谷と手を繋ぎたい気持ちがあった。
     降谷の手を見る。ニットでできた赤色の手袋が視界に入り、赤井は静かに微笑んだ。赤色が嫌いだと言っていた彼は、自分との交際がはじまると、その発言自体が嘘だったかのように赤色の物を身に着けるようになった。この色しか残っていなかったんですよ、と言い訳を重ねる彼が愛らしかった。
    4283