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    バイク

    94yakanai

    DOODLE素晴らしいドフラミンゴさんをお見かけしたので眠ってたおしゃべりドフ鰐メモを引っ張り出すなどする 
    ⚠️あおはるネタ⚠️
    あおはるドフ鰐ちゃんがバイク二人乗りする話
    そのうち夜の海デートとか行って欲しい
    「ワニやろーこっち!迎えに来たぜ」
    「・・・・・・・・・?それに乗んのか・・・・・・?」
    「家の車、今使ってるらしくて出せねぇっつぅから。後ろ乗ってくれ」

     そろそろ着くと連絡があってから数分、本屋で時間を潰していたクロコダイルのスマホに「店の前」とメッセージが届く。「いまいく」。慣れないフリック入力で返事をして会計を済ませ店を出ると、ヘルメットをふたつ抱えたドフラミンゴがバイクに寄りかかって、こちらに手を振っていた。

    「はい、これお前のメット。二人乗りした事あるか?」
    「無い」
    「だろうな。まぁ安全運転で行くから大丈夫だぜ」
    「・・・・・・あぁ・・・」

     ドフラミンゴのバイクは何度か写真で見せられた事があるので、持っていることは知っていたが、乗っているところを見るのは初めてだった。てっきり普段のように、運転手付きのドンキホーテ家の車が停まっているとばかり思っていたクロコダイルは、驚きで目を丸くして固まった。渡されるがままヘルメットを受け取って被り、ドフラミンゴが留め具をロックした。
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    おたぬ

    DOODLEバイクで迎えに来るタイプの🍁
    「またね、青柳さん」
    「あぁ、また」

    その日に取っている講義が終わり、友人と別れて私は講義棟の自動ドアを潜り抜ける。携帯で時間を確認すればちょうど彰人もバイトを終えているであろう時刻。これなら彼が先に帰宅しているだろうな、と考えていると、正門の方から歩いてくる女子生徒たちが何やらヒソヒソと話しているのが見えた。幼い頃から英才教育を受け、研ぎ澄まされた私の耳は盗み聞きなどする気がなくとも、彼女らの声を拾い上げてしまう。

    「ねぇ、ヤバくなかった?」
    「ヤバいわ……めっちゃカッコよかった」
    「生徒って感じじゃないし、やっぱ彼女待ちかなぁ……」
    「でしょ……あんなイケメンが話題にならないわけないし」
    「だよねー」

    あー、羨ましい、と私にはあまりわからないが、おそらく女子らしいのであろう話題に花を咲かせて、彼女らは私の横を通り過ぎて行く。話の流れから察するに、正門に大学の生徒ではない男性が来ているようだ。そして、件の男性はイケメンで、様子からして恋人を待っている、と。誰がどこで恋人を待っていようとも私には関係のない話ではあるが、ヒソヒソ話されるほどとなると、もしかして正門には人が集まっているのだろうか。
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