バギ
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DOODLEシャンバギ精神的にバギーに甘えてるシャンクス。
シャンが当たり前のようにお酒を片手にバギに会いに来てます。
その蜜を吸わせて 昔は少し触るだけで怒られていた。
「お前、本当に俺と同い年か?」
「なにをすっとんきょーなこと言ってんだァ? テメェはよォ」
指から滑り落ちていった空色の髪をもう一度掬い上げて親指の腹でさらりと撫でる。
「俺の髪と全然違うじゃねぇか」
「あったりめーよ! おれ様はちゃんと手入れしてんだ。テメェのなんかのと一緒にすんじゃねェ!」
昔は、海賊見習いだった頃は、ニット帽に隠されたバギーの髪を暴きたくて暴きたくて、ちょっかいをかけては怒られた。突き刺すような陽射しの下でも、嵐に濡れた夜でも。夏島の蒸し暑い中でも。バギーは帽子を外すことはなかった。
ハゲてるのかと聞いた時には「シャンクスじゃあるめーし、んなわけあるか!」と失礼なことを言われた。流石に子どもの時分からハゲることはない。あの時は言い返してレイリーさんから拳を落とされたなと思い出す。今思えばなかなかアホみたいなことで喧嘩したものだ。いつもそうだったが、あの時の自分は真面目に怒っていた。きっとバギーに言わせてみれば今でもその時のことは当たり前だと答えてくれるだろう。
1583「お前、本当に俺と同い年か?」
「なにをすっとんきょーなこと言ってんだァ? テメェはよォ」
指から滑り落ちていった空色の髪をもう一度掬い上げて親指の腹でさらりと撫でる。
「俺の髪と全然違うじゃねぇか」
「あったりめーよ! おれ様はちゃんと手入れしてんだ。テメェのなんかのと一緒にすんじゃねェ!」
昔は、海賊見習いだった頃は、ニット帽に隠されたバギーの髪を暴きたくて暴きたくて、ちょっかいをかけては怒られた。突き刺すような陽射しの下でも、嵐に濡れた夜でも。夏島の蒸し暑い中でも。バギーは帽子を外すことはなかった。
ハゲてるのかと聞いた時には「シャンクスじゃあるめーし、んなわけあるか!」と失礼なことを言われた。流石に子どもの時分からハゲることはない。あの時は言い返してレイリーさんから拳を落とされたなと思い出す。今思えばなかなかアホみたいなことで喧嘩したものだ。いつもそうだったが、あの時の自分は真面目に怒っていた。きっとバギーに言わせてみれば今でもその時のことは当たり前だと答えてくれるだろう。
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MOURNING子シャンバギ+レイリーバギーの髪が好きなシャン
無自覚な恋は髪に残して「レイリーさぁん!」
「またやられたのか」
こっちにこい、腰に手を当てたレイリーさんに泣きついて、用意された木箱に座る。
おれたち見習いは同じ部屋で寝る。普段はそれぞれのハンモックで寝ているが、気温が下がってくるとひとつの布団に二人寝転がる。ひとりでは寒いから、ひとつの布団で二つの毛布にくるまり、二人分の体温で暖をとるのだ。
おれは背を向けて眠って、シャンクスはおれと同じ向きで眠る。それは別に気にならないしどうでもよかった上に割と嫌いではない。だから朝目が覚めたときにシャンクスの腕に引き寄せられていても、こいつは寒かったのか、と思うだけでそのまま二度寝をする。
ただ、許せないことがひとつだけある。
1836「またやられたのか」
こっちにこい、腰に手を当てたレイリーさんに泣きついて、用意された木箱に座る。
おれたち見習いは同じ部屋で寝る。普段はそれぞれのハンモックで寝ているが、気温が下がってくるとひとつの布団に二人寝転がる。ひとりでは寒いから、ひとつの布団で二つの毛布にくるまり、二人分の体温で暖をとるのだ。
おれは背を向けて眠って、シャンクスはおれと同じ向きで眠る。それは別に気にならないしどうでもよかった上に割と嫌いではない。だから朝目が覚めたときにシャンクスの腕に引き寄せられていても、こいつは寒かったのか、と思うだけでそのまま二度寝をする。
ただ、許せないことがひとつだけある。
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MOURNING子シャンバギレイリー視点
若いレイリーさんの口調が合っているかわからない。
バギーが関わるところころ感情が変わるシャンの話だと思う。
それを人は純粋と呼ぶのか? 島に辿り着けば記録指針と補給も兼ねて数日滞在する。その間は娯楽で船を降りるものや、買い出しにでかける船員と分かれ、見習い共は買い出し組と一緒に船を降りる時もある。
「もう戻ってたのか」
今回は二人で遊んでこいと船を降りたはずだが、誰もいないはずの船首には小さな影がひとつ。おかえりと声をかけてみるも返事はなく。ロジャーからもらった麦わら帽子を顔に乗せて仰向けに寝転がったまま動きもしない。
「バギーはどうした?」
一緒に島に降りたはずの見習いの姿が見えず問いかけて、ようやく動いた。
「知らねえ」
しかし、というべきか、やはり、というべきか。起き上がったシャンクスは誰が見ても不機嫌そのもの。大方、島の子どもに誘われてバギーはそっちに行ってしまったのだろう。一緒に行けばいいのにと思うもののある時「おれといた方が楽しいのに」と口をへの字に曲げて、ついでにヘソも曲げてしまったことがあった。特に何があったというわけではないが、バギーには人を惹きつける魅力がある。自分以外の誰かと肩を組んで仲良く楽しそうにしていることが面白くないのだ。
2623「もう戻ってたのか」
今回は二人で遊んでこいと船を降りたはずだが、誰もいないはずの船首には小さな影がひとつ。おかえりと声をかけてみるも返事はなく。ロジャーからもらった麦わら帽子を顔に乗せて仰向けに寝転がったまま動きもしない。
「バギーはどうした?」
一緒に島に降りたはずの見習いの姿が見えず問いかけて、ようやく動いた。
「知らねえ」
しかし、というべきか、やはり、というべきか。起き上がったシャンクスは誰が見ても不機嫌そのもの。大方、島の子どもに誘われてバギーはそっちに行ってしまったのだろう。一緒に行けばいいのにと思うもののある時「おれといた方が楽しいのに」と口をへの字に曲げて、ついでにヘソも曲げてしまったことがあった。特に何があったというわけではないが、バギーには人を惹きつける魅力がある。自分以外の誰かと肩を組んで仲良く楽しそうにしていることが面白くないのだ。
b_g0e
CAN’T MAKEシャンバギ おシャンは他人の手を使ってオナりそうだなと思いました(偏見)大してエロくもないのでそのままあげます。すいません、なんかもう何もかもわからないです。
左手で「あ!いいこと思いついた!」
「あーっそ、一人でやってろ」
「右手貸してくれ!あ、利き手じゃ困るか?じゃあ左手貸してくれ!」
「お前はほんっとに派手バカ野郎だなぁ!?おれ様の話聞いてたか?耳に詰め物でもしてんのか?一人でやってろってんだよ!」
「おう。だから一人ですっから、左手貸してくれ」
「ハァ??」
当たり前のように勝手に船に乗り込んでいることは百歩譲って許そう。だが、この話の聞かなさはどうだ。
バギーはまだ換金できていない宝がしまってある鍵を隠すように懐へ忍ばせながら、不機嫌、不信感丸出しな表情で赤髪を揺らす男を睨みつけた。
赤髪─シャンクスは口の悪いピエロメイクに気を悪くするでもなく、悪気なく笑ったまま差し出したままの手を一向に引っ込めようとはしなかった。
5512「あーっそ、一人でやってろ」
「右手貸してくれ!あ、利き手じゃ困るか?じゃあ左手貸してくれ!」
「お前はほんっとに派手バカ野郎だなぁ!?おれ様の話聞いてたか?耳に詰め物でもしてんのか?一人でやってろってんだよ!」
「おう。だから一人ですっから、左手貸してくれ」
「ハァ??」
当たり前のように勝手に船に乗り込んでいることは百歩譲って許そう。だが、この話の聞かなさはどうだ。
バギーはまだ換金できていない宝がしまってある鍵を隠すように懐へ忍ばせながら、不機嫌、不信感丸出しな表情で赤髪を揺らす男を睨みつけた。
赤髪─シャンクスは口の悪いピエロメイクに気を悪くするでもなく、悪気なく笑ったまま差し出したままの手を一向に引っ込めようとはしなかった。
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DONEシャンバギ子バギへの感情を拗らせていた子シャンが大人になり、違う拗らせ方をしているシャンの話。
※ シャンが当たり前のようにバギの元に遊びにきてます。
sun drop「レイリーさん、これ欲しい」
「珍しいな。シャンクスが宝石を欲しがるのは」
真っ青の空にかざした石はまるで存在していないように透き通る。小指の爪ほどもないそれは、摘まむ力を少しでも強くしてしまうと指先から滑ってどこかに飛んでいってしまいそうだ。
「ああ、悪いがそれはやれない」
「なんで」
「先約がいる」
シャンクスが伸ばす腕の先を覗いたレイリーは、麦わら帽子を二回叩くように撫でた。
「それはバギーのだ」
「こんなにちっせぇのに」
小さくても価値は十分にある代物だ。こんなちっぽけな宝石よりも大きな財宝が詰まった宝箱から一発で摘まみ取って、他と吟味してバギー自身が選んだ。海の青より薄く、太陽に照らされた空のような白は透明に近い色。
4043「珍しいな。シャンクスが宝石を欲しがるのは」
真っ青の空にかざした石はまるで存在していないように透き通る。小指の爪ほどもないそれは、摘まむ力を少しでも強くしてしまうと指先から滑ってどこかに飛んでいってしまいそうだ。
「ああ、悪いがそれはやれない」
「なんで」
「先約がいる」
シャンクスが伸ばす腕の先を覗いたレイリーは、麦わら帽子を二回叩くように撫でた。
「それはバギーのだ」
「こんなにちっせぇのに」
小さくても価値は十分にある代物だ。こんなちっぽけな宝石よりも大きな財宝が詰まった宝箱から一発で摘まみ取って、他と吟味してバギー自身が選んだ。海の青より薄く、太陽に照らされた空のような白は透明に近い色。
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DONEシャンバギバギーの首を斬れないシャンクスと、それを知っているバギー
その首を打ち落とせば シャンクスがやばい奴だと思ったことは何度もある。その中でもハデにやばいと思ったのは、バラバラの実を食べて間もない頃だった。
ド派手な一発をかましてきた海賊船と交戦となり、いつも通りセットで動いていた。悪魔の実の能力に馴染めきれず、まだ四肢を繋げた状態で戦っていた時だ。そこに一本のナイフが飛んできた。避けようとしてその必要がないことを思い出し、思い切って首で受け止める。能力が発覚してからは慣れるためだと斬られる練習を仲間から受けて、その時に首も切ってもらっていたから問題ないことはわかっていた。しかし殺される目的のナイフを受け止めるのは初めて。怖さに一瞬だけ身体の動きを止めてしまった自分も少なからず悪いとは思うが、相手の油断を誘う作戦としては無論大成功。
3550ド派手な一発をかましてきた海賊船と交戦となり、いつも通りセットで動いていた。悪魔の実の能力に馴染めきれず、まだ四肢を繋げた状態で戦っていた時だ。そこに一本のナイフが飛んできた。避けようとしてその必要がないことを思い出し、思い切って首で受け止める。能力が発覚してからは慣れるためだと斬られる練習を仲間から受けて、その時に首も切ってもらっていたから問題ないことはわかっていた。しかし殺される目的のナイフを受け止めるのは初めて。怖さに一瞬だけ身体の動きを止めてしまった自分も少なからず悪いとは思うが、相手の油断を誘う作戦としては無論大成功。
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DONE模索しながら書いた子シャンバギシャンがいくつになっても勝てない相手。
lost battle「おれと宝どっちが大事なんだよ」
「宝に決まってんだろ。ハデアホ」
単純明快な質問に返されたのは明確な答え。悩む時間も悩む素振りもなく秒もないほどの速さで答えられた。
少年の目は太陽を浴びてきらめく赤い宝石に向けられたまま動く気配はない。シャンクスはつまらないと邪魔するために上から覗き込む。光を遮るだけで透き通るような輝きを見せていた石は黒に近い姿に変わった。
「邪魔すんな」
ようやく振り向いた顔は歪んですぐどこかに行く。持っていた石は三つ並んだ箱の一番右へと放り込まれ、すでに入っていた他の色の石にぶつかって、コツ、と音を立てた。
「本物じゃないのか」
「質が良くねえ」
「ふーん」
退けと肩を押されてのけ反らせる。空になったはずの手には次の宝石があった。
1217「宝に決まってんだろ。ハデアホ」
単純明快な質問に返されたのは明確な答え。悩む時間も悩む素振りもなく秒もないほどの速さで答えられた。
少年の目は太陽を浴びてきらめく赤い宝石に向けられたまま動く気配はない。シャンクスはつまらないと邪魔するために上から覗き込む。光を遮るだけで透き通るような輝きを見せていた石は黒に近い姿に変わった。
「邪魔すんな」
ようやく振り向いた顔は歪んですぐどこかに行く。持っていた石は三つ並んだ箱の一番右へと放り込まれ、すでに入っていた他の色の石にぶつかって、コツ、と音を立てた。
「本物じゃないのか」
「質が良くねえ」
「ふーん」
退けと肩を押されてのけ反らせる。空になったはずの手には次の宝石があった。