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    ラジオ

    totoro_iru

    DOODLE前にtwitterで呟いた新人俳優新八くんのラジオのゲストにバンドJOY4の高杉さんと勝手にきた銀さんの話。
    先輩に可愛がられる後輩新八くんを書けて良かったです。
    とあるラジオの文字起こし 蒸し暑い夏のラジオ局から明るい音楽が流れ始めた。徐々に音量が下がると、ハツラツとした声が話を切り出した。

    「皆さんこんばんは。『メガネ放送局』のお時間です。毎週月曜日は僕、志村新八が放送しています。では、さっそく今日のゲストを紹介したいと思います。まぁ、先週ゲストを発表した時にSNSが大盛り上がりだったので皆さんご存知でしょう!今日のゲスト、JOY4の高杉晋助さんです!」
    「…おう」
    「高杉さん、隣の天パも紹介した方がいいですか?」
    「ダメだろ。こいつ事務所の許可取らずに勝手に来ちまったんだから」
    「えっ勝手に来たんですか!?せめて許可取って来てくださいよ!僕アンタのせいで怒られるの嫌ですからね!」

    心底嫌そうに眉間に皺を寄せる高杉の隣で、同じJOY4メンバーの坂田銀時が座っていた。新八はスタッフブースの方を見ると、スタッフ全員が首を横に振っていた。どうやらこのまま続ける他ないらしい。新八は諦めて銀時の方に視線を向けると、銀時はニヤリと笑った。
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    DONEラジオデアドラの第一話から第三話まではここです。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13857111
    第四話
    https://poipiku.com/1455236/6698868.html

    第五話
    https://poipiku.com/1455236/6864178.html

    第六話
    https://poipiku.com/1455236/7416118.html

    第七話
    https://poipiku.com/1455236/7568147.html

    第八話
    https://poipiku.com/1455236/7615538.html

    第九話
    https://poipiku.com/IllustDetailPcV.jsp?ID=1455236&TD=7615542
    ラジオデアドラ第十話 マリアンヌのアパートや机を燃やした男はラファエルに羽交い締めにされながらも炎で浄化しなかったら世界が滅ぼされてしまう、と熱弁していた。緑の瞳は熱に浮かされていて激怒するレオニーとヒルダの姿が脳内で像を結んでいるかどうかは怪しい。
     ベレトに依頼された通り録音機材を回していたので一部始終の音声が録れている。最新型のマイクは机を漁る音や呪文を詠唱する声、それを阻止するため殴りかかるラファエルの叫び声を拾った筈だ。
     日頃はこの時間帯に見かけない他の階で働く者たちも騒ぎを聞きつけてやってきたので本番一時間前だというのに人だかりが出来ている。残念ながらテープを一本使い切ってしまったのでこの先のやり取りは音声に残せない。ベレトが取り上げた社員証はマリアンヌが確認したところ残念ながら本物だった。営業部門で働いていたらしい。
    1956

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    MAIKINGラジオデアドラの第一話から第三話まではここです。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13857111
    第四話
    https://poipiku.com/1455236/6698868.html

    第五話
    https://poipiku.com/1455236/6864178.html

    第六話
    https://poipiku.com/1455236/7416118.html

    第七話
    https://poipiku.com/1455236/7568147.html
    ラジオデアドラ第八話 社員の名簿が入手できた順ではないかと言うのがヒルダの仮説だったがベレトはそれすらしていないのでは、と言う。

    「確かに軍事機密と関わる企業の場合は名簿を手に入れるのも手間がかかるはずです」
    「例えばマリアンヌが前に住んでいたアパートの件なんだが……隣室の住人は科学雑誌で会社の研究室について語っていた」

     ベレトが雑誌を開いて机の上にそっと置いた。確かにマリアンヌの隣人が顔写真付きでインタビューに答えていた。ご近所付き合いというものをきちんとしていればマリアンヌが自力で気づいたのかもしれない。

    「新聞や雑誌だけではなく放送で名前があがっていた被害者がいる可能性もある。放送局は最先端技術の塊だろう?」

     飄々として燃え残った私物をレオニーの番組に提供していたがマリアンヌも恐ろしかったのだろう。後ろから胸の下に回されたヒルダの手にインクの染みだらけの手を重ねて握りしめている。
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