リツカ
cr4or5
DONEりつかさ/夏の篩 それは、悪魔みたいな日差しが見せた、陽炎だったのかもしれない。
校舎のそばの木陰にうずくまり、凛月は頭を垂れた。またずいぶん眠っていたらしい。目覚めと同時に眩暈がして、建物の中へ逃げ込もうと思ったが、体が動かない。くびすじに手を当ててみる。脈が速い。
炎天はただでさえ凛月を蝕むばかりなのに、ここしばらく立て続けのライブで余計に体力を奪われている。王座を空けた手負いの騎士たちは、いつしか再びめまぐるしい日々に取り込まれていた。
ただ、誰にも邪魔されず、眠っていたいだけなのに。
最後の記憶では天頂にあった太陽が、わずかに西へ傾いている。もう放課後だろうか。夏の長い日はそう簡単に暮れようとせず、地平に近づいた分だけ、むしろ攻撃性を増して凛月の目に映った。
3347校舎のそばの木陰にうずくまり、凛月は頭を垂れた。またずいぶん眠っていたらしい。目覚めと同時に眩暈がして、建物の中へ逃げ込もうと思ったが、体が動かない。くびすじに手を当ててみる。脈が速い。
炎天はただでさえ凛月を蝕むばかりなのに、ここしばらく立て続けのライブで余計に体力を奪われている。王座を空けた手負いの騎士たちは、いつしか再びめまぐるしい日々に取り込まれていた。
ただ、誰にも邪魔されず、眠っていたいだけなのに。
最後の記憶では天頂にあった太陽が、わずかに西へ傾いている。もう放課後だろうか。夏の長い日はそう簡単に暮れようとせず、地平に近づいた分だけ、むしろ攻撃性を増して凛月の目に映った。
ようかい
TRAINING雨だけになんかしっとりしました前提知識
・エリックという男は一回死んで死ぬ前にデュナミスで自身の再現体を作成してある男に取りつかせている
・アーテリスでは実体化できず、存在が知覚できないのでミニオンの魔導ビットを改造して(発音)それを操作することで意思疎通している
・イヴォカという少年は前世がガレマール市民で前世の記憶がある
頓智気な自覚はあります!
どうしてふぉろわ限定できないの!?
通り雨エリック・セローは雨が苦手だった。
自分の死因だからだろうか、それとも自分が一番想う人が雨を好きではないからだろうか、あるいはデュナミスの再現体となった自分が周囲の人間の想いを無意識のうちに感じているからだろうか。
理由は全くの不明であったが、おそらくそのどれもが少しずつ作用してそうなっているんだろうと考えていた。
苦手というほどでもない、と自分に言い聞かせていたし、彼は自分がおもうよりも精神的に老成してしまっているので(アーテリスで彼の表を見れるのは世界で一人だけだが)表に出していないだけであった。
そんな雨の日、エリックとイヴォカが東部森林で雨宿りをしていた。
しまわれないまま持ち主が居なくなってしまった小さな天幕の下に、突然降ってきた雨から避難して暇そうに雑談をしている。
2498自分の死因だからだろうか、それとも自分が一番想う人が雨を好きではないからだろうか、あるいはデュナミスの再現体となった自分が周囲の人間の想いを無意識のうちに感じているからだろうか。
理由は全くの不明であったが、おそらくそのどれもが少しずつ作用してそうなっているんだろうと考えていた。
苦手というほどでもない、と自分に言い聞かせていたし、彼は自分がおもうよりも精神的に老成してしまっているので(アーテリスで彼の表を見れるのは世界で一人だけだが)表に出していないだけであった。
そんな雨の日、エリックとイヴォカが東部森林で雨宿りをしていた。
しまわれないまま持ち主が居なくなってしまった小さな天幕の下に、突然降ってきた雨から避難して暇そうに雑談をしている。
koma_su
DOODLE設定:洗脳されてシスターやってるぐだちゃんを神から寝Tるポカ、のポカぐだ♀。懺悔室で「リツカ」との夜のあれやこれやを喋り倒しシスターを困惑させるポカ。シスターは段々と体が疼いてくるので夜に自室で慰めたりする。そんなことが何回もあり、とうとうポカの告解?を聞きながら自らの体を弄るようになってしまったシスターであった…という絵です(長い)
リク@原稿中
DOODLE0720主シル1ページ(1コマ?)漫画
露出度アップを期待し実行に移そうと目論む勇者の前に立ちはだかるのは、天敵の英雄…そしてシルビア至上主義の某執事(戦闘モード)であった…!(続き思いつかんわ)
以下小話
※びあさんは出ません(いつもの)
※いつもの如く勇者がぶっ飛んでてカミュが巻き込まれて毒舌です※
「オッサンも面倒なのに纏わりつかれてるな…」
「おいソコ!シルビアはオッサンじゃなくてお姉さんだって何回言わせるんだ!!」
「あーうんはいはいごめんごめん(棒読み)」
「わかれば良いよ!!それでさっきの話の続きなんだけどさ」
「まだ続くのかそのしょーもない戯言(酷)」
「ファッションチェンジしたシルビアを妄想する話を戯言の2文字で片づけるな!!」
「実際そうじゃねーか。つーか自分で妄想って言ってんじゃねーか」
「いーや違う!絶対絶対ぜーーーーったい妄想から現実になる!!」
「なるわけねぇだろバカ(酷)。時間の無駄だから宿に戻るわ」
「待て待て待て待て相棒!!話はまだこれからなんだよ!!」
「一人で喋ってろ!!」
終
cr4or5
DONEりつかさ/滴る ス~ちゃんの手を、腕を、甘いしずくがぬったりと伝っていく。
「わわ、」
溶けたピンクのアイスクリーム、いちごあじ。何種類かを大きいパックで買ってきて、俺はあり合わせの器に、ス~ちゃんはコーンに盛りつけて、お部屋でゆっくりいただく贅沢を楽しんでいたところ。その喜びに浸りすぎて、俺はもう器を空にしたのに、まだ少しずつ味わっていた結果、牙を剥かれたス~ちゃん。
そりゃそうだ、だってこんなに、俺たちだってとろけるくらい暑いんだし。
慌てているス~ちゃんの手を掴む。あっ、て顔をした。今から起こることの察しがついて、それをできれば拒んでおきたい顔。けれども、ひとまずこれ以上の被害を食い止めるため、ス~ちゃんは崩れゆくアイス本体にぱくんとかぶりついた。
1485「わわ、」
溶けたピンクのアイスクリーム、いちごあじ。何種類かを大きいパックで買ってきて、俺はあり合わせの器に、ス~ちゃんはコーンに盛りつけて、お部屋でゆっくりいただく贅沢を楽しんでいたところ。その喜びに浸りすぎて、俺はもう器を空にしたのに、まだ少しずつ味わっていた結果、牙を剥かれたス~ちゃん。
そりゃそうだ、だってこんなに、俺たちだってとろけるくらい暑いんだし。
慌てているス~ちゃんの手を掴む。あっ、て顔をした。今から起こることの察しがついて、それをできれば拒んでおきたい顔。けれども、ひとまずこれ以上の被害を食い止めるため、ス~ちゃんは崩れゆくアイス本体にぱくんとかぶりついた。
いづき
DONEりつかさwebオンリーイベント合わせのアクリルスタンドになります。りつかさとcakeと招待状とお花のイラストになります。7月中旬BOOTHさんにて通販を行う予定です。確定しだいTwitterにてお知らせいたします。いづき
MENU20230630開催のりつかさwebオンリー~cake作って!凛月先輩~様へ寄稿させていただいたイラストのまとめと作成過程のメモになります。楽しく描かせていただきました。こちらは限定公開(6月30日~7月7日22:30まで)となっております。再掲載予定は未定となっております。(イベント当日、たくさん楽しんでりつかさと一緒にしあわせな気持ちになりましょう!) 3
雀夜(saku398san)
DONE2023年のりつかさ真ん中バースデーを祝しまして、昨年の続きを書きました。パスはりつかさwebオンリー内にて公開しています。オンリー終了後はピクブラにて公開します。 13727
たねいも
PROGRESSpixivにえっちなイラストがあったのでせや!私もキュリアに纏わりつかれるえっちな原初様描いたろ!
って思ったんだけど、思ったよりカッコイイラフになってしまってここからキュリア舞わせるのは重罪な気がしてきた
くろ🌱
MEMO曹仁モチーフ:ヒクイドリ
最期まで忠義を尽くしてくれた猛将。都にあまりいないので、帰ってきたときには曹丕にまとわりつかれている。父親より懐かれている。幼い曹丕を戦場で育て武術を叩き込んだ一人。一度スイッチが入ると危ない。顔が怖いが仕事以外では穏やか。
満寵の事が少し怖い。
cr4or5
DONEりつかさ/熱を移す 凛月先輩の手が好きだ。
梢のように長く華奢な、節の目立つゆび。いつもきれいな楕円にととのえられた爪。熟れはじめの桃に似た、わずかに紅を帯びた乳白色の三日月。楽器を弾く時、あるいは、自らが楽器となって歌い踊る時、誰より艶やかな音を奏でるゆびさきが。
私の髪を撫でて慈しむ手。私の頬をつねってからかういじわるな手。私の歩みを待って、いつでも静かに伸べられている、優しい道しるべが。
毛布から少し覗いていたそれを、掴んで、そっと引っ張り出す。
「おはようございます。さあ、そろそろ起きてください」
「んん……、あとちょっと……」
口もとも、まだ毛布の下に隠れている。閉じたまぶたにも眉にもぎゅっと力を入れて、凛月先輩はいかにも眠そうなくぐもった声を出した。
1884梢のように長く華奢な、節の目立つゆび。いつもきれいな楕円にととのえられた爪。熟れはじめの桃に似た、わずかに紅を帯びた乳白色の三日月。楽器を弾く時、あるいは、自らが楽器となって歌い踊る時、誰より艶やかな音を奏でるゆびさきが。
私の髪を撫でて慈しむ手。私の頬をつねってからかういじわるな手。私の歩みを待って、いつでも静かに伸べられている、優しい道しるべが。
毛布から少し覗いていたそれを、掴んで、そっと引っ張り出す。
「おはようございます。さあ、そろそろ起きてください」
「んん……、あとちょっと……」
口もとも、まだ毛布の下に隠れている。閉じたまぶたにも眉にもぎゅっと力を入れて、凛月先輩はいかにも眠そうなくぐもった声を出した。
ki__na1095
MEMOあきらかに囮作戦なのにアマデウスの魔力量が大したことなくて「あれもしかして本当にあっちがマスター…?」と混乱させる回2023.4.21
#アマデウス/ #ジャンヌオルタ/ #リツカ/
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DONEりつかさ/ここではない夜 心臓のふるえる感触で目が覚めた。激しい鼓動がつめたい血を全身にめぐらせ、いやに覚醒を急ぐから、司は抗えずまぶたをひらいてしまう。ひらいても、くらやみのままだ。それから少しずつ目が慣れて、見知った部屋の天井のかたちをぼんやりと捉えはじめる。カーテンの隙間から漏れる光は藍色だ。夜のいちばん深い時間帯が、見えない膜となって、司の体をベッドに重く縫いつけていた。息を浅くしか吐けずに、胸が苦しい。
怖い夢を見た。
細部の記憶は一瞬で掻き消えてしまったのに、体を苛む焦燥感と不安感だけが、眠気を遠ざけリアリティを増していく。おそろしくて、さびしくて、自分がばらばらに壊れてしまいそうな感覚。司はゆっくりと頭を横に傾けた。
2021怖い夢を見た。
細部の記憶は一瞬で掻き消えてしまったのに、体を苛む焦燥感と不安感だけが、眠気を遠ざけリアリティを増していく。おそろしくて、さびしくて、自分がばらばらに壊れてしまいそうな感覚。司はゆっくりと頭を横に傾けた。
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DONEりつかさ/別腹 彼がすぐ眠ってしまうのが惜しいと、初めはそう思っていた。ひかりをいっぱいに浴び、盛りの薔薇のように匂いたつ情熱、その紅のひとみの輝きに、私は魅了されていた。常に彼の隣を我が物顔で陣取り、彼を無意識へと引きずり込む『夜』に、嫉妬に近い感情さえ抱いた。
けれども、いつしか。彼は彼の夢のなかにさえ、私を伴うようになった。眠る前のひとときを引き延ばして、私を呼び、私を抱き、私をそのひとみとその全てでもって記憶した。
私を満たしたのは優越感と、それ以上の更なる渇きだった。
「する? ス~ちゃん、」
狂おしい炎いろの虹彩は、今は磨り硝子の向こうにいる。みじかいキスを終えるなり、天幕じみた長いまつげはうとうと俯いて、すぐにでも夢の世界へ落ちてしまいそうだ。緩慢なゆびさきが私の後ろ髪を梳きもてあそぶ。こめかみにくちびるが寄せられ、ささやかれる甘い誘い。彼の腕のなかはすこしだけ暑く、それもまた、彼を追う睡魔の存在を教えている。
933けれども、いつしか。彼は彼の夢のなかにさえ、私を伴うようになった。眠る前のひとときを引き延ばして、私を呼び、私を抱き、私をそのひとみとその全てでもって記憶した。
私を満たしたのは優越感と、それ以上の更なる渇きだった。
「する? ス~ちゃん、」
狂おしい炎いろの虹彩は、今は磨り硝子の向こうにいる。みじかいキスを終えるなり、天幕じみた長いまつげはうとうと俯いて、すぐにでも夢の世界へ落ちてしまいそうだ。緩慢なゆびさきが私の後ろ髪を梳きもてあそぶ。こめかみにくちびるが寄せられ、ささやかれる甘い誘い。彼の腕のなかはすこしだけ暑く、それもまた、彼を追う睡魔の存在を教えている。
goma_soboro
CAN’T MAKE昔描いててそのまま力尽きて続き描けなくなったもの、描いたは良いものの踏ん切りつかなくて貼れなかったもの、貼った覚えがないものなどなどがファイルにたくさん残ってたので供養。テニプリ4枚、えぺ4枚、放サモ3枚、その他3枚。 14偽狼(リレア)
DOODLEうちよそ(リツカゲ)でカ……ウ……ズパロうろ覚えでパロ書き出したので原作との乖離はデカいと思う。
雰囲気で読め!クルーシオ!☆
リッカくんが轢かれる予定だったのが影鵺が轢かれてた(何で?)
最後の蛇足はバドエンが受け入れられない悲しきハピエンモンスターが付けたものです、見なくてもいい。 2369
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DONEりつかさ/夜を呼ぶ「Marverous! 甘いだけでなくコクがあり……Spiceも入っていますか? ぽかぽか温まるお味ですね。とてもおいしいです」
と、流暢な食レポをしているのは、俺たちKnightsのかわいい末っ子。
「そう。よかった」
そして互いにオフの今日、俺の部屋にふたりきりのあいだくらいは、俺だけの愛しい子、と呼んでも差し支えないはずだ。
先日までバレンタイン一色だった世間が、今度は慌ただしく返礼の準備を始めた頃。お菓子づくりを趣味とする者としては、様々な素材が出回るのもこの時期の楽しみの一つだ。溶かして飲むのにぴったりのチョコを手に入れたので、俺なりのアレンジを加えて振る舞えば、お気に召したのは一目瞭然。一気に飲める熱さではないけど、少しずつ何度もくちびるをカップにつけて、もう半分近くなくなっている。ちびちびと味わっている姿はなんだか小動物みたいだ。
3028と、流暢な食レポをしているのは、俺たちKnightsのかわいい末っ子。
「そう。よかった」
そして互いにオフの今日、俺の部屋にふたりきりのあいだくらいは、俺だけの愛しい子、と呼んでも差し支えないはずだ。
先日までバレンタイン一色だった世間が、今度は慌ただしく返礼の準備を始めた頃。お菓子づくりを趣味とする者としては、様々な素材が出回るのもこの時期の楽しみの一つだ。溶かして飲むのにぴったりのチョコを手に入れたので、俺なりのアレンジを加えて振る舞えば、お気に召したのは一目瞭然。一気に飲める熱さではないけど、少しずつ何度もくちびるをカップにつけて、もう半分近くなくなっている。ちびちびと味わっている姿はなんだか小動物みたいだ。