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    俳優

    Tari

    DONEロックスター🍃さんと人気俳優🔥さんのお話し、加筆修正しました!【メロウ】(修正版)

     都心から少し外れた場所にある、廃業したばかりのホテル。もともとデザインホテルとして多くの利用者に愛されてきた建物だけに、すぐに取り壊すことはなく、イベントスペースとして当面は活用されることになった。
     結婚式やイベントなどが開かれてきただけあり、高い天井に広いホール、贅沢な音響設備が残されており、目敏いアーティストやミュージシャンがすでにいくつかイベントを開催していた。
     日がそろそろ落ちかけるころ、駅から遠いそのホテルに向かって、若い男女がぞろぞろと歩いていく。梅雨の晴れ間で、今日は傘も要らなそうだが、じっとりとした湿気が肌に纏わりつく。間近に迫る夏の気配に、若者たちはノースリーブやショートパンツにサンダルと、開放的なファッションでさざめき合う。
     今日はこれから、招待制のシークレットライブが開かれるのだ。出演はもうすぐ単独武道館公演も夢じゃないと言われているスリーピースのロックバンド、「The Undead」だ。最近では数千人クラスの大箱でのライブしかやっていない彼らが、500人も入らないような会場で演るのは、ファンなら見ておきたいステージだった。至近距離 8063

    Tari

    DONE※修正版の方をご覧くださいー!
    たまご巻きさんとのおしゃべりからできた、ロックシンガー🍃さんと俳優🔥さんの短編!
    雑な出来栄えなので、ここで!
    【メロウ】

     都心から少し外れた場所にある、廃業したばかりのホテル。もともとデザインホテルとして多くの利用者に愛されてきた建物だけに、すぐに取り壊すことはなく、イベントスペースとして当面は活用されることになった。
     結婚式やイベントなどが開かれてきただけあり、高い天井に広いホール、贅沢な音響設備が残されており、目敏いアーティストやミュージシャンがすでにいくつかイベントを開催していた。
     日がそろそろ落ちかけるころ、駅から遠いそのホテルに向かって、若い男女がぞろぞろと歩いていく。梅雨の晴れ間で、今日は傘も要らなそうだが、じっとりとした湿気が肌に纏わりつく。間近に迫る夏の気配に、若者たちはノースリーブやショートパンツにサンダルと、開放的なファッションでさざめき合う。
     今日はこれから、招待制のシークレットライブが開かれるのだ。出演はもうすぐ単独武道館公演も夢じゃないと言われているスリーピースのロックバンド、「The Undead」だ。最近では数千人クラスの大箱でのライブしかやっていない彼らが、500人も入らないような会場で演るのは、ファンなら見ておきたいステージだった。至近距離で、いつも 5814

    ytd524

    DONEリクエスト
    お題:ワンライ『夢』のつづき

    ※芸能パロ
    ※俳優五×俳優伏

    前回のつづきなため、前回分を読んでからお読みいただかないと分からない点が多いかと思います。
    リクエストくださりありがとうございます!

    前回のお話:https://twitter.com/ytd524/status/1370746035081936897
     溢れんばかりの拍手と指笛の音、ブラボーの声。緞帳が上がった瞬間、それらが一気に押し寄せてくる感覚は、舞台役者にしか味わうことのできない熱気と興奮であろう。
     この道をメインに進むと決めたのは自分勝手な理由によるものであったが、今ではもう、この感覚を知らなかった頃の俺には戻れないだろうと思う。それほどまでに、この時、この瞬間の圧力のようなものは、自分にとって非常に心地良く、快感であった。
     そして今日、無事楽日を迎えたこの舞台は、自身の役者人生の中にまた新たな『人生』を刻んでいく。
     全身を投じて、なりきって生きてきた、全ての役の『人生』。
     それらが積み重なり、これからの俳優・伏黒恵の人生が紡がれていくのだ。



    「お疲れ様でしたぁ!」

     舞台袖にはけてから楽屋に至るまで、テンションが上がっているのは何も役者だけではない。舞台演出家、舞台監督、照明、音響、衣装に広報。その他、舞台に携わったたくさんの人々が今日という日を無事に終えられたことに歓喜の声を上げる。今回の舞台演出を務めたベテランはひどく気難しい人だったのだが、その人までもが笑顔で主演俳優の背中をパンッと叩いているのだから 4295

    nicola731

    DOODLE顕道(顕蘆)まで行かない現パロ
    元ネタ
    https://twitter.com/nicola731/status/1382088577497001984?s=21
    「現パロ晴明さんの職業を映画監督にするともれなく主演俳優の道満がずっと「何言ってんだコイツ」って顔してるメイキング映像が浮かぶ(テネットのあれ)」
    今後道満は同級生の納言ちゃんに「それは推しだよ」とか教えてもらう。
    夏休みの間に行われる夏期講習は半日で終わってしまった。高校一年生だから今から必死に受験勉強をするのも、と教師はやんわりと生徒達を宥めた。道満もその一人で、真夏の昼過ぎに学校の外へと放り出された。図書室や自習室を使えれば良かったのだが三年生達で一杯だった。仕方なく道満は日陰を渡り歩いて駅まで向かう。
     まだ高校で友人はできていないし、そもそも道満はあまり人付き合いをしなくても平気だったから遡って友人らしい友人がいたことはない。だから一人で図書館にでも行こうと思った。駅まで真っ直ぐ大通りを進んでいく。道の日当たりは良くて、歳の割りにかなり身長の高い道満の頭はじりじりと灼かれた。酷く熱くて参ってしまう。
     涼しいところに行きたいと思った。それでふと駅の近くにある劇場の掲示が目に入った。平時であれば何とも思わないが、暑さのせいで変な気紛れを起こした。財布にはチケット代分の金額が入っている。高校生になったのだから「観劇」を経験してみるのも良いだろうと思った。子供らしい背伸びだった。
     チケット売り場で当日券を買い求めて、フライヤーと共に受け取って席へと向かうと最前列だった。道満は「マズい」と思っ 2331

    ゆるはら

    REHABILI今日のぶぜさに ※一口団子と俳優ネタある ※やまとかおちとかいみはない「豊前さん、わたしに可愛く愛してるよって言ってみてもらえませんか」
    一瞬だけ目を見開いて、彼はおう、と頷いた。
    「よくわっかんねーけど、いいぜ。『愛してる』」
    「だめ。もっと可愛く」
    「んあ?」
    「かわいく!すていじに立つみたいに!」
    急かすと、少し迷った後で、彼はにこおっと笑って篭手切くんみたいに言った。
    「『愛してますよっ、主!』…………これで、いいか?」
    「ありがとう大好き!」
    満足したわたしはそのまま頭を下げて立ち去ろうとして、動けないことに気づく。
    ――あれ?いつのまに壁際にいたんだろう?
    「んじゃ、今度は俺の言うこともきーてもらわねーとな。主?かわいーく、『愛してる』って言ってくれちゃ」
    思わずキョトンとした。
    「…………わたしでいいの?」
    「おう。あんたじゃなきゃ乗れねーからな」
    よくわからなかったけどわたしは精いっぱいぶりっこした。
    「『愛してるよっ』………これで、い、んん~~!!?」
    急にがばっと覆いかぶされて引きはがそうとする。
    「豊前さん重い!重いよ」
    「あんたが可愛いこと言うのが悪い。ほーと…………甘いけね」
    ――今舐めたのお団子じゃなくて私のほっぺだよ豊前さん 501