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    namae_ha_niwa

    MOURNINGN社のG(NGムルグレ)第四弾です。虫化と浄化に対する捏造の回です。
    Twitterで呟いていたら反応いただけたものなどをどんどん盛り込んでいったら、過去イチ長くなりました。
    Gグが世界に愛されすぎて幸せになりすぎているので、グレおじは曇らせてなんぼという方はご注意を。
    ネタバレは……N社勢の人格ストーリーについてがあるかな?
    あと『走れメロス』のオマージュがあります。
    幸せなら手を繋ごう「この触角には感覚があると言ったな」
     “釘と金鎚”の拠点、大鎚であるムルソーの居室にて、グレゴールは顎の右側から生えた虫の触角を、鎧を脱いだムルソーの指先で弄ばれていた。
    「んっ……その、そこは、その、そうです。そこのは特に敏感で……」
     顔の皮膚に少し劣る程度には感じます……と小声で絞り出すグレゴール。眉はハの字に下がり、目はぎゅっと閉じられている。ムルソーの指から与えられる甘い感覚に耐えているのだろう。困ったような表情とは裏腹に、ムルソーの指を捕まえようと積極的に絡んでくる触角に対し、ムルソーは愛おしさを感じながら、さらに質問を続ける。
    「ならば、他の部位から生えてくるものはどうだ。脇腹や背中からも生えてくることがあるだろう」
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    QQaL5FoqTa

    DONE花道にプロポーズしたい流川が彩子さんに相談する話です。
    6/30ジュンブラの無配でした。当日頒布した新刊「花流結婚ネタ呟きまとめ」に収録されているネタを膨らませて書いたものです。

    タイトル:icca様
    イラスト:てんぱる様
    愛を込めて、なんてね「桜木にプロポーズしようと思ってるんスけど」
     掴みどころがないとよく言われるけれど、その瞳の真っ直ぐさだけは昔から変わらないのよねと、テーブルを挟んで向き合う後輩の顔を見詰め返しながら彩子は小さく微笑んだ。
     シーズンオフで一時帰国している流川から彩子へ個別に連絡があったのはつい数日前のことだ。互いの連絡先を把握してはいるものの、テレビやネットで流川の活躍ぶりはよく目にしているし、何かあれば人づてに彩子の耳にも入るだろうから、そうでない限りは息災なのだろうと、彩子からわざわざメッセージを送ることは滅多にない。流川から稀に連絡があるとすれば、もっぱら恋人の──桜木花道の話と相場が決まっていた。やれ桜木と喧嘩をしただのやれ桜木が落ち込んでいるだのと、流川なりに対処法を間違いたくないという思いが少なからず芽生えた時に、短く説明の足りない文章が彩子に届いた。その度、「解決したいならもっと詳細を教えなさいよ」と文句を言いながら、喧嘩なんて日常茶飯事のくせに、わざわざSOSを出してくるなんて謝りたい何かがあったのだろうとか、意地を張らずに励ましたいという自分の思いに素直になればいいのにとか、彩子は流川の気持ちを巧みに汲みながら発破をかけてやるのだった。
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    _katsuki_5910

    MEMO(ふせったーが落ちてるのでここにアップする)
    今もっかい見てきたけどやっぱり良かった。ダウンしてて何もできない筈のボスたちの口から「大丈夫 俺たちがついてるからな」が出るんだよ だって自分たちはトピオのボスだから……。(いろんなトピオを思い出して泣いてる人の呟き)
    最初 大型犯罪覚えたての頃、どう動くことが正解なのか分からなかった時に、レダーのIGLが道を示してくれた事や「あとはトピオの思う通りに動いて大丈夫」って言われた事がどんなに嬉しかったか。そしてそれを868に入りたての紫水さんに嬉々として語る姿。

    金持ち役なのにちゃんとした報告ができなくて捕まって落ち込んでた所に、落ち込まなくて良い、俺たちが支えるからって言ってくれた芹ちゃんの優しさに泣いちゃった姿。

    今回もなんだよ。トピオがどんな時もボスはついてくれているし、大丈夫、トピオはトピオでいいって言ってくれるんだよ。ここまで築き上げた関係値の全てが美しい。

    なんならこの限界ユニオンが始まる直前、音鳴とレダーは人数限界すぎて自分たちが対応できなさそうな部分を「トピオがやれるっしょ」「やれるか」と信頼しきっていて、トピオは見事それに応えたかたちになったんだよ。
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    汪莉( ˘ω˘ )

    MEMO恋に恋する自己完結型の片恋ナルシストなゆじくんと恋愛童貞で初恋モンスター(予定)のごじょせんのお話。呟いたネタのひとつ。書きたいってなったので書き出しだけ……。
    初恋モンスターと片恋ナルシスト「ね、悠仁。僕のこと、好きなんでしょ? 僕も悠仁が好きだから付き合おっか」
     その告白は、虎杖悠仁にとって青天の霹靂であった。いや、まさか矢印が自分に向いてしまうだなんて思いもしなかったのだ。勝手に恋をして、勝手に目で追って、勝手に想いを募らせる。それだけで良かった……、いや、違う。それが良かった。
    「えーっと、ごめん。五条先生、幻聴が聞こえたんだけど、今なんて?」
     奇跡的に何も問題もない自分の耳が聞き間違えたか、季節外れの涼しさにやられた脳がとんでもない誤解をしたのか、そのどちらかだろうと虎杖は五条を見上げる。
    「悠仁は僕が好き。僕も悠仁が好き。両想いだから付き合おっか」
     だがしかし、虎杖の希望的憶測は優しく微笑む五条に踏み躙られた。ぴっと立てた白く美しい指が最初に虎杖を指し、それから自身である五条に向く。そして、その指先はまたぴっと虎杖を指した。ふたりの間を行き来する指を見下ろして、虎杖は絶望的な気持ちで五条の言葉を聞いてしまう。
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