執事
いおり
DOODLEタイツの成り行きと思いつきで書いた執事殿落書きですが、なんのこっちゃなのでこっちに入れておきます。アールグレイのざわめき 「へたくそ」
そう言ってカップを乱暴に振ると香り高い紅茶が男を濡らし、にわかに部屋に柑橘の爽やかな匂いが立ち込める。アールグレイ・インペリアルは無惨にも男の顔に、体にぶちまけられ、飲まれることなく男の衣服と絨毯に染み込む。
淹れたばかりのそれはおおよそ80度、熱湯である。
痛みに耐えるように、ほんのわずかに顔を顰めた男は静かにその緑の眼差しを少女へ向ける。
「床が汚れますので、すぐに着替えます」
そう言ってまずジャケットを脱ぎ、少し考えて床に投げる。
次にベストのボタンを外し、ジャケットの上へ放った。
シャツのボタンを上から外す。
彼の持つ粒々たる筋肉に押し上げられた布地がくつろげられると共に、日頃は隠されている白皙の肉体が外気に晒される。
454そう言ってカップを乱暴に振ると香り高い紅茶が男を濡らし、にわかに部屋に柑橘の爽やかな匂いが立ち込める。アールグレイ・インペリアルは無惨にも男の顔に、体にぶちまけられ、飲まれることなく男の衣服と絨毯に染み込む。
淹れたばかりのそれはおおよそ80度、熱湯である。
痛みに耐えるように、ほんのわずかに顔を顰めた男は静かにその緑の眼差しを少女へ向ける。
「床が汚れますので、すぐに着替えます」
そう言ってまずジャケットを脱ぎ、少し考えて床に投げる。
次にベストのボタンを外し、ジャケットの上へ放った。
シャツのボタンを上から外す。
彼の持つ粒々たる筋肉に押し上げられた布地がくつろげられると共に、日頃は隠されている白皙の肉体が外気に晒される。
村人A
DONEキスの効力を知りたい暴君様から始まる話。暴君月光なのか月光暴君なのかよくわからない。でも最終的には執事閣下。
多分この夜めちゃくちゃセッ(ry
ふたりを結ぶもの雪がしんしんと降る上層区。
銀世界に目立つ黒装束。その衣は僅かに赤を纏っていたが、黒の上からでは目立たない。
ひたすらに歩いたその足は、ある一箇所へと向かう。扉を開けると、その姿は見えた。
「フェンリッヒ」
「─お帰りですか。お疲れ様でございました、閣下」
こちらを見つけたその顔は少しだけ綻ぶ。
以前のような砕けた言葉で話してくれなくなったのは寂しさを覚えるが、以前は仲間として、今はシモベとしてよく支えてくれている。
帰ってきた主から僅かにいつもと違うニオイを感じ取り、シモベの目が僅かに細まる。
「…お召し物に血がついておりますね。すぐに替えを」
「ああ、すまぬな。今回は少し苦戦した」
「また“絆”とやらにですか?」
4224銀世界に目立つ黒装束。その衣は僅かに赤を纏っていたが、黒の上からでは目立たない。
ひたすらに歩いたその足は、ある一箇所へと向かう。扉を開けると、その姿は見えた。
「フェンリッヒ」
「─お帰りですか。お疲れ様でございました、閣下」
こちらを見つけたその顔は少しだけ綻ぶ。
以前のような砕けた言葉で話してくれなくなったのは寂しさを覚えるが、以前は仲間として、今はシモベとしてよく支えてくれている。
帰ってきた主から僅かにいつもと違うニオイを感じ取り、シモベの目が僅かに細まる。
「…お召し物に血がついておりますね。すぐに替えを」
「ああ、すまぬな。今回は少し苦戦した」
「また“絆”とやらにですか?」
村人A
PAST過去小説修正版第二弾。これは確か、閣下に「浮気者」というセリフを言わせたいがために書き始めた話でした。モブ女出ますので注意。
こうして時折、閣下はリッヒの地雷を踏みます。
シモベを煽るものはそれは珍しく、主従が共にいなかった日。
フェンリッヒは他の魔界へ出張のようなものへ行っていて、ヴァルバトーゼは普段の仕事をこなしていた。
出張と言っても、向こうの悪魔と化かし合いのようなことになることも少なくない。その点で言えば、話術に優れるフェンリッヒ以上の適役はいないのだ。だが、優秀なシモベがいないと言うのは、それだけで負担な訳で。
(……あいつが居ないだけで、こんなに疲れるとは…いつも無理をさせているのか…涼しい顔をして…)
普段は休憩をあまりしないヴァルバトーゼも、人目につかない所で少し休んでいた。
目を閉じていた彼の意識を浮上させたのは、女性たちの声。
最初は見つからなければいいか、と考えるヴァルバトーゼだったが、ひとりの言葉で目が冴えることになる。
3537フェンリッヒは他の魔界へ出張のようなものへ行っていて、ヴァルバトーゼは普段の仕事をこなしていた。
出張と言っても、向こうの悪魔と化かし合いのようなことになることも少なくない。その点で言えば、話術に優れるフェンリッヒ以上の適役はいないのだ。だが、優秀なシモベがいないと言うのは、それだけで負担な訳で。
(……あいつが居ないだけで、こんなに疲れるとは…いつも無理をさせているのか…涼しい顔をして…)
普段は休憩をあまりしないヴァルバトーゼも、人目につかない所で少し休んでいた。
目を閉じていた彼の意識を浮上させたのは、女性たちの声。
最初は見つからなければいいか、と考えるヴァルバトーゼだったが、ひとりの言葉で目が冴えることになる。
村人A
PAST年齢制限いるかいらないかギリギリの話…?多分いらなさそう。1回戦と2回戦の間くらい。ピロートーク。閣下ならこんな感じで煽るかなぁって書きました
月夜の戯れカチャリと鍵が開き、隙間の空いた窓から少し冷たい風が入り込んできた。
さっきまで行われていたコトの途中は暑くて火照っていたのに、それが冷えていくようだった。
「…夜風が、心地いいな」
「ヴァル様、起きてらっしゃったんですか」
「ああ。…お前が加減したからかもしれんな」
「主に無体を強いたくはありませんから」
「このような関係になって、今更か?」
窓際に立つシモベは、白銀の髪が月夜を受けてキラキラと光り、まるで雪のようだ。
「フェンリッヒ、寒くないか」
布団に寝転がり、包まった状態でヴァルバトーゼがフェンリッヒに問う。
フェンリッヒは上半身に何も着ていない状態で、下だけ着ていた。対してヴァルバトーゼは下着だけの状態。
1751さっきまで行われていたコトの途中は暑くて火照っていたのに、それが冷えていくようだった。
「…夜風が、心地いいな」
「ヴァル様、起きてらっしゃったんですか」
「ああ。…お前が加減したからかもしれんな」
「主に無体を強いたくはありませんから」
「このような関係になって、今更か?」
窓際に立つシモベは、白銀の髪が月夜を受けてキラキラと光り、まるで雪のようだ。
「フェンリッヒ、寒くないか」
布団に寝転がり、包まった状態でヴァルバトーゼがフェンリッヒに問う。
フェンリッヒは上半身に何も着ていない状態で、下だけ着ていた。対してヴァルバトーゼは下着だけの状態。
村人A
DONE甘える閣下が見たくて書きました。多分こういう風に甘えるのかな、と。タイトルが過去一と言っていいほど気に入っています。まだ付き合ってないけど、多分時間の問題かもしれない。
夢を見るなら貴方がいい「フェンリッヒ、頼みがあるんだが」
神妙な面持ちで部屋に入ってきた主がそう言ったのは、つい今しがた。
自室で休もうとしていたフェンリッヒは、少し固まった。
頼みなどと、まさかシモベの自室にまで足を運ばねばならないほどの重大な出来事でもあったのか、それとも自分がなにか知らぬ間に至らぬことをしてしまったのか。
あれこれと思考を巡らせた一瞬、フェンリッヒはただ一言返した。
「…なんでしょう、閣下。何なりとお申し付けを」
「うむ。お前ならそう言ってくれると思っていた。…すまぬが、座って腕を広げてくれぬか」
「……?こう、ですか?」
全く意図が読み取れない。
だが主の言葉なので、フェンリッヒは近くにあった椅子に腰かけ、手を広げた。
3056神妙な面持ちで部屋に入ってきた主がそう言ったのは、つい今しがた。
自室で休もうとしていたフェンリッヒは、少し固まった。
頼みなどと、まさかシモベの自室にまで足を運ばねばならないほどの重大な出来事でもあったのか、それとも自分がなにか知らぬ間に至らぬことをしてしまったのか。
あれこれと思考を巡らせた一瞬、フェンリッヒはただ一言返した。
「…なんでしょう、閣下。何なりとお申し付けを」
「うむ。お前ならそう言ってくれると思っていた。…すまぬが、座って腕を広げてくれぬか」
「……?こう、ですか?」
全く意図が読み取れない。
だが主の言葉なので、フェンリッヒは近くにあった椅子に腰かけ、手を広げた。
07 TRPG垢
SPOILERマーダーミステリー「四人の令嬢と執事たち」の南條家の人の1P漫画です。ネタバレあるので注意です!
他の御令嬢見て、じゃあうちはこうしようかな、と思いまして……好きなようにしてくださいね!(執事の方を見ながら)
つくね
MEMO設定いろんなミク司
1、黒ミク×人形ツカサ
2、白ミク×執事ツカサ
3、学生ダショミク×司
No.1
・黒ミク(メモリーズ・ガイディングスタイル)
オリジナルミクを泥まみれにしたような性格をしてる。基本、無言。ツカサか司といる時だけ喋ったり笑ったりする。黒いセカイに住んでる貴婦人。
いつか出会ったキラキラした司が可愛いくて可愛いくて仕方なくて「自分だけの司くんを作ろう!」と思い至り作ったのが人形のツカサくん。可愛いくて愛おしくて仕方ない。
いつも忙しくて夜の時間か昼でも一週間に一回会えるかどうかぐらい忙しい。本当は構い倒したいしセックスもしたい(挿れる側)
・人形ツカサくん
🧸ツとか人形ツとか書いてたらこのツカサ。
黒ミクに作られた可愛いお人形、司の想いの欠片から作られたホムンクルス。純粋であるが故の嫉妬心が強く出てる性格、見ため年齢は10歳ほど(ミクの気分で変わる)で白百合をボサボサにしたような髪型。
1085・黒ミク(メモリーズ・ガイディングスタイル)
オリジナルミクを泥まみれにしたような性格をしてる。基本、無言。ツカサか司といる時だけ喋ったり笑ったりする。黒いセカイに住んでる貴婦人。
いつか出会ったキラキラした司が可愛いくて可愛いくて仕方なくて「自分だけの司くんを作ろう!」と思い至り作ったのが人形のツカサくん。可愛いくて愛おしくて仕方ない。
いつも忙しくて夜の時間か昼でも一週間に一回会えるかどうかぐらい忙しい。本当は構い倒したいしセックスもしたい(挿れる側)
・人形ツカサくん
🧸ツとか人形ツとか書いてたらこのツカサ。
黒ミクに作られた可愛いお人形、司の想いの欠片から作られたホムンクルス。純粋であるが故の嫉妬心が強く出てる性格、見ため年齢は10歳ほど(ミクの気分で変わる)で白百合をボサボサにしたような髪型。
meiko
MAIKING【追記】さわマルでは閲覧ありがとうございました!! パスワード変えました。パスは、英字3つと🐯さんの誕生日4ケタ1本目:人形師🐘と彼に作られた人形🐯のおとぎ話っぽい話。
2本目:執事🐘と主人🐯のジーヴスものっぽい話。
3本目:監察医🐘と刑事🐯の海ドラっぽい話。(弊現代AUの🌟くん捜索中の🔥巡査もちょっと出ます) 2392
last_of_QED
DOODLE夏のフェンヴァル🐺🦇※Cuffing season…人肌恋しい季節のこと。
【Cuffing Seasons】「ヴァル様? いかがされましたか」
吸血鬼のマントから複数匹の蝙蝠が飛び出し、キーキーと狼男を威嚇している。主の眷属にやつ当たることが憚られるのか、フェンリッヒは小さな生き物に道を阻まれ、噛み付かれても、ただされるがままだ。
「どうもこうもな」
ヴァルバトーゼの不機嫌そうな赤い瞳にギロリと睨まれ、フェンリッヒはたじろいだ。
朝食のイワシのつみれ汁に血を仕込んだせいだろうか? それとも傷を負った泥棒天使にケムシ団子を食わせようとしたことが原因か? ……ひとつ、ふたつ、フェンリッヒの頭にはよぎるものがあったが、しかしその行いはいずれも仲間を想ってのこと。しかも、今更それしきのことで機嫌を悪くする主ではあるまいと首を傾げる。
1297吸血鬼のマントから複数匹の蝙蝠が飛び出し、キーキーと狼男を威嚇している。主の眷属にやつ当たることが憚られるのか、フェンリッヒは小さな生き物に道を阻まれ、噛み付かれても、ただされるがままだ。
「どうもこうもな」
ヴァルバトーゼの不機嫌そうな赤い瞳にギロリと睨まれ、フェンリッヒはたじろいだ。
朝食のイワシのつみれ汁に血を仕込んだせいだろうか? それとも傷を負った泥棒天使にケムシ団子を食わせようとしたことが原因か? ……ひとつ、ふたつ、フェンリッヒの頭にはよぎるものがあったが、しかしその行いはいずれも仲間を想ってのこと。しかも、今更それしきのことで機嫌を悪くする主ではあるまいと首を傾げる。
住めば都
DONEあくねこ、ユーハン夢。屋敷の玄関で寝落ちしている主様を見つけて取り乱すユーハンの話。
この後ユーハンは「主様には別邸で生活してもらうのがいいのでは?」という結論に達し、テディやハナマルも巻き込んで策略を巡らすも、本邸の執事たちの猛反対にあう、なーんて騒ぎがあったとかなかったとか。
主様の悪癖 入浴を終えて別邸に戻ろうとしていたユーハンは、玄関にうつ伏せで倒れている主人を見つめて目を剥いた。
「主様!!」
大音声で呼ばわって、傍に駆けつける。頭を揺らさぬようにとそれだけは十二分に気をつけて、ぐったりとした体を抱き起こした。
「主様、主様……!」
肩を叩いて呼びかけるが、反応はない。見たところ外傷は無さそうだが、主人の身になにがあったのか――ケガなのか病なのかそれとも他のなにかなのかは、医者ではないユーハンには判断がつかなかった。
「ルカスさん……ルカスさんをお呼びしないと……」
ああ、けれどユーハンが傍を離れた途端に状態が悪化して、主人が帰らぬ人となってしまったら。
その可能性に思い至ってしまったユーハンは、その場に凍りついたように動けなくなった。
2868「主様!!」
大音声で呼ばわって、傍に駆けつける。頭を揺らさぬようにとそれだけは十二分に気をつけて、ぐったりとした体を抱き起こした。
「主様、主様……!」
肩を叩いて呼びかけるが、反応はない。見たところ外傷は無さそうだが、主人の身になにがあったのか――ケガなのか病なのかそれとも他のなにかなのかは、医者ではないユーハンには判断がつかなかった。
「ルカスさん……ルカスさんをお呼びしないと……」
ああ、けれどユーハンが傍を離れた途端に状態が悪化して、主人が帰らぬ人となってしまったら。
その可能性に思い至ってしまったユーハンは、その場に凍りついたように動けなくなった。
住めば都
DONEあくねこ、フェネス夢ハウレスに代わって担当執事を務めることになったフェネスの葛藤。
日常の思い出vol1で、自分にはハウレスの代わりなんて務まらないと思い悩むフェネスを見たときからずっと思っていたことを書いてみました。
たぶんこのフェネスは、白黒の館に行く前の彼だと思います。後だったらここまで卑屈にはならなさそう。
ありのままの君でいて 主人の部屋の扉を前に、フェネスは重苦しいため息を落とした。この部屋を、こんなに暗い気持ちで訪うのは、悪魔執事となってからの三百年で初めてのことかもしれない。
フェネスは今日一日、依頼で不在のハウレスに変わって、主人の担当執事を務めることになっていた。
平生であれば、主人の手伝いをする担当の日は、眩いほどの幸福に満ちている。この日だけは、誰に憚ることなく、無条件で主人の傍にいられるからだ。この屋敷に住む執事たちは皆、主の担当を務めたがっていて、だから担当執事はローテーション制となっていた。
順番が回ってくるのは、おおよそ半月に一度ほど。多くの者と同様、フェネスはその日が来るのを指折り数えて待ち焦がれている。
2248フェネスは今日一日、依頼で不在のハウレスに変わって、主人の担当執事を務めることになっていた。
平生であれば、主人の手伝いをする担当の日は、眩いほどの幸福に満ちている。この日だけは、誰に憚ることなく、無条件で主人の傍にいられるからだ。この屋敷に住む執事たちは皆、主の担当を務めたがっていて、だから担当執事はローテーション制となっていた。
順番が回ってくるのは、おおよそ半月に一度ほど。多くの者と同様、フェネスはその日が来るのを指折り数えて待ち焦がれている。