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    外伝

    Umekopyon

    DONE☀🐉ハリポタパロ外伝みたいなやつ!

    ハリポタパロなのにハリポタ要素が薄い。ただただイタリアの小っちゃい島をうろついてるひなくずちゃんだけ。

    ※☀15歳、🐉14歳の時点

    ※当時の英語圏☀🐉好きズは「☀は味覚も食べ方も野暮ったい」みたいな謎のブームだった
    ※🐉くんは牛乳の味が嫌いだけみたいな設定…?

    ⚠☀くんのフクロウの名前は2のネタバレが含む
    30日CPチャレンジの13日目『アイスクリームを食べる』 シチリアは…味のあるところだ。

     ハジメは、フユヒコが本気で別荘に招待してくれたとは思っていなかったが、案の定、夏休みに入って1週間も経たないうちに、イズルが手紙を持って寝室の窓から飛んできた。その手紙には国際煙突飛行ネットワークを利用するための具体的な手順と、イタリア語の住所を指定するための非常に詳しい発音ガイドが書かれていた。「ドロミーティのクソド田舎にはまりたくなかったらな」と。

     ハジメはドロミーティのクソド田舎にはまったわけではなかったが、クズリュウ家が別荘を構えたパナレア島北西部もあまり活気がない。いや、魔法界の土地としては理にかなっていると思うが…。もちろん、悪いところではない。海の眺めは素晴らしいし、山腹の散歩道も嫌いではないが、昼食後、港近くの商店を散策しようと山の反対側まで行ってみると、やはりあまり産業がない…。ハジメは、イタリアにもっと期待していたんだ。
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    bocchi_takagi

    PAST龍が如く6の最期のシーンの伊達さんと秋山さんの会話シーン後の伊達さんの話と秋山さんの話。7外伝が出る前に書きたかったので。
    ※2023/4/3 Privatterにアップしていた作品。Pixivにもあります※
    いつかを夢見て 人の居ない、明るすぎない照明がぼんやりと浮かぶ静かな場所で一人、酒を煽る。浅く腰掛けたカウンターの前に人の気配はない。あるのはまだ酒が残っているロックグラスだけだ。
     長いこと刑事をやっているとまあとにかくいろんなことがある。この神室町っていうのは極道が幅をきかせていた場所だから事件なんてのは日常茶飯事だ。特に俺の場合は、桐生というとんでもないやつに関わったせいで異動も、退職も、復職も経験した。警察官の中でも一際異例な存在だろう。
     広島で起きた事件、それからあいつの何より大事な、娘同然である遥に関わる出来事。激闘の末、唯一無二の男は死んだ。大切な人たちを守れるのなら喜んで死んでやるとまで言いのけた。その表情と、頑固な性格を考えたらどう足掻いても、説得を続けても――例え殴り合ったとしても答えが変わらないことは明白だったし、表情一つで察してしまえるほど、俺はあいつと過ごした時間があまりにも長過ぎた。あの場に居合わせたのが俺じゃなかったとしてもきっと未来は変わらなかっただろう。そう考えれば自分がその「最期」を見届ける立会人になったのは良かったのかもしれないが、残され、背負わされたものはあまりにも重かった。
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