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    夢オチ

    bosscco

    DONE夢のなかで <オス→→アキ子供化夢オチ>「あわわわわ、だだ、だれかいませんか!? 大変! 大変なんです!」
     常日頃から穏やかなウィルのただ事ではない声を耳にした俺とブラッド様は、思わず顔を見合わせた。二人してあわてて共有スペースに出ると、そこには何とも言い難い光景が広がっていた。
    「……オスカー、俺は幻を見ているのか?」
     眉間をつまみながらの絞り出すようなその質問に、俺は間を置いて首を振った。
    「俺もそう思いたいですが、残念ながら……」
     ありのまま言えば、こうだ。
    『鳳アキラの容姿に酷似した子供が、サウスセクターの共有スペース内を走りまわっている』
     この己の幻覚を疑いたい状況に対してただただ呆然としている俺たち二人の姿に気付いたウィルは、心底安堵した顔でこちらに寄って来た。
    「よかった、二人とも――こらアキラ! もう! 暴れたらだめだってば!」
     ウィルに捕まえられたアキラと呼ばれた子供は「んぎゃ! ウィルにくせに!」と声を上げた。
    「ウィル、まさか」
    「……はい、アキラなんです。この子」
     この冬に短パン半袖姿のわんぱく少年ことアキラ(小)は両手で抱えられたまま目を険しくしていた。機嫌が悪いときのアキラ(大)にそっ 2172

    persona1icetwst

    DONE朝ラギ監♀🐆🌸
    結婚してるいちゃ→付き合ってるいちゃ→夢オチ(監自覚・ラ無自覚)の自分向け欲張りセット
    瞼の外が朝の光に満ちていた。
     意識が微睡みの淵から浮上する。身体を覆う暖かな重みに負けそうになる瞼を押し上げる。首を伸ばして窓の方を見やると、カーテンの隙間から差し込む日がいつもよりもだいぶ高い位置にあった。
     遅刻。その二文字が頭によぎり、一気に頭が覚醒する。慌てて時間を確認しようとベッドサイドのスマホに手を伸ばすと、後ろから伸びてきた左手にがしりと手首を掴まれた。
    「ユウくん…? まだ起きる時間じゃないッスよ」
    「わっ」
     同時にばさっと布団をかぶせられ、再びベッドの中に引きずり込まれる。ユウを捕らえた人物は背後から細身の体を抱きしめて、耳元に顔を埋めてシシッと笑った。
    「今日はずいぶん早起きッスね? いつもお寝坊さんなのに」
    「……ラギー先輩?」
    「ん、おはよーッス」
     気怠げなラギーの声は、いつもより少し低いように思えた。心の中で首を傾げながら、ユウは肩に回った腕を叩いて言った。
    「先輩、朝練間に合わないんじゃ…!?」
    「朝練? ユウくん寝ぼけてんスか? もうナイトレイブンカレッジは卒業したでしょ」
    「え……あれ、そう、だっけ…?」
     ラギーの言葉に記憶が揺さぶられる。まだ靄 4382