山田
さめしば
DONE奥武幼馴染みのSS(notカプのつもり)冬居視点による山田の誕生日のお話。
⚠️誕生日捏造あり
夏空に希う「誕生日が夏休み中にあるのって、損だよなあ」
「損? って……どういう意味? 駿君」
友達がぽつりとこぼした言葉に、僕は素直な疑問を投げ掛けた。かんかん照りの夏空の下、近所にある公園の広場の隅っこ。周りには、まばらに解散してゆくお兄さんお姉さんたち。きょうはお隣に住む山田駿君に連れられて、朝のラジオ体操にやって来ていた。並んで歩く駿君は、スタンプ押したてほやほやのカードを手元で弄んでいる。小学校に入ればラジオ体操のスタンプカードというものが配られることを、僕は駿君におしえてもらった。そのひとつ年上の友達が、右手の人差し指をびっと立てて語り始める。
「終業式の日にさ、クラスのやつが俺きょう誕生日なんだーって言い出したんだよ。そしたらみんなおめでとーってなるだろ? それ見てて、俺の誕生日は夏休み中に終わっちゃうから友達に祝ってもらえねーじゃん! って気付いてよ」
5308「損? って……どういう意味? 駿君」
友達がぽつりとこぼした言葉に、僕は素直な疑問を投げ掛けた。かんかん照りの夏空の下、近所にある公園の広場の隅っこ。周りには、まばらに解散してゆくお兄さんお姉さんたち。きょうはお隣に住む山田駿君に連れられて、朝のラジオ体操にやって来ていた。並んで歩く駿君は、スタンプ押したてほやほやのカードを手元で弄んでいる。小学校に入ればラジオ体操のスタンプカードというものが配られることを、僕は駿君におしえてもらった。そのひとつ年上の友達が、右手の人差し指をびっと立てて語り始める。
「終業式の日にさ、クラスのやつが俺きょう誕生日なんだーって言い出したんだよ。そしたらみんなおめでとーってなるだろ? それ見てて、俺の誕生日は夏休み中に終わっちゃうから友達に祝ってもらえねーじゃん! って気付いてよ」
kedarugena_neko
DOODLEメフィスト×山田君鉄面皮ネタ。
メフィストの肌は桃か何かだと解釈してます
擦ったら絶対痛いやつ。
と、描いてるときは考えたのですが今思えば鉄面皮=「硬い」であって表面がザラザラしてるわけではないよなぁと。じゃあツルツルしてるのかといえばそうでもなさそうだし。
一体どんな肌質なんだ...。
comeco
DOODLE付き合い始めの銃三デートのおはなし山田家ちょぴっと出てきます
参考書は僕の恋人「ただいまー。」
あっちー外から帰ると三郎がソファに寝転んでアイスを食べている。
「あ、おかえり。」
「……おまえ、それ」
昨日の夜風呂の後に食って残ってたのは一本だけだったはず。
「んー?ラスト一本。欲しかったらお前が買ってこいよな。」
「はあ⁈俺が部活から帰ったら食うからって言ってあっただろ!」
「名前書いてなかったお前が悪いんですう。山田家では名前が無ければ食べても文句言えないはずですからねー。」
それはそうだけど。
「チッ!買いに行くか……あ。」
財布を出そうと尻ポッケを探るとガサッと紙の音。
(そうだ。美術の[[rb:先生 > センコー]]になんか渡された。)
部室に着替えに行こうと美術室の前を通った時に呼び止められて「これ、余ってるから兄弟と行ってこい」と言われた。くれるんなら貰っとくかくらいで内容も見ずに受け取った。ウチの先生たちなんかしんねーけど学校にくる生徒用の催し物のタダ券くれるんだよな。こないだはプロサッカーの学生招待券を体育の先生にもらったし。それは[[rb:友達 > ダチ]]と行ったんだけど美術の先生からってことは俺にはなんも関係ないんじゃねーかな。と思いながらぐしゃぐしゃの紙を取り出す。紙は二枚。特別美術展招待券と書いてある。
11489あっちー外から帰ると三郎がソファに寝転んでアイスを食べている。
「あ、おかえり。」
「……おまえ、それ」
昨日の夜風呂の後に食って残ってたのは一本だけだったはず。
「んー?ラスト一本。欲しかったらお前が買ってこいよな。」
「はあ⁈俺が部活から帰ったら食うからって言ってあっただろ!」
「名前書いてなかったお前が悪いんですう。山田家では名前が無ければ食べても文句言えないはずですからねー。」
それはそうだけど。
「チッ!買いに行くか……あ。」
財布を出そうと尻ポッケを探るとガサッと紙の音。
(そうだ。美術の[[rb:先生 > センコー]]になんか渡された。)
部室に着替えに行こうと美術室の前を通った時に呼び止められて「これ、余ってるから兄弟と行ってこい」と言われた。くれるんなら貰っとくかくらいで内容も見ずに受け取った。ウチの先生たちなんかしんねーけど学校にくる生徒用の催し物のタダ券くれるんだよな。こないだはプロサッカーの学生招待券を体育の先生にもらったし。それは[[rb:友達 > ダチ]]と行ったんだけど美術の先生からってことは俺にはなんも関係ないんじゃねーかな。と思いながらぐしゃぐしゃの紙を取り出す。紙は二枚。特別美術展招待券と書いてある。
どろん
DONEいち兄お誕生日おめでとう今年も大好きです。スマホゲームの方で、弟たちに褒められて赤くなって照れる一郎さんが凄く好きです。ラップでお祝いとかしそうだなと思って描きました。※ラップの歌詞はイメージです。ラップの詩を作るなんて私には無理だったよパトラッシュ。本当ラッパーさんって凄い。照れる一郎さんをニヤニヤして眺める人が欲しくて波羅夷空却くんにナゴヤから来てもらいました 2
栗クリーム
DONEいち兄がいないとヒプノシスマイクは始まらないよー一郎さんお誕生日おめでとうございます🎉🎉🎉🎂🎂🎂
#絵
#落書き
#イラスト
#絵描きさんと繋がりたい
#イラスト好きさんと繋がりたい
#絵師さんと繋がりたい
#絵柄が好みって人にフォローされたい
#初夏の創作クラスタフォロー祭り
#創作クラスタと繋がりたい
#絵描きさんと繋がりたい
#イラスト好きな人と繋がりたい
#絵描きさん応 2
usowafu
DONE⚠︎ヒプステのオリキャラ谷ケ崎伊吹と山田一郎が、H暦3年(現在軸)に短い再会をする話です。誕生日祝いなのに最後がほんの少し不穏ですが、一郎が人生で乗り越えるべき存在を見据える、前向きな意図で書いてはいます。(細かいことは考えてません…… 汗)※現在軸谷ケ崎の見た目印象はステライブのレポなどを拝見した影響です。 2536
auk_p
DONEいちろうさんお誕生日おめでとうございます!!!!!!🎉🎉🎉✨✨✨推し・・・一生健やかであれ・・・😭😭😭🙏🙏🙏✨✨✨
🐴「昔交換した番号も覚えてっしてめぇの全身のほくろの数とか余裕だわ」
1️⃣「それは忘れろ」 2
ti_zuke_ki1111
MAIKING山田一郎の熱愛報道(一般女性)で大ダメージを受けたサマイチの女の話途中で大幅に変更するかも
気が向いたら続き書く
1️⃣の熱愛報道(一般女性)で大ダメージを受けた🐴1️⃣の女の話 いつかは来るだろうとは思っていたが、その日は突然やってきた。
週初めの月曜日。勤労の義務を果たし続けて何年もなるが、いつになっても労働は慣れない。私は労働とは相容れないと思いながらも、推しカプの為と身体にムチ打って会社へと出勤した。
週初めは忙しく、ようやくひと段落ついたと思って時計を見たら、14時を過ぎていた。
恐らく今日は残業だなあと思い、エネルギーを補給する為、ランチは二郎系ラーメンに決めた。バスブロのライブは2ヶ月後だから、カロリーを気にせずに食べられるのは救いだ。まぁ、私は推しに会う1週間前でもカロリーを大量に摂取しちゃう意思薄弱系女子だけども!
食券を買い、カウンターに座ると、店員のお兄さんに食券を渡した。
4788週初めの月曜日。勤労の義務を果たし続けて何年もなるが、いつになっても労働は慣れない。私は労働とは相容れないと思いながらも、推しカプの為と身体にムチ打って会社へと出勤した。
週初めは忙しく、ようやくひと段落ついたと思って時計を見たら、14時を過ぎていた。
恐らく今日は残業だなあと思い、エネルギーを補給する為、ランチは二郎系ラーメンに決めた。バスブロのライブは2ヶ月後だから、カロリーを気にせずに食べられるのは救いだ。まぁ、私は推しに会う1週間前でもカロリーを大量に摂取しちゃう意思薄弱系女子だけども!
食券を買い、カウンターに座ると、店員のお兄さんに食券を渡した。
1218Tanzanite
DONE他版権・ダンガンロンパ
・僕ヤバ
・ひぐらし
・城下町のダンデライオン
・イエスタデイをうたって
・ぼざろ
#絵柄に絶対合うのになんで描かないのって版権キャラをフォロワーさんが教えてくれる 19
Roiony
MEMOCoC/6版『何かが潜んでいる』
著:内山靖二郎 様
※以下敬称略
[KP]
こうよう
[PL]
いんふ/山田
みけねこ/千歳 真秀
ロイオニ/国性爺 時化
全生還!ずっと笑ってたけど死ぬかと思った本当に死ぬかと思った。
このメンバーでいけたこと誉。
好きだ〜!楽しかった〜!!あー!好きだ!
内山さん!こうようさん!みけねこさん!いんふ!ありがとう!
狭山くん
TRAINING2022-06-11/前日からの続きみたいな感じではありますが、前日読まなくてもまぁって感じでもある。文字数など考えるな。後半へ続く!(キートン山田声で)空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:11「アマネが足りない……絶対避けられてる……ッ!」
眼前のテーブルにそんな叫び声と共に突っ伏せる空閑の姿へ憐憫を孕んだ視線を向けるのは隣に座る篠原で。
「汐見だって忙しいんだろう、クラスも部活も部屋も同じなら避けようもないんじゃないか?」
眉を寄せながらも不思議そうに首を傾げる高師に「うんまぁ、これは避けられてるよねぇ」とやんわりとした語調ながらもはっきりとそう口にしたフェルマーは、突っ伏せたままの空閑の頭部へと視線を向けて言葉を重ねる。
「で、今度はアマネに何したのさ」
「全然身に覚えが無いんだよ。ここ一週間くらい、部活が終わってから消灯までどこかに行っちゃうし、どうしたのって訊いたら補習だって言うし……主席のアマネが補習だったらそんなんクラス全員補習でしょう!?」
2179眼前のテーブルにそんな叫び声と共に突っ伏せる空閑の姿へ憐憫を孕んだ視線を向けるのは隣に座る篠原で。
「汐見だって忙しいんだろう、クラスも部活も部屋も同じなら避けようもないんじゃないか?」
眉を寄せながらも不思議そうに首を傾げる高師に「うんまぁ、これは避けられてるよねぇ」とやんわりとした語調ながらもはっきりとそう口にしたフェルマーは、突っ伏せたままの空閑の頭部へと視線を向けて言葉を重ねる。
「で、今度はアマネに何したのさ」
「全然身に覚えが無いんだよ。ここ一週間くらい、部活が終わってから消灯までどこかに行っちゃうし、どうしたのって訊いたら補習だって言うし……主席のアマネが補習だったらそんなんクラス全員補習でしょう!?」
ちゃとら
MOURNINGCoC『Aconite』作:しきぼん様𝑲𝑷 びーでる
𝑯𝑶1 イーサン・レディ / はや
𝑯𝑶2 アレン・ノーブル / 山田民輔
𝑯𝑶3 ロザリンド・ウィスタリア / いちる
𝑯𝑶4 ジェレマイア・レヴァナント / ちゃとら
(敬称略)
【 エンドA 】
全生還
【 2枚目以降は未通過✖】 8
s a t o u
DONEピアノとモブと三郎鋼鉄の箱庭にて それは別れの曲だった。
僕が初めてその旋律を耳にしたのは放課後。来年の春には取り壊される予定の、旧校舎二階の音楽室に「彼」はいた。もうずっと調律もされていないであろうグランドピアノの鍵盤を、まるで数学の問題を解くような正確さで彼は奏でていた。
無感情に、あたりまえに。
ちらちらと踊る埃が夕陽に照らされる音楽室の真ん中に彼は座っていた。フレデリック・ショパンによる練習曲作品十第三番。その日、その瞬間、彼はそれを弾いていた。僕と同じく天才と呼ばれる山田三郎が、あの日、あの瞬間、あの音楽室にいたのだ。
1
水曜日だった。
連れ立って運動場や体育館へ向かう放課後の生徒の波に逆らって、僕は旧校舎へと向かっていた。数年前に耐震工事が施された新校舎が完成してからは、古びた長机や錆びついたキャビネットなんかが積まれるだけの、ほとんど物置同然と化している場所。その校舎の二階、いちばん奥にあるのが音楽室だった。名だたる音楽家たちの肖像画も、所々破れて中身が見えている椅子も、がたついた譜面立ても全て新校舎の音楽室へと運ばれたが、グランドピアノだけが取り残されたらしい。僕はいつしか、誰もいない校舎の誰もいない教室にひっそりと佇むピアノに会いに行くのが習慣になっていた。そして、その日もそうしていた。
6800僕が初めてその旋律を耳にしたのは放課後。来年の春には取り壊される予定の、旧校舎二階の音楽室に「彼」はいた。もうずっと調律もされていないであろうグランドピアノの鍵盤を、まるで数学の問題を解くような正確さで彼は奏でていた。
無感情に、あたりまえに。
ちらちらと踊る埃が夕陽に照らされる音楽室の真ん中に彼は座っていた。フレデリック・ショパンによる練習曲作品十第三番。その日、その瞬間、彼はそれを弾いていた。僕と同じく天才と呼ばれる山田三郎が、あの日、あの瞬間、あの音楽室にいたのだ。
1
水曜日だった。
連れ立って運動場や体育館へ向かう放課後の生徒の波に逆らって、僕は旧校舎へと向かっていた。数年前に耐震工事が施された新校舎が完成してからは、古びた長机や錆びついたキャビネットなんかが積まれるだけの、ほとんど物置同然と化している場所。その校舎の二階、いちばん奥にあるのが音楽室だった。名だたる音楽家たちの肖像画も、所々破れて中身が見えている椅子も、がたついた譜面立ても全て新校舎の音楽室へと運ばれたが、グランドピアノだけが取り残されたらしい。僕はいつしか、誰もいない校舎の誰もいない教室にひっそりと佇むピアノに会いに行くのが習慣になっていた。そして、その日もそうしていた。
s a t o u
DONE山田家に住む夢野夢野、山田家へ1
夢野幻太郎はもうじき死ぬ。
丸めた原稿用紙と付箋だらけの資料に塗れて死ぬ。エナジードリンクやブラックコーヒーの空き缶たちに囲まれて死ぬ。重厚な書生服に身を包み、老若から男女にまで誉めそやされてきた玉貌を苦痛に歪ませたまま、夢野幻太郎は死んでいく。
もう師走が近いというのに身体が燃えるように熱いのだ。それなのに冷や汗が湧き出て止まらない。全身がぐっしょりと濡れている心地がいつまでもしていて気色が悪い。きっと布団を通り越して畳にまで染みになっていることだろう。
水が飲みたい、と何度思ったか知れない。しかし起き上がることはおろか、幻太郎には指先一本動かし方が分からない。
このような状態になってから、夢と思わしき映像が絶え間なく幻太郎の目の奥に流れていた。歯の抜けたオジサン達が、サンバの格好をしてマカデミアクッキーを手に踊り狂っていた。行ったかどうかすら覚えていない大学の同期から、トスカーナに伊勢エビ釣りに行こうぜ!と誘われた。乱数が創る服によく似た色彩に殴られ続けるような感覚に眩暈がした。
30000夢野幻太郎はもうじき死ぬ。
丸めた原稿用紙と付箋だらけの資料に塗れて死ぬ。エナジードリンクやブラックコーヒーの空き缶たちに囲まれて死ぬ。重厚な書生服に身を包み、老若から男女にまで誉めそやされてきた玉貌を苦痛に歪ませたまま、夢野幻太郎は死んでいく。
もう師走が近いというのに身体が燃えるように熱いのだ。それなのに冷や汗が湧き出て止まらない。全身がぐっしょりと濡れている心地がいつまでもしていて気色が悪い。きっと布団を通り越して畳にまで染みになっていることだろう。
水が飲みたい、と何度思ったか知れない。しかし起き上がることはおろか、幻太郎には指先一本動かし方が分からない。
このような状態になってから、夢と思わしき映像が絶え間なく幻太郎の目の奥に流れていた。歯の抜けたオジサン達が、サンバの格好をしてマカデミアクッキーを手に踊り狂っていた。行ったかどうかすら覚えていない大学の同期から、トスカーナに伊勢エビ釣りに行こうぜ!と誘われた。乱数が創る服によく似た色彩に殴られ続けるような感覚に眩暈がした。