暮
aoi_mwx
MAIKINGあにそし忘羨。スケハで穏やかに暮らしていたふたりが、香炉でとある夢に迷い込んだことをきっかけに、静室で初夜を迎えるはなし。
まだ全年齢部分のみ。完成次第R18部分を追記します。
追記後はTwitter(現X)でお知らせ、一定期間公開ののちリス限に移行予定です。 7415
fuyuge222
DONE絶対晶♀至上主義4展示作品です。ハッピーエンドなら何でもゆるせる方、地雷のない方向けです。
恋人の態度に耐えかねてオズの城を飛び出した晶と、追いかけるオズのはなし。
めちゃめちゃ付き合ってるし、すべてが終わったあと一緒に暮らしているふたり。
ちょっと長めなので、お時間ある時にどうぞ
運命を手繰り寄せて「もう……もう……! 私、実家に帰らせていただきます!!」
オズに詰め寄っていた女は、痺れを切らしたようにそう言った。ばたん、と戸を閉める音を響かせて部屋を出ていく。
オズはその後ろ姿を目と魔力で追って、しかし何か言葉を発することはなく、やがて暖炉へと視線を移した。気難しげに眉間に皺を寄せて、黙したまま息を吐く。
……この話題がふたりの間に持ち出されるのは、今回が初めてではなかった。ともすれば、この城に彼女を招き、共に暮らし始めた当初から、似たような問いを投げられることが幾度かあった。
それが何故いまさら、彼女をこうも怒らせてしまったのか。原因となる己の行動をオズは自覚していたが、さりとて彼女に説明できるだけの言葉も持ち合わせていなければ、踏ん切りだってついていなかった。今回は、事が事なのだ。
27025オズに詰め寄っていた女は、痺れを切らしたようにそう言った。ばたん、と戸を閉める音を響かせて部屋を出ていく。
オズはその後ろ姿を目と魔力で追って、しかし何か言葉を発することはなく、やがて暖炉へと視線を移した。気難しげに眉間に皺を寄せて、黙したまま息を吐く。
……この話題がふたりの間に持ち出されるのは、今回が初めてではなかった。ともすれば、この城に彼女を招き、共に暮らし始めた当初から、似たような問いを投げられることが幾度かあった。
それが何故いまさら、彼女をこうも怒らせてしまったのか。原因となる己の行動をオズは自覚していたが、さりとて彼女に説明できるだけの言葉も持ち合わせていなければ、踏ん切りだってついていなかった。今回は、事が事なのだ。
captain_Yudu
DOODLE色々終わったあとに二人で一緒に暮らしているフカと識ちゃんの夢にまつわるSS。眠ったままのフカさんを迎えに行く識ちゃんの話。一応完結。内容はすべて捏造です。原作全部を把握しきれてはないので矛盾もあるかと思いますがお手柔らかにお願いします。 2601
ゆきお
MOURNING【ktkr兄弟 短文】現パロ。まだできてない二人です。
近親もの、自己解釈、キャラ変を含みます。
少しでも抵抗がある方は閲覧をお控えください。
こちらは去年の暮れあたりからぼちぼち書いてました。文を書くのは好きですが、見せれるものかどうかは別問題で…でもせっかく書いたのでポイにこっそり載せていこうと思いました。
優しい弟 何日か前から表玄関の蛍光灯が切れかかっていることが気になっていた。ぱつ…ぱつ…と音を立てて弱々しい明かりを灯すそれはもはや風前の灯火だった。
内玄関ならまだしも檀家さんが訪れたときにお通しする表玄関では、そのままというわけにはいかない。文句を言う人間が現れる前にさっさと片付けてしまおうと脚立を引っ張り出してやり始めたのが運の尽き。
私は脚立から落ちた。
蛍光灯の電球自体は無事に取り替えられたのだが、作業を終えてほっと一息ついた瞬間に足を踏み外してそのまま脚立ごとひっくり返ってしまった。けたたましい音を聞きつけた弟が二階から駆け下りてくる。また私が何かやらかしたのだと決めつけているので顔が怖い。
「何を…やっているんだ?」
4099内玄関ならまだしも檀家さんが訪れたときにお通しする表玄関では、そのままというわけにはいかない。文句を言う人間が現れる前にさっさと片付けてしまおうと脚立を引っ張り出してやり始めたのが運の尽き。
私は脚立から落ちた。
蛍光灯の電球自体は無事に取り替えられたのだが、作業を終えてほっと一息ついた瞬間に足を踏み外してそのまま脚立ごとひっくり返ってしまった。けたたましい音を聞きつけた弟が二階から駆け下りてくる。また私が何かやらかしたのだと決めつけているので顔が怖い。
「何を…やっているんだ?」
ニウカ
MEMO墓場鬼水人ならざる者と共に暮らし、普遍的な死生観から遠ざかっている水木の話
※某曲モチーフ
しゅうまつ ここらで現世は一旦終わりになるらしい。具体的な理由は連日ワイドショーで語られているが、鬼太郎にとっては実父の「妖怪どもが騒がしいからのう。そろそろ人間が滅びてもおかしくない頃合いじゃ」という言葉で十分だった。人間側の細かな事情など知ったこっちゃない。
最初は驚きと疑いで信じようとしなかった人々も、冬に桜が咲いたり夏に霜が降りたりといった異常な気候の数々に恐れをなし、今や誰もが終わりを意識している。街は日に日に荒れ果て、銀行の金は空っぽになるまで持っていかれ、小さな商店にさえ空き巣が入る始末。それすらも落ち着くと、今度はひとっこひとり姿を消してしまった。
鬼太郎は時々、がらんどうのビル群や獣たちが悠々と歩く公園を見て回る。これが案外心地よい。人間に特別な恨みがあるわけではないが、増えすぎた単一種族は面白味に欠けるように思う。また別の種族が覇権を握り、この世に快楽をもたらしてくれたらきっと楽しいはずだ。
1812最初は驚きと疑いで信じようとしなかった人々も、冬に桜が咲いたり夏に霜が降りたりといった異常な気候の数々に恐れをなし、今や誰もが終わりを意識している。街は日に日に荒れ果て、銀行の金は空っぽになるまで持っていかれ、小さな商店にさえ空き巣が入る始末。それすらも落ち着くと、今度はひとっこひとり姿を消してしまった。
鬼太郎は時々、がらんどうのビル群や獣たちが悠々と歩く公園を見て回る。これが案外心地よい。人間に特別な恨みがあるわけではないが、増えすぎた単一種族は面白味に欠けるように思う。また別の種族が覇権を握り、この世に快楽をもたらしてくれたらきっと楽しいはずだ。
haya_u_know
PROGRESS右が先斜めに倒して髪の毛先まで入れて後ろと前側の毛先のシルエットちょい変えて明暗差を強める……みたいな事をウダウダやってたら日が暮れた😅
でもまだまだやな違和感あるとこある
反射とかは最後らへんでもいじれるからしっくりくるまでグレスケやろう
yorutama
DOODLEEASTWARDのDLC『よみがえれ!カモメ町』クリア記念絵✨ちょうど一年前に本編を遊んだ時の記憶が蘇ったり、相変わらずのドットの綺麗さに感動したり、ほのぼのスローライフが送れて楽しかった…これけらもずっと、みんなここで幸せに暮らせ〜!!
2024.2.5
プレイ時間:15時間ぐらい
yorutama
DOODLEイーストワード(EAST WARD)の追加DLC『よみがえれ!カモメ町』をプレイ中。過酷な世界の本編と違って、ほのぼの農業スローライフでみんな幸せに暮らしてる世界線で…なんだかちょっと泣ける。
イザベルとアルヴァが幸せに暮らしてるだけでもう…十分だよ😭
イザアルてぇてぇ。
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
暮らし始めたところまで書けたので、とりあえず暮らすぞーってなった部分までをあげました。
生きるってどういうことかな、ということを多少真面目に考えて書いたつもりですが上手くまとめられているかは分かりません。七灰はいちゃいちゃしてます。
推敲まだなのでいろいろとご了承ください。
続き頑張ります。
3月七灰原稿進捗②.
呪術師という職業は一応国家公務員に分類されている。高専生時代から給料が支払われるのはその為で、呪術師のみが加入できる特別共済組合という制度もあり、規定年数納税すれば年金も支給されるし、高専所属であれば所属年数に応じた金額の退職金も支払われる。
「うーん。まあ、別にお金に困ってるわけじゃないし、退職金のこととかそんな気にしなくてもいいよねぇ」
デスクトップディスプレイに表示された細かな文字列を追っていた灰原は、椅子の背にもたれて小さく言葉を漏らした。
真っ黒にも程があるブラックな呪術師という職業も、書類上だけ見ると就業規則や福利厚生など案外きっちりと定まっている。給料も一般的な国家公務員とは比較にならないくらいだ。(もちろん、呪術師の仕事内容を考えると当然のことだと思う)
7556呪術師という職業は一応国家公務員に分類されている。高専生時代から給料が支払われるのはその為で、呪術師のみが加入できる特別共済組合という制度もあり、規定年数納税すれば年金も支給されるし、高専所属であれば所属年数に応じた金額の退職金も支払われる。
「うーん。まあ、別にお金に困ってるわけじゃないし、退職金のこととかそんな気にしなくてもいいよねぇ」
デスクトップディスプレイに表示された細かな文字列を追っていた灰原は、椅子の背にもたれて小さく言葉を漏らした。
真っ黒にも程があるブラックな呪術師という職業も、書類上だけ見ると就業規則や福利厚生など案外きっちりと定まっている。給料も一般的な国家公務員とは比較にならないくらいだ。(もちろん、呪術師の仕事内容を考えると当然のことだと思う)
ハンカク
MOURNING帳5開催おめでとうございます。展示作品といいますか…描けそうにないのでプロット公開します。抜粋マンガの全編プロットです。
去年の暮れから頭の中にオイスターバーにいるhrhnが降ってきてポツっとマンガにしてたりはしたんですが、脳内ではこんなことになってましたw
要所要所私の自我がうるさいです。すみません。合わせてお楽しみ…というか許して頂けそうなら…読んであげて下さい。ではどうぞ〜。
hrhnパロ(或いは2人とも記憶なし前世モノ)私への指示書
べろべろに人誑しの夏油が五条に向く話。
傑に悟がメロメロに甘やかされて下さい。
誕生日なんだよ!
幸 せ そ う な 傑 〜 … !!!
以下、エックスに呟いた時点でのアイデア。
◯オイスターバーでただただ牡蠣食べて白ワイン飲んでるだけなのにお互いの仕草がエロッ…って思ってる五夏が頭の中に現れた。汁っぽいものを口に含むのってヤバぃ。最後、夏がレモン絞ってそれをちょっと舐めてるので五がとどめ刺されて真赤になって「おま…それ…」って言ってた。見てきた(真顔)
◯hrhnでスポンサーさんから系列店のオイスターバーの食べ放題チケ貰って、外ロケの後そのまま来たので、スーツの上にウインドブレーカー羽織ってる一応本人達はファンよけのつもり。
2334べろべろに人誑しの夏油が五条に向く話。
傑に悟がメロメロに甘やかされて下さい。
誕生日なんだよ!
幸 せ そ う な 傑 〜 … !!!
以下、エックスに呟いた時点でのアイデア。
◯オイスターバーでただただ牡蠣食べて白ワイン飲んでるだけなのにお互いの仕草がエロッ…って思ってる五夏が頭の中に現れた。汁っぽいものを口に含むのってヤバぃ。最後、夏がレモン絞ってそれをちょっと舐めてるので五がとどめ刺されて真赤になって「おま…それ…」って言ってた。見てきた(真顔)
◯hrhnでスポンサーさんから系列店のオイスターバーの食べ放題チケ貰って、外ロケの後そのまま来たので、スーツの上にウインドブレーカー羽織ってる一応本人達はファンよけのつもり。
しんした
PROGRESS3月インテの七灰原稿進捗です。生存if30代後半の七灰が古民家で暮らすお話。
暮らすまでのあれそれが長すぎてシオシオしてきたので初っ端のいちゃついてるところをあげました。
まだ書いている途中なのでおかしなところがあるかもしれません。すみません。
3月七灰原稿進捗①1.
木製の引き違い戸を開けると、青々とした稜線とどこまでも高く広がる初夏の空が目に飛び込んでくる。庇の向こう側は眩しいくらいの日差しに照らされていて、今日は暑くなりそうだと思いながら、灰原は少し固い玄関の鍵をゆっくりと回した。
群馬県某群。その中でも、周囲を高い山々に囲まれた高原地帯の小さな村。
人口は約三千人。主な産業は農業で、寒暖差の大きさを活かして様々な野菜やくだものを栽培している。他には四季折々に装いを変える高原でのハイキングにキャンプ、降り注ぐような星空が観測できる高台や道の駅に併設した日帰り温泉施設など、観光業にもそれなりに力を入れている。
村内に駅はなく、隣接する町にある在来線の駅までは車で三十分。ただ、もう少し車を走らせると新幹線の停車駅もあるので、都心までのアクセス自体は案外悪くない。
5587木製の引き違い戸を開けると、青々とした稜線とどこまでも高く広がる初夏の空が目に飛び込んでくる。庇の向こう側は眩しいくらいの日差しに照らされていて、今日は暑くなりそうだと思いながら、灰原は少し固い玄関の鍵をゆっくりと回した。
群馬県某群。その中でも、周囲を高い山々に囲まれた高原地帯の小さな村。
人口は約三千人。主な産業は農業で、寒暖差の大きさを活かして様々な野菜やくだものを栽培している。他には四季折々に装いを変える高原でのハイキングにキャンプ、降り注ぐような星空が観測できる高台や道の駅に併設した日帰り温泉施設など、観光業にもそれなりに力を入れている。
村内に駅はなく、隣接する町にある在来線の駅までは車で三十分。ただ、もう少し車を走らせると新幹線の停車駅もあるので、都心までのアクセス自体は案外悪くない。
えにし🔰
DONEお待たせしました~!笹食ってる場合じゃねぇ!なグレアムさん描いてみたかったのです。継続669話を参考にしてますがあくまでイメージです。グレアムさんは丁寧な暮らししてそうなのでパジャマ着て欲しかったなどと。
frekiwolfodin
PAST2018年11月、インフィニティ・ウォー公開後エンドゲーム公開前に書いたソーロキ作品に加筆修正しました。エンドゲームのようではない展開でサノスを倒したソーが、NYでロキと暮らしている話です。いわばワットイフというところでしょうか。
パスワードはカタカナのカプ名4文字そのままです。 5271
げすいじたて
DOODLEはがねくんに手ぽむってされたい。先生、おれ死にたいんです。かわいいおとこのこと手繋ぎたい。冬だし寒いし一人暮らしだし。もうずっと布団の中で丸々かティファール沸かしてハグする日々。せんせいおれもうしにたいんです。 3
ひょうはく@heuhaku14
DOODLEうさぬをフォロワーさんにいっぱい描いてもらって嬉しかったよ2024/1/25うさぬは日本の寒そうなところで暮らしているよ
でっかい屋敷で和装メイドをしているよ たまに主に頼まれて遠出するよ
人の姿してる時はあんまりない筈だけどやたら描いてる
完成しない絵が無限にあるのやめたい 6
桑星代发
DOODLE作者:一诺朝朝暮暮(lof:木木)*预警:桑博X主角星
*有水煎米煎描写,ooc警告
【桑星】美梦之间 房间的灯熄灭了约莫半小时,床上的少女搂着一角棉被沉沉坠入了梦乡,偏大一号的吊带睡裙垂下肩带,随意挂在她白皙的胳膊上,而懈去了力道的指尖还压在手机下,屏幕上已经game over的小人顶着圈圈眼一跳一跳的,却等不到主人重开一局。
在电子游戏上半途而废,这可不太像银河球棒侠的作风。
本该反锁的房门忽然发出“嘎吱”一声,在一片寂静中显得尤为刺耳。但开门的人似乎完全不担心这会惊动熟睡的少女,他走到床边,居高临下打量着星的睡脸,呼吸慢慢粗重了几分。
“好妹妹,今晚也睡得很香嘛。”
他跪坐到床上,一步一步靠近床上的少女,小心翼翼地将她修长苗条的身子笼罩在自己的阴影之下,幽绿的眸子里流动着痴迷和兴奋。
星是个耐凉不耐热的性子,晚上睡觉就算开着极低的空调,也要蹬掉被子才能睡觉,此刻倒是便宜了坏男人的作乱。桑博轻而易举掀开了仅仅盖住她小腹的一角棉被,然后俯下身体,将鼻尖埋入她的胸口。
4253在电子游戏上半途而废,这可不太像银河球棒侠的作风。
本该反锁的房门忽然发出“嘎吱”一声,在一片寂静中显得尤为刺耳。但开门的人似乎完全不担心这会惊动熟睡的少女,他走到床边,居高临下打量着星的睡脸,呼吸慢慢粗重了几分。
“好妹妹,今晚也睡得很香嘛。”
他跪坐到床上,一步一步靠近床上的少女,小心翼翼地将她修长苗条的身子笼罩在自己的阴影之下,幽绿的眸子里流动着痴迷和兴奋。
星是个耐凉不耐热的性子,晚上睡觉就算开着极低的空调,也要蹬掉被子才能睡觉,此刻倒是便宜了坏男人的作乱。桑博轻而易举掀开了仅仅盖住她小腹的一角棉被,然后俯下身体,将鼻尖埋入她的胸口。
taokdmm2017
DONE【完結しました】流花流リバ
「流(25)が🌸の好きな音楽を知る話」
全73コマ
2024年の🌸道誕生日に向けて描きました。25歳で日本で一緒に暮らしてます。
※注:好きな歌などを捏造しています※
作中で出てくる曲https://privatter.me/page/66097a4636036 70
4696_seiji
PAST11月に新刊として発行した「その優しさが」より、最後のお話の三井の大罪です。グレ三井×木暮のビックウェーブを拝見してこっそりささやかに便乗させてもらいました勝手に。
本で読んだ御方々から沢山ご感想を頂けて嬉しく、描いて良かった…!となったお話です。続きは8月の本になります、どうぞよろしくお願いいたします
パスワードは二人の背番号をみつぐれに並べた3桁です 5
みるく雨
CAN’T MAKE佐為ヒカ♀ 漫画 ※受肉・同棲設定現代の日常の過ごし方を1から教えるヒカ子大変だなぁ…
でも二人一緒なら乗り越えられるよね!!
補足→ヒカルちゃんは一人暮らししてたけど、佐為と再開してから一緒に住んでる設定。もちろん既に恋人同士ですよ~
私の佐為ヒカ結ばれるパターンは3通りほど考えてるけど、これはその内の1つ… 2
k i r i
TRAINING大きなお屋敷で暮らす「僕」と「おじさん」の話we used to be 1「鳥籠」
そこは、優しい鳥籠のような家でした
「ぼっちゃん、少し休憩したらいかがですか」
不意に声をかけられて、僕は手にしていた本から視線を上げた。
声のした方を見遣ると、そこにはお茶の入ったカップと数枚の焼き菓子が載ったトレイを手にした年老いたメイドが立っていた。
「ありがとう」
「本を読むのもよろしいですけどね、あまり熱中しすぎると目を悪くしますよ」
老婆はどうぞ、と手にしたものを僕の前のテーブルに置いてうふふ、と笑った。
「旦那様がぼっちゃんが読書に熱中しすぎて心配だとおっしゃっていましたよ。
たまには外で日光を浴びないと。今日もいいお天気ですよ」
「…今日は、おじさんは?朝から見ないけど」
「今日は早くからお城に向かわれましたよ」
2302そこは、優しい鳥籠のような家でした
「ぼっちゃん、少し休憩したらいかがですか」
不意に声をかけられて、僕は手にしていた本から視線を上げた。
声のした方を見遣ると、そこにはお茶の入ったカップと数枚の焼き菓子が載ったトレイを手にした年老いたメイドが立っていた。
「ありがとう」
「本を読むのもよろしいですけどね、あまり熱中しすぎると目を悪くしますよ」
老婆はどうぞ、と手にしたものを僕の前のテーブルに置いてうふふ、と笑った。
「旦那様がぼっちゃんが読書に熱中しすぎて心配だとおっしゃっていましたよ。
たまには外で日光を浴びないと。今日もいいお天気ですよ」
「…今日は、おじさんは?朝から見ないけど」
「今日は早くからお城に向かわれましたよ」