Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    独白

    MiX_Rr2274

    CAN’T MAKEますさんのイラストからみょーんって広げた廉造くんが独白する系燐廉解釈小説です。物語というよりこういう解釈だよっていう…このシーンの心の内はこれなんじゃね?という解釈という名沢山の枝分かれした分岐のうちの1つの話をしています。一応いつも書いているものとは違うやつ…多分…難しすぎた。大謝罪土下座
    ますさんイラストから得たやつ坊が言うサタンを倒すという夢を、漠然と聞いていた。バカにする訳でもなく単語を耳に入れているだけ。ただ、何故そんなにもこの場に執着するんだろうと疑問には思ったが、自分の中で答えが出なかったので諦めた。
    正十字学園に入学してすぐ、同じ塾生の奥村燐が坊と同じ夢を公言した。立場上、塾生の個人情報を少し頭に入れていたので彼の正体を知っている。その上で俺はへぇ親を殺したいんだ、と受け取った。
    俺は親を殺したいと思ったことがない。だから面白いなと、なんでそういった考えになったのだろうと不思議で、友達になってみようと近付いた。
    奥村くんは明るい人間だった。家族を大切にする彼は友人も大切にする人間で、きっとサタンなんかを親に持たなければもっと普通の楽しい人生を送っていたのだろう。そこであぁ生まれてこの方迷惑を被っているから殺したいのかと妙に腑に落ちた。
    1633

    らいむ

    DONE10年めの先生の独白。例によって甘いです(ひとりの時、ここぞとデレる天邪鬼)
    仗露道場2025/1/10「ウソ」 (2023/4/1お題) 信じてくれと、最初の頃はよく言われた。おれのことが嫌いなのはいい、だけどせめて、おれがあんたを好きだってことは信じてほしいと。
     君のご希望を叶えてやる義理はないね、それがぼくの返答だった。だいたい君が言ってることは、「自分を信じないおまえが悪い」ってのと同じだぜ。そいつを図々しいと思わないんなら、やっぱりぼくとは気が合わないってことだな!
     別にわざと啖呵を切ったとかじゃあなく、当時のぼくの率直な感情だった。かつがれてるとはさすがに考えなかったが(ぼくの漫画家の目は、そんなことも見抜けない節穴じゃあない)、どこまで本気なんだかとか、自分が何を口走ってるかわかってんのかね、とは思っていた。
     思春期にちょっと歳上の同性になつくとか、映画や小説でもありがちだよな。父親を知らずに育ったのが、ある日突然強さ体格容姿頭脳、すべてにおいて絵に描いたような兄貴分が現れて。初めて味わった「頼る」って気持ちの持っていきどころがなくなって、手近なぼくに目をつけたってところだろ。こいつにとっての頼り甲斐なんかゼロに等しい(なんと言ってもぼくのほうに、頼らせてやる気がさらさらない)ぼくんとこに、なんでわざわざ来るんだか。
    1967