生きる
endoumemoP
DONEFRAME/ワイン、チーズ、チョコレート苦しみながら生きる話※暴力を連想させる描写あり
FRAME/ワイン、チーズ、チョコレート :私が苦しみながら生きる話※暴力を連想させる描写あり ワイン。
素足で踏み潰した残りを飲み尽くすもの。
チーズ。
脳みそと同じ硬さのもの。
チョコレート。
銀紙越しに割れば、こんな風だったのかなって思う。
妹の死体を思うさま飲み食いして、今日も朝から逃れる。
妹の、グチャグチャになった内臓と折り曲げられた骨はどちらも人の手でやられたものだったらしい。
それを聞いたのは、朝、新聞を取りに出た私を待ち受けていた記者を名乗る人からだった。嘔吐した私を何枚か撮ってその人はどこかへ消えた。嘔吐した私の写真がどこかに載ったのか、またはそういう記事が出回ったのかどうか、私は知らない。
小さい町で被害者ヅラして生きていくのは意外と楽だ。被害者の会の集まりは二回行って、会場が遠いからとそれきりにした。ただの刺殺とか交通事故ごときで私より不幸そうな顔をする人間を見ているとイラつくから行っていないだけだけど、本音は誰にも言わないことにしている。
1422素足で踏み潰した残りを飲み尽くすもの。
チーズ。
脳みそと同じ硬さのもの。
チョコレート。
銀紙越しに割れば、こんな風だったのかなって思う。
妹の死体を思うさま飲み食いして、今日も朝から逃れる。
妹の、グチャグチャになった内臓と折り曲げられた骨はどちらも人の手でやられたものだったらしい。
それを聞いたのは、朝、新聞を取りに出た私を待ち受けていた記者を名乗る人からだった。嘔吐した私を何枚か撮ってその人はどこかへ消えた。嘔吐した私の写真がどこかに載ったのか、またはそういう記事が出回ったのかどうか、私は知らない。
小さい町で被害者ヅラして生きていくのは意外と楽だ。被害者の会の集まりは二回行って、会場が遠いからとそれきりにした。ただの刺殺とか交通事故ごときで私より不幸そうな顔をする人間を見ているとイラつくから行っていないだけだけど、本音は誰にも言わないことにしている。
しゅー
SPOILERぷよクエ メインストーリー第5部第5章のネタバレありの落書きメモです。
雑ですし、暴れてるので注意してくださいね。
ストーリー、とても……良かったですね……。
余韻がまだまだ残ってます。
でも、生きる糧になりました。ありがとうございました 3
das_ituki
MOURNING2015年の作品、「兵器」の公開供養です。当時のキャプション「自分が生きていることが正しいのかを問い続ける「主人公」と、日常に不安を感じながら生きる「僕」との近未来ダークSF」 35
ミクシゲ
MOURNING🚨ATTENTION🚨ニノカゲですがカゲが黒鳥になった後の宮の話です。
ボーダー隊員がどんな処分を受けるのかや、今回のケースが本当に黒鳥になりうるか、に関しては考慮していません。カゲがいない世界で生きる宮が見たかっただけです。
何でも許せる方向けです!!!閲覧は自己責任でお願いいたします!!!
鳥の影「今日は天気がいいから、布団と服がよく乾きそうだ」
とある安アパートの一室で、茶髪の青年は空を見ながらそう呟いた。
突き抜けるような青空には、鳥たちが自由に飛んでいる。それを見て青年──二宮はつい目を細めてしまった。今の“自分たち”には、もう得ることの出来ないものだったから。
一人分の少ない洗濯物を干していると、不意にピンポンとインターホンが鳴った。
二宮は手を止めてから一つ溜息をつき、そしてそこに“在る”ことを確かめるように背中につけたナイフホルダーのようなものに触れる。
「……怖がらなくていい。お前は、俺が必ず守る」
そう呟いてから、二宮はゆっくり玄関へと近づいていく。そしてドアスコープを覗くことなく、扉の施錠を解除した。どうせ、客は限られている。
2703とある安アパートの一室で、茶髪の青年は空を見ながらそう呟いた。
突き抜けるような青空には、鳥たちが自由に飛んでいる。それを見て青年──二宮はつい目を細めてしまった。今の“自分たち”には、もう得ることの出来ないものだったから。
一人分の少ない洗濯物を干していると、不意にピンポンとインターホンが鳴った。
二宮は手を止めてから一つ溜息をつき、そしてそこに“在る”ことを確かめるように背中につけたナイフホルダーのようなものに触れる。
「……怖がらなくていい。お前は、俺が必ず守る」
そう呟いてから、二宮はゆっくり玄関へと近づいていく。そしてドアスコープを覗くことなく、扉の施錠を解除した。どうせ、客は限られている。
iwatiok
DONEボルト時代のモーガン(おじさんとして生きる前の軍人時代)とベネットさんの不思議な友人関係のお話。 モーガンはエリク達が訓練できる年になる前、ベネットの世話を少しだけやいていました。「君の歌」 ボルト時代モーガン+ベネット、シリアス小説「楽器を弾いてみないか?」
返事の代わりにぱちぱちとした瞬きを繰り返す。
手にしていた訓練銃を下げ、眼鏡の青年ははてと首を横に傾げた。
「なんで」
俺は借りてきたギターを持ち、パイプ椅子に腰を据える。
「音楽は、言葉にできない心の声を外へと連れ出してくれる…らしい。」
足を組み弦を弾き、妻から聞いた言葉をそのまま口にした。
勧められるままに覚えた旋律をかき鳴らす。
彼女の緑色のジャンプスーツが俺の隣に並んだ気がして、瞼を伏せた。
人付き合いは苦手だった。
軍内、仕事の仲であれば問題無く会話は出来る。だが、急にプライベートに踏み込まれるとどうして良いか分からない。
この前射撃訓練を受けにきたご婦人に、恋人の有無をやたらと聞かれた。
1717返事の代わりにぱちぱちとした瞬きを繰り返す。
手にしていた訓練銃を下げ、眼鏡の青年ははてと首を横に傾げた。
「なんで」
俺は借りてきたギターを持ち、パイプ椅子に腰を据える。
「音楽は、言葉にできない心の声を外へと連れ出してくれる…らしい。」
足を組み弦を弾き、妻から聞いた言葉をそのまま口にした。
勧められるままに覚えた旋律をかき鳴らす。
彼女の緑色のジャンプスーツが俺の隣に並んだ気がして、瞼を伏せた。
人付き合いは苦手だった。
軍内、仕事の仲であれば問題無く会話は出来る。だが、急にプライベートに踏み込まれるとどうして良いか分からない。
この前射撃訓練を受けにきたご婦人に、恋人の有無をやたらと聞かれた。
miharu_trpg
DOODLEどっかで言ったかもしれないアリシャのピアスの話をやっと半分くらい形にしたので蹂躙のネタバレは微塵もない
「やっと覚悟が決まったか」
「なんの?鍬を手放す決意かなんかか?」
「逆だ。鍬を再び手にする覚悟だよ」
「まぁ。破壊と再生はワンセットらしいしな」
「復興するまで死ぬんじゃないぞ」
「約束はできひんけど、ま、心配せんでも死ぬまではちゃんと生きるって」
「……………」 3
Shiongennkai
MOURNINGセミ式部(カプ名)賢く生きるしかなかった女と賢いのを隠して生きるしかなかった賢い女の組み合わせめちゃくちゃ好き
いつかのばれんたいんでセミ様が紫式部先生に「お前も高貴な女なのだから自信持て」って言ってたの好きすぎてこの2人は時たま絡んで欲しいんですよね……
fuuumi_new
MOURNING犬王 2人で生きる犬王×友有
極楽浄土は今此処に。 ...あり、ともあり、友有!
声は段々と近づいてくる。ギコギコと台車を漕ぐ音よりも鮮明に聞こえるその声に、木の棒を握る指に力が入った。何故来たのだ。何故お前は俺の前に現れるのだ。
「いぬ、おう」
「友有、友有!まだ体に力は入るか?少しだけ、少しだけでいい!お前の追っ手を巻くぞ」
「もう足の感覚は無い。腕は無事だ。耳も、声も、無事だ」
「っごめんな、ともありぃ。......ありがとな」
そう言ってひょいと抱き上げられた。乗っていた台車を蹴飛ばして犬王は走った。
「おい、何処に行く?最後に俺は行っておきたいとこがあるんだ!」
「っ最後じゃない!友有、まだ最後じゃないよ。これから始まるのだと、お前は言っただろう?」
2687声は段々と近づいてくる。ギコギコと台車を漕ぐ音よりも鮮明に聞こえるその声に、木の棒を握る指に力が入った。何故来たのだ。何故お前は俺の前に現れるのだ。
「いぬ、おう」
「友有、友有!まだ体に力は入るか?少しだけ、少しだけでいい!お前の追っ手を巻くぞ」
「もう足の感覚は無い。腕は無事だ。耳も、声も、無事だ」
「っごめんな、ともありぃ。......ありがとな」
そう言ってひょいと抱き上げられた。乗っていた台車を蹴飛ばして犬王は走った。
「おい、何処に行く?最後に俺は行っておきたいとこがあるんだ!」
「っ最後じゃない!友有、まだ最後じゃないよ。これから始まるのだと、お前は言っただろう?」
natsuno_tamaki
DOODLEギアジェネの黒の騎士団シャーリーの話が切なすぎて…時間合ったらちゃんとした絵で描きたいな。
残されたシャーリーとロロが生きるのにお互いを必要としてるのがなんとも…😭 3
ありさわさん
SPOILER #あたなる救世主⚠️セッション内容のネタバレ注意⚠️
2枚目は好きなシーンの捏造モノローグです。
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2日目(中編) 尽田留
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いつだって矛盾しながら生きる
人間らしい登場人物達みんな愛おしかった… 3
SUMI_TRPGL
DOODLE津流の手持ちはネタバレあるので念の為こっちで。『烏が群れては、極彩色』未通過❌
おまけ。羽生矯には『悪いことを改め生きる・カラスとして』、津流は『手がかりを掴み、味方の手引をする』『さすらう』みたいな感じで字面見つつチョイスしました😌
Ruxi_es_alka
SPOILERあんスタ!!キャラTRPGログらるむ(KP)……斎宮宗 とうだいもり。……影片みか
シナリオ 「あなたの生きる場所」 作者:razume様
キャラクターの死亡・自死表現、シナリオ改変等注意です 6
なしこ
PROGRESS今日友人と通話して楽しかった🐸🐸🎶コッソリ報告なのですが、ミギセンセのアナログ下書き原稿が当たりました😮🤯
公式のツイート見てなかったから通知来た時新手の詐欺だろうかと恐る恐るDM開けてビックリした
本当に厳正に抽選したんか……私でいいのか……
一生分の運を使い果たしたので生きるの気をつけたいと思います🤺💨
届いたらまたツイッターで画像と共に報告しますね
nuppodexkatsu
DOODLE362話でギャグをしている※出勝だし落書き生きていると信じているゆえにこのような内容ですが本当に生きる希望しかないのでギャグにしちゃってます…つらくなりやすい方は閲覧をおすすめできません
KTR_0101
MAIKING支部連載中『生きるか死ぬかで丁度良い【完結編】』を途中まで。(当たり前に同棲している降新シリーズ)ありがたい事に今でもぽつぽつと続きをお待ちくださるメッセージをお受け取りするのですが、未だエンドマークは付けられない進捗です。内容を整理しつつ細々と書き進めておりますので、完結させられた折にはまた支部に掲載いたします。
長くお待たせして申し訳ありません。 23016
Ruxi_es_alka
SPOILERあんスタ!!キャラTRPGログ3らるむ(KP)……風早巽 までらか……礼瀬マヨイ
シナリオ「あなたの生きる場所(飛行機殺人事件)」 作者:razume様
キャラクターの死亡描写や発狂if等、とにかくなんでも許せる方向け 11
aoki_log
DOODLE全てを失って、つなぎとめて、世界の片隅(エン国)でひっそり生きる二人の話。片腕を失って、角も折れた炎と、大きな火傷の痕をその身体に残しながら生き残ったドクターの話
残影こうべを垂れた葉先から溜まった雫が零れ落ちる。
まっしろに包まれた小さな村。
炎国の境にほど近いその村は、陽がのぼりきらない内から動き始めていた。
軒並み村の家にある煙突からは朝餉の煙が立ち昇っている。
だが、その村からほんの少し外れにある一軒の家。
まるで隠れるように立つ家は、しんと静まり返っている。
「んー。おや、おはよう、兄さん。早いねぇ」
小さな村の唯一の酒場。
稀に通りがかるトランスポーター向けとも言っていいほどに、大概は暇を持て余した村人の溜まり場と化すそこの店主が戸を開けると、通りがかった上背のある男に声をかけていた。
店主の声に男は頷いて返し、そのまま村の奥へと進んでいく。
向かうのは村の片隅にある一軒の家だ。
1980まっしろに包まれた小さな村。
炎国の境にほど近いその村は、陽がのぼりきらない内から動き始めていた。
軒並み村の家にある煙突からは朝餉の煙が立ち昇っている。
だが、その村からほんの少し外れにある一軒の家。
まるで隠れるように立つ家は、しんと静まり返っている。
「んー。おや、おはよう、兄さん。早いねぇ」
小さな村の唯一の酒場。
稀に通りがかるトランスポーター向けとも言っていいほどに、大概は暇を持て余した村人の溜まり場と化すそこの店主が戸を開けると、通りがかった上背のある男に声をかけていた。
店主の声に男は頷いて返し、そのまま村の奥へと進んでいく。
向かうのは村の片隅にある一軒の家だ。
axe_000
PROGRESSネーム終わった~! やりたいだけじっくりやったら100ページ超えました ワハハ村正以外の登場男士が何だかんだ増えて、村正+10振りくらい登場しそう 描くの楽しみ
前半50頁は9/2までに完成させてpixivで無料公開しようと思ってます
まずは前半、予定通り公開できるように作画がんばるぞ~!お~!
近況報告ですが、夏の連隊戦超楽しいわ年末のご~おんすて~じ楽しみすぎるわで日々生きるのが楽しい
タカ_
MEMO修行時代の💎兄弟弟→兄
兄の甘さは無駄だが能力は自分より上だから疎ましい。忍びの才はあるのにまるで適性がない。だから早くこんな所から出てけばいいのに。周りの奴らを見捨てれば楽になるのに。俺も完全に道具になれるのに。
あの過酷な状況下なら生きるのに適応する為、感情捨てるの選んだ弟君だけどお兄ちゃんがいちいち甘っちょろいから感情捨てれなくて苦しいから消えてくれ(家出ていけ)な兄弟話も描きたい~
はるみ
DONE子🍩はオカリナなんて似合うんじゃないでしょうか。きっと父ちゃんが残して行ったやつ。生きることに必死で久しく吹くことも忘れてしまっていたのに、次のイベで🦁に楽器の吹き方教えてもらってたら、父ちゃんがオカリナ教えてくれた時と同じ言葉で褒められて、急に記憶が蘇って涙が溢れてしまう🍩君…だれかグリー○グ○ーンの日本語版歌って…。ハラミ
PROGRESSいんもん14 ローブのフカンが難しすぎる。次からちょっとキスシーンがあります。数ページほどかりむ攻めっぽい絵面になるけどいいのかな。いいよ! 最近の欲しいものは株です。今のところINPEXか丸善(図書カードくれる)が欲しい。イオンも欲しい。購買欲を満たせて資産になるっていいよね。万単位必要だけど。不労所得を作って好きなことして生きるぞ~!!あと2冊薄い本を作ったらDLの一次エロに挑戦しようと思う。みなも
DONE原稿息抜き先日ついったで見たネタうちよそでやってみたの巻
(左が捕まって生きるのを諦めてたところに右が助けにくるネタ)
かっこいい受けを目指してみた※例によって描写がめんどくさかったので諸々省略(ごめん)
※玖朗さんは膝立ちで手首や身体が縄でぐるんぐるんに拘束されて敵に囲まれてる状態
「まッ、お……!」
からからに乾いていた喉を押し開いてもう二度と呼ぶことができないと思っていた彼の人の名を呼ぶと、今し方まで風のように舞って敵を切り裂いていた影が振り向いて、ニヤッと笑った。
「よう。昔の俺みたいなことするなぁ? 玖朗」
灰の髪、輝く緑の瞳。流石というべきか、周囲にいた人間は皆倒れ伏している。口を開いて自然と口にしようとしていた言葉を飲み込んで、玖朗は違う言葉を声に出した。
「……ここがどこだか分かってるよね」
安堵と喜びに解けそうになる心を押し留めて続ける。
1300※玖朗さんは膝立ちで手首や身体が縄でぐるんぐるんに拘束されて敵に囲まれてる状態
「まッ、お……!」
からからに乾いていた喉を押し開いてもう二度と呼ぶことができないと思っていた彼の人の名を呼ぶと、今し方まで風のように舞って敵を切り裂いていた影が振り向いて、ニヤッと笑った。
「よう。昔の俺みたいなことするなぁ? 玖朗」
灰の髪、輝く緑の瞳。流石というべきか、周囲にいた人間は皆倒れ伏している。口を開いて自然と口にしようとしていた言葉を飲み込んで、玖朗は違う言葉を声に出した。
「……ここがどこだか分かってるよね」
安堵と喜びに解けそうになる心を押し留めて続ける。
5oma_n
MOURNINGモブ視点の🦍🦇、支部から移行したものになります。優しいシンヨコで生きる彼らの短いはなし。我が名は吸血鬼学校の用務員さん。
間もなく定年、というところまで勤め上げたところで吸血鬼の襲撃を受け後天性の吸血鬼化、今や生き字引に近い存在で市内の小学校を転々としている。
「おはようございます!」
「はい、おはようございます」
妻を看取り子を看取り、そろそろ孫すら見送ってしまいそうな年月を吸血鬼として過ごしている。それでも、日々を元気に過ごす子どもたちを見守る仕事に従事していることを、私は誇りに思っていた。ついこの前までお母さんに連れられないと校門近くまで来ることが出来なかった新一年生は、いつの間にか随分と窮屈そうにランドセルを背負うようになっている。時の流れは早いと言うが、吸血鬼になってしまってからはそれが顕著だった。
2022間もなく定年、というところまで勤め上げたところで吸血鬼の襲撃を受け後天性の吸血鬼化、今や生き字引に近い存在で市内の小学校を転々としている。
「おはようございます!」
「はい、おはようございます」
妻を看取り子を看取り、そろそろ孫すら見送ってしまいそうな年月を吸血鬼として過ごしている。それでも、日々を元気に過ごす子どもたちを見守る仕事に従事していることを、私は誇りに思っていた。ついこの前までお母さんに連れられないと校門近くまで来ることが出来なかった新一年生は、いつの間にか随分と窮屈そうにランドセルを背負うようになっている。時の流れは早いと言うが、吸血鬼になってしまってからはそれが顕著だった。
パープル
TRAINING今日は七夕やん!ってことで久々に書きなぐった!!どっちが彦星か織姫なのかお任せします!客席で藤若と業子が光る棒と推しうちわでキャーキャー言ってると思いますw
(彦星(12億年)と織姫(3.5億年)の星はあと70億年も生きるそうです)
七夕いつもより星が輝く夜空に琵琶の音が響く。それに合わせてトントトンする楽しげな足音。
「犬王!犬王よ!聞こえているか!今年も唄いに来たぞ!!」
「聞こえているぞ(そうではなくてもほぼ毎日来てないか?まあいい。楽しいから断る理由もないしな)」
「今年も曇りだが関係ないッ!この唄と琵琶の音が届けるなら!」
「ああ、ハッキリと聞こえているぞ。また新しいのを作ったな。それもいいぞ!」
「当然!尽きることないこの世の中の音が変わり廃れていく。それを拾い俺たちが輝くのさ!」
「俺もだ。この世も色んなのが溢れて留まることが無い。また新しい舞い出来たぞ!」
「見えるぞ!盲関係なく雲だろうと雨だろうと見えるッ!」
一層に琵琶の音が激しくなり、足音も大きくなる。
656「犬王!犬王よ!聞こえているか!今年も唄いに来たぞ!!」
「聞こえているぞ(そうではなくてもほぼ毎日来てないか?まあいい。楽しいから断る理由もないしな)」
「今年も曇りだが関係ないッ!この唄と琵琶の音が届けるなら!」
「ああ、ハッキリと聞こえているぞ。また新しいのを作ったな。それもいいぞ!」
「当然!尽きることないこの世の中の音が変わり廃れていく。それを拾い俺たちが輝くのさ!」
「俺もだ。この世も色んなのが溢れて留まることが無い。また新しい舞い出来たぞ!」
「見えるぞ!盲関係なく雲だろうと雨だろうと見えるッ!」
一層に琵琶の音が激しくなり、足音も大きくなる。
onagachan
MEMO着てもらった装備にはそれぞれに世界観の設定があるので、その設定をベースにMH世界に生きる二人の幻覚ちょっと見た。ここに書いた内容は、MHで語られている設定と、こうだといいなという願望がごっちゃになった幻覚ですおむさわ
DONE//2022.06.26//真剣乱舞祭2022、本当に本当にありがとうございました……!!!
間違いなく生きる希望で、活力で、元気の源でした。これからもきっと、ずっとそうです。改めて刀剣乱舞の皆が、刀ミュの皆が、水心子が、清麿が、本当に心から大好きだ!!って思い続ける二か月でした。
楽しそうなふたりがたくさん観られて幸せでした。
心の底からありがとうと、大好きを。 おむさわ
kuzupi00
DONEいなかで生きるばじふゆ③※ほんのり原作沿い
※リープの存在する世界で全員生存の未来
※ハピエン
ちょっとジメジメする❄️が居る
聖者の行進目の前の地面から砂埃が舞い上がって、日の光を反射する。
よろけながら立ち上がった圭介さんが、自分の腹にナイフを突き立てて崩れ落ちる。
たくさん人が居る筈なのに何も聞こえなくて、叫び声みたいに場地さんって名前を呼んだ自分の声だけやけにでかく響いた。抱き起こした圭介さんの唇が笑って、何か言ってるのに聞こえない。
どうにかしたくて奥歯を噛み締めたとき、こめかみにゴツンと金属が押し当てられる。目の前の取り乱した相棒を怒鳴り付けた。
あの時の圭介さんみたいに俺の唇が笑って、そのまま視界がブラックアウトする。
「ちぃ、起きろ」
何も聞こえない世界から急に引き上げられて、喉がヒュッと音を立てた。
こちらを心配そうに覗く圭介さんの向こうには夏の空と入道雲。
3561よろけながら立ち上がった圭介さんが、自分の腹にナイフを突き立てて崩れ落ちる。
たくさん人が居る筈なのに何も聞こえなくて、叫び声みたいに場地さんって名前を呼んだ自分の声だけやけにでかく響いた。抱き起こした圭介さんの唇が笑って、何か言ってるのに聞こえない。
どうにかしたくて奥歯を噛み締めたとき、こめかみにゴツンと金属が押し当てられる。目の前の取り乱した相棒を怒鳴り付けた。
あの時の圭介さんみたいに俺の唇が笑って、そのまま視界がブラックアウトする。
「ちぃ、起きろ」
何も聞こえない世界から急に引き上げられて、喉がヒュッと音を立てた。
こちらを心配そうに覗く圭介さんの向こうには夏の空と入道雲。
kuzupi00
DONEいなかで生きるばじふゆ②※ほんのり原作沿い
※リープの存在する世界で全員生存の未来
※ハピエン
聖者の行進「ごめんねぇ圭介くん、こんなこと頼んじゃって…ハウスの上から落ちるとか、お父さん馬鹿やけん…自分の歳ば考えんとハウスの修理なんてして、ほんともう」
「いーよ、俺らの畑の面倒いつも見てもらってっから、たまにはなんかさせて」
「そっすよ!水やりくらいなんてことないっす」
「ありがとうねぇ…あれま、千冬くん首のとこ怪我して…あっ、」
「あっ、」
咄嗟に首の右側を手で押さえる。
おばちゃんは、あらあらまぁまぁとニコニコ…いや、ニヤニヤして、俺の顔面が熱くなる。
だから見えるとこには噛みついちゃ駄目って言ったのに…!
圭介さんはとぼけた顔をしてあらぬ方に目線を向けていて、玄関の板張りに腰かけていたおっちゃんも顔を赤くして視線をそらしてくるから、俺はもう居たたまれなくなって足を後ろにジリジリと下げる。
1532「いーよ、俺らの畑の面倒いつも見てもらってっから、たまにはなんかさせて」
「そっすよ!水やりくらいなんてことないっす」
「ありがとうねぇ…あれま、千冬くん首のとこ怪我して…あっ、」
「あっ、」
咄嗟に首の右側を手で押さえる。
おばちゃんは、あらあらまぁまぁとニコニコ…いや、ニヤニヤして、俺の顔面が熱くなる。
だから見えるとこには噛みついちゃ駄目って言ったのに…!
圭介さんはとぼけた顔をしてあらぬ方に目線を向けていて、玄関の板張りに腰かけていたおっちゃんも顔を赤くして視線をそらしてくるから、俺はもう居たたまれなくなって足を後ろにジリジリと下げる。
kuzupi00
DONEいなかで生きるばじふゆ①※ほんのり原作沿い
※リープの存在する世界で全員生存の未来
※ハピエン
※なんでも許せるひと向け
聖者の行進いつか2人で見た映画の主人公は、罪を犯し、追手から逃れるために南を目指して旅立った。
俺たちは何の罪を犯したのだろう。
断片的に脳に流れ込んでくる情景は曖昧で、一度に理解するにはあまりにも鮮烈。
オレンジ色の西陽が差し込む駅のホーム、何度も乗り継ぎして南へ向かう俺たちが辿り着いたここは、自分たちを知る人間は誰もいない。
電車の揺れにウトウトしていた俺は圭介さんに手を引かれて、アスファルトが所々剥がれてでこぼこになった小さなホームに降り立った。
人の気配は無くて、駅名を示した看板は錆びて端が茶色く変色している。改札口も無人で、ブリキの切符入れがポツンと置かれていた。
目の前の一本しかない線路の向こう側の景色は見渡す限りの田園風景と山ばかり。
2318俺たちは何の罪を犯したのだろう。
断片的に脳に流れ込んでくる情景は曖昧で、一度に理解するにはあまりにも鮮烈。
オレンジ色の西陽が差し込む駅のホーム、何度も乗り継ぎして南へ向かう俺たちが辿り着いたここは、自分たちを知る人間は誰もいない。
電車の揺れにウトウトしていた俺は圭介さんに手を引かれて、アスファルトが所々剥がれてでこぼこになった小さなホームに降り立った。
人の気配は無くて、駅名を示した看板は錆びて端が茶色く変色している。改札口も無人で、ブリキの切符入れがポツンと置かれていた。
目の前の一本しかない線路の向こう側の景色は見渡す限りの田園風景と山ばかり。