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    矛盾

    takemoto0929_MO

    PAST※奧迪爾左(奧迪爾老大為主)
    ※有特里斯跟奧迪爾接吻的描寫
    ※注意!性格扭曲的八咫烏老大!
    前提:儘管八咫烏老大對奧迪爾一見鍾情,但他知道奧迪爾非常喜歡特里斯,所以常製造兩人相處的機會,希望奧迪爾能跟喜歡的人在一起,得到幸福。
    因此,老大對於奧迪爾的告白難以釋懷,不僅是跟自己所作所為產生矛盾,「自己不配被愛」的自卑感沖昏了老大的頭。
    失控的老大用盡手段,綁架了特里斯,並且將奧迪爾喚來。
      「老大,這是怎麼回事!?」奧迪爾看到被綁在床上的特里斯,激動地問。
      「奧迪爾⋯⋯你終於來啦。」特里斯嘗試移動身體,關節都還可以彎曲,但是無法翻身。
      八咫烏老大的表情跟平時面對奧迪爾的表情不同,現在的模樣就是名副其實的飯店總經理,就是奧迪爾第一次見到的飯店總經理一樣,有著那股氣勢凌人的壓迫感。
      但是,為什麼老大會突然回到這副模樣呢?
      「奧迪爾。」老大打斷了奧迪爾的思考,率先出聲:「幫我個忙吧,奧迪爾。」
      「什,什麼忙?」奧迪爾抖了一下肩膀,故作鎮定繼續問道:「把特里斯綁在那裡是什麼意思?」
      面對眼前的老大,奧迪爾不知為何難以拿出平時的氣勢來應付,甚至身體下意識地想盡快遠離對方。
      「請你⋯⋯」老大眼神忽然飄移了一下,再直盯著奧迪爾說道:「請你跟特里斯做吧。」
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    いと(ito_rin_mori)

    MENU9月24日 Good comic CITY 29
    今日も明日も愛しさ千倍 3 発行

    『花結び』 原作軸/全年齢/文庫/94頁/両想い ¥1150

    FF様向けキスシリーズWeb再録本。
    全体的に加筆修正いれてますが話の筋は変わりありません。話の矛盾は直してません(笑)書き下ろし6000字程度。
    センくんの漢字変換ミスしてます<(_ _*)>
    口吸い
     額に、頬に、鼻先に、生まれてから何度も触れていた兄の唇が、初めて自分のそれに落とされた時、あまりの柔らかさと温かさに目の前がちかちかと光るようだった。
     恐る恐る目を開いて兄を見上げれば、その目線がこれまでと違う熱量を持ち、ああ、本当に恋仲になったのだと実感した。

     最初は、ふわりと羽のような触れ方だったが幾度目にかなると、少し長く強く押し付けられるようになった。それからは、一度でなく、二度三度と角度を変えて触れられるようになった。その度にほんの少しずつ、兄の目から見える熱がちりちり高まっていくようだった。呼応するように、己の体温も兄が触れる度にじわじわと高まっていった。
     その頃になると、兄は就寝の前に千寿郎を膝に抱え上げて口づけをするようになった。それまでは布団の中では額に触れる程度だったので、途端に戸惑いと恥ずかしさで千寿朗の頬は熱くなった。口づけだけでなく、頬が赤くなることにも恥ずかしがっていると、兄は笑いながらも慰めるように頬を撫でてくれた。しかし、その触れ方は熱を鎮まるよりも、さらに鼓動を高めるようなものだった。
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    2r8Co

    MAIKINGやまみつ(中編)
    片思いやまととお馬鹿になっちゃったみつきの話、の続き。
    後編に続く!ていってたけど全然進まなくて嫌になったので途中ですがあげました。
    今更ですが注意↓
    ※名前のあるモブ女子が出ます
    ※みつきキャラ崩壊気味
    あまり読み返していないのでミス・矛盾あるかと思います。許せる人だけどうぞ。
    フラワーパニック!!(中編)「一度整理させてもらっていい?」
     自他共に認める小鳥遊事務所の出来る男はそう言うと、数秒の間こめかみを抑えてから「つまり」と口を開いた。
    「大和くんが、十日ほど前にクランクアップの祝いに共演者……『chips』の雪平さんに室内で育てられる花の栽培キットを貰ったので自室でお世話をしていた」
    「そうです」
     俺が頷く。
    「ところが、雪平さんがそのキットを購入した店から連絡があり、彼女が購入したものの中に、輸入物の、ちょっとアブナイ種類が混在していた可能性があると言われた。……パニックになった彼女はモモくんに相談した」
    「ちょうど番組で一緒で、撮影終わりに話してたところだったから、それで」
     モモさんが頷く。
    「ひとまず花を贈った人に連絡をしたら、他の人たちはまだ花が咲いていない中、唯一、大和くんの花だけが開花していた」
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    fkm_105

    PROGRESS探偵をしている先生と画家のタルの話
    ※1920年代仏が舞台(一部捏造、矛盾あり)
    ※実際の国名が登場します(タ→露出身など)
    ※画家タと作家鍾の推理モノ
    ※シャーロック原典、BBCドラマ版のオマージュ、参考あり
    ※1フラン=200円
    レザネフォル   プロローグ


     受胎告知という題材がある。
     まさにオーソドックスで、かのレオナルド・ダ・ヴィンチですら描いた主題だ。例えば、この主題で描いた絵があったとしよう。その絵をタルタリヤの通う美術大学の全ての教授に見せたとして、彼らが見た途端に嫌な顔をする確率は、雑踏の中で雷に撃たれるよりも低いに違いない。つまり無難というのは便利である。だから、ああやって受胎告知が卒業展の最優秀賞を飾るのだ。
     


     ギャラリーの壁面に掛けられた絵画を眺めながら、タルタリヤは欠伸を噛み殺した。かれこれ三時間タルタリヤはスツールに腰掛けて、ああやって大天使ガブリエルと処女マリアの絵を眺めては、いい絵ですね、などと褒める身なりの良い男女を眺めている。タルタリヤはため息をついて、徐ろに窓外に視線をやった。窓外では昨晩から降り続いた雨が上がり、濡れた路面が雲間からこぼれた光を反射していた。今しがた通り過ぎた婦人のブローチは先月イリヤが発表した新作で、その向こうを歩く紳士の懐中時計は退役軍人に贈られる褒賞品だろう。受付デスクの中に隠したスケッチブックを取り出したタルタリヤは、左手に持った鉛筆を走らせる。路肩のタクシーや雨上がりの路面を写し、道行く人々を写せば、それは大仕事だった。ロマンスグレーの男性が歩く。それはつまり、そのツヤツヤとした飴色の革靴がその一歩ごとに輝きを変え、その男性の服の皺もまた変化した。退屈している暇がない。しかし、不意に窓外を横切った几帳面そうな男が、この時間を終わらせたのだ。木製扉が軋んだ音を立てて開き、かの男の長髪が揺れる。タルタリヤは咄嗟にスケッチブックをデスクの下に隠した。
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