石川
mmikumo
DONE【石川×竜三】ハロウィンの吸血鬼石川先生にときめきすぎて、勝手に妄想してしまいました。吸血鬼とごはんな石川&竜三ですハロウィンの惨劇 ギラギラした歓楽街の路地裏。ゴミやらハエやらの汚濁の溜まり場に、一人の男が投げ捨てられた。
ぼこぼこに殴られて、服は汚れ破れている。ぐったりと生ゴミの袋の上に引っ掛かった男…竜三は、うう、と呻いて眼を閉じた。
数日食っていなかったところに、多勢に無勢。あえなくボコられて、スマホと有り金全部とられた。相手の顔は見ていない。今夜はハロウィンで、安っぽい仮装をしていたからだ。
「ちくしょう、ついてねぇ…」
口の中は血の味でいっぱいだ。それを吐き捨てると、ああ、勿体ない、と何処からか声が聞こえた。
「は…?」
空耳、にしてははっきりと。霞む眼を瞬いて見開くと、突然目の前に見知らぬ男がしゃがんでこちらを覗き込んでいた。
3798ぼこぼこに殴られて、服は汚れ破れている。ぐったりと生ゴミの袋の上に引っ掛かった男…竜三は、うう、と呻いて眼を閉じた。
数日食っていなかったところに、多勢に無勢。あえなくボコられて、スマホと有り金全部とられた。相手の顔は見ていない。今夜はハロウィンで、安っぽい仮装をしていたからだ。
「ちくしょう、ついてねぇ…」
口の中は血の味でいっぱいだ。それを吐き捨てると、ああ、勿体ない、と何処からか声が聞こえた。
「は…?」
空耳、にしてははっきりと。霞む眼を瞬いて見開くと、突然目の前に見知らぬ男がしゃがんでこちらを覗き込んでいた。
mmikumo
DONE【石川×竜三】現代、嫉妬の話です。ちょっとうまくまとまらずとっ散らかってるので、随時修正します痴話「センセ、帰ろー。もうすぐ雨が降るぞ」
夜の海のベンチに横たわっていた石川。頭の後ろで腕を組み、脚を投げ出している。
その頬は赤く腫れて、殴られたのがありありと分かる。そして、相当にふて腐れているのも。
居酒屋をやっている堅二から竜三に電話が入ったのは、一時間ほど前の事だ。
先生が女と悶着起こしたから迎えに来て欲しいと、泣きつかれた。過去に少しだけ付き合った女で、先生はそれをすっかり忘れていたらしく、ぶん殴られたとの事。
竜三は、はぁ、とため息をついて頭をかいた。
石川の女遍歴は相当なものだと聞いている。本人は直接的なことを竜三には言わないが、周りが眉をひそめる程度には派手だったようだ。
「ったく、手間のかかる爺だな」
1966夜の海のベンチに横たわっていた石川。頭の後ろで腕を組み、脚を投げ出している。
その頬は赤く腫れて、殴られたのがありありと分かる。そして、相当にふて腐れているのも。
居酒屋をやっている堅二から竜三に電話が入ったのは、一時間ほど前の事だ。
先生が女と悶着起こしたから迎えに来て欲しいと、泣きつかれた。過去に少しだけ付き合った女で、先生はそれをすっかり忘れていたらしく、ぶん殴られたとの事。
竜三は、はぁ、とため息をついて頭をかいた。
石川の女遍歴は相当なものだと聞いている。本人は直接的なことを竜三には言わないが、周りが眉をひそめる程度には派手だったようだ。
「ったく、手間のかかる爺だな」
内蔵太
SPUR ME旗ちゃんに竹馬カムアウトする話(2)5〜8P目
小石川植物園、お友達に写真撮ってきてもらったけどまだ生かせてない
教会組は一方通行なのか
昔Twitterで「降旗さんは厳しい家庭で育ったから、穏やかに談笑しながらご飯を食べるなんて経験したのは白丘さんが初めてだったんじゃないか」って言ってる方がいて「あああーーーー」って思いながら書きました 4
mmikumo
DONE【石川×竜三】2021夏、石川と竜三。石川邸で家事炊事のバイトをする竜三。夏のごはん 石川先生のうちでお盆に家事手伝いバイトをしているところに、風呂敷に包んだお中元を持って仁が訪れた。蝉がみんみんと煩い。
「よう、仁。どうしたよ?」
「ああ、竜三。もういつものバイトしてるのか」
「そ。毎年恒例の介護のな。今年で2回目」
伯父御の代理で訪れた仁。気さくに玄関口で駄弁っていたら、奥から石川に怒られた。
「客はきちんと中に通せ。バイト代減らすぞ」
「あっ、はい、すんません…地獄耳め」
最後にぼそっと付け加えて、どーぞ、と竜三が仁を中に通した。
仁が客間で挨拶を受けているところに畏まって茶を持って現れる竜三に、思わず笑ってしまう仁。
「どうぞ」
妙にしおしおと茶を運んできた竜三が茶器と菓子を置く。作法はともかく、所作は丁寧。しかし、フリーダムな髪型にタトゥーで厳ついからだを縮めて畏まる姿に、思わず笑ってしまった。
7274「よう、仁。どうしたよ?」
「ああ、竜三。もういつものバイトしてるのか」
「そ。毎年恒例の介護のな。今年で2回目」
伯父御の代理で訪れた仁。気さくに玄関口で駄弁っていたら、奥から石川に怒られた。
「客はきちんと中に通せ。バイト代減らすぞ」
「あっ、はい、すんません…地獄耳め」
最後にぼそっと付け加えて、どーぞ、と竜三が仁を中に通した。
仁が客間で挨拶を受けているところに畏まって茶を持って現れる竜三に、思わず笑ってしまう仁。
「どうぞ」
妙にしおしおと茶を運んできた竜三が茶器と菓子を置く。作法はともかく、所作は丁寧。しかし、フリーダムな髪型にタトゥーで厳ついからだを縮めて畏まる姿に、思わず笑ってしまった。
mmikumo
MEMO【石川×竜三】某局の伝説の旅番組「チョ○住み」を見て、パロディせずにはいられなくなったのでメモ。弓と射撃で名を馳せる石川と、新進の若手ダンサー竜三で妄想。誰????に成り果ててますが、旅も萌えも欲しい情念で書きました
ダンスと酒と太陽と年の差のある同性二人が、部屋を借りて一週間の同棲生活…!!という某局の伝説の旅番組に出演する石川と竜三ネタが降ってきたので書いとく。
①キューバ編
弓の達人の上、五輪の射撃競技でも記録を叩き出してる石川と、キューバで一週間一緒に過ごすという謎企画を持ち込まれた新進のダンサーの竜三。石川ってだれ?くらいの認識。そしてキューバってどこ??だけど、海外タダで行けるとかラッキー、と安請け合い。
先に現地入りした竜三、ボディランゲージと勢いだけの英語で無事アパートに到着。最低限必要そうなものを買って準備して、夕方着の先生を迎えに行く。
どの人だろ、とそわそわゲート辺りで待ってると、人混みの中に厳ついサングラスに柄シャツ、殺気まで漂わすような、一目でお近づきたくない感じの男がやってくる。
3197①キューバ編
弓の達人の上、五輪の射撃競技でも記録を叩き出してる石川と、キューバで一週間一緒に過ごすという謎企画を持ち込まれた新進のダンサーの竜三。石川ってだれ?くらいの認識。そしてキューバってどこ??だけど、海外タダで行けるとかラッキー、と安請け合い。
先に現地入りした竜三、ボディランゲージと勢いだけの英語で無事アパートに到着。最低限必要そうなものを買って準備して、夕方着の先生を迎えに行く。
どの人だろ、とそわそわゲート辺りで待ってると、人混みの中に厳ついサングラスに柄シャツ、殺気まで漂わすような、一目でお近づきたくない感じの男がやってくる。
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PROGRESS一番弟子に物陰でぱこぱこされる石川定信の話1またちまちま書いていきます、長尾博基×石川定信
完成したらいずれ支部にまとめます
一番弟子に物陰でぱこぱこされる石川定信の話1一番弟子に物陰でぱこぱこされる石川定信の話
四十の男盛りである石川は女遊びが好きな方ではあったし、女を虜にするのも得意な方であった。
今は特に長尾の弓取の指南役としての立場もあるので、求めれば求めるだけ女と遊ぶことができる。
特定の相手は作らない…それが主義だ。
「休まず射かけよ。儂が止めよと命ずるまで!」
厳しい声で命じ、俵の的と向き合う弟子達の後ろを行き来する。
石川が常日頃から厳しく接している彼らの弓術はそれは見事なものであったが、延々と放ち続ければ肩も腕も落ち、指の力も抜けて、正確さが失われてしまう。
戦においてもそのようになることがあるだろう。
その極限状態において的を射抜く能力が、長尾の弓取りとして必要なのだ。
1854四十の男盛りである石川は女遊びが好きな方ではあったし、女を虜にするのも得意な方であった。
今は特に長尾の弓取の指南役としての立場もあるので、求めれば求めるだけ女と遊ぶことができる。
特定の相手は作らない…それが主義だ。
「休まず射かけよ。儂が止めよと命ずるまで!」
厳しい声で命じ、俵の的と向き合う弟子達の後ろを行き来する。
石川が常日頃から厳しく接している彼らの弓術はそれは見事なものであったが、延々と放ち続ければ肩も腕も落ち、指の力も抜けて、正確さが失われてしまう。
戦においてもそのようになることがあるだろう。
その極限状態において的を射抜く能力が、長尾の弓取りとして必要なのだ。
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DONE石川定信が弟子の長尾博基に睡姦される話6(最後博基はほぼオリキャラです
石川定信が弟子の長尾博基に睡姦される話6(完成………
自分でもわかる程、石川は大変な深い眠りの中にいた。
元来眠りはかなり浅いので、これはかなり珍しいことだ。
だがその眠りの終わりも近い。
遠い場所の小鳥の囀る声が、段々近付いてくるのがわかるのだ。
昨夜は良い夜を過ごしたような気がする。
どこの女と、寝たのだったか。
日吉の湯屋の近くの女は良い抱き心地だった。
いや、時折日干しの魚の行商人に来るあの女かもしれない。
若くして旦那と死別してしまい、閨でも随分激しい良い女だったが。
…いや、昨日は女と会っただろうか。
女…と…?
「………ん…」
鳥の声が間近だ。
屋形の外の、梢の上からか。
「……くぁ…」
目を閉じたまま欠伸をして、だが倦怠感のせいで眠気がまだ引きずっているので二度寝に勤しまんとする。
2283自分でもわかる程、石川は大変な深い眠りの中にいた。
元来眠りはかなり浅いので、これはかなり珍しいことだ。
だがその眠りの終わりも近い。
遠い場所の小鳥の囀る声が、段々近付いてくるのがわかるのだ。
昨夜は良い夜を過ごしたような気がする。
どこの女と、寝たのだったか。
日吉の湯屋の近くの女は良い抱き心地だった。
いや、時折日干しの魚の行商人に来るあの女かもしれない。
若くして旦那と死別してしまい、閨でも随分激しい良い女だったが。
…いや、昨日は女と会っただろうか。
女…と…?
「………ん…」
鳥の声が間近だ。
屋形の外の、梢の上からか。
「……くぁ…」
目を閉じたまま欠伸をして、だが倦怠感のせいで眠気がまだ引きずっているので二度寝に勤しまんとする。
柊・桜香
CAN’T MAKEキョーハク出張前のとみたと石川県美行く前のまえだくんときたのんのお話しを書きたかった(尻切れとんぼ)「俺も里帰りしたい!」
「お前数年前にしただろうが」
「ええやん!!俺も蒸し蒸しした夏を過ごしたい!」
「富田さん、落ち着いて下さい。本音は?」
「白山くんにも会いたいやん!」
「まぁ確かに中々離れられませんからね」
所蔵されている東京国立博物館の美術品達は、困った年寄りだ、困った若造だとばかりに溜め息を吐いている。
ここにいる見慣れない刀剣――富田江と前田藤四郎は、それぞれこの美術館に保管されている加賀前田家縁の刀剣、北野江に会いに来ていた。
明治の頃に時の象徴に献上されたかの刀剣は、今は彼らと近い地にいる。
この度富田江が京都へ向かうとのことで、共に向かう博物館所蔵の物達に先んじて挨拶にと訪れた次第だ。
1340「お前数年前にしただろうが」
「ええやん!!俺も蒸し蒸しした夏を過ごしたい!」
「富田さん、落ち着いて下さい。本音は?」
「白山くんにも会いたいやん!」
「まぁ確かに中々離れられませんからね」
所蔵されている東京国立博物館の美術品達は、困った年寄りだ、困った若造だとばかりに溜め息を吐いている。
ここにいる見慣れない刀剣――富田江と前田藤四郎は、それぞれこの美術館に保管されている加賀前田家縁の刀剣、北野江に会いに来ていた。
明治の頃に時の象徴に献上されたかの刀剣は、今は彼らと近い地にいる。
この度富田江が京都へ向かうとのことで、共に向かう博物館所蔵の物達に先んじて挨拶にと訪れた次第だ。