Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    砂漠

    unknown_thunfan

    DONE★注意★
    萬軍破中心の殤不患との友情+睦天命の小説
    「虎嘯風生」後日談ネタバレあり
    「月の都」から別の話の「砂漠の花」へ一部の設定が続きますが、別々でも読むことができます。
    雷鳴に続け2025で無償配布しました。
    ★あらすじ★
    ◎月の都
     西部総督の告発の証拠を受け取った萬軍破は、逆に濡れ衣を着せられて追われてしまう。逃げる萬軍破を殤不患と睦天命が助けて、告発のために一緒に関所まで旅をする。
    月の都「魔剣を作る呪法に心あたりはあるか?」
     萬軍破の発した問いかけに、殤不患と睦天命は驚いた。
    「そんなもん、しらねぇな」
     殤不患の言葉に、睦天命も首を振る。
     崩れかけた廃墟で夜の焚き火を睨みながら、萬軍破は言葉を続けた。
    「俺が西部総督について調査を行ったところ、西部総督は不正を行い私腹を肥やしていたが、それ以外にも魔剣の情報を集めて、あまつさえ神誨魔械も手に入れようと画策していた。
     そして、魔剣を作る呪法にも関わっていた」
    「俺がいうのもなんだが、西幽じゃ魔剣は厳しく管理されてるはずだろ?
     西部での皇帝の代理人の総督が隠れて禁断の魔剣集めか?
     こりゃ、驚きだな。あんな迷惑な代物、集めて喜ぶ奴の気がしれねぇが」
    9978

    unknown_thunfan

    DONE★注意★
    萬軍破中心の殤不患との友情+睦天命
    「虎嘯風生」後日談ネタバレあり「流刀縁起」ネタもあり。
    神や呪術の禁忌に関する内容もあります。萬軍破と殤不患のブロマンス、萬軍破が女性にモテる表現あり。
    「月の都」の一部の設定の続きがあります。
    ★あらすじ★
    ◎砂漠の花
     西武総督の告発を終えた萬軍破が、夷狄の村の殤不患と睦天命の元を訪れる。三人は再開を喜び共に休暇を過ごす。
    砂漠の花 殤不患と睦天命は天幕の入り口に見慣れた顔を認めて、喜びで顔を輝かせた。
    「あら、萬将軍」
    入り口の萬軍破に気がついて睦天命が、嬉しそうな声をあげた。
    「おっ、閣下、お出ましで。
     こんな所まで共の者も連れずに、今日はどんな御用で?」
    殤不患が入り口で萬軍破を出迎えて、砕けた様子で軽口を叩いた。
    「ふふ、軍破でよいと言ったではないか。
     不患、今日は将軍ではなく、萬軍破として非公式の訪問だ」
    「では遠慮せずに、軍破って呼ばせてもらうぜ」
    萬軍破を部屋の中に招いて、殤不患は嬉しそうに向かい合って座り、睦天命も隣に座る。
    「で、どうだった?」
     こう聞かれて、話題は一つだろう。
     以前、三人は西部総督の不正を告発するために一緒に西幽で短い旅をして戦った仲だ。
    11794

    suisoo___

    MAIKING双子ちゃんバースデー、途中までなんですがこんな感じの話をアップ予定です🩵💛

    タイトルが本日バースデーの超時空シンデレラの曲からいただいたのでちょっとだけ…🤟

    無印砂漠→無印宇宙→運命クレタ後→自由前の時系列で、とりあえず無印砂漠編になります

    ZEROが公開されるまでに出したかった話なので、間に合って良かった……
    流星にまたがって(双子話/無印) ふと目が覚めてしまったカガリは、外の空気を吸いに寝床から出て夜の砂漠を歩いていた。昼間の焼けつくような熱をすっかり手放し、冷え込むような静けさに包まれている。月の光は頼りなく、風が吹くたびにサラサラと砂が音を立て視界をゆっくりと削る。


     そろそろ戻ろうかと踵を返そうとした所、視界の端に人影を見つけた。

     「……ん?あいつ、確か……」

     薄暗い月明かりの中を、誰かがふらふらと歩いていた。カガリは目を凝らした。制服の裾が風に揺れている。その歩き方はどこか現実から切り離されたように頼りない。細身の身体、ブラウンの髪。見覚えのある少年。
     
     「あんな所で何してるんだ……?」
     思わず足を動かしていた。戦闘がようやく終わりみんなが寝静まった時間に、何故か夜の砂漠を歩いていた。帰る場所があるはずなのに、何故。
    3386