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    砂糖

    nnmy_02

    DONEろむじょで書き初めしました。
    砂糖と読点ましましです。
    “あけましておめでとう”

    朝に送ったメッセージに返事が来たのは、もう日付も変わろうかという頃だった。
    続いた謝罪の言葉に返信をしながら、頬が少し緩むのが自分でも分かった。

    “仕事で近くまで来てたんだが、今、外出られるか?”

    お疲れ、と打っている途中で送られてきた新しいメッセージを見て、一瞬固まる。
    しかしすぐに体は動き、上着を身に付けるのも忘れ、玄関の扉を開いた。
    すると少し離れた場所に、メッセージを送り合っていた相手が立っている。
    こちらに気付いて、少し照れくさそうに笑った。

    「寝るところだったのに悪ぃな。何となく、顔が見たくなってよ」
    「いや、俺も会いたいと思ってたから……」
    「そうか……あけましておめでとう。今年もよろしくな」
    「こちらこそ、よろしく」

    一度メッセージ上で行ったやりとりを繰り返す。
    それが何だかおかしくて、どちらともなく笑みが溢れてきた。

    「その、今日、よかったら、泊まってくか?」
    「あぁ、いや、明日も仕事でよ」
    「そっか……」

    そう思い通りには進まないか、と苦笑いをすると、あたたかい手が頬に触れる。

    「明日、仕事終わったら来てもいいか?」
    「っ! 650

    鷹塔蝶子

    MEMO五七「ミルクたっぷり砂糖は多め」のクソ雑プロットのような何か自分が死んだ後のことを考えて遺書は伊知地くんに、家の鍵は五条に預けている七海。
    ほんとは遺書の中に家の鍵も入れてたけど秒で封を切られ鍵だけ五条が持ってる。遺書は改めて書き直し、封をし直して伊知地くんのところへ。
    死んだ後の後始末を考えて家の鍵を渡したはずなのに夜中にふらりと家へ侵入する五条に何も言わない。七海の寝ているベッドには絶対に入ってこないでリビングのソファで寝る五条。
    朝起きるとソファで長い手足を折りたたみ丸くなって寝ているいる五条をみてブランケットをかけてあげて「朝食を買ってきます」の書き置きを残して2人分の朝食を買いに近所にあるパン屋に出かける七海。帰ってきてコーヒーの準備をしている最中に五条が起きて一緒に買ってきた朝食を食べる。
    買ってきたパンの中から好きなの選んでくださいと言ったら七海が自分が食べるために選んできたカスクートを五条が食べたいと選ぶんだけど、それを許す七海。五条は七海が自分のわがままをどれだけ許してくれるのかを試している。わがままを許されることで愛されているなと感じる五条と、気ままな振る舞いやわがままを聞いてあげる程度には五条のことが好きだなと思っている七 535