誘拐事件
融解90℃
DONE誘拐事件を解決しなかったゴースト気質の中学生クロノと中学生のシライさんが、不幸の手紙を処理するため「呪い10倍返しができる地下通路」を一緒に進むはなしです。学パロ
暗い
命の選別 を含みます
地下隘路にて(1)くだる
「縄讞達」とかすれた文字の看板を潜り、急な下り階段を進むと、白日照らすアスファルトの下に暗がる道がまっすぐ伸びていく。目的の地下道に辿り着けたのだ。
噂程度の場所を無事に見つけられたことへの安堵、この先でやらねばならぬことの恐れに息を呑み、しばらく入り口の前で立ち尽くす。先程まで背を叩いていた風がすっかり止んでいる。溌剌たる蝉の声も遠く、風景と自分が布1枚を隔てたかのように、どことなく切り離された不安感が忍び寄る。
ざり、
もうひとつ、自分でない足音が前進した。少し背丈の高い、学ランに竹刀を負った、同じ部活の先輩。怖じる態度は微塵も滲ませず、階段を下っていく。低くなっていく頭部を慌てて追いかけた。
12205「縄讞達」とかすれた文字の看板を潜り、急な下り階段を進むと、白日照らすアスファルトの下に暗がる道がまっすぐ伸びていく。目的の地下道に辿り着けたのだ。
噂程度の場所を無事に見つけられたことへの安堵、この先でやらねばならぬことの恐れに息を呑み、しばらく入り口の前で立ち尽くす。先程まで背を叩いていた風がすっかり止んでいる。溌剌たる蝉の声も遠く、風景と自分が布1枚を隔てたかのように、どことなく切り離された不安感が忍び寄る。
ざり、
もうひとつ、自分でない足音が前進した。少し背丈の高い、学ランに竹刀を負った、同じ部活の先輩。怖じる態度は微塵も滲ませず、階段を下っていく。低くなっていく頭部を慌てて追いかけた。
northsnow3891
PROGRESS次に出したい鯉月小説本(全年齢)の書けている部分を公開します。原作軸で鯉登音之進少年誘拐事件から端を発した、罪を裁かれたい大人とそうはしない少年/少尉の話(月島軍曹視点)
この原稿を発掘した際に「おい!続きはどうした!」とリアルになったので、ご声援のほどよろしくお願いいたします。 2171
anna_usagisan
DONE誘拐事件がなく勉強漬けの日々で医者となったあすくのお話。受けに対してちょっと夢見がちな印象を持つ攻めと、運命の再会シチュが好きで、あまりにも見たくて衝動で書きました。
文章変なところあるかと思いますが、ご容赦ください。
子あすくは大体小学5、6年生くらいのイメージです!
完全ifのお話なので宿のお話も終焉陸のお話もないです。
ifあす日 緑青あすくは幼い頃、妖精さんに恋をした。
たった二日間だけ遊んでくれた、同い年くらいの男の子。
太陽のような笑顔、ちょっと音量がデカいけど弾けるような明るい声、たくさんの人に好かれそうな優しい性格。
出会ったのは、あすくが公園で一人で遊んでいた時だった。
勉強ばかりで友達がいなかったから、まさか声を掛けられるとは思わなくて、その子が誘ってくれた時はすごく驚いた。
でも流れるように一緒に遊んでいると時間を忘れてしまうほど楽しくて、あすくはすぐにその子のことが気に入ってしまった。
帰る時はまたな!と言ってくれたから、次も遊んで、いつか友達になってくれるのではないか、あすくはそう期待していた。
なのに、男の子はあすくと二日遊んだだけで忽然と姿を消してしまった。
8370たった二日間だけ遊んでくれた、同い年くらいの男の子。
太陽のような笑顔、ちょっと音量がデカいけど弾けるような明るい声、たくさんの人に好かれそうな優しい性格。
出会ったのは、あすくが公園で一人で遊んでいた時だった。
勉強ばかりで友達がいなかったから、まさか声を掛けられるとは思わなくて、その子が誘ってくれた時はすごく驚いた。
でも流れるように一緒に遊んでいると時間を忘れてしまうほど楽しくて、あすくはすぐにその子のことが気に入ってしまった。
帰る時はまたな!と言ってくれたから、次も遊んで、いつか友達になってくれるのではないか、あすくはそう期待していた。
なのに、男の子はあすくと二日遊んだだけで忽然と姿を消してしまった。
ふすまこんぶ
DONE旦那氏×将軍。旦那氏誘拐事件の続き。
長官と副官の出番が多いです。
PURPLE(2)「我々はE58、E59、およびF3地区を調査する! 探査球放出!」
副官はきびきびとした声音で叫ぶ。その声に呼応するかのように、ピシアの特殊車両から探査球が空へと放たれた。
副官は今、C連隊を率いてピリポリス郊外に拠点を張っていた。犯人の居場所を見つけ次第、すぐに制圧するためである。
手元のデータパッドに目を通す。先程、本部にいる長官と警察とで会議を行い、誘拐事件についての情報を共有した。
攫われたのはダンダという名前の老人。ピリポリス郊外に暮らしている。長官によれば、何と将軍の夫だとか。警察の方でもその裏付けは取れており、足取りもばっちり掴んでいたようだ。
ダンダ氏が最後に目撃されたのは、家の近くの商店街だ。警察によれば、娘が経営する花屋と、ケーキ屋に寄った後、商店街を出ていくところが防犯カメラに映っていたらしい。そこから家に帰るまでの間に誘拐されたと考えられる。最後に防犯カメラに捉えられた時刻と、脅迫メールが送られた時刻を考えると、車で移動したとしても今はそう遠くない場所にいるはず。
9579副官はきびきびとした声音で叫ぶ。その声に呼応するかのように、ピシアの特殊車両から探査球が空へと放たれた。
副官は今、C連隊を率いてピリポリス郊外に拠点を張っていた。犯人の居場所を見つけ次第、すぐに制圧するためである。
手元のデータパッドに目を通す。先程、本部にいる長官と警察とで会議を行い、誘拐事件についての情報を共有した。
攫われたのはダンダという名前の老人。ピリポリス郊外に暮らしている。長官によれば、何と将軍の夫だとか。警察の方でもその裏付けは取れており、足取りもばっちり掴んでいたようだ。
ダンダ氏が最後に目撃されたのは、家の近くの商店街だ。警察によれば、娘が経営する花屋と、ケーキ屋に寄った後、商店街を出ていくところが防犯カメラに映っていたらしい。そこから家に帰るまでの間に誘拐されたと考えられる。最後に防犯カメラに捉えられた時刻と、脅迫メールが送られた時刻を考えると、車で移動したとしても今はそう遠くない場所にいるはず。
Task
DOODLEウィル・ナイアー誘拐事件と言うIf小説の加筆版です。二次創作です。公式の方々とは一切関係がありません。
個人の妄想の産物です。
隊長と医局長視点です。
Will Nyer Entführungcase.命田守
『ウィル!?おい!!ウィル!!!』
少しのノイズの後無線に突然入った治の叫び声にびくりと肩が震えた。一体なんだとかげまるに視線を向ければあいつも同じように首を傾げて手元にある救急隊に支給されている地図を開こうとしていた。俺も続こうと視線を動かした目線の端でももみが病院から飛び出していったのが見えた。声をかけようとしたけれど無線に入ってくる治の必死な声に地図に視線を落せばカジノ方面の少し先にある高速道路に距離を置いて走る2つの救急隊をしめす黄色のマーク。ぞくりと背筋に嫌な予感が走って無線のスイッチに手を伸ばした。
「治?おい、聞こえるか」
『聞こえてるよっ!!!』
「状況を説明しろ、何があった」
5712『ウィル!?おい!!ウィル!!!』
少しのノイズの後無線に突然入った治の叫び声にびくりと肩が震えた。一体なんだとかげまるに視線を向ければあいつも同じように首を傾げて手元にある救急隊に支給されている地図を開こうとしていた。俺も続こうと視線を動かした目線の端でももみが病院から飛び出していったのが見えた。声をかけようとしたけれど無線に入ってくる治の必死な声に地図に視線を落せばカジノ方面の少し先にある高速道路に距離を置いて走る2つの救急隊をしめす黄色のマーク。ぞくりと背筋に嫌な予感が走って無線のスイッチに手を伸ばした。
「治?おい、聞こえるか」
『聞こえてるよっ!!!』
「状況を説明しろ、何があった」
kyosato_23
TRAINING金カム、尾形から見た鯉登。鯉登の後頭部の曲線が綺麗だねという話。
誘拐事件の尾形の感情は何回練っても楽しいですね。
愛された後頭部を砕きたかった*
斜め後ろから見た鯉登の頭は型にはめて作られたのかと思うほどに整った曲線をしている。
そのおおよそ人の考え得る限り最上に近いだろう整った丸い後頭部に手入れの行き届いた黒髪が流れるように沿っているのだから、その端正さが人目を引くのは必然だった。
乳房や尻の丸みを好む者がいるのだから、その頭の丸みに欲を掻き立てられる者がいるのもおかしな事ではないはずだ。
尾形は鯉登の後ろ姿を観察する。
両親から愛されて生まれ、大事にされた子供は後頭部の形も綺麗だ。赤子の頃に同じ体勢で寝かせてばかりいると頭の形が歪みやすいと聞くが、この愛された子息は硬い寝床に一人で放ったらかされるなんて事はなかったのだろう。両親や兄弟、使用人が誰彼と世話を焼き、質のいい布団と枕で、大事に大事に、均整の取れた丸い頭になるように撫でくりまわされて生きてきたに違いない。
1780斜め後ろから見た鯉登の頭は型にはめて作られたのかと思うほどに整った曲線をしている。
そのおおよそ人の考え得る限り最上に近いだろう整った丸い後頭部に手入れの行き届いた黒髪が流れるように沿っているのだから、その端正さが人目を引くのは必然だった。
乳房や尻の丸みを好む者がいるのだから、その頭の丸みに欲を掻き立てられる者がいるのもおかしな事ではないはずだ。
尾形は鯉登の後ろ姿を観察する。
両親から愛されて生まれ、大事にされた子供は後頭部の形も綺麗だ。赤子の頃に同じ体勢で寝かせてばかりいると頭の形が歪みやすいと聞くが、この愛された子息は硬い寝床に一人で放ったらかされるなんて事はなかったのだろう。両親や兄弟、使用人が誰彼と世話を焼き、質のいい布団と枕で、大事に大事に、均整の取れた丸い頭になるように撫でくりまわされて生きてきたに違いない。
seaside_seasaid
TRAINING[うつくしいけもの]文の練習に通勤電車でちまちま打ってたやつ
123が誘拐事件に巻き込まれる話。
ふんわり肉体改造表現あり。勿論ひふどです。
すごく途中だけどテキスト機能使ってみたかったので上げます。出来上がるかわからんけど出来上がったら漫画にしたい新宿中央病院。カーテン揺らめく白い病室には嗅ぎ慣れた消毒液の匂いが漂っている。
前にもここで立ち尽くしていたことがある。まさかまたこんなことになってしまうとは…不甲斐ないにも程がある…。
白いベッドに横たわり、長い睫毛を輝かせ眠る姿はどこかの王子様のようで、不謹慎にも綺麗だと思ってしまう。
「一二三くん、よく眠っているね。」
「せ、んせい」
やわらかいすみれ色が視界を覆う。一緒にチームを組んでくださっている神宮寺寂雷先生。
“今回の事件”で再び俺たちを救ってくださった仏の様な方だ。もう全く頭をあげられない。
話の本筋、事件とは俺の同居人兼幼馴染の伊弉冉一二三が1ヶ月間行方不明となっていた事だ。
三日前、たまたま残業を免れ一二三の出勤前に帰れた俺はシンジュクで5本指に入る絶品夕飯を振る舞われそれはもう一生分の幸せを使い切ってしまったんじゃないかってほど満たされた心と体で出勤するひふみを送り出したのだった。
同居と言っても、お互い生活リズムが合わなくすれ違う生活を送っていたため一二三が居なくなったと気づいたのは次の日一二三が出勤してこないと連絡してきたホストクラブオーナーからの電 2586