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    ちゃぁこ

    DONE大人黒大で遠恋な二人の逢瀬をのぞき見してください
    イチャイチャしてるだけのお話
    テーマは秋刀魚

    黒大webオンリーで展示していたものです。
    2024/10/21 23:59まではパスワードあり、それ以降はなしにします
    またパスワードなしにすると同時にpixivにも掲載予定です

    追記
    パスワード解除
    pixivにも掲載しました
    遠恋8年目のイチャイチャな日常 仕事帰り。金曜の午後七時。
     黒尾は駅から自宅までの道を走っていた。駅から徒歩二十分。家賃と利便性の妥協の結果の物件に住んで三年になる。普段なら夜風を感じながら気持ちよく歩いてるその道を、身長に見合った長い脚で、現役時代のランニング以上の速度で駆ける。
     スーツを着たサラリーマン風男性が、住宅街の中をそこそこの速度で駆け抜ける様子にすれ違う人は思わずギョッと視線をやるが、黒尾の口元や目が緩んでいるのを見て取ると、非常事態ではなさそうだとまた目をそらす。そっと見て見ぬふりをしてくれる見知らぬご近所さんに感謝しながら、黒尾は腕時計を確認した。
     電車が微妙に遅れたせいで、狙っていたバスに乗ることができなかったことが悔まれた。バスなら五分、走って十分。黒尾は最寄り駅に着く直前に届いたメッセージアプリの文章を思い出す。
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    えまこ練習中

    TRAININGR6.10.4 ながいきのワンドロ企画【また逢う日】10.9修正
    #ながいきのオシセト

    前世オシセト〜エネ時間軸のオシセトのお話
    何言ってるか分からないと思うんですが、オグドアドとか創造神ラー様が全てを創ったわけで、前世ってどういうこと?となると思うんですけ私も?です前世モノ大好きすぎて抽象的にふんわりで書いてしまいました。生暖かい心で許してください。
    前世も現世も来世もオシセト!
    俺たちの永遠 むかしむかし、まだ創造神が生まれる前、世界が混沌としている時、俺たちは存在していた。
     
     ふたりでひとつ、どんなときも一緒だった。言葉なんてものは俺たちにはいらなかった。言葉なんてなくても全て分かりあっていた。実態なんてなくても、自分たちが何なのかさえ分からなくても、何の不安もなかった。

     俺たちは幸せだった。

     俺たちは永遠にこの時が続くと思っていた。しかし、終わりは突然やってきた。永遠なんてものはないのかもしれない。
     俺の半身であるお前が消えてゆくのを俺は受け止められなかった。ずっと一緒だったお前を失うことなど考えたこともなかった。俺たちのどちらかが無くなってしまうことなど、この世界にそんな事象など起こりうるわけがないと思っていた。
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    Psich_y

    SPUR ME尻を叩かせてください。
    10/27オンリー発行予定


    今世は比較的「普通」に暮らせているある子供が、喋る古代遺物と出逢って運命を知る話。

    ※アベンシオ(広義)
    ※無知転生カカワ×自分をシオだと主張する対概念級古代兵器な火
    ※現代風未来+武器精霊化パロのようなもの
    ※スク→シオの匂いがする
    「知らない天井だ……」
     カカワーシャがこうして覚えのない天井の下で目覚めるのは、二回目だった。
     慣れた様子で上体を起こし、周囲を見回す。
     不思議な紋様の描かれた白い石の壁。少し湿ったような空気。左右対称に立つ、古めかしい装飾の掘られた柱たちが示す先には、閉じた石の扉がある。何らかの呪術的な紋様が施された――それは植物文様か、巨大な鳥の顔のように見えた――扉の奥からは青紫色の光が溢れていて。聳え立つそれらは、まるで美術の教科書に出てくる、古代遺跡の見本のように見えた。当然記憶はない。記憶はないが、心当たりはある。
     かたん。慎重に動かした手が、固いものに当たった。見れば、カカワーシャが寝ていたところのすぐ傍に、透明なキューブが転がっていた。中で、扉の向こうから漏れているのと同じ、青紫色の炎が、眠っているように、緩やかに揺れている。
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