長谷部
ume8814
DOODLEへし歌長谷部が歌仙にとっての37人目になり、歌仙は37人にあらずといって歌仙の号を餞におくられる話。/刀剣破壊、闇落ち
手向けの花「へし切長谷部。君への手向けの花は僕の号だよ」
白む視界の中で知らぬ間に首筋にあてられた刃と視線と言葉は、恐ろしい程に感情が削げ落ちていて、視界を白く染めるほどの怒りすら沈める。後に残るのはキンと冴えすぎて動きを止めた思考回路だけで、思考回路だけでなく血の回し方すら忘れたのか急激に冷めた指先は本体を取り落とした。
落とした本体を追った視線の先には畳一面の赤と見覚えのある細かい金属片、破壊されたばかりで未だ依代が消えずに残された馴染みのある特徴を残した手足。
どう見ても自分を中心として惨状が広がっている。
凍りついた思考回路ですら自分の置かれた状況を把握するなど容易い事だった。思わず頭を抱えようとすれば、元の色などわからない程赤茶けた手袋が視界に入りそれすら許されない。
1165白む視界の中で知らぬ間に首筋にあてられた刃と視線と言葉は、恐ろしい程に感情が削げ落ちていて、視界を白く染めるほどの怒りすら沈める。後に残るのはキンと冴えすぎて動きを止めた思考回路だけで、思考回路だけでなく血の回し方すら忘れたのか急激に冷めた指先は本体を取り落とした。
落とした本体を追った視線の先には畳一面の赤と見覚えのある細かい金属片、破壊されたばかりで未だ依代が消えずに残された馴染みのある特徴を残した手足。
どう見ても自分を中心として惨状が広がっている。
凍りついた思考回路ですら自分の置かれた状況を把握するなど容易い事だった。思わず頭を抱えようとすれば、元の色などわからない程赤茶けた手袋が視界に入りそれすら許されない。
3pun_taiki
DOODLE長谷部くんの機嫌を見極めるプロの燭台切の話見極める男「うん。今なら大丈夫だと思うよ。」
「おお、恩にきるぜ!」
二振の目線の先には、縁側に腰掛けて読書に耽るへし切長谷部がいる。鶴丸国永は礼を言うと、墨汁まみれになった報告書を片手に、我が本丸の近侍へと近づいていった。鶴丸がこの報告書の替えを貰いに行くのは三回目だったので、機を伺う必要があったのだ。燭台切は庭で洗濯物を干しながら、事の次第を見守った。鶴丸の持っている物に気付いた長谷部は怪訝な顔つきはしたが、ため息をついて近侍室の障子を開けた。それから、鶴丸に何やら小言を言いながら近侍室の棚の中を漁っている。どうやら、大目玉を喰らわずに済んだようである。眉間に皺を寄せながらも新しい用紙を引っ張り出してきた長谷部を見つめて、燭台切は微笑んだ。彼のそんな様子ですら、可愛いなあと思った。
2172「おお、恩にきるぜ!」
二振の目線の先には、縁側に腰掛けて読書に耽るへし切長谷部がいる。鶴丸国永は礼を言うと、墨汁まみれになった報告書を片手に、我が本丸の近侍へと近づいていった。鶴丸がこの報告書の替えを貰いに行くのは三回目だったので、機を伺う必要があったのだ。燭台切は庭で洗濯物を干しながら、事の次第を見守った。鶴丸の持っている物に気付いた長谷部は怪訝な顔つきはしたが、ため息をついて近侍室の障子を開けた。それから、鶴丸に何やら小言を言いながら近侍室の棚の中を漁っている。どうやら、大目玉を喰らわずに済んだようである。眉間に皺を寄せながらも新しい用紙を引っ張り出してきた長谷部を見つめて、燭台切は微笑んだ。彼のそんな様子ですら、可愛いなあと思った。
ムラカミ
DONEステアサ※If軸(RSTM軸奪還失敗。プ様損失)
※『守られた約束』(『小泉八雲集』より。著 小泉八雲/訳 上田和夫)のオマージュ
→あらすじ:赤穴宗右衛門は義兄弟の長谷部左門と別れ、播磨から故郷の出雲へ旅立つ。宗右衛門は約束した日に左門の元へ戻ったが……というメリーバッドエンドなお話です。
後半(ハピエン):https://poipiku.com/795821/7467205.html 2
hagi_amamura
PROGRESS最初は4Pで完成予定だったへしさに漫画です。今は倍に増えています。まだ増えます。
肝心の大コマなど塗ったりしていないところもあるので、完成形はもうちょっと変わるはず……!
長谷部にはGo〇〇leって言わせたかったけど、2205年のGo〇〇leの知名度ってどうなってるんだろうな……もしかして名前が出てきたらマニアックなんじゃないか……?と濁してしまいました。 4
chaki1118
DOODLE「ほら胸元、まだまだ入りますよ💜」と煽られながら、ストリッパー長谷部くんにおひねり捻り込みたいきっちり着込んでいる服を丁寧にゆっくり脱いでいって時々手を止めて少し首を傾げて薄く笑うはせべくんに、声にならない悲鳴をあげつつ凝視したい 2
Carol
PAST男士+パプワネタetc再掲2016~17①フォロワーさんBDに送り付けたナマモノ(イトウくんタンノくん)に絡まれる長谷部+コージ(パプワくんネタ)
②③刀剣乱舞pocket事前登録CP時のCVグリリバ数珠丸さん配布祈願(一部と〇メモGSパロ)
アーミン作品で育ったオタクなので先生が審神者就任されて歓喜しております 3
chaki1118
DOODLEうさぎは寂しいと死んでしまうそんなの、ただの都市伝説なのは知っている
でも長谷部くんの寂しそうな瞳を見ると
僕が死にそうになる
だから僕が君に優しく触れるのは慰めたいのではなく、ただのエゴなんだ
chaki1118
DOODLE戸惑いも苛立ちも喜びも寂しさも君は言葉には出さないけど、瞳が語っていることに今になって気づいた。
もっと早く気づいていたら、僕たちは違う関係になっていたのだろうか?
でもいまはそんな『たられば』より、これから僕たちがどうなりたいか考えたい。
chaki1118
DOODLE(…食べづらい)目の前にはお手製のイチゴパフェ。
トップを飾るのは艶やかな苺と口当たりがふわっとした生クリーム。
黒い男曰く、その下の階層は抹茶と苺のムース、カスタードクリームに苺のジュレ(ゼリーのことか?)らしい。
君が好きそうだから作ってみたんだ。そういっておやつにと出してくれた張本人は、数枚写真を撮った後は頬杖ついてニコニコ笑いながらこちらをじっと見つめている。
makinoarco
PAST(終売)あらすじ:
いつもと少し気分の違う鯰尾藤四郎と
いつもより少し疲れたへし切長谷部の現代遠征。
特に癒し合うでもなく、特にいがみ合うでもなく
淡々だらだらと気の抜けた遠征に行った同僚たちの話。
ノンカプ。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=9094318 27
chaki1118
DOODLEしょた長谷部くんとしょた光忠くん描くだけ描いて塗るのを忘れていた線画をグリザイユ画法の練習で塗ってたけど、やっぱり難しいので普通に塗ってしまった。そして、あとで描き足すつもりの尻尾も忘れてた‥
縮小するとつぶれてしまうけど宝石みたいにキラキラした瞳を塗るのが好きです 2
chaki1118
DOODLE「ほら笑って」そう言って黒い男は俺の口元を指で引き上げ無理やり笑顔のカタチを作る。
(ベタベタ触るな)
抗議の意味で睨みつければ、男は頬を染めて俺の頭を撫で始めた。
「そんな上目遣いで見つめるの、反則だよ…」
何が反則だ。言っている意味がわからない。いいから触るのやめろ。
さらに睨みつければ通じたのか、ちょっと厠。と言い残して去っていった。
(さっきからトイレ近いな。頻尿か?難儀な刀だな)
takekavat
DONE誰にも言えない想いを抱えた長谷部視点の燭へし。お題はまいじつ燭へしから「眠りたい燭台切×光忠に近づけない長谷部」。続き→https://poipiku.com/4380346/7200895.html
冬 ぱちんときえろ 誰かに気取られたら、それだけでぱちんと音を立ててしゃぼん玉のように消えてしまいそうな。
自分自身の想いを、そんな風に長谷部はとらえていた。
冬のさなかに始まった本丸。人のいい主と、幾振かの刀と。その中に長谷部と燭台切はいた。
燭台切はもともと親しみやすい刀だったし、しばらくして顕現した大倶利伽羅や太鼓鐘といった馴染みが加わってからはいっそう、彼の周囲はいつも笑顔が途切れることがなかった。
ただ、それは自分を除いてのことだ。そう長谷部は感じている。
いつも朗らかな笑顔で皆と接する燭台切が自分に対してだけ、どこかぎこちなくなることに気づかずにはいられなかった。
言葉の歯切れが悪くなる。笑顔も作り物じみている。まるで困っているようだ、そう感じることさえある。
3975自分自身の想いを、そんな風に長谷部はとらえていた。
冬のさなかに始まった本丸。人のいい主と、幾振かの刀と。その中に長谷部と燭台切はいた。
燭台切はもともと親しみやすい刀だったし、しばらくして顕現した大倶利伽羅や太鼓鐘といった馴染みが加わってからはいっそう、彼の周囲はいつも笑顔が途切れることがなかった。
ただ、それは自分を除いてのことだ。そう長谷部は感じている。
いつも朗らかな笑顔で皆と接する燭台切が自分に対してだけ、どこかぎこちなくなることに気づかずにはいられなかった。
言葉の歯切れが悪くなる。笑顔も作り物じみている。まるで困っているようだ、そう感じることさえある。
chaki1118
DOODLEらくがき楽しい…突然のバグでうさ耳付きの子供の姿になってしまった長谷部くん。
現世出張中の審神者への報告の添付用に現状の写真を撮ることになって、色々張り切った燭台切さんにお着替えさせられたり場所を変え小物を持ったりと、写真集作るんかい??と突っ込みたくなるほどの写真を撮られちゃう
燭台切さんに可愛い!!と連呼されても心は大人のままなので、なぜ辱めを受けなくてはならんのだ…と涙ぐむわけですよ… 2
mct_ichi
DONE彰さんの企画に参加させていただきました。長いので画像だと読みにくいという方向けにこちらにも投げます。
刀さに要素を含みます。
へし切長谷部×女審神者
企画タグ→ #真昼の夢 5408
turubamitanbo
DOODLE実は最初はグラサン長谷部くんでした。描いているうちにやっぱり目を描きたくなったのでTwitterに投稿したのですが、こっちも捨てがたい…(最近そんな差分が多い気がします)takekavat
DONE突如ネコチャンの姿になった長谷部と、ネコチャンな長谷部となら自然体でお話しできるヘタレ光忠の燭へし。お題はまいじつ燭へしから、「本当はもっと優しくしたい燭台切×猫長谷部」。「猫の恋」は春の季語です。続き→https://poipiku.com/4380346/7127350.html
春 ねこのこい 桜流しの降った翌朝、事件は起きた。自室から長谷部が消えたのだ。
その報は当番でその週の近侍だった燭台切だけでなく、本丸中の刀に驚きをもって受け止められた。
長谷部が起きてこないため不思議に思い迎えに行った薬研曰く部屋の障子は数寸開いていたらしいが、その隙間から彼が出て行ったとは考えづらい。
──謎の隙間。そして消えた長谷部。
分からないことだらけだが、まずは本丸の敷地内を探そうという話になった。
人のいい主は自分も探しに行こうかと言い出し、歌仙やら平野やらに半分叱られるように止められていた。
顕現して数カ月経つけど、我らが主のお人好しにも少し困ってしまうな。長雨でぬかるんだ土の上を歩きながら燭台切は溜め息を吐く。雨にも負けず健気に残った少数の桜がしっとりと濡れている。
5210その報は当番でその週の近侍だった燭台切だけでなく、本丸中の刀に驚きをもって受け止められた。
長谷部が起きてこないため不思議に思い迎えに行った薬研曰く部屋の障子は数寸開いていたらしいが、その隙間から彼が出て行ったとは考えづらい。
──謎の隙間。そして消えた長谷部。
分からないことだらけだが、まずは本丸の敷地内を探そうという話になった。
人のいい主は自分も探しに行こうかと言い出し、歌仙やら平野やらに半分叱られるように止められていた。
顕現して数カ月経つけど、我らが主のお人好しにも少し困ってしまうな。長雨でぬかるんだ土の上を歩きながら燭台切は溜め息を吐く。雨にも負けず健気に残った少数の桜がしっとりと濡れている。
utsu2_sh
DONE #長谷部くんのお夜食レシピ賑やかしに参加!
似たもの同士「おっ、これはうまいな」
コロッケの山からひとつ取ってかぶりついた鶴丸は驚いた。
夕飯にでるコロッケが好きだ。
じゃがいもはホクホクとしていて甘みがあり、時おり肉や人参玉ねぎが顔をのぞかせて舌を楽しませる。
季節によってトウモロコシや枝豆が混ざったり、そもそもじゃがいもではなくさつまいもやかぼちゃ、里芋なんていう時もあって、それは食べる時まで分からない。
同じ毎日を過ごすよりも、新しい未来を好む鶴丸にとって、コロッケは宝箱だ。
しかしコロッケが酒のつまみになるかというと、違うと思う。(好みによるだろうが)コロッケはおかずであり、酒のつまみではない。
そう、思っていた。
しかし今食べたコロッケは、つまみであった。
1403コロッケの山からひとつ取ってかぶりついた鶴丸は驚いた。
夕飯にでるコロッケが好きだ。
じゃがいもはホクホクとしていて甘みがあり、時おり肉や人参玉ねぎが顔をのぞかせて舌を楽しませる。
季節によってトウモロコシや枝豆が混ざったり、そもそもじゃがいもではなくさつまいもやかぼちゃ、里芋なんていう時もあって、それは食べる時まで分からない。
同じ毎日を過ごすよりも、新しい未来を好む鶴丸にとって、コロッケは宝箱だ。
しかしコロッケが酒のつまみになるかというと、違うと思う。(好みによるだろうが)コロッケはおかずであり、酒のつまみではない。
そう、思っていた。
しかし今食べたコロッケは、つまみであった。
takekavat
DONE長谷部になんとか近づきたい光忠視点の燭へし。光忠がヘタレかも。お題はまいじつ燭へしから、「梅の香りの燭台切×下戸の長谷部」。
夏 うたげのあと 夜半の大広間のあちこちに落ちている、もとい横になっている刀たち。赤ら顔で幸せそうに寝ている者、悪い夢にうなされている者。
その中で羽織姿の長谷部がうつむき口に手を当て、
「……気持ち悪い」
とうめくのを、燭台切は聞き逃さない。
「長谷部くん飲めないのにあんなに飲むからだよ。無理しちゃ駄目じゃないか」
勇気を出して声をかければ、しかめ面でこう返される。
「……仕方ないだろう。主のお誕生会だぞ、今日は」
確かに、いつになく杯を重ねる長谷部に主はご機嫌だった。こんなに飲めるとは知らなかった、いつも飲まないからという主に普段は控えているだけですよ、俺は主のお世話係ですからねといつもの主用スマイルで返す長谷部を疑いもしない自分たちの審神者の人の良さも、今日ばかりは少々恨めしくなると燭台切は思っている。
2270その中で羽織姿の長谷部がうつむき口に手を当て、
「……気持ち悪い」
とうめくのを、燭台切は聞き逃さない。
「長谷部くん飲めないのにあんなに飲むからだよ。無理しちゃ駄目じゃないか」
勇気を出して声をかければ、しかめ面でこう返される。
「……仕方ないだろう。主のお誕生会だぞ、今日は」
確かに、いつになく杯を重ねる長谷部に主はご機嫌だった。こんなに飲めるとは知らなかった、いつも飲まないからという主に普段は控えているだけですよ、俺は主のお世話係ですからねといつもの主用スマイルで返す長谷部を疑いもしない自分たちの審神者の人の良さも、今日ばかりは少々恨めしくなると燭台切は思っている。