麿
lemonxx222
DONEリメイクしようとしてたキヨデュ………なんか顔近いからって理由でなんとなくちゅーするデュ居そうな…(赤ちゃんかな?)麿の服着せるの合法だからね。大人になって同棲してからも相手の服借りたりしてほしい。 2
ringofeb9
DOODLEERの長義先生と水心子先生がメインの話をとのことだったので。書いてみたけど麿水になったなこれ…。本編の時間軸にねじ込めなくはないお話かなと思います。だいぶふんわりしている。 1302
hachi
DOODLE俺が欲しているモブ清催眠で頭がぽわぽわになって判断力が0になってしまった麿くんが雑な子ガのお面を被っただけのキモめのモブおじに「ちんちんが痛いのだ…セックスさせて欲しいのだ!」と言われる回。
えろ催眠で頭ぱやぱやなのでクソ雑な変装も見破れないので子ガだと思い込んでいる
ガはセックスとか言わないのにね
よく回らない頭で反射的に「???いいぞ???」と答えてしまいえっちな目に遭うやつ(長い)
u2_wall
DOODLE*1日遅れのホワイトデー延長戦的な麿水ちゃんの小話*バレンタイン小話の続きです
*ド鈍い両片想いがなんとかなる感じの話
三月十四日――人の世ではホワイトデーと呼ばれる日の、夜遅く。
騒がしい本丸の喧騒から少し離れた庭先で、水心子と清麿は高く昇った真夜中の月を眺めていた。
ひと月前にバレンタインデーという催しを盛大に楽しんだこの本丸ではその返礼代わりとしてささやかな宴が開かれており、その宴席は日付が変わった今になってもまだまだ盛り上がっていた。
何かとノリが良いこの本丸はささやかな催しのつもりがいつの間にか大騒ぎになっていることが多く、宴も朝方まで続くことが多い。参加自体が任意であり夜が更けるにつれて少しずつ各々の部屋に戻るものも増えてくるから、水心子と清麿も一通り宴を楽しんだ後に連れ立って部屋まで戻るところだった。
3891騒がしい本丸の喧騒から少し離れた庭先で、水心子と清麿は高く昇った真夜中の月を眺めていた。
ひと月前にバレンタインデーという催しを盛大に楽しんだこの本丸ではその返礼代わりとしてささやかな宴が開かれており、その宴席は日付が変わった今になってもまだまだ盛り上がっていた。
何かとノリが良いこの本丸はささやかな催しのつもりがいつの間にか大騒ぎになっていることが多く、宴も朝方まで続くことが多い。参加自体が任意であり夜が更けるにつれて少しずつ各々の部屋に戻るものも増えてくるから、水心子と清麿も一通り宴を楽しんだ後に連れ立って部屋まで戻るところだった。
u2_wall
DOODLE*清麿くんと則宗さんが水心子くんについてお喋りしている小話*特命調査後、水心子くんが先に本丸配属になった後〜清麿くんが本丸に行く前の時系列
*Pixivに置いてある話と地続きです
(まだ、咲きそうにないな)
雪混じりの雨が降る寒い朝。路傍に見える細い木の枝に目を向けた清麿は、枝の先で固く閉じたままの蕾を見て小さく白い息を吐いた。
それは一見すればただの枯れ木だが、近づいてよく見てみると枝の先に小さな蕾の存在を確認できる。普段なら気にも留めない変化であっても、ここを通るとどうしてもこの木の存在を気にしていた親友のことを思い出して、いつの間にか足を止めてしまう癖がついていた。
「なんだ、珍しいことをしてるじゃないか」
「やあ、こんにちは」
無言で花のない枝を眺めている清麿に声をかけたのは、同じ政府所属の刀である一文字則宗だった。確かに自分がこんなことをしているのは珍しいという自覚はあったので、曖昧に笑って流そうとはしてみたが、まあそれが通用する相手でもない。
2756雪混じりの雨が降る寒い朝。路傍に見える細い木の枝に目を向けた清麿は、枝の先で固く閉じたままの蕾を見て小さく白い息を吐いた。
それは一見すればただの枯れ木だが、近づいてよく見てみると枝の先に小さな蕾の存在を確認できる。普段なら気にも留めない変化であっても、ここを通るとどうしてもこの木の存在を気にしていた親友のことを思い出して、いつの間にか足を止めてしまう癖がついていた。
「なんだ、珍しいことをしてるじゃないか」
「やあ、こんにちは」
無言で花のない枝を眺めている清麿に声をかけたのは、同じ政府所属の刀である一文字則宗だった。確かに自分がこんなことをしているのは珍しいという自覚はあったので、曖昧に笑って流そうとはしてみたが、まあそれが通用する相手でもない。
u2_wall
DOODLE*猫と麿水ちゃんの小話 猫の日に書いた小ネタです*子供じみた両片想いを拗らせてる感じの話です
「……どうしてこうなるんだ」
「うーん、どうしてだろうね」
傷だらけになった己の両手を持て余しながら水心子と睨み合っているのは、清麿が抱えている小さな塊。
その塊──本丸に迷い込んだ子猫は、つい先ほどまで手当をする水心子に抵抗して散々暴れまわり、それがようやく落ち着いたところだ。
手当が終わった途端に清麿の懐に潜り込み、そのまま引っ付いて離れなくなったのだが、清麿と共に散々手を焼いて慎重に手当をしたはずだというのに水心子に対しては全く懐く様子がなく、俗に言う塩対応というものを食らっている状態だった。
「……随分と懐かれているな」
「そうだね」
清麿の方にばかり明確な好意を示して文字通りの猫撫で声をあげる小さな来客は、先程から見せつけるかのように清麿の周りを駆け回り、今はその膝に収まって大人しく撫でられている。
2178「うーん、どうしてだろうね」
傷だらけになった己の両手を持て余しながら水心子と睨み合っているのは、清麿が抱えている小さな塊。
その塊──本丸に迷い込んだ子猫は、つい先ほどまで手当をする水心子に抵抗して散々暴れまわり、それがようやく落ち着いたところだ。
手当が終わった途端に清麿の懐に潜り込み、そのまま引っ付いて離れなくなったのだが、清麿と共に散々手を焼いて慎重に手当をしたはずだというのに水心子に対しては全く懐く様子がなく、俗に言う塩対応というものを食らっている状態だった。
「……随分と懐かれているな」
「そうだね」
清麿の方にばかり明確な好意を示して文字通りの猫撫で声をあげる小さな来客は、先程から見せつけるかのように清麿の周りを駆け回り、今はその膝に収まって大人しく撫でられている。
u2_wall
DOODLE*1日遅れのバレンタインする麿水ちゃん*びっくりするほど鈍い両片想い中の話
二月十五日、真冬の寒風が吹き荒れる本丸内の縁側にて。水心子は、手に持った小さな箱を握りしめたまま盛大なため息を吐いた。
「………………はぁ」
二月十四日──昨日は人の世でいうバレンタインデーという催しの日だったらしく、本丸内は数日前から俄に慌ただしい空気が漂っていた。
少し前にこの騒ぎは一体なんなのかと聞いたところ、好いた相手に甘味を渡す日というだいぶ雑な説明は受けたのだが、まあ自分には縁がないものだと思って賑やかな本丸の様子を眺めていただけのはずだった。
好いた相手が居ないわけではないが、その相手に想いを伝える気はないのだから、作ったところで渡せるはずもない──そう思っていたはずなのに、いま水心子の手の中にあるのはその「好いた相手に渡す用」の菓子が詰め込まれた箱だ。
3137「………………はぁ」
二月十四日──昨日は人の世でいうバレンタインデーという催しの日だったらしく、本丸内は数日前から俄に慌ただしい空気が漂っていた。
少し前にこの騒ぎは一体なんなのかと聞いたところ、好いた相手に甘味を渡す日というだいぶ雑な説明は受けたのだが、まあ自分には縁がないものだと思って賑やかな本丸の様子を眺めていただけのはずだった。
好いた相手が居ないわけではないが、その相手に想いを伝える気はないのだから、作ったところで渡せるはずもない──そう思っていたはずなのに、いま水心子の手の中にあるのはその「好いた相手に渡す用」の菓子が詰め込まれた箱だ。
POMFI_
MAIKINGちょい飽き。重い水心子の水さに!(?)後半はなかよしな水心子と清麿ꪔ̤̮♡内番も昼食も既に終わり、男士たちもそれぞれ自由に過ごし始めた頃。
今日は、近侍として彼女と共に事務仕事をしていた。休憩の時間を迎え、お茶やお茶請けを用意して彼女の部屋に持っていき、さて休憩しようと気をすこし緩めながら座布団に腰を落とした、その時だった。
「はい、これ」
「ん…?」
僕の隣に腰を落とした彼女の頬は、ほんのりと、一斤染を溶かしたような色に染まっている。
おとこの身を得ている自分とはまるで似つかない、しろく細い指でおずおずと差し出してきたものは、ひとつの封筒。可愛らしい大きさで、桜の花の柄が透明に刷られているのが分かった。差し出されている方の面には、「水心子へ」と、流れるような綺麗な文体で書かれていた。
1475今日は、近侍として彼女と共に事務仕事をしていた。休憩の時間を迎え、お茶やお茶請けを用意して彼女の部屋に持っていき、さて休憩しようと気をすこし緩めながら座布団に腰を落とした、その時だった。
「はい、これ」
「ん…?」
僕の隣に腰を落とした彼女の頬は、ほんのりと、一斤染を溶かしたような色に染まっている。
おとこの身を得ている自分とはまるで似つかない、しろく細い指でおずおずと差し出してきたものは、ひとつの封筒。可愛らしい大きさで、桜の花の柄が透明に刷られているのが分かった。差し出されている方の面には、「水心子へ」と、流れるような綺麗な文体で書かれていた。