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    pixiv

    nekotakkru

    PASTpixivより移動中
    まずは腹ごしらえから鉛のように重い瞼をこじ開けると、刺すような光の中、薄ぼんやりと石造りの天井が見えた。普段とは違う木製の天井でないことに違和感を覚える。走馬灯のように古い記憶が順繰りに蘇ってきて一番近い出来事に辿り着きそうな時、目の端に金糸が揺れた。
    クラゲか?と、できる限り眉間に力を入れて見遣ればくるりとクラゲがこちらを向いた。

    「よお。お目覚めかい?クソ死に損ない」

    煙草をふかせながらクラゲが尋ねる。いや、クラゲじゃなくてカッパだな、エロガッパ。と思い直してゾロは眉間の力を緩めた。言い返してやろうと口を開くがうまく声が出てこない。驚く程に体に力が入らないのだ。
    ゾロのそんな状態を知ってか知らずか、クラゲ、元いサンジがチョッパーを呼んだ。すぐ様大きな角と丸い瞳が嬉しそうに覗き込んでくる。うっすらと涙を浮かべつつも手早く触診をするあたり、さすがは優秀な船医だと感心する。鼻に刺してある割り箸を除いては。よくよく耳を澄ませれば、賑やかな喧騒がぼんやりと聞こえてきた。いつも通りであれば、戦いのあとの宴をルフィが開いているのだろうと予想をつける。全員無事なんだと察してゾロはゆっくり息を吐いた。
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    BlueFish_DC

    MAIKING書きかけの🦁🌸
    多分これで半分くらいにはなるはず…後半を書き上げたらpixivに上げたい所存です。
    タイトルも何も決まってないしなんならオチも決まってない

    以下、数点ご注意ください。
    ・死=幸せであるという描写と、死、自殺を思わせる描写があります。それらを推奨する意図はありません。
    ・名前有りのオリジナルキャラが出ます。
    ・スワヒリ語、ズールー語を古い言語とする描写があります。
    未定 何か得体のしれないモノの、深い息遣いが聞こえる。
     吸って、吐いて。吸って、吐いて。深く、長く。
     自分の呼吸とは合わないそれは、音だけで形を持たないというのに何故か私のことをじっと見つめているような恐怖があった。
     呼吸が、私を見つめている。私からは見えないところで、私のことをじっと見張っている。監視している。そんな恐怖から私の呼吸は徐々に乱れ、刻み、細かく速くなっていく。ますます、私を見ている呼吸とずれが生じていく。速い自分の呼吸と、深く長い何かの呼吸。身震いする。
     そもそも、ここはどこだろう。辺りは一面闇に包まれていて、どこに視線を向けても何も見えなかった。声を出してみようと口を開くものの、舌はからからに渇いていて言葉を紡ごうとしても喉が張り付いて音にならない。声が出ない。声にならない。呼気が震えて、私はそっと口を閉じる。足は動くだろうか。足を持ち上げようとして、失敗した。触れられている感触はないのに、何かに足を掴まれているようで動かすことは出来ない。
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