クローゼット
MASAKI_N
DONEクローゼット⑥文庫同人誌『転禍為福』通販受付中です。
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自白 湯船に浸かってリラックスしきったところで目を閉じたら、そのまま眠ってしまいそうになる。
この家を買う時に聞いた、日本では、風呂場の死亡事故が交通事故より多いらしいという話が脳裏をかすめたところで、ギョンフンのノックの音に起こされた。
さっきソファでせっかく気持ち良さそうに眠っていたのに、自分が声をかけたせいで起こしてしまったのか。男同士なのをいいことに「開けていい」と答える。
もう少し親密になりたいと思う気持ちが酔いで解放され、断られるかもしれないと思いつつ「入れば」と誘った。
微妙な表情をされたものの、ギョンフンは素直に提案を受け入れた。
ギョンフンの入れ墨は上半身の方が多くて、この前シャツを脱いで見せられた時ほどの驚きはない。それより、常々思っていたスタイルの良さに改めて感心する。
9623この家を買う時に聞いた、日本では、風呂場の死亡事故が交通事故より多いらしいという話が脳裏をかすめたところで、ギョンフンのノックの音に起こされた。
さっきソファでせっかく気持ち良さそうに眠っていたのに、自分が声をかけたせいで起こしてしまったのか。男同士なのをいいことに「開けていい」と答える。
もう少し親密になりたいと思う気持ちが酔いで解放され、断られるかもしれないと思いつつ「入れば」と誘った。
微妙な表情をされたものの、ギョンフンは素直に提案を受け入れた。
ギョンフンの入れ墨は上半身の方が多くて、この前シャツを脱いで見せられた時ほどの驚きはない。それより、常々思っていたスタイルの良さに改めて感心する。
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湯煙 ――何かまずかっただろうかと思い返すも、まずいことしかしていない気がする。
ギョンフンはサンウォンにねじ込まれた茶煙草をふかしながら、酒の酔いと余韻を味わう。
同性同士ならではの気安さなのか、家族のような親近感か、サンウォンはギョンフンが触れても避けない。
その理由が、医療従事者等に対してと同様にギョンフンを信頼してのことなら、自分はもう彼に触れるべきではない。
今夜は、恋ゆえのときめきだけではない穏やかな幸福感の方が勝っている。だからこそ、からかうような言い回しができたのだ。
魔除けや浄化の作業なら自分も邪な気持ちは無い。ただ、やり返されてしまうと、途端に期待に揺れてしまう自分に戸惑う。お互いそういう関係を望んでいるならまだしも、一方的に弄ぶようなかたちで自分の欲望を満たしたいだけではないかと自戒する。
3162ギョンフンはサンウォンにねじ込まれた茶煙草をふかしながら、酒の酔いと余韻を味わう。
同性同士ならではの気安さなのか、家族のような親近感か、サンウォンはギョンフンが触れても避けない。
その理由が、医療従事者等に対してと同様にギョンフンを信頼してのことなら、自分はもう彼に触れるべきではない。
今夜は、恋ゆえのときめきだけではない穏やかな幸福感の方が勝っている。だからこそ、からかうような言い回しができたのだ。
魔除けや浄化の作業なら自分も邪な気持ちは無い。ただ、やり返されてしまうと、途端に期待に揺れてしまう自分に戸惑う。お互いそういう関係を望んでいるならまだしも、一方的に弄ぶようなかたちで自分の欲望を満たしたいだけではないかと自戒する。
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煙草 サンウォンはギョンフンと大きなソファに並んで座り、『エクストリーム・ジョブ』を観ながらチキンを食べ、酒を飲んだ。
イナは今日から音楽教室のレクリエーションで、数日不在だ。
春でも、夜はまだ肌寒い。おかげで四十路の男二人でもむさ苦しくならずに済む。
薬との相性があり酒は控えていたが、今日は薬を飲む方を控えた。医者には薬と合わせて飲むことを止められているだけだから、家でゆっくりする分には支障ないだろう。
泥酔しない程度の量だけの酒を買い、もうじき飲み終わる。
医者と言ってもドヒョンは、サンウォンの数少ない高校時代からの友人だ。薬が効いている気がしなくて、処方できる限界まで薬をもらうために頼った。
スンヒの死、イナ、自分の弱さからも逃げていたが、もう逃げない。一生悩まされることを受け入れたから、今度は最低限だけの薬になり随分と楽になった。
6488イナは今日から音楽教室のレクリエーションで、数日不在だ。
春でも、夜はまだ肌寒い。おかげで四十路の男二人でもむさ苦しくならずに済む。
薬との相性があり酒は控えていたが、今日は薬を飲む方を控えた。医者には薬と合わせて飲むことを止められているだけだから、家でゆっくりする分には支障ないだろう。
泥酔しない程度の量だけの酒を買い、もうじき飲み終わる。
医者と言ってもドヒョンは、サンウォンの数少ない高校時代からの友人だ。薬が効いている気がしなくて、処方できる限界まで薬をもらうために頼った。
スンヒの死、イナ、自分の弱さからも逃げていたが、もう逃げない。一生悩まされることを受け入れたから、今度は最低限だけの薬になり随分と楽になった。
0_Arutorius
DONE自PC/企画:ver.あつ森衣装着せてみた1年かかったし ビジュちゃうやつまだ出たけどまぁ大体これで完成って感じ、顔面は現在 大体これみながら描いとる
※髪型は弄ってるからいつもとちがうやつもいる
※使った表はランダムダイス番号弄って移行しといた、ご自由にどうぞ くらえワイの性癖クローゼット
https://shindanmaker.com/a/1138464 21
MASAKI_N
DONEクローゼット③文庫同人誌『転禍為福』通販受付中です。
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油断 仕事道具を買うのにホームセンターに行きたいと言ったら、サンウォンが車を出してくれた。「買い物にでも出る」は、とりあえずデスクから離れるという意味で、自分の用事は特に無いらしい。
転がり込んだ時に金が無いと言ったからか、よっぽど高いものをねだらない限りは、同行時の会計はサンウォン持ちだ。特に役に立つこともしていないのに、完全にヒモである。
基本的に、自分の車は自分で運転したいらしいが、検査のために薬を止めている時や病状が良くない時は、運転に支障が出るので代わることもある。幸い、フラッシュバックも減り、病状は良くなっている。運転自体も、少し前より楽にできているようだ。
「メタルバンドのドラマー?室長が?」
5143転がり込んだ時に金が無いと言ったからか、よっぽど高いものをねだらない限りは、同行時の会計はサンウォン持ちだ。特に役に立つこともしていないのに、完全にヒモである。
基本的に、自分の車は自分で運転したいらしいが、検査のために薬を止めている時や病状が良くない時は、運転に支障が出るので代わることもある。幸い、フラッシュバックも減り、病状は良くなっている。運転自体も、少し前より楽にできているようだ。
「メタルバンドのドラマー?室長が?」
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TV「はぁ~、流石プロフェッショナルですね」
サンウォンが手書きのデザインをPCで再構築したリフォーム案を眺めながら、ギョンフンはまた、けったいな即席麺をすすっている。
サンウォンもコーヒーを淹れ、イナが好きなアーモンドチョコをつまむ。
昔ピンチに手助けしたことのある元同期が、細かい仕事をいくつか回してくれた。おかげでギョンフンとの計画に金を使っても、無一文にはならずに済みそうだ。
「わざとらしく褒めても、好感度は上がらないぞ」
凄腕でやり手の退魔師は、食い意地の張ったリスみたいな顔で頬袋を膨らませている。
「好感度?アジョシ、もう既に僕のこと、割と気に入ってるでしょうに」
マイペースに麺を咀嚼した後、ギョンフンはそう言ってにたりと笑った。
6784サンウォンが手書きのデザインをPCで再構築したリフォーム案を眺めながら、ギョンフンはまた、けったいな即席麺をすすっている。
サンウォンもコーヒーを淹れ、イナが好きなアーモンドチョコをつまむ。
昔ピンチに手助けしたことのある元同期が、細かい仕事をいくつか回してくれた。おかげでギョンフンとの計画に金を使っても、無一文にはならずに済みそうだ。
「わざとらしく褒めても、好感度は上がらないぞ」
凄腕でやり手の退魔師は、食い意地の張ったリスみたいな顔で頬袋を膨らませている。
「好感度?アジョシ、もう既に僕のこと、割と気に入ってるでしょうに」
マイペースに麺を咀嚼した後、ギョンフンはそう言ってにたりと笑った。
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家路「サンウォンさんのお父さんは、どんな人です?」
信号待ちでそう問われ、助手席のギョンフンと目を合わせる。
「多分……俺と似てるはずだ。不器用だったから」
人と物の区別がつかないのか――母には時折、そう泣かれていた。
すれ違いはうかがえたが、母の方が父を捨てられないような印象だった。お互い愛情を持って接しているのはわかった。母の方が想いは強く、それが伝わらないのが苦しかったのだろう。
自分は父とそこまでの衝突はなく、声をあらげて怒られた思い出もない。ただ、父が母にしていたのと似たことを、気付けば自分は、娘にしてしまっていた。
「――不器用?」
目を細めたギョンフンに自分の言葉を繰り返され、少し喉元が苦しくなる。
5078信号待ちでそう問われ、助手席のギョンフンと目を合わせる。
「多分……俺と似てるはずだ。不器用だったから」
人と物の区別がつかないのか――母には時折、そう泣かれていた。
すれ違いはうかがえたが、母の方が父を捨てられないような印象だった。お互い愛情を持って接しているのはわかった。母の方が想いは強く、それが伝わらないのが苦しかったのだろう。
自分は父とそこまでの衝突はなく、声をあらげて怒られた思い出もない。ただ、父が母にしていたのと似たことを、気付けば自分は、娘にしてしまっていた。
「――不器用?」
目を細めたギョンフンに自分の言葉を繰り返され、少し喉元が苦しくなる。
さと子
MOURNING風邪をひいた真純の事を聞きつけて滞在しているホテルを周りの人から聞き出しお見舞いに行く安室さんと、突然来た安室さんにびっくりしつつも嬉しい真純と、IN クローゼットのママの話。あむせら付き合ってません。 9
Hana_Sakuhin_
MOURNING『昨夜未明、東京都のとあるアパートで男性の遺体が見つかりました。男性は数日前から連絡がつかないと家族から届けが出されておりました。また、部屋のクローゼットからは複数の女性を盗撮した写真が見つかり、そばにあった遺書にはそれらを悔やむような内容が書かれていたといいます。状況から警察は自殺の可能性が高いと――「三ツ谷ぁ。今日の晩飯、焼肉にしよーぜ。蘭ちゃんが奢ってやるよ」死人に口なしどうしてこうなった。なんて、記憶を辿ってみようとしても、果たしてどこまで遡れば良いのか。
三ツ谷はフライパンの上で油と踊るウインナーをそつなく皿に移しながら、ちらりと視線をダイニングに向ける。そこに広がる光景に、思わずうーんと唸ってしまって慌てて誤魔化すように欠伸を零す。
「まだねみぃの?」
朝の光が燦々と降りそそぐ室内で、机に頬杖をついた男はくすりと笑った。藤色の淡い瞳が美しく煌めく。ほんのちょっと揶揄うように細められた目は、ふとしたら勘違いしてしまいそうになるくらい優しい。
「寝らんなかったか?」
返事をしなかったからだろう、男はおもむろに首を傾げた。まだセットされていない髪がひとふさ、さらりと額に落ちる。つくづく朝が似合わないヤツ、なんて思いながら三ツ谷は首を横に振った。
13395三ツ谷はフライパンの上で油と踊るウインナーをそつなく皿に移しながら、ちらりと視線をダイニングに向ける。そこに広がる光景に、思わずうーんと唸ってしまって慌てて誤魔化すように欠伸を零す。
「まだねみぃの?」
朝の光が燦々と降りそそぐ室内で、机に頬杖をついた男はくすりと笑った。藤色の淡い瞳が美しく煌めく。ほんのちょっと揶揄うように細められた目は、ふとしたら勘違いしてしまいそうになるくらい優しい。
「寝らんなかったか?」
返事をしなかったからだろう、男はおもむろに首を傾げた。まだセットされていない髪がひとふさ、さらりと額に落ちる。つくづく朝が似合わないヤツ、なんて思いながら三ツ谷は首を横に振った。
enen_f
DONE跡入後輩ぬい収集奏多ちゃん(膨大すぎて全部描くの普通に無理だった)
跡部さまが入江さんのおうちに遊びに来た時、何気なくペラ…って布団を捲ったら跡部さまの添い寝シーツが出てきてドン引きして欲しい クローゼット開けたら跡部ぬいがわらわら出てくる(ドン引きしてほしい)
らくた
DONEあれだけ人数いると誰かの所に服が紛れたり靴下片方ないとか日常茶飯事だろうなーとそして咲也くんのクローゼットには夏服冬服みたいな分類とは別に
万里くんにもらった服
って枠があるんだよな…ってニコニコしてしまう
今何着くらいになったんだろうか 3
kaiorkia2
DONE🐙「部屋着借りますね」💀「あー多少キレイめなのがクローゼットに…」
🐙「これでいいです」
💀「…そう?😚」
🐙「はい😌」
背景全くイグニハイドではないけど雰囲気で!!
裾を縛ってある彼シャツっていかにも大きいって感じで可愛いなと思って作ったのでした。
イデアさん用を作る前にアズール用の彼シャツが出来てしまった…。
イデアズだとアズールからの矢印が分かりやすいの可愛いなって…☺️ 5