グルメ
もどきち
PROGRESS書き途中のガミタン小説本の本文の一部(グルメ小説ではありません)と、最近描いた落書きとラフ一枚、丹さんの後天性にょた化がありますので注意(ザキタンみたいなの描いてありますがガミタンです) 4
Hachiinoki
DONEゆる伊ワンドロライのお題「列車」で書いたもの。ちょうど無ゲン列車を地上波で初放送したタイミングだったのと、ドラマCDの「夜行グルメ」の七海さんの変人っぷりが大好物だったもので…
お題「列車」東京から博多へ向かう東海道新幹線。
今日は一級呪術師の七海さんとの同行任務。窓からの報告によると、今回の呪霊は夜にのみ発生するとのことで、昼のこの時間帯に移動して、現地で夜を待つことになっている。
昼時なので、私も七海さんも、おのおの好きなお昼ご飯を買って、車内に持ち込んでいた。
「ねぇ、七海さん。無限列車、ご覧になりました?」
「無限…、列車?」
「今話題の映画ですよ」
「残念ながら、観てませんが、その映画が何か?」
「あの映画の中で、炎柱の煉獄さんが、うまいっ!うまいっ!って言いながら駅弁を食べるシーンがあって、あれを観てからずっと、私も列車の中で駅弁を食べたいなぁって思ってたんで、今日の任務を楽しみにしてたんですよ」
1890今日は一級呪術師の七海さんとの同行任務。窓からの報告によると、今回の呪霊は夜にのみ発生するとのことで、昼のこの時間帯に移動して、現地で夜を待つことになっている。
昼時なので、私も七海さんも、おのおの好きなお昼ご飯を買って、車内に持ち込んでいた。
「ねぇ、七海さん。無限列車、ご覧になりました?」
「無限…、列車?」
「今話題の映画ですよ」
「残念ながら、観てませんが、その映画が何か?」
「あの映画の中で、炎柱の煉獄さんが、うまいっ!うまいっ!って言いながら駅弁を食べるシーンがあって、あれを観てからずっと、私も列車の中で駅弁を食べたいなぁって思ってたんで、今日の任務を楽しみにしてたんですよ」
猫間涼
DOODLE「私はグルメ街を回って美味しいものをいっぱい食べるぞ!まだ開拓していないお店もあるからな!」「僕はファフくんと積んでた協力ゲーをやろうかな。イベントも回したいし…」「うーん、トールとカンナちゃんとイルル連れてどこか出かけようかな。あ、2人とも良かったらまたうちにおいでよ」(私も久しぶりに皆さんを誘ってどこかへ遊びに行こうかしら)
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画お好み焼き――広島県
引き戸を開けて、のれんをくぐると威勢のいい「いらっしゃいませ」が響いた。
右手にカウンター、左手にテーブル席が並ぶ店内はそれほど広くない。
「何名様ですかー?」
「二人です」
「カウンターどうぞー!」
昼時である。テーブル席はすでに埋まり、カウンター席の空きも少ない。
江澄と藍曦臣が言われるままにカウンター席に着くと、間髪入れずにお冷とメニューがババッと出された。
カウンターの目の前には端から端まで広がる鉄板がある。大きいヘラがシャッシャッと音を立てている。
「どうする」
「ええっと、どうしましょう」
江澄に尋ねられて、藍曦臣はあわててメニューを見た。
種類は少ない。六種類だけだが、写真がなくて、どれがどんなものだかわからない。
2148右手にカウンター、左手にテーブル席が並ぶ店内はそれほど広くない。
「何名様ですかー?」
「二人です」
「カウンターどうぞー!」
昼時である。テーブル席はすでに埋まり、カウンター席の空きも少ない。
江澄と藍曦臣が言われるままにカウンター席に着くと、間髪入れずにお冷とメニューがババッと出された。
カウンターの目の前には端から端まで広がる鉄板がある。大きいヘラがシャッシャッと音を立てている。
「どうする」
「ええっと、どうしましょう」
江澄に尋ねられて、藍曦臣はあわててメニューを見た。
種類は少ない。六種類だけだが、写真がなくて、どれがどんなものだかわからない。
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画梅酒とくじら料理――和歌山県
「食前酒でございます」と江澄の前に給仕が差し出した細いグラスには、光に透かしたような琥珀色がたゆたっている。
向かいに座る藍曦臣の前には、もう少し薄い色のグラスが置かれた。
「梅ジュースをご用意いたしました」
「ありがとうございます」
給仕は一礼すると、半個室を区切る衝立の向こうに下がった。
江澄と藍曦臣は同時にグラスを手に取り、互いに微笑みあった。少しばかり照れくさいものがある。江澄は視線を外してグラスに口をつけた。
食前酒だからだろうか。甘味はそれほど強くない。
「今日はあたたかくてよかったですね」
「そうだな。というか、この辺りはそもそもあったかいんじゃないのか」
江澄は日中に訪れた千畳敷を思い出した。砂岩の海岸には海からの風が吹き付けていたが、まったく寒くなかった。江澄はコートを脱いだほどだ。
2457向かいに座る藍曦臣の前には、もう少し薄い色のグラスが置かれた。
「梅ジュースをご用意いたしました」
「ありがとうございます」
給仕は一礼すると、半個室を区切る衝立の向こうに下がった。
江澄と藍曦臣は同時にグラスを手に取り、互いに微笑みあった。少しばかり照れくさいものがある。江澄は視線を外してグラスに口をつけた。
食前酒だからだろうか。甘味はそれほど強くない。
「今日はあたたかくてよかったですね」
「そうだな。というか、この辺りはそもそもあったかいんじゃないのか」
江澄は日中に訪れた千畳敷を思い出した。砂岩の海岸には海からの風が吹き付けていたが、まったく寒くなかった。江澄はコートを脱いだほどだ。
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画くず餅——京都府
つやを消した木のテーブルと、線の細い椅子の組み合わせはいかにも現代風で、江澄は自分がひどく場違いであるような気分になった。
対して、向かいに座った藍曦臣は周囲の視線を一身に浴びつつも、まったく意に介していない。
「楽しみにしていたんです」
言葉通り、藍曦臣は旅行前からこの茶房に行きたいと言っていた。今日は開店時間に到着できるようにとスケジュールを組んだほどだ。
「あなたはなににします? 私はもう決めているので」
差し出されたメニューを受け取りつつ、江澄は笑った。
「せっかくだから、あなたと同じものにしようか。有名なんだろう? くずもちってやつが」
メニューはいたって簡素だった。四種類の甘味と、数種の飲み物だけ。この中でどうして藍曦臣がくずもちを選んだのか、興味もあった。
1894対して、向かいに座った藍曦臣は周囲の視線を一身に浴びつつも、まったく意に介していない。
「楽しみにしていたんです」
言葉通り、藍曦臣は旅行前からこの茶房に行きたいと言っていた。今日は開店時間に到着できるようにとスケジュールを組んだほどだ。
「あなたはなににします? 私はもう決めているので」
差し出されたメニューを受け取りつつ、江澄は笑った。
「せっかくだから、あなたと同じものにしようか。有名なんだろう? くずもちってやつが」
メニューはいたって簡素だった。四種類の甘味と、数種の飲み物だけ。この中でどうして藍曦臣がくずもちを選んだのか、興味もあった。
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画もんじゃ焼き——東京都
引き戸を開けた瞬間に、ソースの焦げる強烈な匂いがぶつかってきた。
江澄は「こんばんはー」と店内に入ると、びっくりしている藍曦臣に来い来いと手招く。
「だから、言ったんだよ。今日にしておいてよかっただろ」
「ええ、いえ、そうですね……」
半ば放心している藍曦臣をテーブルの奥側に座らせて、江澄は上着を壁のハンガーにかけた。
「あとはもうホテルに帰るだけだし、匂いは、ホテルがどうにかしてくれるだろ」
「それは、どうでしょう。……そんなですか」
「パンツにまで染みつくからな」
江澄はにやりと笑って藍曦臣にメニューを差し出した。
店員がやってきて水を置く。
「久しぶりですね」「まあな」と江澄が言葉を交わす。
その間にも、ジュウゥゥゥ、とソースの焦げる音が店内に響いている。
2911江澄は「こんばんはー」と店内に入ると、びっくりしている藍曦臣に来い来いと手招く。
「だから、言ったんだよ。今日にしておいてよかっただろ」
「ええ、いえ、そうですね……」
半ば放心している藍曦臣をテーブルの奥側に座らせて、江澄は上着を壁のハンガーにかけた。
「あとはもうホテルに帰るだけだし、匂いは、ホテルがどうにかしてくれるだろ」
「それは、どうでしょう。……そんなですか」
「パンツにまで染みつくからな」
江澄はにやりと笑って藍曦臣にメニューを差し出した。
店員がやってきて水を置く。
「久しぶりですね」「まあな」と江澄が言葉を交わす。
その間にも、ジュウゥゥゥ、とソースの焦げる音が店内に響いている。
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画焼きまんじゅう――群馬県
おいしかったな、おいしかったですね、と言葉を交わして、二人は車に乗り込んだ。
本日のランチは「おっきりこみ」という郷土料理を堪能した。幅広の麺が入ったしょうゆ味の煮込みうどんといえばいいだろうか。白菜やきのこがたっぷり入っていて、食べ応えがあった。
昨晩、お世話になった宿の料理も山菜やきのこがふんだんに使われていた。食べなれない味覚だが、その分、旅行に来たのだと感慨深かったのも事実である。
運転席に座った藍曦臣はエンジンをかけた。
「さて、帰るか」
「そうですね」と藍曦臣はうなずくも、何やら難しげな顔をしてスマホの画面を見つめている。
江澄は首を傾げた。
「どうかしたか?」
「……帰る前に、寄りたいところがありまして」
1392本日のランチは「おっきりこみ」という郷土料理を堪能した。幅広の麺が入ったしょうゆ味の煮込みうどんといえばいいだろうか。白菜やきのこがたっぷり入っていて、食べ応えがあった。
昨晩、お世話になった宿の料理も山菜やきのこがふんだんに使われていた。食べなれない味覚だが、その分、旅行に来たのだと感慨深かったのも事実である。
運転席に座った藍曦臣はエンジンをかけた。
「さて、帰るか」
「そうですね」と藍曦臣はうなずくも、何やら難しげな顔をしてスマホの画面を見つめている。
江澄は首を傾げた。
「どうかしたか?」
「……帰る前に、寄りたいところがありまして」
takami180
DONE47都道府県グルメ曦澄企画北海道、ちゃんちゃん焼き
いらっしゃいませ、と落ち着いた調子の店員の声に促され、江澄と藍曦臣は店の奥へと足を運んだ。店内は鉄板焼きの香ばしい匂いで満ちている。
江澄と藍曦臣が向かい合って席に着くと、すかさず店員が水を持ってやってきた。
「お飲み物をおうかがいいたします」
「地ビールで」
「烏龍茶をお願いします」
「かしこまりました」
店員は注文を受けると、まずテーブルの脇のつまみをひねって鉄板に火を入れた。それから、江澄の前にメニューを置いて去っていった。
「ちゃんちゃん焼きは予約してある。ほかに食べたいものはあるか?」
「そうですね……」
江澄の手からメニューを受け取り、藍曦臣はページをめくった。
鉄板焼きの店である。肉でも、魚介でも、おいしそうではあるけれど、とりあえずは今夜のメインをいただいてからでないと食指が動きそうにない。サラダ、とも考えたが、ちゃんちゃん焼きは野菜もたっぷり入る。
2287江澄と藍曦臣が向かい合って席に着くと、すかさず店員が水を持ってやってきた。
「お飲み物をおうかがいいたします」
「地ビールで」
「烏龍茶をお願いします」
「かしこまりました」
店員は注文を受けると、まずテーブルの脇のつまみをひねって鉄板に火を入れた。それから、江澄の前にメニューを置いて去っていった。
「ちゃんちゃん焼きは予約してある。ほかに食べたいものはあるか?」
「そうですね……」
江澄の手からメニューを受け取り、藍曦臣はページをめくった。
鉄板焼きの店である。肉でも、魚介でも、おいしそうではあるけれど、とりあえずは今夜のメインをいただいてからでないと食指が動きそうにない。サラダ、とも考えたが、ちゃんちゃん焼きは野菜もたっぷり入る。
Celicanan
MEMOにしかわさん(@nisikawaryunosu)の「浪速の芦毛と食いだおれ」読んだ!大阪の地元グルメの紹介と仲睦まじいオグタマの描写がとても良かった!そしてなんと二本立てでオグリvsメカオグリの漫画も入っているので超お得!大阪に行ったらイカ焼きが食べたくなる本!xxx_depend
MEMO2017年頃の大型アフター合同無配アンソロに寄せて、書いた作品です。夏の開催だったので、みずみずしい感じを目指しました。
ダイニングカフェバー店長光忠×グルメ雑誌編集の話はまた書きたいなぁ。
全ては夏の所為・零 空蝉や優曇華(うどんげ)の花が夏の訪れを気付かせてくれる、そんな季節が今年もやってきた。うだるような暑さも、陽が陰れば心地良い。
夕暮れでも湿気た空気は熱を纏い、長谷部のこめかみに汗が一筋つう、と流れる。
時折、夏の匂いをまとう風が、さらりと肌の熱を攫っていく。長谷部は、虫の鳴く音に耳を傾けるように瞼を閉じた。
ぱしゃり。ぱしゃり。
近くから聞こえる水音の方へ目をやると、背の高い男が店先で打水をしていた。
朱色に照らされて光る彼の横顔の、その視線は紫陽花に乗る赤い斑点に向けられていて。長谷部は思わず顔を綻ばせた。
「……『短夜の あけゆく水の匂いかな』……だったか」
「長谷部くん!」
途端にこちらへ一心に注がれる視線と好意に、いつだって長谷部は内心のぼせ上がってしまう。勿論おくびにも出さないけれど。
3685夕暮れでも湿気た空気は熱を纏い、長谷部のこめかみに汗が一筋つう、と流れる。
時折、夏の匂いをまとう風が、さらりと肌の熱を攫っていく。長谷部は、虫の鳴く音に耳を傾けるように瞼を閉じた。
ぱしゃり。ぱしゃり。
近くから聞こえる水音の方へ目をやると、背の高い男が店先で打水をしていた。
朱色に照らされて光る彼の横顔の、その視線は紫陽花に乗る赤い斑点に向けられていて。長谷部は思わず顔を綻ばせた。
「……『短夜の あけゆく水の匂いかな』……だったか」
「長谷部くん!」
途端にこちらへ一心に注がれる視線と好意に、いつだって長谷部は内心のぼせ上がってしまう。勿論おくびにも出さないけれど。
ねころび
DONEグルメバディのルークとモクマさん2人でいっぱい美味しいもの食べてくれればこちらはそれだけでお腹いっぱいです...
※画力不足で南蛮漬けが描けず、ただの焼き魚になりました...あとつみれ汁が雑...いずれ描き直そう...!
庚月烽火
CAN’T MAKEとあるラジオドラマを舞台にした「某社の地方支社に勤務してる俺が神保町にある本社で研修するついでに神保町グルメを堪能する話」的な実際のお店とリンクしてる町歩きマップ兼用の同人誌が欲しいんですけど誰か作ってくださいお願いします(他力本願)セリフだけ書き散らし「短期研修?」
「そ、神保町の本社で1ヶ月ほど」
「神保町ってことはカレー食べ放題じゃないすかやったー」
「いやちゃんと仕事してね?研修だからね??」
「…もしかして君、研修で来た人?」
「もしかしなくてもそうですね」
「研修初日から何してるんスかっ」
「俺の研修は午後からなんで神保町初ランチを満喫しようとしてますが何か?」
「これがあの有名な居酒屋…!」
「よくドラマのロケで使われてますよねー」
「確かあの席に…そうあの壁のメニューがトレンド入りしたやつ…神よ!!」
「え、ガチ勢?マジで??」
「カレー屋と喫茶店だけでも山ほどあんのにそれ以外の店も豊富とかふざけてません」
「何で逆ギレ気味なんですか?」
「1ヶ月じゃ食いきれねんすよ!時間と胃袋が足りねぇ!!」
363「そ、神保町の本社で1ヶ月ほど」
「神保町ってことはカレー食べ放題じゃないすかやったー」
「いやちゃんと仕事してね?研修だからね??」
「…もしかして君、研修で来た人?」
「もしかしなくてもそうですね」
「研修初日から何してるんスかっ」
「俺の研修は午後からなんで神保町初ランチを満喫しようとしてますが何か?」
「これがあの有名な居酒屋…!」
「よくドラマのロケで使われてますよねー」
「確かあの席に…そうあの壁のメニューがトレンド入りしたやつ…神よ!!」
「え、ガチ勢?マジで??」
「カレー屋と喫茶店だけでも山ほどあんのにそれ以外の店も豊富とかふざけてません」
「何で逆ギレ気味なんですか?」
「1ヶ月じゃ食いきれねんすよ!時間と胃袋が足りねぇ!!」