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    シリアス

    amaama1205

    DONEあめさん(@nemui_365_day)さんからリクエストいただいた《無印軸の両片思いアスキラ》、メンデル後あたりの設定です。甘々イチャイチャエチエチでもほろ苦く切ない系でもって言われたらもれなくほろ苦くなっちゃいましたシリアス芸人ですいません…
    (多分このあと最終回のアスランが迎えにきたところでアスランが告白するはずだけど私が書くと何故かキラが失踪しそうだったのでやめました笑)
    無印両片思いアスキラいつか戦争が終わったら、という夢を見ていた。全て終わったら友人達と共に戦艦を降りて学生に戻って、ゼミの課題がどこまで進んだとか、今日のランチは何にしようとか、そういう他愛のない会話だけをして一日を過ごす日々。軍の機密に触れてしまった身でどこまでの自由が許されるかは分からないけれど、それなりの功績が認められれば恩赦があるかもしれない。戦争が終わったとしたら恐らくすぐにとはいかずとも国交は正常化に向けて動き出してくれるはずで、そうなればオーブとプラント間の行き来もできる。舞い散る桜の花吹雪の中で交わした別離の苦しみなど二度と味わうことはない。会いたい時に彼に会える、そういう幸せが訪れる夢だった。
    今は誰もいない、エターナルの展望デッキ。ここで数時間前に見た彼の姿を思い出し、キラの目の奥がじわりと熱を帯びる。近頃は補給や打ち合わせと称してよくエターナルに現れる、つい最近自らの双子であると判明したばかりの女性に向けられた、彼の柔らな表情。気心が知れた相手にだけ向けられていたはずのそれがもう自分だけのものではないのだと思い知らされた気分だった。
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    Moonyman

    TRAINING冬のクロクラ❄⛄️クロロがクラピカにベタ惚れですのでシリアスが好きな方は注意⚠️クラピカも無邪気で兄弟愛のほうが近いかも…。現パロでも和解後でもどちらでも解釈できます。性別も指定していません。
    私が小説を書くと前置きが長くなってしまう…。ホントは夕食の辺りを書きたかっただけなのに。。ちなみに一度手違いで消えてしまったので書き直してます。。クロクラなので頑張れた^^支部に修正版載せてます
    泡雪の君 確かにそこにいるのに目を離した隙に消えてしまいそうな君。今降るこの雪と何ら変わらない。雪は春になると跡形もなく溶けていってしまう。君も俺が見ない隙に溶けて消えてしまうような、儚くて、朧げな雰囲気の中、そこに佇んでいる。ただ、真っ直ぐに。

    ここの町は雪が降る地域だ。私ももう何年もここに住んでいるからここの地形や気候が分かってきた。なぜこんな所に住んでるのかなんて、この男に聞けばわかるのだろうが忘れてしまった。私にはもうそんなことは記憶に残すような事ではないからだ。

    今年は記録に残るほどの大雪で見たこともないくらい積もっていた。私はしんしんと降るような粉雪が好きなのだが、目の前の光景は全然違うようだ。昔住んでいた地域ではあまり雪は降らなかったため、この光景は絶景だ。私は目を光らせ、外に出ようと足を動かした。ニットだけでは寒いか、ならカーディガンを羽織ろう。クローゼットに手袋もあったな。それも持って行くか!
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    Orr_Ebi

    TRAINING沢深ワンライお題「横顔」で書いたんですが、また両片思いさせてるしまた深は叶わない恋だと思っている。そして沢がバカっぽい。
    全然シリアスな話にならなくて、技量が足りないと思いました。いつもこんなんでごめんなさい。
    横顔横顔

     沢北栄治の顔は整っている。普段、真正面からじっくりと見ることがなくても、遠目からでもその端正な顔立ちは一目瞭然だった。綺麗なのは顔のパーツだけではなくて、骨格も。男らしく張った顎と、控えめだが綺麗なエラからスッと伸びる輪郭が美しい。
     彫刻みたいだ、と深津は、美術の授業を受けながら沢北の輪郭を思い出した。沢北の顔は、全て綺麗なラインで形作られている。まつ毛も瞼も美しく、まっすぐな鼻筋が作り出す陰影まで、沢北を彩って形作っている。
     もともと綺麗な顔立ちの人が好きだった。簡単に言えば面食いだ。それは、自分が自分の顔をあまり好きじゃないからだと思う。平行に伸びた眉、重たい二重瞼、眠そうな目と荒れた肌に、カサカサの主張の激しすぎる唇。両親に文句があるわけではないが、鏡を見るたびに変な顔だなと思うし、だからこそ自分とは真逆の、細い眉と切長の目、薄い唇の顔が好きだと思った。それは女性でも男性でも同じで、一度目を奪われるとじっと見つめてしまうのが悪い癖。だからなるべく、深津は本人に知られないように、そっと斜め後ろからその横顔を眺めるのが好きだった。松本の横顔も、河田男らしい顔も悪くないが、1番はやっぱり沢北の顔だった。
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