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    貴族

    ichizero_tkri

    DOODLE🌟🎈 🤍⚜🖤⚜
    ⚠️盲目ネタの取り扱い有


    鍵垢で話していた盲目黒百合🎈とお世話係的な白百合🌟のさわりのようなものです。中身を書く予定は今のところない。
    特殊設定になりますのでご注意ください。

    ⚠️⚠️⚠️
     黒百合🎈が盲目、臆病で控えめな性格、すぐ涙ぐむ癖がある。一応貴族だが天涯孤独の身。
     白百合🌟は支援団体的ななにかから派遣されたお手伝いさん。家政夫的な雰囲気。敬語紳士。
    ガタタン!と大きな音がして、司は手にしていた箒を放り出して階段へと駆け込む。そこにはひっくり返った屋敷の主がいて、焦った様子で手すりを探して手を振り回していた。

    「類さん! 大丈夫ですか!?」
    「あ、ぁ……司くん、えと、ごめん……大丈夫だよ」

    目線も合わないまま、大きな音を立ててごめんなさいと彼は頭を下げた。そんなことは気にしないでくださいと微笑むが、その表情は彼には届かない。お怪我はありませんかと司が肩へ手をかければ、類はびくりと肩を震わせて笑った。

    「へ、平気だよ……ちょっと踏み外しちゃって。どこも、痛くないよ、大丈夫」
    「……立てますか?」
    「う、うん、立てる。えと、手すり、えと……」

    困った様子で手を彷徨わせる姿を、不謹慎にも可愛らしいと思いながら自分の手で掬い上げた。
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