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    ドライ

    _jewelry_angel_

    DOODLETLではやりのやつどう自分で落とすかと思ってたら閃いたやつをちょっと書き出し。水は形も何もかも自由だけどライズはヴィサスという形に入ろうとするから不自由で、スケクシャもティアクシャもヴィサスと行動してるものの写しなのに真のヴィサスたりえなくて、ライズハート、なんて儚い生き物なんだ
    ライルルについて考えてみたんですよ「いけません!ヴィサス様っ!!」
    視界の端にずらりと長い刀を捉え、ルルカロスはヴィサスと背中合わせになる形で敵の刃を受ける。ルルカロスの色とりどりのガラスが嵌め込まれた剣とライズハートの刃のぶつかり合う高い音がした
    「貴様は随分とヴィサスに好かれているな、ティアラメンツの姫よ。あいつに媚びる事で貴様の世壊は見過ごしてもらおうとでもしたか?」
    「………」
    怒鳴り散らすライズハートをルルカロスは睨み返す。この人がヴィサス様の怒りそのもの、そしてこの世壊の主か、とルルカロスはずっとこの男を観察していた。苛烈にして、まるで燃え盛る炎。自分とは対照的な人物である。
    流石に腕力差を感じルルカロスは一度ヴィサスと共に一度後ろへ退いた。ライズハートはヴィサスへの怨嗟を呟き続ける。曰く、真のヴィサスはオレだ。貴様は紛い物に過ぎない。ライズハートの後ろにはヴィサスが肆世壊で出会った猛犬が、壱世壊で出会った人魚が象られた機械生命が控えている。
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    ロミオ

    DONE※パスワード外しました!教えて下さった方、ありがとうございます!!※

    B'zさんの名曲「Crazy Rendezvous」を煉炭で書きたい!!と前々から思っていたので、今回のWEBイベント合わせで書き下ろしました!
    炭治郎への片想いを拗らせて、真夜中のドライブに強引に連れ出した煉獄先生のお話です。
    Crazy Rendezvous「何考えてるんですか! わあっ、ちょっと!!」
    「少し揺れるぞ!」
     驚きに口をあんぐり開けている竈門炭治郎を横目に、煉獄杏寿郎は楽しそうな笑みを浮かべてハンドルを切る。
    「ちょ、ちょ、ちょ、れ、煉獄先生!?」
    「喋っていると、舌を噛む!」
    「わーーーっ!」
     土曜日の夜十時過ぎ。首都圏の県道とはいえ、この時間なら車の一台もすれ違わない田舎道だ。少し乱暴にハンドルを切り、アクセルを踏み込んでスピードを上げる。法定速度を順守して丁寧な運転を心掛ける「煉獄先生」とは真逆の、スリリングなハンドル捌きで夜を駆け抜ける。
    「先生! 一体どうしちゃったんですか!?」
     パン屋の仕事を終えて疲れの滲む炭治郎の片頬には、拭い忘れた小麦粉がついている。明日は店が休みだけれども、新商品を考える為にバックヤードに残っていた彼を、煉獄は強引に車へ引き摺り込んだのだ。そのため作業場で被るネットは辛うじて外したものの、右胸に「かまどパン」のロゴを刺繍した作業着は着たままだ。出掛ける心づもりなどまるでなかった為、温厚な彼にしては珍しく眉間に皺を寄せている。
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