北村
ろくでもない
DONE朱想朱雀と北村のダンスレッスンの話。北村の姿に朱雀が惚れる話。
急に終わる。
某所レッスン室にて「あ、Legendersのアニさん達」
「お疲れさん」
レッスン室の扉の前でばったり鉢合わせた2ユニット。お疲れ様ですとこちらも挨拶した。
「アニさん達もレッスン室使いますか?」
「ああ、少し邪魔してもいいかい?ちょうど3人とも時間が空いたもんでダンスの練習をしようかと話になったんだ。」
葛之葉雨彦の後ろには北村想楽、古論クリスの2人が居た。
「おぉ!皆で練習しようぜ!!いいよな!玄武!!」
「もちろん。せっかくならお互い意見しながら練習出来たら嬉しいです。」
笑顔で答える神速一魂の2人にLegenders3人は感謝を伝えレッスン室に入った。
各自タイミングや重要な振り付け、気になるステップなど確認をしつつ時折隣のユニットに見てもらい意見を貰うなど充実した練習を行っていき時間はあっという間に過ぎていった。
3305「お疲れさん」
レッスン室の扉の前でばったり鉢合わせた2ユニット。お疲れ様ですとこちらも挨拶した。
「アニさん達もレッスン室使いますか?」
「ああ、少し邪魔してもいいかい?ちょうど3人とも時間が空いたもんでダンスの練習をしようかと話になったんだ。」
葛之葉雨彦の後ろには北村想楽、古論クリスの2人が居た。
「おぉ!皆で練習しようぜ!!いいよな!玄武!!」
「もちろん。せっかくならお互い意見しながら練習出来たら嬉しいです。」
笑顔で答える神速一魂の2人にLegenders3人は感謝を伝えレッスン室に入った。
各自タイミングや重要な振り付け、気になるステップなど確認をしつつ時折隣のユニットに見てもらい意見を貰うなど充実した練習を行っていき時間はあっという間に過ぎていった。
117p_
SPUR ME嫌なことが重なって参ってる北村を雨彦さんがとことん甘やかす話。続きのR18とエピローグは完成次第pixivに投げます
雨彦さん無理矢理してるように見えるけどちゃんと意味があるし愛もあります……そういう描写苦手な人はご注意
雨想(途中まで) なんだかすごく、疲れたなー。
午前中に大学で単位のかかったテストを二科目分こなした後、午後一番に入っていた撮影に向かった。共演者同士のちょっとしたトラブルで撮影が無駄に長引いて、そのせいで次の仕事に遅刻をしてしまった。その遅刻だって本当は僕のせいじゃなかったのに、運の悪いことにその現場を仕切る有名司会者は僕のような若手を好まない人で、何かにつけてねちねちと一見わかりづらい嫌がらせをしてくる。勿論ただそれを受け止めるだけでは生きていけないと分かってはいた。僕の理念と反すると分かっていても、上下関係に厳しいこの業界で言っていいことといけない事があるくらいはちゃんと知っている。
笑顔の仮面の下でぐつぐつと沸き上がる感情を押し殺し、ようやく仕事が終わったかと帰路につくため駅に向かえば人身事故で電車が遅延していると来た。もう半刻ほどで日付が変わる時間だと言うのに、後何時間待ちぼうけになるのだろう。はぁ、と大きくため息を着きそうになって、人の目がある場所だということを思い出しどうにか堪える。まだ、誰かに見られているかもしれない場所でイメージを下げるような行動だけはしたくなかった。
4685午前中に大学で単位のかかったテストを二科目分こなした後、午後一番に入っていた撮影に向かった。共演者同士のちょっとしたトラブルで撮影が無駄に長引いて、そのせいで次の仕事に遅刻をしてしまった。その遅刻だって本当は僕のせいじゃなかったのに、運の悪いことにその現場を仕切る有名司会者は僕のような若手を好まない人で、何かにつけてねちねちと一見わかりづらい嫌がらせをしてくる。勿論ただそれを受け止めるだけでは生きていけないと分かってはいた。僕の理念と反すると分かっていても、上下関係に厳しいこの業界で言っていいことといけない事があるくらいはちゃんと知っている。
笑顔の仮面の下でぐつぐつと沸き上がる感情を押し殺し、ようやく仕事が終わったかと帰路につくため駅に向かえば人身事故で電車が遅延していると来た。もう半刻ほどで日付が変わる時間だと言うのに、後何時間待ちぼうけになるのだろう。はぁ、と大きくため息を着きそうになって、人の目がある場所だということを思い出しどうにか堪える。まだ、誰かに見られているかもしれない場所でイメージを下げるような行動だけはしたくなかった。
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DONE雨想過去の自分を乗り越えて愛の受け止め方を識る北村の話です。
※元カノ、ストーカー(男)の話出てきます
※兄村がいる
正しい愛の受け止め方「北村。俺と一緒に住まないか」
真剣な眼差しで僕を見据えた雨彦さんの手の中には、ポストに投函されても滅多に目を通すことの無い不動産のチラシが数枚。いくつかに蛍光ペンで印がつけられている当たり、何度か目を通しているのだろう。
動揺した僕は、上手く返事を返すことが出来なくて。とりあえず印のつけられた用紙を受け取って、また改めて考えさせて欲しいと伝えた以降の記憶がだいぶあやふやだ。その数枚の紙を握りしめたまま、いつの間にか僕は自分の家の扉の前に立っていた。
……まさか、雨彦さん側からこんなことを切り出されるとはねー。渡された数枚のチラシを見て、ふう、とため息をつく。
確かに僕達はただのビジネスライクな関係を築くアイドルグループのメンバー同士では無くなっていた。お互いを好きあっていたくせに理由をつけ合って告白せずに居たところを見ていられないと二人してクリスさんに諭され、らしくもなく膝を突合せてお付き合いをする流れに発展したのだが。それでも僕達は二人とも四六時中一緒に居たいと考える様な性格では無かったし、たまの仕事帰りやオフの日に主に雨彦さんの家で二人きりで時間を共に出来るだけで心地が良いと思っていた。
5581真剣な眼差しで僕を見据えた雨彦さんの手の中には、ポストに投函されても滅多に目を通すことの無い不動産のチラシが数枚。いくつかに蛍光ペンで印がつけられている当たり、何度か目を通しているのだろう。
動揺した僕は、上手く返事を返すことが出来なくて。とりあえず印のつけられた用紙を受け取って、また改めて考えさせて欲しいと伝えた以降の記憶がだいぶあやふやだ。その数枚の紙を握りしめたまま、いつの間にか僕は自分の家の扉の前に立っていた。
……まさか、雨彦さん側からこんなことを切り出されるとはねー。渡された数枚のチラシを見て、ふう、とため息をつく。
確かに僕達はただのビジネスライクな関係を築くアイドルグループのメンバー同士では無くなっていた。お互いを好きあっていたくせに理由をつけ合って告白せずに居たところを見ていられないと二人してクリスさんに諭され、らしくもなく膝を突合せてお付き合いをする流れに発展したのだが。それでも僕達は二人とも四六時中一緒に居たいと考える様な性格では無かったし、たまの仕事帰りやオフの日に主に雨彦さんの家で二人きりで時間を共に出来るだけで心地が良いと思っていた。
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MOURNING年末の大掃除を頼みたいと声をかけられた雨彦さんが北村の家にいったらおうちが片付いてて、何を掃除すればいいんだい?って聞いたら僕の雨彦さんへの気持ちだよーって返される年末の雨想がかきたかったんだ………………続きは雨彦さんがお掃除してくれたのでありません!
「雨彦さん。お金は払うから、僕の大掃除手伝ってくれませんかー?」
雨彦が同じユニットの最年少からそう頼まれたのが、つい半刻ほど前のこと。別に金は取らないからと、個人の仕事終わりが終わると社用のミニバンで想楽の家まで向かっていた。想楽が兄と住んでいるというその家には仕事の説明や契約についてご家族と話すというプロデューサーに同行した際に雨彦も一度だけ行ったことがあったが、仕事と関係ない場で来るのは初めてだった。
例年この時期は色々な掃除を目的とした仕事が建て込んでいたが、アイドルになってからは年の瀬に時間を工面する事もままならない状況だ。見かねた雨彦の叔母がこっちの事は気にしなくていいと活動に専念させてくれたものの、師走は忙しいとは上手く言ったものだ。年末から正月にかけて一気に放送される番組の収録などが立て込みオフの日は以前よりも少なかった。それに加えて想楽はまだ学生だ。この時期は課題に加えて試験などもあったのだろう。移動中のバスや車の中でノートと睨めっこをしている姿はここ二週間程で雨彦やクリスの中の日常風景と化していた。
1053雨彦が同じユニットの最年少からそう頼まれたのが、つい半刻ほど前のこと。別に金は取らないからと、個人の仕事終わりが終わると社用のミニバンで想楽の家まで向かっていた。想楽が兄と住んでいるというその家には仕事の説明や契約についてご家族と話すというプロデューサーに同行した際に雨彦も一度だけ行ったことがあったが、仕事と関係ない場で来るのは初めてだった。
例年この時期は色々な掃除を目的とした仕事が建て込んでいたが、アイドルになってからは年の瀬に時間を工面する事もままならない状況だ。見かねた雨彦の叔母がこっちの事は気にしなくていいと活動に専念させてくれたものの、師走は忙しいとは上手く言ったものだ。年末から正月にかけて一気に放送される番組の収録などが立て込みオフの日は以前よりも少なかった。それに加えて想楽はまだ学生だ。この時期は課題に加えて試験などもあったのだろう。移動中のバスや車の中でノートと睨めっこをしている姿はここ二週間程で雨彦やクリスの中の日常風景と化していた。
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DONE雨想、初めての喧嘩(と北村のぷち家出)⚠️過呼吸描写有り
重い枷を嵌める「雨彦さんの分からずや」
「そうかい。お前さんの好きにしな」
「……そう。じゃあ、好きにさせてもらうよー」
衝動のまま玄関口に掛けてあったコートを羽織り靴をひっかけ家を飛び出す。深夜にしてはかなり音を立てて扉がしまったような気がするけど、そんな事はどうでも良くなるくらい僕は今頭に血が上っていた。
雨彦さんと一緒に住むようになって、否、雨彦さんとお付き合いをするようになってから。
──僕達は今、はじめての喧嘩をしている。
僕に入っていたドラマの撮影後の打ち上げが終わるのが遅れて。盛り上がった大人に揉まれた僕は、帰りの連絡をすることもままならず気づけば時計の針はてっぺんを回っていた。ようやく解放されて確認できたスマホには、大量のLINK通知に数件の不在着信。……そもそも今日の打ち上げ自体が急遽セッティングされたものだったから、雨彦さんにそれを伝えられていたかどうかすら怪しい。慌ててタクシーを拾ってマンションに帰ったものの、リビングの扉を開けた先には顔面の表情を削ぎ落としたような冷徹な男が立ちはだかって居たのだ。
5496「そうかい。お前さんの好きにしな」
「……そう。じゃあ、好きにさせてもらうよー」
衝動のまま玄関口に掛けてあったコートを羽織り靴をひっかけ家を飛び出す。深夜にしてはかなり音を立てて扉がしまったような気がするけど、そんな事はどうでも良くなるくらい僕は今頭に血が上っていた。
雨彦さんと一緒に住むようになって、否、雨彦さんとお付き合いをするようになってから。
──僕達は今、はじめての喧嘩をしている。
僕に入っていたドラマの撮影後の打ち上げが終わるのが遅れて。盛り上がった大人に揉まれた僕は、帰りの連絡をすることもままならず気づけば時計の針はてっぺんを回っていた。ようやく解放されて確認できたスマホには、大量のLINK通知に数件の不在着信。……そもそも今日の打ち上げ自体が急遽セッティングされたものだったから、雨彦さんにそれを伝えられていたかどうかすら怪しい。慌ててタクシーを拾ってマンションに帰ったものの、リビングの扉を開けた先には顔面の表情を削ぎ落としたような冷徹な男が立ちはだかって居たのだ。
フユコ/人魚の刺身
INFO2021.3.28発行WEH北村倫理夢本「てんがいちかく」二章booth:https://fyk-siren.booth.pm/
てんがいちかく//02.あかるいともだち計画2.あかるいともだち計画
はる【春】
四季の最初の季節。正月。新春。勢いの盛んな時。得意の時。青年期。思春期。
はる【春】
四季の最初の季節。正月。新春。勢いの盛んな時。得意の時。青年期。思春期。
いつだっておかしいのは倫理だった。
倫理以外のみんなはいつも倫理のことを「気持ち悪い」「頭おかしいよこいつ」「どっかやばいんじゃないの」と言うけど、倫理からしてみればおかしいのはいつだってみんなのほうだ。
だけど誰一人そのことには気付いていない。
倫理だけが気付いている。
倫理だけがまともで、だけど倫理しかまともじゃないからその正しさを証明できない。
おかしいはずのみんなには一人だけまともな倫理が間違ってるように見える。
みんな自分はまともだと信じ切っていて、まともなはずの自分たちとは違うんだからこいつはおかしいんだと倫理を指さす。
22295倫理以外のみんなはいつも倫理のことを「気持ち悪い」「頭おかしいよこいつ」「どっかやばいんじゃないの」と言うけど、倫理からしてみればおかしいのはいつだってみんなのほうだ。
だけど誰一人そのことには気付いていない。
倫理だけが気付いている。
倫理だけがまともで、だけど倫理しかまともじゃないからその正しさを証明できない。
おかしいはずのみんなには一人だけまともな倫理が間違ってるように見える。
みんな自分はまともだと信じ切っていて、まともなはずの自分たちとは違うんだからこいつはおかしいんだと倫理を指さす。
フユコ/人魚の刺身
INFO2021.3.28発行WEH北村倫理夢本「てんがいちかく」一章booth:https://fyk-siren.booth.pm/
てんがいちかく// 01.ここは地獄の三丁目1.ここは地獄の三丁目
あくむ【悪夢】
恐ろしい夢。縁起のわるい夢。また、夢でしか起こりえないような恐ろしい現実にたとえてもいう。
あくむ【悪夢】
恐ろしい夢。縁起のわるい夢。また、夢でしか起こりえないような恐ろしい現実にたとえてもいう。
北村倫理の幸せとも言いがたい15年の人生で1番読んだ本は教本だ。
倫理のことを好きな人なんて1人もいなくてどれだけ助けてと叫んでもたった一度だって助けてくれたことがない倫理のかみさま。
〝倫理〟と、〝倫理の両親〟が信仰する愛教会の聖典。
その中にははじめから終わりまで「幸せな世界」に行くための心得と教えが、教祖さまのとうとい言葉だけが詰まっている。
倫理の生まれた家にはお父さんの影響で本がたくさんあった。
児童文学集も絵本も小説だってそれこそ山のようにあったし、今も昔も友達のいない倫理はよくお父さんの書斎に忍び込んでは勝手に読んでいた。
フユコ/人魚の刺身
DONE北村倫理がだいたい女のせいで三割くらい死ぬ一ページSS.たまに死なないけどそういう時は女が死にます
既刊の夢主とおそらく同一の女です
イラスト:ひらさわ(@tairaNAoyama)さん 16
うぐい
MEMO整理(?)並べてて思ったけど、北村くんも天峰も友人(親友)と疎遠になる経験は共通しててもその後の考え方や振る舞いが全然違って、なのに二人ともアイドルという道に辿り着いてっていうのなかなか面白い