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    ストレート

    ゆき📚

    DONE【血界】【On the party On the party】Ⅲ 僕らの五日間奮闘・前編
    今回既存キャラとか、名前だけのモブとか出ています。
    全体的に好きなように書いています。キャラが崩れている感じは相も変わらずです。
    ストレートな発言してたり後半ちょっとキスしてたりしてます。諸々の雑さ相も変わらず!
    大丈夫どんなものでもどんとこい!という方がよかったら読んでやってください
    【On the party On the party】Ⅲ 僕らの五日間奮闘・前編 風が撫でていた頬を
     今度は君に撫でてもらいたい
     
     【On the party On the party】僕らの五日間奮闘・前編
     
     「うん、潜伏期間ですね」
     「はぁ」
     
     某月某日、朝十時
     ブラッドベリ病院、診察室にて
     大きな眼鏡越しに手に持っているカルテを見ながらドクタールシアナは自分と対峙するように座っているレオナルド・ウォッチの生返事に「改めて説明するわね」と話を始めた。
     「貴方が今回貼られた札は深層心理にある願望を体現するものだという事は聞いたと思いますが」
     「はい」
     「貴方は今その願望が体現され、そしてその願望が叶う可能性があると判断された状態にあります」
     「はぁ」
     「なので五日間は何の症状も現れません。日常生活を送れます。でも五日を過ぎて願望が叶っていなかったら再び同じ症状が出てきます」
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    nyanpiyo_fumetu

    REHABILIカハフシ現世if、短編です。もし現世でカハが復活して青木家にいたら。この前後が続くかは未定。設定も曖昧ですが、復活したてのカハが書きたかったのです。ずっとこの3人で再会を分かち合ってほしいと思っていて、この作品になりました。いつもより更に捏ねくり回ったカハの脳内。本当はもっとストレートな子だと思います。
    邂逅 この場所は知っていたけれど、実際に畳の上に座るのは初めてで、フシが帰ってくるのを待ちながら、目の前にある畳の縁をじっと眺めていた。所在がないとは、まさにこのことを言うのだろう。
     この空間に漂う少し青い香りはとても懐かしくて、あぁヤノメに帰ってきたのだなと、胸がじわりと熱くなり既に僕は泣きそうだった。
     でも、本当に僕は、ここに存在しているのだろうか。まだ実感はない。
     これも単なる夢で、振り返るとこの風景もフシの姿も、煙のように消えてしまうのではないかと、そう思うとはっきりと目の前を見ることもためらわれて、やはり僕はただ何もない空間と畳の縁を交互に見つめるしかなかった。
     フシは台所まで何かを取りに行って、僕は一人居間の真ん中で背筋を伸ばして正座したまま、フシの帰りを待っている。
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